カテゴリの記事一覧

カテゴリ名

注文書買取と請求書買取の違い|どちらを使うかの判断と両方に対応する会社

注文書・発注書のスピード買取・資金調達なら

この記事は約4分で読めます。

ファクタリングを調べると、注文書買取と請求書買取の2つが出てくる。どちらを使えばいいのか、自社の案件ではどちらが合うのかが判断できない。そんな段階の方が多いと思います。

2つの違いは、資金にできる時期です。時期・手数料・契約の形・対応する会社の数の4点で並べて比べられます。自社の状況でどちらを選ぶかの判断と、両方を扱う会社もわかります。

結論

着手前の材料費や外注費を立て替えられないなら注文書買取、納品が終わっているなら請求書買取です。

手数料は注文書買取のほうが高めです。納品後まで待てる案件は、請求書買取のほうが負担を抑えられます。

このページでわかること

資金にできる時期・手数料・契約の形・会社の数の4つの違い

どちらにも共通する3つの点と、契約前の確認事項

自社の状況からどちらを選ぶかの判断

注文書と請求書の両方を扱う会社

注文書買取と請求書買取の違い一覧

最も大きな違いは、資金にできる時期です。注文書買取は受注した時点、請求書買取は請求書を出した後に資金にできます。

表は横にスクロールできます。

比べる項目 注文書買取 請求書買取
売るもの 注文書・発注書(これから発生する代金) 請求書(金額が確定した代金)
資金にできる時期 受注した時点 納品して請求書を出した後
前倒しできる期間 受注から支払日まで 請求から支払日まで
手数料 高めになりやすい 注文書買取より低めになりやすい
発注元・取引先への通知 通知しない2社間ファクタリングが中心 2社間なら通知なし。3社間は取引先の承諾が必要
対応する会社の数 少ない 多い
審査で見られる点 発注元の支払能力に加えて、自社が納品できるか 主に取引先の支払能力
個人事業主の利用 会社による(法人のみの会社がある) 多くの会社で利用できる

注文書買取は、仕事が終わる前の代金を買い取ります。その分、手数料は高めです。審査では、自社が最後まで納品できるかもあわせて見られます。

2つの方法の基本

どちらも、代金を受け取る権利をファクタリング会社に売る方法です。借入ではないため、返済の義務はありません。

注文書買取 受注した段階の注文書を売り、納品前に資金を受け取る。着手前の材料費や外注費に使える
請求書買取 納品後に出した請求書を売り、支払日より前に資金を受け取る。一般にファクタリングと呼ばれるのはこちら

注文書買取は、受注から支払日までの間に資金が要る業種で使われています。建設業・製造業・運送業・広告業などです。

請求書買取の契約の形は2つあります。取引先に知らせない2社間ファクタリングと、取引先の承諾を得る3社間ファクタリングです。3社間のほうが手数料は低めになりやすくなります。

注文書買取の仕組みと手数料の考え方は注文書買取とはで説明しています。申込から入金、送金までの手順は注文書ファクタリングの流れ9工程にまとめています。

注文書買取と請求書買取の4つの違い

資金にできる時期・手数料・契約の形・対応する会社の数の4つが違います。どれも、仕事が終わる前の代金を買い取るかどうかから生まれる違いです。

資金にできる時期

注文書買取は受注した時点で、請求書買取は請求書を出した後に資金にできます。同じ案件で比べると、次のとおりです。

時期 注文書買取を使う場合 請求書買取を使う場合
受注した ここで資金を受け取れる まだ使えない
着手前の支払い 受け取った資金で払える 手元の資金で立て替える
納品・請求した ― ここで資金を受け取れる
支払日 代金をファクタリング会社へ送る 代金をファクタリング会社へ送る(2社間の場合)

着手前の支払いを立て替えられないなら、注文書買取を使います。立て替えられるなら、納品後に請求書買取を使えば足ります。

対象になる納期は会社ごとに違います。注文書買取ファクタリング BESTPAYでは、180日以内の注文書が対象です。

手数料

注文書買取の手数料は、請求書買取より高くなる傾向があります。仕事が終わる前に買い取るため、納品されないリスクまで買取会社が負うからです。

同じ会社の料金で比べると差がわかります。GMO BtoB早払いの公式サイトでは、注文書の買取は2%〜12%、請求書の買取は1%〜10%です。

2026年9月14日に公式サイトで確認した内容です。

見積もりは振込額で比べる

注文書買取では、受注額の全額を買い取るとは限りません。手数料率が低くても、買い取る割合が小さければ振込額は増えません。

見積もりは、率ではなく実際に振り込まれる金額で比べてください。

契約の形と発注元への通知

注文書買取は、発注元に知らせない2社間ファクタリングが中心です。請求書買取は、2社間と3社間から選べます。

3社間ファクタリングは手数料を抑えやすい反面、取引先の承諾が必要です。取引先に資金繰りを知られたくない場合は、どちらの方法でも2社間を選びます。

対応する会社の数

注文書買取を扱う会社は、請求書買取より少なくなります。主要21社の公式サイトを確認したところ、受注段階での買取を明記していたのは12社でした。

2026年9月14日に各社の公式サイトで確認した内容です。

比較記事で注文書対応とされていても、公式サイトでは請求書しか扱っていない会社があります。申し込む前に、受注段階で買い取れるかを公式サイトか電話で確かめてください。

自社の案件でどちらを使えるか確認する

注文書の金額・発注元・納期をお伝えいただければ、買取の見通しと手数料の目安をお返しします。

無料で買取条件を確認する

発注元の承諾は不要です。契約の義務はありません。

注文書買取と請求書買取の3つの共通点

どちらも借入ではなく代金の売買です。審査の中心は取引先の支払能力で、取引先が払えなかったときに自社が弁済しない契約が原則です。

共通点 自社にとっての意味
借入ではない 貸借対照表の負債は増えません。信用情報に借入として記録されることもありません
審査の中心は取引先 自社が赤字でも、取引先の支払能力が確認できれば相談できます
償還請求権なしが原則 取引先が倒産して代金が入らなくても、自社は弁済しません。この形をノンリコースと呼びます
契約書で確認したいこと

取引先が払えなかったときに自社が弁済する、という条項がある契約は注意が必要です。実質的な貸付とみなされる場合があります。

償還請求権と買戻しの条項は、署名する前に確認してください。

注文書買取には、請求書買取にない注意点もあります。自社が納品できなかった場合は、ノンリコースでも守られないのが原則です。審査で見られる点は注文書買取の審査で落ちる理由と対策にまとめています。

注文書買取と請求書買取のどちらを選ぶか

着手前の支払いを立て替えられるかどうかで決まります。立て替えられないなら注文書買取、立て替えられるなら請求書買取です。

自社の状況 選ぶ方法 理由
受注したが、材料費や外注費を払えない 注文書買取 請求書を出す前に資金が要るため
大型案件で、先に出るお金が大きい 注文書買取 立て替える期間と金額が大きいため
納品が終わり、請求書を出した 請求書買取 手数料を抑えやすく、選べる会社も多いため
手数料を少しでも抑えたい 請求書買取(3社間) 取引先の承諾が取れれば、手数料は低めになりやすいため
今日中に資金が要る 請求書買取 即日で入金する会社が多いため
個人事業主 請求書買取、または個人に対応する注文書買取の会社 注文書買取は法人に限る会社があるため

基本は請求書買取を使い、着手前の支払いがある案件だけ注文書買取を使う。この形なら、手数料の負担を抑えられます。

どちらも、使うたびに手数料がかかる点は同じです。毎月の資金不足を補うために繰り返し使う方法には向きません。

注文書買取と請求書買取の両方に対応する会社

1つの会社で両方を扱っていれば、案件の進み具合に合わせて使い分けられます。受注段階では注文書を、納品後は請求書を売る使い方です。

会社 利用できる事業者 確認できた特徴
ビートレーディング 法人・個人事業主(注文書は発注元が法人の場合のみ) 受注が確認できるメールでも相談できる。必要書類は2点
GMO BtoB早払い 法人のみ 注文書2%〜12%、請求書1%〜10%。注文書は受注金額の最大50%まで
マネーフォワード 早期入金 法人のみ 取引先への通知と債権譲渡登記がどちらも不要
ウィット 法人・個人事業主(開業まもない事業者も可) 買取額に下限がない。電話・LINE・メールで完結する
ネクストスタイル 法人・個人事業主(発注元・取引先は法人のみ) 全国への出張に対応している

2026年9月14日に各社の公式サイトで確認した内容です。

手数料や入金までの日数を含めた条件は、注文書ファクタリングおすすめ21社比較で並べています。請求書の買取だけを扱う会社は請求書買取ファクタリング33社の比較で比べています。

注文書買取と請求書買取のよくある質問

注文書や請求書を売るのは違法ではありませんか

違法ではありません。代金を受け取る権利は、民法で他人に譲ることが認められています。2020年4月に施行された改正民法466条の6で、まだ発生していない将来の代金も譲れることが明記されました。ただし、取引先が払えなかったときに自社が弁済する契約は、実質的な貸付とみなされる場合があります。

注文書と発注書は違うものですか

呼び方が違うだけで、どちらも注文書買取の対象になります。確認されるのは、発注元の名称・金額・納期・支払条件が書かれているかどうかです。

見積書でも資金にできますか

多くの会社では対象外です。見積書は、発注が決まる前の書類だからです。ただし、トップ・マネジメントのように見積書・受注書・発注書のいずれか1点で相談できる会社もあります。

個人事業主でも使えますか

請求書買取は多くの会社で使えます。注文書買取は、法人に限る会社と個人事業主も対象にしている会社に分かれます。受注段階での買取を確認できた12社のうち、7社が個人事業主も対象です。

同じ案件で両方を使えますか

使えません。注文書を売った案件の請求書を、納品後に別の会社へ売ると二重譲渡になります。同じ代金を二重に売ったことになるためです。

まとめ:資金が要る時期で選ぶ

注文書買取と請求書買取の違いは、資金にできる時期です。着手前の支払いがあるなら注文書買取、納品が終わっているなら請求書買取を使います。

注文書買取は手数料が高めで、扱う会社も限られます。納品後まで待てる案件は、請求書買取のほうが負担を抑えられます。

どちらを使う場合も、見積もりは振込額で比べ、償還請求権の有無を契約前に確認してください。

注文書の段階で資金が必要なら

注文書買取ファクタリング BESTPAYは、法人の注文書を受注段階で買い取ります。発注元の承諾は不要です。

注文書の買取を無料で相談する

WEBフォームは24時間受け付けています。

このページは、注文書買取ファクタリング BESTPAYを運営する株式会社アレシアが作成しています。各社の条件は公式サイトで確認し、確認できない項目は要問合せと表記しています。

閉じる