「大口の仕事を受注できそうなのに着手金が確保できないので諦めるしかない」などといったお悩みをお持ちの中小企業の経営者の方には注文書買取がおすすめです。
中小企業や個人事業主の間では、仕事を受注する時点で「外注費、人件費、材料費などの資金を確保したい」というニーズがあります。
そのニーズに対応できるのが、注文書買取です。注文書買取を利用すると、仕事を受注したタイミングで資金調達ができます。
ここでは、注文書買取を利用しようと考えている方におすすめの業者、請求書買取ファクタリングやPOファイナンスとの比較などを詳しく解説します。
注文書とは商品やサービスを注文(発注)するときに発行する文書
注文書とは、商品やサービスなどを受注者側に企業が注文(発注)するときに発注者側が発行する書類です。PO(purchase order)といわれることもあります。
注文書に対して受注者は、「仕事を引き受けます」という意思表示をするために注文請書(発注請書)を発行するケースもあります。
注文書と発注書は、法律的には同じ書類です。加工や制作が必要なサービスを発注する場合や、発注価格が大きい場合に「発注書」、加工や制作が必要ない製品を注文する際には「注文書」と使い分けている企業もあります。
売買契約では、注文書は必須の書類というわけではありません。売買契約は、口頭でも成立するからです。しかし、注文書に、商品名、数量、金額、納期などを記載することによって、後々のトラブルを避ける効果があります。
下請法の対象になっている取引の場合は、下請取引の公正化及び下請事業者の利益保護のため「注文書の発行義務(書面の交付義務)」、「支払期日を定める義務」、「書類の作成・保存義務」、「遅延利息の支払義務」の4つの義務が親事業者に課せられています。
注文書買取とは?
注文書買取とは、仕事を受注した時点を債権の発生とみなし、これを売却することで資金の調達ができるサービスです。
従来のファクタリングでは、納品後の売掛金の請求書を債権とみなし、これを業者に売却して資金化をするのに対し、仕事の開始数ヶ月前に資金化が可能となります。
大きな仕事を受注すると、それに対応して運転資金も必要になります。
そのため、中小企業では「仕事を受注した時点で着手金を確保したい」などのニーズがあったため、注文書買取サービスが生まれました。
注文書買取は、従来のファクタリングと比べサービスを提供している業者は多くはありません。
注文書買取は、「着手金が確保できないため大型案件を受注できない」「借入が実行されるまで仕事を受注できない」などのケースで、役立つ資金調達方法です。
注文書買取での債権譲渡登記
注文書買取では、仕事を受注した時点で債権が発生したとみなします。そのため、注文書買取サービスを利用する際には、原則として債権譲渡登記をおこないます。
債権譲渡登記とは、債権を譲渡したことを法務局へ登記することで、これによって売主が債権を二重に譲渡するリスクを防ぐことが可能です。
債権譲渡登記には7,500円の登録免許税と、司法書士への報酬が必要になります。
また、債権譲渡登記は法人に対してしか登記できないので、債権譲渡登記が必要な注文書買取では個人事業主は利用できません。
ただし、「ビートレーディング」や「GMOペイメントゲートウェイ」など、債権譲渡登記が省略可能なサービスもあります。
注文書買取はノンリコース契約
注文書買取はノンリコース(償還請求権なし)でおこなわれることが一般的です。
「リコース」とは「償還請求権」のことで、売掛先の倒産などで債権が回収不能になったとき、利用者に回収金額を請求できる権利のことをいいます。
ノンリコース契約では、注文書買取業者が買い取った債権が回収不能になった場合でも、利用者に補償を求めることはありません。
大きな仕事を受注した後に、発注元の企業が倒産して代金が回収できないことは商取引において、けして珍しいことではないですが、注文書買取はノンリコースですので、万が一の場合も安心です。
注文書買取と請求書買取の違い
請求書買取ファクタリングは、請求書を買い取ってもらうことで資金調達ができる方法です。銀行融資やビジネスローンのように、資金を借りる必要がありません。
しかし請求書買取と注文書買取では以下のような違いがあります。
| 請求書買取 | 注文書買取 | |
|---|---|---|
| 資金調達のタイミング | 納品から1~2ヶ月後 | 受注直後 |
| 手数料 | 1%〜20% | 5%~15% |
| 対象債権 | 請求書(成因資料) | 注文書(受注成因資料) |
資金調達のタイミングや手数料、買取債権の対象の3つの点で異なります。
請求書買取と注文書買取の3つの違いを詳しく解説していきます。
資金調達ができるタイミングの違い
請求書買取と注文書買取の最大の違いが、資金調達できるタイミングです。
請求書買取ファクタリングでは、納品から通常1~2ヶ月後に支払われる売上金を最短即日で資金化できます。
一方、注文書買取は、仕事の着手前である受注段階で資金化できるので、請求書買取ファクタリングよりさらに早いタイミングで資金調達が可能です。注文書買取は、請求書買取ファクタリングに比べ資金調達のタイミングを大幅に短縮可能です。
注文書買取は最長で6ヶ月先に入金予定の案件の資金調達もできるため、受注直後に必要な人件費や仕入費用などを調達できます。
請求書買取は納品後、注文書買取は納品前に資金調達できるのが最大の違いです。
手数料の違い
請求書買取よりも注文書買取の方が手数料が高く設定されているのが一般的です。
請求書買取ファクタリングは、仕事が完了して売掛金が発生し、請求書も発行している状態なので債権が回収不能になるリスクが低いのです。
一方、注文書買取は、期日通りに仕事が完遂し、無事に納品になるかどうか分かりません。くわえて入金期日までの期間が長いので売掛先が経営悪化するリスクは請求書買取よりも高くなるためです。
例えば、GMO BtoB早払いの注文書買取手数料は2.5%〜12.0%で、請求書買取の1%〜20%より下限値はやや高い設定になっています。
リスクが高い分、業者は注文書買取の手数料を高く設定しているのです。
対象債権の違い
請求書買取と注文書買取では買取の対象になる債権にも違いがあります。
請求書買取で売却するのは請求書です。一方、注文書買取で売却するのは注文書ですので、債権を認識するタイミングが異なるともいえるでしょう。
注文書買取は仕事を受注した時点で資金化が可能なため、自己資金や借入などだけでは案件に対応できない場合に利用できます。
請求書買取ファクタリングは納品後、請求書を発行した時点で資金化できるため、資金繰りを急ぐときや先行投資で確実に売上が出るとき、借入などの資金調達方法がないときなどに利用しましょう。
審査における難易度の違い
注文書買取の審査は、請求書買取に比べてやや難易度が上がる傾向にあります。
注文書買取の審査が請求書買取より厳しい理由は、ファクタリング会社が負うリスクの種類が異なるためです。
請求書買取の場合は仕事がすでに完了しているため、審査の焦点は主に「取引先が問題なくお金を払ってくれるか」などの信用力に絞られます。
一方で、注文書買取の場合は仕事がまだ完了していません。
そのため、取引先の信用力にくわえて「利用者が最後まで仕事を完遂できるか」などの遂行能力も審査対象となります。
ファクタリング会社からすれば、「お金を渡したけれど商品が納品されず、売掛金が発生しなかった」などのリスクがあるためです。
しかし、注文書買取の審査が請求書買取より厳しいからといって過度に心配する必要はありません。
以下のポイントをファクタリング会社に説明できれば、審査に通る可能性は十分に高まります。
- 過去の実績:同様の案件を過去にこなした経験があるか
- 具体的な業務の遂行計画:必要な材料や外注先が確保されており、納期を守れる根拠があるか
注文書買取とPOファイナンスの違い
POファイナンスは注文書買取と似た資金調達方法で、仕事を受注した時点で外注費、人件費、材料費などの資金を確保することができます。
| POファイナンス | 注文書(PO)ファクタリング | |
|---|---|---|
| 取引形態 | 融資契約 | 売買契約 |
| 発注者の同意 | 必要 | 不要 |
| 審査の難易度 | 厳しい | POファイナンスと比較すると安易 |
| コスト | 年利15%以下 | 5%~15% |
| 償還請求権 | あり | なし |
参照:POファイナンスとは?経営・資金繰りの課題を解決する新たな資金調達法を徹底解説
注文書買取とPOファイナンスでは、取引形態に違いがあります。注文書買取は注文書の売買、POファイナンスは融資契約です。
注文書買取では発注者の同意は不要ですが、POファイナンスでは同意が必要になります。仕事の受注時点での資金調達で発注者の信用を失いたくないと不安な中小企業や個人事業主は、注文書ファクタリングを選んだ方がよいでしょう。
注文書買取に比べPOファイナンスの審査の難易度は、厳しい傾向にあります。POファイナンスは、融資契約になっているためです。その分、POファイナンスの方が、年利15%以下で利用できる低コストになっています。
注文書買取はノンリコース契約のため、償還請求権は適用されません。
POファイナンスでは、発注者が倒産するなど債権が回収不能になった場合、金融機関の償還請求権により受注者は債権を買い戻す義務が発生します。
注文書買取と請求書買取の使い分け方法
注文書買取も請求書買取も売掛債権を早期に資金化するという点は共通しています。
しかし、資金調達できるタイミングが異なるので、違いを理解して適切に使い分けることが重要です。
注文書買取と請求書買取、それぞれの向いている場面を詳しくご紹介していきます。
注文書買取が向いている場合
注文書買取が向いている状況は以下のようなケースです。
- 大口の仕事を受注したが増加運転資金がない
- 手元に請求書がないが注文書ならある
- 初めての取引先からの受注
注文書買取が向いている3つのケースを詳しく解説していきます。
大口の仕事を受注したが増加運転資金がない
大口の仕事を受注したものの増加運転資金がないケースでは注文書買取が活用できます。
例えば、原価率7割の製品に対して1億円分の発注があった場合、1億円の製品に対応する7,000万円の運転資金が必要です。
規模が小さい企業は、これだけ大きな運転資金を用意できないので、この受注を断ってしまうケースは少なくありません。
しかし、注文書買取を活用すれば、1億円の注文書を資金化できるので、7,000万円以上の運転資金の確保が可能です。
従来、このようなケースでは銀行から仕事が完了するまでのつなぎ資金を借りるのが一般的でしたが、銀行から融資を断られてしまったケースでも注文書買取が活用できます。
これまでは、受注金額が大きすぎるからと断っていた仕事も、注文書買取を利用することで、増加運転資金を確保して大きな仕事を受注できます。
手元に請求書がないが注文書がある
手元に請求書がないものの資金調達が必要な場面では注文書買取を利用することで、資金調達できる可能性があります。
企業が資金調達する方法として、銀行融資、ビジネスローンや請求書買取ファクタリングなどの方法が代表的です。
しかし、これらの方法すべてで資金調達が難しい場合には、注文書買取で資金調達できます。
注文書さえあれば資金調達できるので、手元にお金がないときには、営業活動を頑張って受注さえ獲得できればすぐに資金化が可能です。
注文書買取は営業活動の成果を資金調達手段にかえられる点で非常に特徴的です。
初めての取引先からの受注
初めての取引先から発注があった場合も注文書買取が活用できます。
初めての取引先は本当に代金を支払ってくれる企業かどうか不透明だからです。
注文書買取はノンリコースでおこなわれるので、もしも発注元企業が代金を支払わなくても受注企業に支払義務は生じません。
注文書買取は与信が不透明な取引先から受注があったときに活用することで、確実に代金を回収できます。
請求書買取が向いている場合
請求書買取が向いている場合は「注文書買取でなければならない」以外のケースです。
増加運転資金が必要ないのであれば、注文書買取よりも手数料が安い請求書買取を利用した方がメリットがあります。
また、急いで資金が必要な場合も、注文書買取よりも請求書買取の方がより早く資金調達できます。
注文書買取の方が請求書買取よりも手数料は高くなるので、注文書買取は注文書買取でなければならないケース以外は利用を控えた方が無難です。
注文書買取のメリット
注文書ファクタリングは融資や請求書ファクタリングと比較して次のようなメリットがあります。
- 入金サイトを最大180日短縮できる
- 最短即日で資金を調達できる
- 手元に資金がなくても大口の仕事を受注できる
- 発注元の企業が倒産しても返済義務がない
- 負債扱いにならない
- 担保・保証人が不要
- 取引先に知られず資金調達が可能
仕事に取り掛かる前に資金ができるので、運転資金がなくても大きな仕事を受注できますし、ファクタリングよりも資金繰り改善効果は大きくなります。
注文書買取の7つのメリットを詳しく解説していきます。
入金サイトを最大180日短縮できる
仕事を受注した段階で資金調達できるので、注文書ファクタリングは最も早いタイミングで資金調達できる方法だといえます。
請求書買取ファクタリングは納品後の資金調達で最大90日程度しか入金サイトを短縮できません。
一方、注文書買取は最大180日も入金サイトを短縮できるので、資金繰り改善効果は請求書買取よりも大きいといえます。
あらゆる資金調達手段の中で、注文書買取は最も資金繰りに寄与できる方法だといえるでしょう。
最短即日で資金を調達できる
注文書買取のメリットは、申し込みから資金化までのスピードが圧倒的に速い点です。
銀行融資の場合は審査から実行まで数週間〜1ヶ月かかるのが一般的ですが、注文書買取なら最短即日での資金調達が可能です。
そのため、「明日までに外注費を振り込まなければならない」などの一刻を争う状況でも注文書買取であれば間に合う可能性があります。
喫緊の資金繰りを改善したい場合には、必要資金を確保する手段として注文書買取が有効です。
手元に資金がなくても大口の仕事を受注できる
仕事を受注した段階で資金調達できるのが、注文書買取最大のメリットです。
大口の仕事を受注すれば、それだけ運転資金が増加します。
しかし手元に資金がなく、銀行融資を受けられなければその仕事を受けることは不可能です。
注文書ファクタリングであれば、受注=資金化になるので、大きな仕事を受ければ大きな資金調達が可能です。
これまで「自社の運転資金では受注できない」と諦めていた大口の受注も、注文書ファクタリングを利用すれば受けられる可能性が非常に高くなります。
増加運転資金の心配がいらないので、積極的な影響ができるでしょう。
発注元の企業が倒産しても返済義務がない
注文書買取を利用すれば、仮に受注後に発注元の企業が倒産しても、受注企業にはファクタリング会社への支払義務はありません。
ファクタリングはノンリコースでおこなわれるためです。
大きな仕事を受注した後に、発注元の企業が倒産して、受注した企業は代金が回収できずに連鎖倒産してしまうというケースは珍しくありません。
あらかじめ注文書買取を利用しておけば、もしも発注元企業が倒産しても、その損失はファクタリング会社が負ってくれるので、受注企業は予定通りに代金回収が可能です。
取引歴の浅い取引先と取引する際には、「代金を回収できないかもしれない」「経営悪化を理由として従来の取引先に仕事を断られて自社へ発注したのかも」などと、さまざま懸念があります。
しかし注文書買取を利用すれば確実に代金を回収できるので、取引履歴の浅い企業から大きな発注があった場合に、注文書買取を活用しておけば安心です。
負債扱いにならない
注文書買取で得られた資金が負債扱いにならない点も、大きなメリットです。
注文書買取は借金ではなく、あくまで将来入ってくる売掛債権を売却して資金化する手法です。
そのため、融資とは異なり貸借対照表において注文書買取で得られた資金は負債として計上されません。
財務諸表における外部からの評価を落とさずに済み、将来的に銀行融資を検討している場合は審査への悪影響を防げます。
担保・保証人が不要
注文書買取の利用にあたって、不動産などの担保や第三者の連帯保証人が不要な点もメリットです。
注文書買取は、将来発生する売掛債権をファクタリング会社に譲渡して資金化する仕組みとなっています。
そのため、譲渡される債権自体が資金調達の担保として機能し、追加の担保提供や第三者の保証人を求める必要がありません。
よって、以下のように担保・保証人が用意できない状況でも信頼できる取引先からの注文書さえあれば資金を調達できます。
「起業したばかりで、担保にできる資産がない」
「銀行からの借入もあり、これ以上個人の保証をいれたくない」
特に、信用力が積み上がっていない創業期の企業や個人事業主におすすめの資金調達方法です。
取引先に知られず資金調達が可能
取引先に知られず資金調達が可能である点も、注文書買取を利用するメリットです。
注文書買取は現在、利用者とファクタリング会社だけで契約が完結する2社間ファクタリングでのみ提供されています。
2社間ファクタリングは以下の流れで取引がおこなわれるため、取引先が契約に関与せずサービスの利用を知られる心配がありません。
- 利用者とファクタリング会社で契約し、資金を受け取る
- 取引先から通常通り、債権分の金額が利用者の口座へ入金される
- 利用者からファクタリング会社へ債権分の金額をそのまま送金する
取引先に注文書買取を利用した事実を知られると、「資金繰りが厳しいのでは」と懸念されて既存の取引に悪影響を与える可能性があります。
取引先との信頼関係を維持したままスマートに資金繰りを改善できる注文書買取は、多くの事業者に支持されています。
注文書買取のデメリット
注文書買取は請求書買取と比較して次の4点がデメリットです。
- 請求書買取よりも手数料が高い
- 請求書買取よりも審査が厳しい
- 取り扱いは2社間のみ
- 対応しているファクタリング会社が少ない
審査が厳しく手数料は高くなります。
また、そもそも対応しているファクタリング会社が請求書買取よりも少ないため、選択肢が多くありません。
注文書買取の4つのデメリットも理解しておきましょう。
請求書買取よりも手数料が高い
注文書買取は請求書買取よりも手数料が高く設定されるのが一般的です。
注文書買取は請求書買取よりも以下の点でリスクが高いためです。
- 入金までの期日が長い
- 仕事を納期通りに履行できるか分からない
請求書買取にくわえてこれらのリスクが増えるので、注文書買取は請求書買取よりも手数料が高くなるのが一般的です。
資金調達コストをできる限り抑えたい方は、どうしても必要性がない限りは請求書買取や銀行融資を利用した方が無難です。
請求書買取よりも審査が厳しい
注文書買取を利用する際は、請求書買取よりも審査が厳しい点に注意が必要です。
請求書買取の場合はすでに商品・サービスは提供済みであるため、審査の焦点は「取引先が問題なく支払えるか」に絞られます。
一方で、注文書買取の場合はまだ受注段階であるため、これから受注した案件の業務が始まる形になります。
ファクタリング会社は取引先の信用力にくわえて、「利用者が無事に案件を完了できるか」まで見極めなければなりません。
万が一申し込み企業が案件を完遂できなければ、売掛債権事態が発生せずファクタリング会社は資金を回収できなくなってしまいます。
そのため、注文書買取でスムーズに審査を通過するためには過去に同規模の案件を完遂した実績などを提示するのが重要です。
取り扱いは2社間ファクタリングのみ
注文書買取は原則的に、申し込み企業(受注企業)とファクタリング会社の2社だけで契約が締結されます。
売掛先企業(発注元企業)は契約には介在しません。
注文書買取は売掛先企業に知られずに、注文書を現金化できるメリットはあるものの、2社間しか契約方式がないことによって次のデメリットがあります。
- 手数料が高くなる
- 申し込み企業の与信が悪いと審査に通過できない
2社間で契約するため、二重譲渡や代金流用のリスクがあります。3社間契約であれば二重譲渡や代金流用のリスクがないのでリスクが低く、その分手数料は2社間より安くなります。
注文書買取では手数料の安い3社間を選択できないのはデメリットです。
また、二重譲渡や代金流用のリスクは申し込み企業の業況が悪ければ悪いほど高くなるため、業況の悪い企業は審査に通過できない可能性があります。
対応しているファクタリング会社が少ない
注文書買取に対応しているファクタリング会社は8社〜10社程度で、それほど数は多くありません。
請求書買取であれば無数のファクタリング会社が存在するので、利用者は多数の中から自社にあったファクタリング会社を選べます。
しかし、取り扱いの少ない注文書買取は、利用者の選択肢が少ない点もデメリットです。
相見積もりもそれほど多くの企業からは取れないので、事前にネットなどで口コミを調べておきましょう。
注文書買取の審査基準と通すためのポイント
注文書買取の審査基準は、主に以下の5つです。
- 売掛先の信用力
- 申し込み企業における過去の受注実績
- 発注内容の具体性と実現可能性
- 納期までの期間
- 利用者の信用情報
審査通過のポイントとともに解説するため、注文書買取を利用する際の参考にしてください。
売掛先の信用力
注文書買取の審査において重要視されるのは、「取引先にお金を払う能力があるか」です。
なぜなら、最終的にファクタリング会社へ代金を支払うのは利用者ではなく取引先であるためです。
よって、たとえ利用者の経営状況が悪かったとしても取引先の事業が順調で安定していれば、注文書買取の審査に十分通過できます。
なお、注文書買取の審査を確実に通過したい場合は帝国データバンクなどの信用調査で高評価を得ている取引先で申し込むのがおすすめです。
もし、取引先の信用力に不安がある場合は過去の継続的な取引実績を提示して信頼性を補完しましょう。
申し込み企業における過去の受注実績
申し込み企業における過去の受注実績も、注文書買取の審査では重視されます。
注文書買取を申し込んだ時点では、受注した案件をまだ完了できていない状態です。
そのため、全く経験のない分野の仕事で注文書買取を申し込んだ場合、「本当に納品できるのか」と疑われてしまう可能性があります。
よって、注文書買取を利用する際は過去に何度も請け負っている案件の注文書で申し込みましょう。
過去の契約書や成果物などをセットで提出して実績に基づいた受注であると証明できれば、審査で好印象を与えられます。
発注内容の具体性
発注内容の具体性も、注文書買取の審査でチェックされるポイントです。
注文書の内容が曖昧なままでは、架空取引やトラブルによる未入金のリスクが高いと判断されて審査に通りません。
そのため、注文書には最低限以下の内容が明確に記載されているかを確認しましょう。
- 業務内容:何を作るのか、どんな役務を提供するのか
- 納期:いつまでに納品するのか
- 金額:提供する商品・サービスの単価と総額
- 支払条件:納品後、いつ入金されるか
もし注文書の記載が簡素な場合は、補足資料として見積書や仕様書、メールでのやり取りの履歴などを添付して案件の具体性を示してください。
納期までの期間
「資金調達してから、実際に入金(返済)されるまでの期間」も、注文書買取における重要な審査項目です。
一般的に納期までの期間が短いほど審査には有利であり、手数料も安くなる傾向があります。
逆に、納期が半年後など長期にわたる場合はその間に取引先が倒産したり、仕様変更が起きたりするリスクが高まるため審査で敬遠されます。
初めて注文書買取を利用する場合、できるだけ納期が近く確実に完了できる短期の案件で申し込みましょう。
仮に長期の案件で注文書買取を利用する場合は、工程ごとに分割で検収できるかどうか取引先に交渉するのも一つの手段です。
申し込み企業の信用情報
申し込み企業の信用情報も、注文書買取の審査ではチェックされます。
注文書買取は赤字や税金の滞納があっても利用できるケースは多いですが、「事業を継続できる体力があるか」は審査で見られます。
仮に明日にも倒産しそうな状況であれば、「納品まで会社が持たない=仕事が完了しない」と判断されて審査に通過できません。
もし税金の滞納がある場合は、隠さずに申告して「分納の相談をしている」などの対応状況を説明してください。
また、人手不足で納品が遅れる懸念がないよう外注先の確保状況や人員計画を伝え、確実に納品まで会社を回せる根拠を示しましょう。
注文書買取の手数料相場
注文書買取の手数料相場は、一般的に5%〜15%程度で推移しています。
注文書買取の手数料は一般的な請求書買取の相場である1%〜20%と比較すると、下限値はやや高めの設定です。
注文書買取の手数料が請求書買取よりも高い理由は、買い取った注文書の案件が完遂せず回収できないリスクを業者が負うためです。
手数料が高額となるケースもあるため、ファクタリング会社を選ぶ際は複数社に見積もりを依頼して条件が良い会社を選びましょう。
以下では、注文書買取の手数料が高くなる・安くなる要因と安く抑えるコツを詳しく解説します。
注文書買取の手数料が高くなる・安くなる要因
注文書買取の手数料が高くなる・安くなる主な要因は以下の2点です。
| 手数料が変動する要因 | 概要 |
|---|---|
| 入金までの期間 |
|
| 売掛先の信用力 |
|
手数料を抑えるためにも入金までの期間がなるべく短く、信用力の高い売掛先で注文書買取を利用しましょう。
注文書買取の手数料を少しでも安く抑えるコツ
注文書買取の手数料を少しでも安く抑えたい場合、以下のポイントを実践しましょう。
| コツ | 理由・効果 |
|---|---|
| 複数の業者で相見積もりを取る | 複数社で見積もりを比較すれば、相場感を把握した上でより低い手数料を提示した業者を選べる |
| 入金までの期間が短い案件を選ぶ | 回収期間が短いほどファクタリング会社の回収リスクが下がり、手数料が安くなる |
| オンライン完結型のファクタリング会社を選ぶ | 手続きをオンライン化しているファクタリング会社は人件費を削減するなど効率的にサービスを運営できており、手数料に還元されやすい |
特に、複数のファクタリング会社から見積もりをとって比較すれば、より安い手数料の注文書買取サービスを選びやすくなります。
注文書買取サービスを選ぶポイント
注文書買取サービスを選ぶポイントは、主に以下の5つです。
- 手数料の上限・下限は明確か
- 入金スピードは自社のニーズにあっているか
- 注文書の金額が買取可能額の範囲内か
- 個人事業主・フリーランスでも利用可能か
- 運営会社の信用度に問題がないか
上記のポイントを参考に、希望の条件にあった注文書買取サービスを利用しましょう。
手数料の上限・下限は明確か
注文書買取サービスを選ぶ際は、ホームページで手数料の下限だけでなく上限が明記されているかを確認してください。
注文書買取サービスの手数料は、「3%〜15%」のように上限と下限を設定しているケースが一般的です。
しかし、ファクタリング会社によっては「3%〜」と上限を明確にしていないケースがあります。
注文書買取は未完了の仕事に対して資金を提供する形になるため、リスクヘッジとして手数料が高めに設定される傾向です。
もし、上限を定めていない注文書買取サービスで申し込んだ場合、20%以上など相場を大きく超える手数料を提示されるケースもあります。
注文書買取サービスで手数料を抑えたい場合は、手数料の下限と上限が公開されているファクタリング会社を比較して安い方を選びましょう。
入金スピードは自社のニーズにあっているか
入金スピードは自社のニーズにあっているかも、注文書買取サービスを選ぶ際に確認しておきたいポイントです。
注文書買取は請求書買取と比較して審査項目が多いため、ファクタリング会社によっては数日かかるケースもあります。
しかし、最近では手続き・審査の迅速化を図って最短即日での資金化に対応するファクタリング会社も増えている状況です。
「直近の支払いにかかる原資を確保したい」など急ぎで資金が必要な場合は、最短即日など入金スピードが速いファクタリング会社を選びましょう。
一方で、実際に資金が必要となる時期まで余裕がある場合は入金スピードより手数料の安さを優先して選ぶのも選択肢の一つです。
注文書の金額が買取可能額の範囲内か
注文書買取サービスを選ぶ際は、自社が必要とする金額がファクタリング会社の設定する買取可能額の範囲内にあるかを確認してください。
注文書買取サービスの買取可能額内に注文書の金額が収まっていない場合、そもそも申し込みを受け付けてもらえません。
建設業など大型案件が中心の業態で注文書買取サービスを利用する場合は、数千万円〜億円単位に対応できるファクタリング会社がおすすめです。
一方で、小規模な案件の注文書でサービスを利用する場合、数十万円からと少額利用に対応するファクタリング会社を選びましょう。
個人事業主・フリーランスでも利用可能か
法人だけでなく、個人事業主やフリーランスの利用に対応しているかも注文書買取サービスを選ぶ上で確認しておきたいポイントです。
注文書買取は請求書買取よりも回収リスクが高いため、ファクタリング会社によっては法人限定としているサービスも多く存在します。
よって、個人事業主・フリーランスで注文書買取サービスを利用したい場合は、そもそも自身が対象事業者かを確認する必要があります。
ホームページ内の「よくある質問」や対象事業者の欄を確認し、個人事業主・フリーランスの記載があるか確認してください。
運営会社の信用度に問題がないか
注文書買取サービスを運営するファクタリング会社には取引先や案件の重要な情報を渡すため、企業としての信頼性は確認しておきましょう。
残念ながら、ファクタリング業界にはファクタリングを装いながら実質的に融資の契約を結ばせる悪質な業者も紛れています。
悪質な業者の被害にあわないためにも、ファクタリング会社のホームページなどで以下の項目が記載されているか確認しましょう。
- 代表者名・所在地・固定電話番号などの基本情報が公開されているか
- 記載されている会社の住所が本当に実在する場所か
- 実際に注文書買取をおこなった事例が公開されているか
注文書買取サービスおすすめ9社
以下では、おすすめの注文書買取サービスを9社紹介します。
- BESTPAY(ベストペイ)
- ビートレーディング
- GMOペイメントゲートウェイのGMO BtoB早払い
- トップマネジメント
- ペイブリッジ
- けんせつくん
- 日税ファクタリングサービス
- ファクトバンク
- ネクストスタイル
上記の中から、手数料が安いなど希望の条件にあった注文書買取サービスを選びましょう。
BESTPAY(ベストペイ)
| 売掛先の承諾 | 不要(2社間契約) |
|---|---|
| 入金までにかかる時間 | 最短で翌日 |
| 利用限度額 | 100万円~3億円程度 |
| 買取手数料 | 5%~ |
| 個人事業主の利用 | 可能 |
| 必要書類 | ・注文書(発注書)
・通帳3ヶ月分(表紙付き) ・本査定申し込み書 |
BESTPAYは、株式会社アレシアが運営する「注文書買取ファクタリング」です。
BESTPAYはベストファクターという独立系ファクタリング会社が提供している注文書買取ファクタリングサービスです。
ベストファクターで培ったファクタリング審査のノウハウが注文書ファクタリングにも活かされているため、スムーズな審査を実現できます。
最短即日で注文書の買取に応じてくれるので急いで資金が必要なタイミングにも有効です。
BESTPAYは、電子債権記録機関のTranzax(トランザックス)株式会社から技術提供を受け注文書買取サービスをおこなっています。Tranzax株式会社のリスク分析手法を活用することによって、サービスの納品以前の受注段階で資金調達を可能にした新たな入金保証サービスです。
ビートレーディング
| 売掛先の承諾 | 不要(2社間契約) |
|---|---|
| 入金までにかかる時間 | 最短で翌日 |
| 利用限度額 | 下限・上限なし |
| 買取手数料 | 2社間ファクタリング:4%~12%程度
3者間ファクタリング:2%~9%程度 |
| 個人事業主の利用 | 可能 |
| 必要書類 | ・注文書(発注書)
・通帳3ヶ月分(表紙付き) ・本査定申し込み書 |
ビートレーディングは独立系のファクタリング会社として国内トップクラスの買取実績と信頼を誇り、ときどきメディアにも登場するほど有名な会社です。
あらゆる売掛債権の買取をおこなっており、注文書を買い取る「注文書ファクタリング」にもしっかりと対応しています。
ビートレーディングは従来から請求書ファクタリングで豊富な実績がある業者ですが、2020年11月から注文書買取サービスも開始しています。ビートレーディングの注文書買取は6ヶ月先の入金予定の案件まで対応可能ですので、納期の長い受注でも資金化できる可能性があるでしょう。
買取限度額は設定されていないので、受注規模が数億円の大口企業から、数十万円程度の小規模企業まで幅広く活用できるでしょう。手数料の上限も12%程度と比較的リーズナブルですので低コストで資金調達したい方にもおすすめです。
知名度と実績のある信頼できるファクリング会社で注文書を資金化したい方に、ビートレーディングはおすすめです。
GMOペイメントゲートウェイのGMO BtoB早払い
| 売掛先の承諾 | 不要(2社間契約) |
|---|---|
| 入金までにかかる時間 | 最短で2営業日 |
| 利用限度額 | 買取1回あたりの合計金額が100万円以上 |
| 買取手数料 | 2.5%~12% |
| 個人事業主の利用 | 不可 |
| 必要書類 | ・注文書
・決算書(2期分) ・取引の基本契約書 ・審査依頼書 |
GMOペイメントゲートウェイの注文書買取サービスが、「GMO BtoB早払い」です。GMOペイメントゲートウェイは東証一部上場企業で、「GMO BtoB早払い」は高い信頼性を誇ります。6ヶ月先の納品予定の案件まで対応可能です。ただし、個人事業主は、利用できません。
トップマネジメント
| 売掛先の承諾 | 不要(2社間契約) |
|---|---|
| 入金までにかかる時間 | 最短即日 |
| 利用限度額 | 1億円 |
| 買取手数料 | 3.5%~12.5% |
| 個人事業主の利用 | 不可 |
| 必要書類 | ・注文書
・決算書(2期分) ・入金の確認ができる通帳の写しなど |
トップマネジメントは総買取数が55,000件を超える老舗のファクタリング会社です。
取り扱っているファクタリングの種類が多く、取引先に秘密にしながら専用口座で資金の管理をトップマネジメントがおこなう2.5社間ファクタリングの「電ファク」というサービスが人気です。
「電ファク」は自社の名義の専用口座へ売掛先からの入金を受け、口座自体はトップマネジメントが管理するので、トップマネジメントは代金流用のリスクを回避できます。そのため、2社間ファクタリングでありながら3社間ファクタリング並の安い手数料でファクタリングを利用できます。
注文書買取は手数料が高額になるのがネックですが、「電ファク」を利用すれば低コストで注文書の資金化が可能です。
注文書の電子化で政府が認定している企業である「Tranzax株式会社」と連携して注文書買取サービスを実施しているので安心感もあります。
なお、トップマネジメントで注文書ファクタリングを利用できるのは次の条件をすべて満たしている法人のみです。
- 設立から半年以上
- 月商500万円以上
個人事業主やフリーランス、月商500万円未満の企業は利用できないので注意してください。
ペイブリッジ
| 売掛先の承諾 | 不要(2社間契約) |
|---|---|
| 入金までにかかる時間 | 最短即日 |
| 利用限度額 | 1億円まで |
| 買取手数料 | 3%〜 |
| 個人事業主の利用 | 不可 |
| 必要書類 | ・注文書
・入金が確認できる通帳の写し |
ペイブリッジは独立系の老舗ファクタリング会社であるトップマネジメントが経営している広告・IT業界専門のファクタリングサービスです。
メインは請求書買取ですが注文書買取にも対応しています。
最大の特徴は審査スピードで、申し込みから審査完了までは最短4分、入金までは最短2時間で完結します。
契約には面談が必要になりますが、面談はオンラインに対応しているため、当日中に東京の事務所へ訪問できない方も即日資金調達できる可能性が高いファクタリングサービスです。
広告やIT業界は納期が長くなることが多い業種です。
受注段階で資金が必要というIT業界、広告業界の方は最短2時間で資金調達できるペイブリッジの利用を検討しましょう。
なお、請求書買取は個人事業主でも利用できますが、注文書買取は月商500万円以上かつ業歴半年以上の法人のみ申し込めます。
ペイブリッジは個人事業主やフリーランス、売上規模の小さな法人は利用できないので注意してください。
けんせつくん
| 売掛先の承諾 | 不要(2社間契約) |
|---|---|
| 入金までにかかる時間 | 最短即日 |
| 利用限度額 | 下限・上限なし |
| 買取手数料 | 5%~ |
| 個人事業主の利用 | 可能 |
| 必要書類 | ・注文書
・入金の確認ができる通帳の写しなど |
けんせつくんは建設業専門のファクタリングサービスで、顧客満足度94%と、利用者からの評価が非常に高いファクタリング会社です。
基本は請求書買取をおこなっていますが、注文書の買取にも対応しています。
審査時間が非常に早いため、最短2時間で資金化できます。
対応するスタッフは建設業界出身ですので、建設業独特の事情も理解しており、柔軟な審査を受けられます。
ホームページには「建設業特有の事情なども加味して審査させていただけます」と明記されているので、入金サイトが長いからという理由で他社の審査に落ちた建設業の方も、けんせつくんであれば審査に通過できる可能性があるでしょう。
通常、注文書買取は180日先が限度となっていますが、けんせつくんであれば、180日よりも先の入金期日が設定されている注文書も買い取ってもらえる可能性があります。
日税ファクタリングサービス
| 売掛先の承諾 | 不要(2社間契約) |
|---|---|
| 入金までにかかる時間 | 最短即日 |
| 利用限度額 | 100万円から1億円 |
| 買取手数料 | 入金まで1ヶ月〜3ヶ月:0.3%~3.5%
入金まで4ヶ月~6ヶ月:0.5%~5.0% |
| 個人事業主の利用 | 可能 |
| 必要書類 | ・税理士紹介書
・注文書 ・通帳コピーなどの審査資料 |
日税ファクタリングサービスは、注文書買取で信頼性の高いサービスを探す方におすすめです。
日税ファクタリングサービスは税理士の紹介を受けた顧客のみを対象としており、注文書買取も含めた幅広い資金調達の支援を行っています。
注文書買取では、紙の注文書だけでなくメールやFAXの履歴など注文情報でも申し込みができるなど利便性の高さが特徴です。
日税ファクタリングサービスでは手数料率と買取期間についても以下のように提示されており、想定外の費用がかかる心配もありません。
- 入金まで1ヶ月~3ヶ月の場合:0.3%~3.5%
- 入金まで4ヶ月~6ヶ月の場合:0.5%~5.0%
また、赤字や債務超過であっても相談に応じており、経営状況が悪く資金繰りに問題を抱えている事業主にとっても安心です。
税金や社会保険料の未納がある場合も、同様に注文書買取サービスの利用相談に応じています。
買取可能額は100万円から1億円と幅広く、特に高額な受注案件で注文書買取をおこないたい場合におすすめです。
ファクトバンク
| 売掛先の承諾 | 不要(2社間契約) |
|---|---|
| 入金までにかかる時間 | 最短即日 |
| 利用限度額 | 要確認 |
| 買取手数料 | 2.5%~10% |
| 個人事業主の利用 | 可能 |
| 必要書類 | ・身分証明書
・買取希望の注文書 ・過去3ヶ月分の通帳コピー |
ファクトバンクは入金スピードと利便性、そして手数料の安さを最優先する事業主にとって注文書買取の有力な候補となるサービスです。
ファクトバンクは最短即日での審査完了と振り込みを実現しており、直近の支払いに間に合わないなど急な入り用でも十分に対応できます。
さらに、年中無休かつ24時間対応で営業しているため、土日や夜間に急な資金が必要になった場合にも相談に応じてもらえる点が魅力です。
注文書買取サービスでは非対面審査・WEB完結取引が可能で、顧客の手間を極力減らす手続きのフローが追求されています。
また、契約には電子契約を用いており、紙の押印作業や郵送の手間もなく手続きはスムーズです。
ファクトバンクでは出張費や事務手数料など手数料以外の費用が発生しない点も、コストを抑えたい利用者にとっては大きなメリットです。
手数料については低水準の2.5%〜10%で設定されており、他社で10%以上の場合は乗り換えで下げられる優遇措置を設けています。
ネクストスタイル
| 売掛先の承諾 | 不要(2社間契約) |
|---|---|
| 入金までにかかる時間 | 最短40分 |
| 利用限度額 | 20万円~ |
| 買取手数料 | 2%〜 |
| 個人事業主の利用 | 可能 |
| 必要書類 | ・注文書
・通帳コピー ・申し込み書 |
株式会社ネクストスタイルは低水準の手数料と入金スピードの速さを両立し、少額債権や個人事業主の資金調達にも対応するサービスです。
ネクストスタイルの強みは注文書買取における迅速な対応力で、申し込みから入金まで最短40分のスピードを実現しています。
また、手数料の面でも魅力的で2%〜と低水準の手数料を設定しており、コストを最小限に抑えて資金を調達したい場合に最適です。
審査通過率は98%と高く独自の基準で審査をおこなうため、赤字決算や税金滞納で銀行融資が利用できなかった方でも相談に応じています。
フリーランスや個人事業主も利用可能で20万円からの少額債権にも対応しており、幅広い規模の資金ニーズに応えられる点も特徴です。
また、出張買取にも対応していて対応エリアは日本全国と場所に関係なく注文書買取サービスを利用できます。
注文書買取についてよくある質問
注文書買取のおすすめ業者について、よくある質問は次の通りです。
- オンラインで完結できる注文書買取はありますか?
- 必ず審査に通る注文書買取はあるのでしょうか?
- 発注書でも注文書買取は利用できますか?
- 見積書でも注文書買取は利用できますか?
- 納品した後でも注文書買取は利用できるのでしょうか?
- 100万円未満の注文書でも買い取ってもらえますか?
疑問点をしっかりと解消して、注文書買取を適切に活用しましょう。
オンラインで完結できる注文書買取はありますか?
オンラインで完結できる注文書買取は多数存在します。
この記事でご紹介した9社は全てオンラインで完結します。面談が必要と決められている商品もzoomなどでオンライン面談に対応しているので、店頭へ訪問しなくても面談が完了します。
また、契約書のやりとりも、クラウド契約システムを使用するか、郵送やFAXでやりとりすることで完結します。
注文書買取は地方に居住している人もオンラインにて最短即日で契約が完結します。
なお、AIが審査をしてくれる注文書ファクタリングは現状のところ存在しません。
必ず審査に通る注文書買取はあるのでしょうか?
必ず審査に通る注文書買取は存在しません。
売却した注文書の代金が期日通りに入金されない場合には、ファクタリング会社が貸倒損失を負うことになります。
そのため売掛先企業の審査はしっかりとおこないますし、二重譲渡等の懸念がないように申し込み企業の審査もおこなっています。
審査がおこなわれる以上「必ず審査にとおる」ということはありません。
売掛先企業や申し込み企業に問題があれば、審査に落ちることもあります。
ただし、ファクタリング会社の中には「審査通過率98%」などと公表しているところも多いので、このような会社では高い確率で審査に通過できるでしょう。
発注書でも注文書買取は利用できますか?
発注書も基本的には注文書と同じですので、ほとんどの会社で注文書買取を利用できます。
このほか、契約書でも注文書ファクタリングは利用可能です。
ただし、正式な発注前の段階の書類である、見積書の場合には債権とはみなされないので、ほとんどの不会社で注文書ファクタリングは利用できません。
注文書買取は、正式な発注があったことを証明できる書類のみを債権とみなして買い取っています。
見積書でも注文書買取は利用できますか?
見積書では注文書買取は利用できません。
見積書はあくまでも仕事の代金を見積もるもので、「このような仕事を発注したらいくらかかるか教えてください」という段階のものです。
顧客は見積書の内容を見て、注文するかどうかを検討するため、見積書の段階では正式な発注があったとは判断できません。
そのため、会社に見積書しかないようなケースでは注文書ファクタリングの利用はできないので注意しましょう。
納品した後でも注文書買取は利用できるのでしょうか?
納品した後でも注文書買取は利用できます。
納品後であれば「本当に受注した仕事を完遂できるのか」という懸念がなくなるので、むしろ審査通過の可能性は高くなるでしょう。
ただし、納品後であれば納品と同時に請求書を発行できるはずです。
納品後に資金調達したい場合には、まずは請求書を取引先に対して発行し、請求書買取を利用した方がよいでしょう。
請求書買取の方が手数料が安く、取り扱っているファクタリング会社も多いので、多様な選択肢から利用しやすいファクタリング会社を選択できます。
100万円未満の注文書でも買い取ってもらえますか?
ファクタリング会社の対応によって異なります。
ファクタリング会社の中には「買取額100万円以上」などと決められているところもあります。このようなファクタリング会社では100万円未満の注文書を買い取ってもらうのは不可能です。
他方、100万円未満の買取にも対応しているファクタリング会社であれば、数十万円単位の注文書も売却できます。
今は多くのファクタリング会社が買取限度額に下限を設けていないので、数十万円単位の少額の注文書も売却できるでしょう。
注文書買取を有効活用して安定した資金繰りを実現しよう!
注文書買取は、仕事を受注した時点で着手金などを確保できる便利なサービスです。せっかく受注できそうな仕事を、資金不足で諦めるしかないといった課題を解決できるでしょう。
また、受注が即資金に変わるので、営業活動をして受注を獲得することが資金調達にもつながります。
注文書ファクタリングを上手に活用することで会社の営業の在り方そのものも変化する可能性があるでしょう。
最大180日先の期日まで資金調達できるので、請求書買取よりも非常に大きな資金繰り改善効果が期待できるなど、注文書買取は請求書買取と比較してメリット多数です。
しかし、注文書買取の手数料は、従来のファクタリングやPOファイナンスなどに比べ高く設定されています。そのため、毎回、注文書買取を利用すると、手数料の負担が大きくなってしまうというリスクもあります。
金融機関の融資やファクタリング、POファイナンスなどと組み合わせて、注文書買取を有効活用するのがおすすめです。そうすれば、資金繰りが安定し、売上の増加や取引先の拡大を実現できるでしょう。












