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注文書買取おすすめ8社徹底解説!請求書買取との違いと使い分け方法を紹介

注文書・発注書のスピード買取・資金調達なら

この記事は約32分で読めます。

「大口の仕事を受注できそうなのに着手金が確保できないので諦めるしかない」などといったお悩みをお持ちの中小企業の経営者の方には注文書買取がおすすめです。

中小企業や個人事業主の間では、仕事を受注する時点で「外注費、人件費、材料費などの資金を確保したい」というニーズがあります。

そのニーズに対応できるのが、注文書買取です。注文書買取を利用すると、仕事を受注したタイミングで資金調達ができます。

ここでは、注文書買取を利用しようと考えている方におすすめの業者、請求書買取sファクタリングやPOファイナンスとの比較などを詳しく解説します。

注文書とは商品やサービスを注文(発注)するときに発行する文書

注文書とは、商品やサービスなどを受注者側に企業が注文(発注)するときに発注者側が発行する書類です。PO(purchase order)と言われることもあります。

注文書に対して受注者は、「仕事を引き受けます」という意思表示をするために注文請書(発注請書)を発行するケースもあります。

注文書と発注書は、法律的には同じ書類です。加工や制作が必要なサービスを発注する場合や、発注価格が大きい場合に「発注書」、加工や制作が必要ない製品を注文する際には「注文書」と使い分けている企業もあります。

売買契約では、注文書は必須の書類というわけではありません。売買契約は、口頭でも成立するからです。しかし、注文書に、商品名、数量、金額、納期などを記載することによって、後々のトラブルを避ける効果があります。

下請法の対象になっている取引の場合は、下請取引の公正化及び下請事業者の利益保護のため「注文書の発行義務(書面の交付義務)」、「支払期日を定める義務」、「書類の作成・保存義務」、「遅延利息の支払義務」の4つの義務が親事業者に課せられています。

注文書買取とは?

注文書買取とは、仕事を受注した時点を債権の発生と見做し、これを売却することで資金の調達ができるサービスです。従来のファクタリングでは、納品後の売掛金の請求書を債権と見做し、これを業者に売却して資金化をするのに対し、仕事の開始数ヶ月前に資金化が可能となります。

大きな仕事を受注すると、それに対応して運転資金も必要になります。そのため、中小企業では「仕事を受注した時点で着手金を確保したい」などのニーズがあったため、注文書買取サービスが生まれました。注文書買取は、従来のファクタリングと比べサービスを提供している業者は多くはありません。

注文書買取は、「着手金が確保できないため大型案件を受注できない」「借入が実行されるまで仕事を受注できない」などのケースで、役立つ資金調達方法です。

注文書買取での債権譲渡登記

注文書買取では、仕事を受注した時点で債権が発生したとみなします。そのため、注文書買取サービスを利用する際には、原則として債権譲渡登記を行います。

債権譲渡登記とは、債権を譲渡したことを法務局へ登記することで、これによって売主が債権を二重に譲渡するリスクを防ぐことが可能です。

債権譲渡登記には7,500円の登録免許税と、司法書士への報酬が必要になります。

また、債権譲渡登記は法人に対してしか登記できないので、債権譲渡登記が必要な注文書買取では個人事業主は利用できません。

ただし、「ビートレーディング」や「GMOペイメントゲートウェイ」など、債権譲渡登記が省略可能なサービスもあります。

注文書買取はノンリコース契約

注文書買取はノンリコース(償還請求権なし)でおこなわれることが一般的です。

「リコース」とは「償還請求権」のことで、売掛先の倒産などで債権が回収不能になったとき、利用者に回収金額を請求できる権利のことをいいます。

ノンリコース契約では、注文書買取業者が買い取りした債権が回収不能になった場合でも、利用者に補償を求めることはありません。

大きな仕事を受注した後に、発注元の企業が倒産して代金が回収できないことは商取引において、けして珍しいことではないですが、注文書買取はノンリコースですので、万が一の場合も安心です。

注文書買取と請求書買取の違い

請求書買取ファクタリングは、請求書を買い取ってもらうことで資金調達ができる方法です。銀行融資やビジネスローンのように、資金を借りる必要がありません。

しかし請求書買取と注文書買取では以下のような違いがあります。

請求書買取 注文書買取
資金調達のタイミング 納品から1~2ヶ月後 受注直後
手数料 1.5%~10% 2.5%~12%
対象債権 請求書(成因資料) 注文書(受注成因資料)

資金調達のタイミングや手数料、買取債権の対象の3つの点で異なります。

請求書買取と注文書買取の3つの違いを詳しく解説していきます。

資金調達ができるタイミングの違い

請求書買取と注文書買取の最大の違いが、資金調達できるタイミングです。

請求書買取ファクタリングでは、納品から通常1~2ヶ月後に支払われる売上金を最短即日で資金化できます。

一方、注文書買取は、仕事の着手前である受注段階で資金化できるので、請求書買取ファクタリングよりさらに早いタイミングで資金調達が可能です。注文書買取は、請求書買取ファクタリングに比べ資金調達のタイミングを大幅に短縮可能です。

注文書買取は最長で6ヶ月先に入金予定の案件の資金調達もできるため、受注直後に必要な人件費や仕入費用などを調達できます。

請求書買取は納品後、注文書買取は納品前に資金調達できるのが最大の違いです。

手数料の違い

請求書買取よりも注文書買取の方が手数料が高く設定されているのが一般的です。

請求書買取ファクタリングは、仕事が完了して売掛金が発生し、請求書も発行している状態なので債権が回収不能になるリスクが低いのです。

一方、注文書買取は、期日通りに仕事が完遂し、無事に納品になるかどうか分かりません。くわえて入金期日までの期間が長いので売掛先が経営悪化するリスクは請求書買取よりも高くなるためです。

例えば、GMO BtoB早払いの注文書買取手数料は2.5%~12.0%で、請求書買取の1.5%~10%より、やや高い設定になっています。

リスクが高い分、業者は注文書買取の手数料を高く設定しているのです。

対象債権の違い

請求書買取と注文書買取では買取の対象になる債権にも違いがあります。

請求書買取で売却するのは請求書です。一方、注文書買取で売却するのは注文書ですので、債権を認識するタイミングが異なるともいえるでしょう。

注文書買取は仕事を受注した時点で資金化が可能なため、自己資金や借入などだけでは案件に対応できない場合に利用できます。

請求書買取ファクタリングは納品後、請求書を発行した時点で資金化できるため、資金繰りを急ぐときや先行投資で確実に売上が出るとき、借入などの資金調達方法がないときなどに利用しましょう。

注文書買取と請求書買取の使い分け方法

注文書買取も請求書買取も売掛債権を早期に資金化するという点は共通しています。

しかし、資金調達できるタイミングが異なるので、違いを理解して適切に使い分けることが重要です。

注文書買取と請求書買取、それぞれの向いている場面を詳しくご紹介していきます。

注文書買取が向いている場合

注文書買取が向いている状況は以下のようなケースです。

  • 大口の仕事を受注したが増加運転資金がない
  • 手元に請求書がないが注文書ならある
  • 初めての取引先からの受注

注文書買取が向いている3つのケースを詳しく解説していきます。

大口の仕事を受注したが増加運転資金がない

大口の仕事を受注したものの増加運転資金がないケースでは注文書買取が活用できます。

例えば、原価率7割の製品に対して1億円分の発注があった場合、1億円の製品に対応する7,000万円の運転資金が必要です。

規模が小さい企業は、これだけ大きな運転資金を用意できないので、この受注を断ってしまうケースは少なくありません。

しかし、注文書買取を活用すれば、1億円の注文書を資金化できるので、7,000万円以上の運転資金の確保が可能です。

従来、このようなケースでは銀行から仕事が完了するまでのつなぎ資金を借りるのが一般的でしたが、銀行から融資を断られてしまったケースでも注文書買取が活用できます。

これまでは、受注金額が大きすぎるからと断っていた仕事も、注文書買取を利用することで、増加運転資金を確保して大きな仕事を受注できます。

手元に請求書がないが注文書がある

手元に請求書がないものの資金調達が必要な場面では注文書買取を利用することで、資金調達できる可能性があります。

企業が資金調達する方法として、銀行融資、ビジネスローンや請求書買取ファクタリングなどの方法が代表的です。

しかし、これらの方法すべてで資金調達が難しい場合には、注文書買取で資金調達できます。

注文書さえあれば資金調達できるので、手元にお金がないときには、営業活動を頑張って受注さえ獲得できればすぐに資金化が可能です。

注文書買取は営業活動の成果を資金調達手段にかえられる点で非常に特徴的です。

初めての取引先からの受注

初めての取引先から発注があった場合も注文書買取が活用できます。

初めての取引先は本当に代金を支払ってくれる企業かどうか不透明だからです。

注文書買取はノンリコースで行われるので、もしも発注元企業が代金を支払わなくても受注企業に支払義務は生じません。

注文書買取は与信が不透明な取引先から受注があったときに活用することで、確実に代金を回収できます。

請求書買取が向いている場合

請求書買取が向いている場合は「注文書買取でなければならない」以外のケースです。

増加運転資金が必要ないのであれば、注文書買取よりも手数料が安い請求書買取を利用した方がメリットがあります。

また、急いで資金が必要な場合も、注文書買取よりも請求書買取の方がより早く資金調達できます。

注文書買取の方が請求書買取よりも手数料は高くなるので、注文書買取は注文書買取でなければならないケース以外は利用を控えた方が無難です。

注文書買取とPOファイナンスの違い

POファイナンスは注文書買取と似た資金調達方法で、仕事を受注した時点で外注費、人件費、材料費などの資金を確保することができます。

POファイナンス 注文書(PO)ファクタリング
取引形態 融資契約 売買契約
発注者の同意 必要 不要
審査の難易度 厳しい POファイナンスと比較すると安易
コスト 年利15%以下 2.5%~12%程度
償還請求権 あり なし

参照:POファイナンスとは?経営・資金繰りの課題を解決する新たな資金調達法を徹底解説

注文書買取とPOファイナンスでは、取引形態に違いがあります。注文書買取は注文書の売買、POファイナンスは融資契約です。

注文書買取では発注者の同意は不要ですが、POファイナンスでは同意が必要になります。仕事の受注時点での資金調達で発注者の信用を失いたくないと不安な中小企業や個人事業主は、注文書ファクタリングを選んだほうがよいでしょう。

注文書買取に比べPOファイナンスの審査の難易度は、厳しい傾向にあります。POファイナンスは、融資契約になっているためです。その分、POファイナンスのほうが、年利15%以下で利用できる低コストになっています。

注文書買取はノンリコース契約のため、償還請求権は適用されません。

POファイナンスでは、発注者が倒産するなど債権が回収不能になった場合、金融機関の償還請求権により受注者は債権を買い戻す義務が発生します。

注文書買取サービスおすすめ8社

国内では、まだ注文書買取は発展途上でサービスを提供している業者は、通常のファクタリングに比べ非常に少ないのが現状です。しかし、銀行など金融機関の融資制度を補完し、中小企業の資金繰りを助ける資金調達法として政府も推奨しています。

注文書買取サービスのおすすめは次の8社です。

  • BESTPAY(ベストペイ)
  • ビートレーディング
  • GMO BtoB早払い
  • ネクストスタイル
  • トップ・マネジメント
  • ペイブリッジ
  • けんせつくん
  • 建設ガーディアン

安心して利用できる注文書買取8社の手数料や限度額などの特徴を詳しく解説していきます。

BESTPAY(ベストペイ)

売掛先の承諾 不要(2社間契約)
入金までにかかる時間 最短で翌日
利用限度額 100万円~3億円程度
買取手数料 5%~
個人事業主の利用 可能
必要書類 ・注文書(発注書)
・通帳3ヶ月分(表紙付き)
・本査定申込書

BESTPAYは、株式会社アレシアが運営する「注文書買取ファクタリング」です。

BESTPAYはベストファクターという独立系ファクタリング会社が提供している注文書買取ファクタリングサービスです。

ベストファクターで培ったファクタリング審査のノウハウが注文書ファクタリングにも活かされているため、スムーズな審査を実現できます。

最短即日で注文書の買取に応じてくれるので急いで資金が必要なタイミングにも有効です。

BESTPAYは、電子債権記録機関のTranzax(トランザックス)株式会社から技術提供を受け注文書買取サービスを行っています。Tranzax株式会社のリスク分析手法を活用することによって、サービスの納品以前の受注段階で資金調達を可能にした新たな入金保証サービスです。

ビートレーディング

売掛先の承諾 不要(2社間契約)
入金までにかかる時間 最短で翌日
利用限度額 下限・上限なし
買取手数料 2社間ファクタリング:4%~12%程度
3者間ファクタリング:2%~9%程度
個人事業主の利用 可能
必要書類 ・注文書(発注書)
・通帳3ヶ月分(表紙付き)
・本査定申込書

ビートレーディングは独立系のファクタリング会社として国内トップクラスの買取実績と信頼を誇り、ときどきメディアにも登場するほど有名な会社です。

あらゆる売掛債権の買取をおこなっており、注文書を買い取る「注文書ファクタリング」にもしっかりと対応しています。

ビートレーディングは従来から請求書ファクタリングで豊富な実績がある業者ですが、2020年11月から注文書買取サービスも開始しています。ビートレーディングの注文書買取は6ヶ月先の入金予定の案件まで対応可能ですので、納期の長い受注でも資金化できる可能性があるでしょう。

買取限度額は設定されていないので、受注規模が数億円の大口企業から、数十万円程度の小規模企業まで幅広く活用できるでしょう。手数料の上限も12%程度と比較的リーズナブルですので低コストで資金調達したい方にもおすすめです。

知名度と実績のある信頼できるファクリング会社で注文書を資金化したい方に、ビートレーディングはおすすめです。

GMOペイメントゲートウェイのGMO BtoB早払い

売掛先の承諾 不要(2社間契約)
入金までにかかる時間 最短で2営業日
利用限度額 買取1回あたりの合計金額が100万円以上
買取手数料 2.5%~12%
個人事業主の利用 不可
必要書類 ・注文書
・決算書(2期分)
・取引の基本契約書
・審査依頼書

GMOペイメントゲートウェイの注文書買取サービスが、「GMO BtoB早払い」です。GMOペイメントゲートウェイは東証一部上場企業で、「GMO BtoB早払い」は高い信頼性を誇ります。6ヶ月先の納品予定の案件まで対応可能です。ただし、個人事業主は、利用できません。

ネクストスタイル

売掛先の承諾 不要(2社間契約)
入金までにかかる時間 最短即日
利用限度額  1社につき20万円~5000万円程度(買取上限1億円)
買取手数料 10〜20%程度
個人事業主の利用 可能
必要書類 ・注文書
・入金が確認できる資料(通帳の写しなど)

ネクストスタイルは審査通過率98%と圧倒的な審査のとおりやすさが魅力です。銀行はもちろん、他のファクタリング会社の審査に通過できない方でも資金調達できる可能性があります。

そのため、審査は非常に柔軟で、請求書や注文書が手元になくても、注文の内容が分かるメールやLINEを提出するだけでも審査に応じてくれる場合もあるようです。

必要書類は注文書と、過去の取引の入金が確認できる通帳の写しだけですので、事前に用意しなければならない書類が非常に少ないのも大きな魅力です。

個人事業主でも利用できる数少ないファクタリング会社ですので、注文書を資金化したい個人事業主の方は選択肢の1つとして認識しておきましょう。

トップ・マネジメント

売掛先の承諾 不要(2社間契約)
入金までにかかる時間 最短即日
利用限度額 1億円
買取手数料 3.5%~12.5%
個人事業主の利用 不可
必要書類 ・注文書
・決算書(2期分)
・入金の確認ができる通帳の写しなど

トップマネジメントは総買取数が55,000件を超える老舗のファクタリング会社です。

取り扱っているファクタリングの種類が多く、取引先に秘密にしながら専用口座で資金の管理をトップマネジメントが行う2.5社間ファクタリングの「電ファク」というサービスが人気です。

「電ファク」は自社の名義の専用口座へ売掛先からの入金を受け、口座自体はトップマネジメントが管理するので、トップマネジメントは代金流用のリスクを回避できます。そのため、2社間ファクタリングでありながら3社間ファクタリング並の安い手数料でファクタリングを利用できます。

注文書買取は手数料が高額になるのがネックですが、「電ファク」を利用すれば低コストで注文書の資金化が可能です。

注文書の電子化で政府が認定している企業である「Tranzax株式会社」と連携して注文書買取サービスを実施しているので安心感もあります。

なお、トップマネジメントで注文書ファクタリングを利用できるのは次の条件をすべて満たしている法人のみです。

  • 設立から半年以上
  • 月商500万円以上

個人事業主やフリーランス、月商500万円未満の企業は利用できないので注意してください。

ペイブリッジ

売掛先の承諾 不要(2社間契約)
入金までにかかる時間 最短即日
利用限度額 1億円まで
買取手数料 3%〜
個人事業主の利用 不可
必要書類 ・注文書
・入金が確認できる通帳の写し

ペイブリッジは独立系の老舗ファクタリング会社であるトップマネジメントが経営している広告・IT業界専門のファクタリングサービスです。

メインは請求書買取ですが注文書買取にも対応しています。

最大の特徴は審査スピードで、申込から審査完了までは最短4分、入金までは最短2時間で完結します。

契約には面談が必要になりますが、面談はオンラインに対応しているため、当日中に東京の事務所へ訪問できない方も即日資金調達できる可能性が高いファクタリングサービスです。

広告やIT業界は納期が長くなることが多い業種です。

受注段階で資金が必要というIT業界、広告業界の方は最短2時間で資金調達できるペイブリッジの利用を検討しましょう。

なお、請求書買取は個人事業主でも利用できますが、注文書買取は月商500万円以上かつ業歴半年以上の法人のみ申し込めます。

ペイブリッジは個人事業主やフリーランス、売上規模の小さな法人は利用できないので注意してください。

けんせつくん

売掛先の承諾 不要(2社間契約)
入金までにかかる時間 最短即日
利用限度額 下限・上限なし
買取手数料 5%~
個人事業主の利用 可能
必要書類 ・注文書
・入金の確認ができる通帳の写しなど

けんせつくんは建設業専門のファクタリングサービスで、顧客満足度94%と、利用者からの評価が非常に高いファクタリング会社です。

基本は請求書買取をおこなっていますが、注文書の買取にも対応しています。

審査時間が非常に早いため、最短2時間で資金化できます。

対応するスタッフは建設業界出身ですので、建設業独特の事情も理解しており、柔軟な審査を受けられます。

ホームページには「建設業特有の事情なども加味して審査させていただけます」と明記されているので、入金サイトが長いからという理由で他社の審査に落ちた建設業の方も、けんせつくんであれば審査に通過できる可能性があるでしょう。

通常、注文書買取は180日先が限度となっていますが、けんせつくんであれば、180日よりも先の入金期日が設定されている注文書も買い取ってもらえる可能性があります。

建設ガーディアン

売掛先の承諾 不要(2社間契約)
入金までにかかる時間 最短即日
利用限度額 最大1億円
買取手数料 1%~
個人事業主の利用 可能
必要書類 ・注文書
・代表者の身分証明書
・預金通帳

建設ガーディアンは建設業専門のファクタリング会社です。

申込から入金まで最短1時間という圧倒的なスピードが魅力です。

また、個人事業主の方も注文書を資金化できる数少ないファクタリング会社の1つです。

原則的に契約には面談が必要になりますが、面談は基本的にビデオ通話でおこないます。

そのため、当時中に建設ガーディアンの事務所へ来店できない方も、建設ガーディアンであれば、即日資金調達できる可能性があるでしょう。

下限なしで1億円まで利用できるので、売上規模が数十万円単位の個人事業主や小規模法人から

数千万円規模の売上を誇る中堅企業まで幅広く利用できるのが特徴です。

注文書買取のメリット

注文書ファクタリングは融資や請求書ファクタリングと比較して次のようなメリットがあります。

  • 入金サイトを最大180日短縮
  • 手元に資金がなくても大口の仕事を受注できる
  • 発注元の企業が倒産しても返済義務がない

仕事に取り掛かる前に資金ができるので、運転資金がなくても大きな仕事を受注できますし、ファクタリングよりも資金繰り改善効果は大きくなります。

注文書買取の3つのメリットを詳しく解説していきます。

入金サイトを最大180日短縮

仕事を受注した段階で資金調達できるので、注文書ファクタリングは最も早いタイミングで資金調達できる方法だといえます。

請求書買取ファクタリングは納品後の資金調達で最大90日程度しか入金サイトを短縮できません。

一方、注文書買取は最大180日も入金サイトを短縮できるので、資金繰り改善効果は請求書買取よりも大きいといえます。

あらゆる資金調達手段の中で、注文書買取は最も資金繰りに寄与できる方法だといえるでしょう。

手元に資金がなくても大口の仕事を受注できる

仕事を受注した段階で資金調達できるのが、注文書買取最大のメリットです。

大口の仕事を受注すれば、それだけ運転資金が増加します。

しかし手元に資金がなく、銀行融資を受けられなければその仕事を受けることは不可能です。

注文書ファクタリングであれば、受注=資金化になるので、大きな仕事を受ければ大きな資金調達が可能です。

これまで「自社の運転資金では受注できない」と諦めていた大口の受注も、注文書ファクタリングを利用すれば受けられる可能性が非常に高くなります。

増加運転資金の心配がいらないので、積極的な影響ができるでしょう。

発注元の企業が倒産しても返済義務がない

注文書買取を利用すれば、仮に受注後に発注元の企業が倒産しても、受注企業にはファクタリング会社への支払義務はありません。

ファクタリングはノンリコースで行われるためです。

大きな仕事を受注したあとに、発注元の企業が倒産して、受注した企業は代金が回収できずに連鎖倒産してしまうというケースは珍しくありません。

あらかじめ注文書買取を利用しておけば、もしも発注元企業が倒産しても、その損失はファクタリング会社が負ってくれるので、受注企業は予定通りに代金回収が可能です。

取引歴の浅い取引先と取引する際には、「代金を回収できないかもしれない」「経営悪化を理由として従来の取引先に仕事を断られて自社へ発注したのかも」などと、さまざま懸念があります。

しかし注文書買取を利用すれば確実に代金を回収できるので、取引履歴の浅い企業から大きな発注があった場合に、注文書買取を活用しておけば安心です。

注文書買取のデメリット

注文書買取は請求書買取と比較して次の4点はデメリットです。

  • 請求書買取よりも手数料が高い
  • 審査が厳しい
  • 取り扱いは2社間のみ
  • 対応しているファクタリング会社が少ない

審査が厳しく手数料は高くなります。

また、そもそも対応しているファクタリング会社が請求書買取よりも少ないため、選択肢が多くありません。

注文書買取の4つのデメリットも理解しておきましょう。

請求書買取よりも手数料が高い

注文書買取は請求書買取よりも手数料が高く設定されるのが一般的です。

注文書買取は請求書買取よりも以下の点でリスクが高いためです。

  • 入金までの期日が長い
  • 仕事を納期通りに履行できるか分からない

請求書買取にくわえてこれらのリスクが増えるので、注文書買取は請求書買取よりも手数料が高くなるのが一般的です。

資金調達コストをできる限り抑えたい方は、どうしても必要性がない限りは請求書買取や銀行融資を利用した方が無難です。

審査が厳しい

注文書買取は請求書買取よりも厳しい審査が行われるのが一般的です。

注文書買取の方がリスクが大きなことに加えて、注文書買取では3社間ファクタリングの利用がほぼできないため、二重譲渡や発注書の偽造リスクが加わるためです。

審査のポイントは以下の5つです。

  • 売掛先企業の信用
  • 申込企業の信用
  • 過去の受注実績
  • 納期
  • 発注の内容

注文書買取の審査で重視される5つのポイントについて詳しく解説していきます。

売掛先企業の信用

注文書買取では、期日に売掛先企業へ代金を支払うのは売掛先企業です。

そのため売掛先企業が信頼できる企業かどうかが最も重点的に審査されます。

特に注文書買取では、発注から入金までには長い時間がかかるので、長い期間経営状態に問題なく営業できる企業かどうかは重点的に確認されます。

そのため、経営的に問題のない大手企業や官公庁からの注文書であれば、審査に通過できる可能性は高くなるでしょう。

申込企業の信用

注文書ファクタリングでは申込企業の信用も重要です。

注文書ファクタリングは2社間ファクタリングで行われるので、次のリスクがあります。

  • 注文書の偽造
  • 二重譲渡
  • 代金の流用

注文書ファクタリングは発注元企業が契約に介在しないため、存在しない注文を受注があったかのように見せかけて、架空の注文書で資金調達したり、すでに売却済みの注文書を別のファクタリング会社へ二重に譲渡する可能性があります。

また、期日に売掛先企業から入金された代金を、ファクタリング会社へ支払わずに、別の目的へ流用するリスクもあるでしょう。

申込企業の業況があまりにも悪いと、二重譲渡や代金流用のリスクは高まります。

そのため、資金繰りに苦しく今日にも明日にも資金ショートしそうな企業は審査に通過できないこともあります。

過去の受注実績

発注元企業とのこれまでの取引実績も重要です。

過去にも受注実績がある場合には、次の仕事も期日通りに代金を支払ってくれる可能性が高いと判断できますが、初めて取引する場合には、期日通りに代金を支払ってくれるかどうかは不透明です。

そのため、発注元企業との取引が初めての場合には審査で不利になりますし、取引実績がある場合は審査で有利になります。

納期

受注した仕事の納期と入金期日も審査されます。

注文書ファクタリングは通常180日までの売掛債権を資金化できます。

そのため、入金期日が180日以内でなければ審査通過は難しくなるでしょう。

納期があまりにも長いと、入金日も先になります。

また、納期が長いと仕事を完遂できないリスクも高まります。

注文書買取の審査では、納期が180以内かつ、できる限り短い方が審査には有利です。

納期が180日よりも先になる発注書は売却が難しくなるので、資金化したい場合には、ファクタリング会社に個別で相談してみましょう。

発注の内容

注文書買取では注文書の内容も確認されます。

例えば、受注企業にノウハウがないような発注であれば、納期通りに仕事が完了できるかどうかが不透明になるためです。

無理のない発注で、受注企業の技術やノウハウや実績から、問題なく仕事を納品できるかという点を審査されます。

審査の結果「期日通りに問題なく納品できそう」と判断されれば審査では有利になりますし、発注内容から「納品は難しそう」と判断された場合には審査に落ちることもあります。

取り扱いは2社間のみ

注文書買取は原則的に、申込企業(受注企業)とファクタリング会社の2社だけで契約が締結されます。

売掛先企業(発注元企業)は契約には介在しません。

注文書買取は売掛先企業に知られずに、注文書を現金化できるメリットはあるものの、2社間しか契約方式がないことによって次のデメリットがあります。

  • 手数料が高くなる
  • 申込企業の与信が悪いと審査に通過できない

2社間で契約するため、二重譲渡や代金流用のリスクがあります。3社間契約であれば二重譲渡や代金流用のリスクがないのでリスクが低く、その分手数料は2社間より安くなります。

注文書買取では手数料の安い3社間を選択できないのはデメリットです。

また、二重譲渡や代金流用のリスクは申込企業の業況が悪ければ悪いほど高くなるため、業況の悪い企業は審査に通過できない可能性があります。

対応しているファクタリング会社が少ない

注文書買取に対応しているファクタリング会社は8社〜10社程度で、それほど数は多くありません。

請求書買取であれば無数のファクタリング会社が存在するので、利用者は多数の中から自社に合ったファクタリング会社を選べます。

しかし、取り扱いの少ない注文書買取は、利用者の選択肢が少ない点もデメリットです。

相見積もりもそれほど多くの企業からは取れないので、事前にネットなどで口コミを調べておきましょう。

注文書買取についてよくある質問

注文書買取のおすすめ業者について、よくある質問は次のとおりです。

  • オンラインで完結できる注文書買取はありますか?
  • 必ず審査に通る注文書買取はあるのでしょうか?
  • 発注書でも注文書買取は利用できますか?
  • 見積書でも注文書買取は利用できますか?
  • 納品した後でも注文書買取は利用できるのでしょうか?
  • 100万円未満の注文書でも買い取ってもらえますか?

疑問点をしっかりと解消して、注文書買取を適切に活用しましょう。

オンラインで完結できる注文書買取はありますか?

オンラインで完結できる注文書買取は多数存在します。

この記事でご紹介した8社は全てオンラインで完結します。面談が必要と決められている商品もzoomなどでオンライン面談に対応しているので、店頭へ訪問しなくても面談が完了します。

また、契約書のやりとりも、クラウド契約システムを使用するか、郵送やFAXでやりとりすることで完結します。

注文書買取は地方に居住している人もオンラインにて最短即日で契約が完結します。

なお、AIが審査をしてくれる注文書ファクタリングは現状のところ存在しません。

必ず審査に通る注文書買取はあるのでしょうか?

必ず審査に通る注文書買取は存在しません。

売却した注文書の代金が期日通りに入金されない場合には、ファクタリング会社が貸倒損失を負うことになります。

そのため売掛先企業の審査はしっかりとおこないますし、二重譲渡等の懸念がないように申込企業の審査もおこなっています。

審査がおこなわれる以上「必ず審査にとおる」ということはありません。

売掛先企業や申込企業に問題があれば、審査に落ちることもあります。

ただし、ファクタリング会社の中には「審査通過率98%」などと公表しているところも多いので、このような会社では高い確率で審査に通過できるでしょう。

発注書でも注文書買取は利用できますか?

発注書も基本的には注文書と同じですので、ほとんどの会社で注文書買取を利用できます。

このほか、契約書でも注文書ファクタリングは利用可能です。

ただし、正式な発注前の段階の書類である、見積書の場合には債権とはみなされないので、ほとんどの不会社で注文書ファクタリングは利用できません。

注文書買取は、正式な発注があったことを証明できる書類のみを債権とみなして買い取っています。

見積書でも注文書買取は利用できますか?

見積書では注文書買取は利用できません。

見積書はあくまでも仕事の代金を見積もるもので、「このような仕事を発注したらいくらかかるか教えてください」という段階のものです。

顧客は見積書の内容を見て、注文するかどうかを検討するため、見積書の段階では正式な発注があったとは判断できません。

そのため、会社に見積書しかないようなケースでは注文書ファクタリングの利用はできないので注意しましょう。

納品した後でも注文書買取は利用できるのでしょうか?

納品した後でも注文書買取は利用できます。

納品後であれば「本当に受注した仕事を完遂できるのか」という懸念がなくなるので、むしろ審査通過の可能性は高くなるでしょう。

ただし、納品後であれば納品と同時に請求書を発行できるはずです。

納品後に資金調達したい場合には、まずは請求書と取引先に対して発行し、請求書買取を利用した方がよいでしょう。

請求書買取の方が手数料が安く、取り扱っているファクタリング会社も多いので、多様な選択肢から利用しやすいファクタリング会社を選択できます。

100万円未満の注文書でも買い取ってもらえますか?

ファクタリング会社の対応によって異なります。

ファクタリング会社の中には「買取額100万円以上」などと決められているところもあります。このようなファクタリング会社では100万円未満の注文書を買い取ってもらうのは不可能です。

他方、100万円未満の買取にも対応しているファクタリング会社であれば、数十万円単位の注文書も売却できます。

今は多くのファクタリング会社が買取限度額に下限を設けていないので、数十万円単位の少額の注文書も売却できるでしょう。

注文書買取を有効活用して安定した資金繰りを実現しよう!

注文書買取は、仕事を受注した時点で着手金などを確保できる便利なサービスです。せっかく受注できそうな仕事を、資金不足で諦めるしかないといった課題を解決できるでしょう。

また、受注が即資金に変わるので、営業活動をして受注を獲得することが資金調達にもつながります。

注文書ファクタリングを上手に活用することで会社の営業の在り方そのものも変化する可能性があるでしょう。

最大180日先の期日まで資金調達できるので、請求書買取よりも非常に大きな資金繰り改善効果が期待できるなど、注文書買取は請求書買取と比較してメリット多数です。

しかし、注文書買取の手数料は、従来のファクタリングやPOファイナンスなどに比べ高く設定されています。そのため、毎回、注文書買取を利用すると、手数料の負担が大きくなってしまうというリスクもあります。

金融機関の融資やファクタリング、POファイナンスなどと組み合わせて、注文書買取を有効活用するのがおすすめです。そうすれば、資金繰りが安定し、売上の増加や取引先の拡大を実現できるでしょう。

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