「まとまったお金を早く用意したいけど…ファクタリングって個人事業主でも使えるの?」
個人事業主として活動していると、このように悩むことも多いのではないでしょうか。
結論、個人事業主でもファクタリングは利用できます。また個人事業主に向いたファクタリング会社もあります。
ただファクタリングの審査においては、法人よりも不利になってしまう傾向なのは否めません。そのため、審査に落ちやすい理由をあらかじめ知ったうえで、しっかり対策しておくことが大切になります。
この記事では、個人事業主に向いているファクタリング会社をはじめ、ファクタリング会社選びでの注意点や失敗しないコツなどをご紹介します。
個人事業主がスムーズにファクタリングを利用するために大切になる情報となりますので、参考にしてください。
そもそもファクタリングとは?
ファクタリングは資金調達方法のひとつです。一般的には「売掛債権を期日前に売り、資金化する方法」のことを指します。
債権とは、第三者に特定の権利を与えることです。たとえば「来月に入る収入が今すぐ必要」となった場合、入金前の請求書を発行し、ファクタリング会社に買い取ってもらいます。
その債権をファクタリング会社が買い取ってくれることで、予定の期日よりも早く資金が調達できます。
一般的にファクタリングは売掛債権を売る方式のため、ローンのような「利息」は発生しないのがファクタリングのメリットです。ただし利息の代わりに、手数料を払う必要があります。
ちなみに上記で紹介した一般的なファクタリングは「買取ファクタリング」と呼ばれる形態です。この他にもファクタリングには
- 保証ファクタリング
- 医療報酬ファクタリング
- 国際ファクタリング
など、さまざまな形態が存在します。
これまでの売掛債権を利用した資金調達の方法としては、約束手形を用いた「手形割引」が主流でした。しかし近年では、その約束手形の流通が減ってきていることから、現代ではファクタリングが資金調達の主流となっています。
個人事業主でもファクタリングは利用できる?
イメージ的に、「ファクタリングは法人が利用するもの」と考えている個人事業主の方は多いのではないでしょうか。
しかし法人でなくても、個人でもファクタリングを利用することができます。
この章では、個人事業主でもファクタリングを利用できる根拠や、利用の条件についてご紹介します。
ほとんど全てのファクタリング会社で利用できる
結論として、個人事業主であってもほとんど全てのファクタリング会社を利用できます。
ファクタリングは、「売掛債権を元手にして資金調達する方法」だからです。つまり一般的には、売掛債権をもっている方であれば、法人・個人問わず利用が可能です。
売掛債権とは、「約束の日にちに現金を受け取れる権利」のことです。利用者は、この権利をファクタリング会社に買い取ってもらうことで、期日よりも早く現金を受け取れます。
ローンやキャッシングとは異なり、返済したり、保証人をつける必要もありません。
そのため法人・個人問わず、事業を営み、売掛債権をもっている方であればファクタリングの利用が可能となっています。
個人事業主のファクタリングの利用条件は?
法人・個人問わず、売掛債権をもつ方なら、基本的にファクタリングを利用できると前述しました。
しかしファクタリングは、必ずしもどんな方でも利用できるとは限りません。とくに個人事業主の場合、法人よりも利用の条件が厳しくなるのは事実です。
個人事業主がファクタリングを利用において重要になるのは、「売掛債権や売掛先の信用力」です。
たとえばファクタリング会社が買い取ってくれた売掛債権は、「確実に現金化される」ことが約束されてなければなりません。売掛債権だけを買い取っても、それが現金に変わらなければ、ファクタリング会社にとって損失だからです。
ファクタリング会社は、利用者(売掛債権の売り手)の経営状況や信用度合いを確認し、安心できることを確認のうえ、取引を行います。
そのため個人事業主がファクタリングを利用する条件として必須なのは、「売掛債権や売掛先の信用力」です。
個人事業主がファクタリングを利用するメリット・デメリット
個人事業主がファクタリングを利用すれば、上売掛債権を早期資金化することで資金繰りが改善しビジネスを円滑に回すことにつながります。その一方で、個人事業主ならではのファクタリングによるデメリットも存在します。
この章では、個人事業主がファクタリングを利用するメリットとデメリットをそれぞれ解説します。個人事業主としてファクタリングを利用する前の、ひとつの知識として参考にしてください。
メリット
個人事業主がファクタリングを利用するメリットは、大きく以下が挙げられます。
- 連帯保証人不要で資金調達できる
- 融資審査に落ちても資金調達できる
- 信用情報への影響がない
- 発生した手数料は経費にできる
ファクタリングは融資などとは異なり、連帯保証人なしで資金調達できるため、手軽さや手間の観点でメリットです。
また融資やローンを受ける際は、過去や現在の「決算状況」が重要です。決算状況がよくないと、融資やローンを受けるのが困難になります。
その点ファクタリングなら、決算で赤字や債務超過となっている企業でも、資金調達が可能です。
さらにファクタリングにかかった手数料は経費にできますので、節税の観点でもメリットになります。
デメリット
個人事業主のファクタリングの利用はメリットもありますが、デメリットもあります。そのデメリットとして挙げられるのは、主に以下のとおりです。
- 法人に比べると審査に落ちやすい
- 3社間ファクタリングだと不信感をもたれることもある
やはり個人事業主は、法人に比べてファクタリングの審査に落ちる可能性が高いのがデメリットとなります。
ファクタリングの審査通過に大切なのは「売掛債権や売掛先の信用力」です。個人事業主が信用力を証明するには、経営状況がある程度良好であることが条件となります。
また3社間ファクタリングの場合、取引先に不信感を持たれる可能性も否めません。
3社間ファクタリングとは、
- 利用者(個人事業主)
- ファクタリング会社
- 売掛先
の3社で行われるファクタリング契約のことです。
2社間ファクタリングの場合、売掛先の企業に知られることなく、売掛債権を資金調達できます。
しかし3社間ファクタリングの場合、売掛債権の資金調達のために売掛先企業の承諾が必要です。そのため売掛先から「資金繰りに困っているのだろうか?」など、ネガティブな印象をもたれてしまう可能性があります。
個人事業主がファクタリングを利用する流れ
個人事業主がファクタリングを利用する際の流れは、以下のとおりです。
- ファクタリング会社を選び、申し込む
- 利用にあたっての審査を受ける
- 正式に契約する
この章では、それぞれの手順にそって具体的に解説します。
①ファクタリング会社を選び、申し込む
まずは利用するファクタリング会社を選びましょう。
ファクタリング会社を選ぶポイントは、なるべく審査通過率が高く、かつ最低買取金額と手数料率が低い会社を選ぶことです。
しかし
- あまりに手数料率が安い
- 相談のときの対応がよくない
- 会社の住所が不明
といった、不安要素が多いファクタリング会社は悪徳の可能性もあるため注意しましょう。
ファクタリング会社を選んだら電話やメール、もしくはウェブサイトから申し込みます。申込みで確認される内容は大きく以下のとおりです。
- 債権の買取希望額
- 翌月の売掛金額
- 利用するファクタリングは2社間か3社間か
- 名前
- 電話番号
- 住所
- 各種連絡先情報
すべて偽りなく回答し、申込みのうえ、次のステップに進みます。
②利用にあたっての審査を受ける
ファクタリング会社への申込みが完了したら、ファクタリング会社からの審査にうつります。
審査では、以下のような項目をチェックされ、最終的な手数料が決定します。
- 利用者や売掛債権の信用度
- 売掛債権の金額
- 回収までの期間
- 差し押さえや二重譲渡の可能性
ファクタリングは融資などに比べて審査の手間が少ないものの、最低限の提出書類を揃える手間は避けられません。
近年ではオンライン完結のものが主流ですが「対面」が必須で、アポを取ってファクタリング会社へ出向かなければならないケースもあります。
オンライン完結のものは時間や場所を問わず手続きできますが、ネットやPCに不慣れな方の場合、かえって時間がかかることもあります。
そのため審査にはある程度、時間と手間がかかることを考慮しておくのがいいでしょう。
審査がおわったら結果の連絡が入ります。通過の場合は、契約内容が提示されます。
③正式に契約する
審査の結果を経て、提示された契約内容に同意したら、正式に契約に進みます。
通常のファクタリング会社なら、提示された契約内容に対し、利用者が同意した時点で初めて取引が成立します。
しかし悪質なファクタリング会社の場合、この内容の確認が省かれ、勝手に取引に進んでしまうこともあります。そうなると高い手数料を取られてしまう可能性もあるため要注意です。
契約する際は、必ず契約書を作成してくれるファクタリング会社を選ぶようにしてください。
また契約書にて提示された内容をしっかりと確認することが大切です。利用者に不都合な契約が混じっているリスクも考えられるためです。
とくに「賠償金や違約金が発生する条件」については、しつこいくらいに質問・確認し、理解を深めておくことをおすすめします。
契約内容を理解しないままだと、後々、自分が損をすることにもつながってしまいます。たとえ面倒でも、確認を怠らないようにしましょう。
失敗しない!個人事業主のファクタリング会社選びのコツ
「ファクタリング会社って、どんなふうに選べばいいの?」
「悪質なファクタリング会社は、絶対に避けたい」
と思う個人事業主の方も多いでしょう。
この章では、個人事業主のファクタリング会社の選び方のコツを、以下のとおりご紹介します。
- 最低買取金額が安い会社を選ぶ
- 個人事業主でも審査に通りやすい会社を選ぶ
- 手数料率が安い会社を選ぶ
ファクタリング会社選びにおける失敗を避けるためにも、ぜひ参考にしてください。
最低買取金額が安い会社を選ぶ
ファクタリングの利用を考えている個人事業主の場合、利用金額が比較的少額になるケースも多いと思います。
個人事業主で、かつ利用金額が少額であれば、最低買取金額が安い会社を選びましょう。
実際にファクタリング会社によっては採算を合わせるため、最低買取金額に法人向けの下限額を設けているケースもあります。そのような会社に個人事業主が申し込んでも、お断りされてしまう可能性があるためです。
ただ最低買取金額は売掛債権の信用度によって変動することから、ファクタリング会社の公式サイトなどにも記載がされていないことがあります。
もし最低買取金額がわからない場合は、事前にファクタリング会社に問い合わせ、確認を行いましょう。
個人事業主でも審査に通りやすい会社を選ぶ
ひとえにファクタリング会社といっても、法人向けのものから個人事業主向けのものまで種類や特徴はさまざまです。
その中でも、個人事業主に向いているファクタリング会社を選ぶことが大切です。比較的審査に通りやすいおすすめのファクタリング会社は、以下のとおりです。
- ペイトナーファクタリング
- FREENANCE
- QuQuMo Online
- ウィット
- No1ファクタリング
- MSFJ
ペイトナーファクタリングやFREENANCEは、フリーランスや中小企業をターゲットにしたファクタリング会社のため、それほど厳しい審査はありません。
またNo1ファクタリングとMSFJの通過率は90%で、業界屈指の通過率の高さを誇ります。
個人事業主がファクタリングを利用するなら、これらのような「個人事業主に積極的にファクタリングを実施している会社」を選択するといいでしょう。
手数料率が安い会社を選ぶ
個人事業主でファクタリングを利用するなら、手数料率の安さも抑えるべきポイントになります。
手数料率とはその名のとおり、「売掛債権の買い取りで発生する手数料の割合を表したもの」です。ファクタリングでは、融資やローンで発生する「利息」がない代わりに、この「手数料」が発生します。
一般的なファクタリング会社の場合、
- 2社間ファクタリングでおおよそ10~20%
- 3社間ファクタリングでおおよそ3~5%
が、相場として設定されていることが多いです。
個人事業主であれば、少しでもコストをかけず資金調達したいものです。
しかしこちらの手数料率も、売掛債権の信用度合いや金額で変動します。「手数料率は2〜20%」といったように、幅をもたせているファクタリング会社もあります。
そのため複数のファクタリング会社を比較・検討し、少しでも手数料を抑えられるところを選ぶことが大切です。
即日で審査に通りやすい個人事業主けのファクタリング会社
この章では個人事業主におすすめしたい、審査の通りやすいファクタリング会社を以下のとおり11社ご紹介します。
- ベストファクター
- OLTA
- ペイトナー ファクタリング
- FREENANCE
- QuQuMo Online
- PayToday
- ウィット
- 事業資金エージェント
- アウル経済
- No1ファクタリング
- MSFJ
いずれも知名度や規模感の観点から、信用できるファクタリング会社となっています。
個人事業主の方でファクタリング会社選びに迷ったら、これから紹介する11社の中から選べば大きな失敗は避けられるでしょう。
ベストファクター
ベストファクターの概要は、以下のとおりです。
利用額 | 30万円~ |
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手数料 | 5%~(個人事業主の場合) |
資金化までの期間 | 最短で即日 |
ファクタリング利用対象 | 法人・個人事業主 |
ファクタリング形態 | 2社間・3社間 |
オンライン利用 | 可(契約時面談必須) |
ベストファクターは、法人・個人事業主問わず、さまざまな利用者から利用されているファクタリング会社です。
平均買取率は92%以上と高く、税金の延滞などがあっても利用できるため、審査通過率の高い会社を探している方にもおすすめです。
申込みや書類の提出はオンラインでも可能ですが、契約の際は面談が必須となります。利用者本人がファクタリング会社に足を運ぶか、代理人に訪問してもらうかのどちらかを選択しなければなりません。
ベストファクターは東京と大阪に会社を構えているため、東京・大阪在住の方におすすめのファクタリング会社といえます。
OLTA
OLTAの概要は、以下のとおりです。
利用額 | なし |
---|---|
手数料 | 2~9% |
資金化までの期間 | 最短で即日 |
ファクタリング利用対象 | 法人・個人事業主 |
ファクタリング形態 | 2社間のみ |
オンライン利用 | 可 |
OLTAは他のファクタリング会社と比較しても、手数料が比較的安く設定されていることが大きな特徴です。
また申込みから契約までオンラインで完結するため、仕事で忙しく時間が取れない方や、地方に住んでいる方でも気軽に利用できます。
またOLTAは三菱UFJ銀行や三井住友銀行など、国内屈指の規模をもつ銀行をパートナーとして提携しているため、安心感・信頼感はお墨付きです。
手数料を抑えて資金調達したい方や、忙しくてなかなか時間がとれない個人事業主の方にもぴったりです。
ペイトナー ファクタリング
ペイトナーファクタリングの概要は、以下のとおりです。
利用額 | 1~25万円(新規登録の場合) |
---|---|
手数料 | 10% |
資金化までの期間 | 最短で10分 |
ファクタリング利用対象 | 個人事業主 |
ファクタリング形態 | 2社間のみ |
オンライン利用 | 可 |
ペイトナーファクタリングは、個人事業主やフリーランスの方に向けたファクタリング会社です。
個人事業主として請求書を発行する際はどんな職種でも利用できるため、個人事業主にとっては非常に魅力的な内容となっています。
資金化までの期間は最短で10分と、他のファクタリング会社と比較しても圧倒的な早さが魅力です。また申込みから振込までオンラインで完結するため、移動時間や面倒な手間を省きたい方にも向いています。
手数料は一律10%となっており、初期費用や月額利用料もかかりません。信用度合いなどで変動することもないため、わずらわしさを感じることなく利用できるでしょう。
FREENANCE
FREENANCEの概要は、以下のとおりです。
利用額 | 1万円~ |
---|---|
手数料 | 3~10% |
資金化までの期間 | 最短で即日 |
ファクタリング利用対象 | 法人・個人事業主 |
ファクタリング形態 | 2社間のみ |
オンライン利用 | 可 |
こちらのFREENANCEも、フリーランスや個人事業主の利用に特化したファクタリング会社となっています。
FREENANCEは独自の口座を設けており、それを利用することで以下のようなメリットがあります。
- 取引先からの入金先に設定すれば、即日払いのファクタリングの利用が可能
- 口座の利用を繰り返すことで、即日払いの手数料が下がる
- 過去の取引履歴から実績や収入がわかるため、お金を借りるのもスムーズになる
さらにFREENANCEは補償も充実しています。業務に関する事故および、著作権侵害や情報漏洩の発生に対し、最大5,000万円まで受けられます。
個人事業主は立場上、決して強いほうではなく、自分で自分の身を守らなければなりません。そのため、多くの個人事業主から指示を集めているファクタリング会社です。
QuQuMo Online
QuQuMo Onlineの概要は、以下のとおりです。
利用額 | なし |
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手数料 | 2社間:1%~
3社間:なし |
資金化までの期間 | 最短で2時間 |
ファクタリング利用対象 | 法人・個人事業主 |
ファクタリング形態 | 2社間・3社間 |
オンライン利用 | 可 |
QuQuMo Onlineは、株式会社アクティブサポートが運営・提供するファクタリング会社です。
とにかく気軽にファクタリングを利用できることが、QuQuMo Onlineの最大の特徴となっています。
たとえば手続きはすべてオンラインで完結するうえ、用意する書類も通帳と請求書の2点で済みます。債権譲渡登記の設定なども必要ありません。また資金化までの期間も最短2時間と、他のファクタリング会社に比べても圧倒的に早くなっています。
わずらわしい契約や手続きなどが苦手で、スピーディーかつ気軽に資金調達をしたい個人事業主の方は、ぜひQuQuMo Onlineを検討すべきでしょう。
PayToday
PayTodayの概要は、以下のとおりです。
利用額 | 10万円~ |
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手数料 | 1~1.95% |
資金化までの期間 | 最短で30分 |
ファクタリング利用対象 | 法人・個人事業主 |
ファクタリング形態 | 2社間のみ |
オンライン利用 | 可 |
PayTodayはオンライン完結型のファクタリング会社です。申込みから審査、契約、振込まですべてオンライン上で完結できます。
またオンラインが苦手な方であれば、対面や電話を選択することも可能です。ただ対面を利用する場合、出張費と事務手数料で3万円が発生するため、なるべくオンラインで利用するのが賢明でしょう。
また資金化までの期間も最短で30分と、非常に早くなっていることも特徴です。
手数料も1%台と安く、初期費用や月額料金もかからないため、とても良心的といえます。
「オンラインで時間をかけず、手軽に安く少額利用したい個人事業主」にぜひおすすめのファクタリング会社です。
ウィット
ウィットの概要は、以下のとおりです。
利用額 | 30万円~ |
---|---|
手数料 | 非公開
(推定) 2者間:10~30%程度 3者間:1~10%程度 |
資金化までの期間 | 最短で2時間 |
ファクタリング利用対象 | 法人・個人事業主 |
ファクタリング形態 | 2社間・3社間 |
オンライン利用 | 可 |
ウィットは、株式会社ウィットが運営・提供するファクタリング会社です。
中小企業と個人事業主がターゲットとなっており、また対応エリアは全国です。そのため、地方の中小企業や法人を作っていないフリーランスの方でも利用しやすいメリットがあります。
資金化は最短で2時間ととても早く、手続き等はすべてオンラインで完結します。対面の必要が一切ないため、手軽かつスピーディーな資金調達が可能です。
またウィットのお客様満足度は94%と高く、ひとつひとつのサービスの質の高さがうかがえます。
事業資金エージェント
事業資金エージェントの概要は、以下のとおりです。
利用額 | 20万円~ |
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手数料 | 2者間:5~20%程度
3者間:1.5~9%程度 |
資金化までの期間 | 1,000万円までは即日対応 |
ファクタリング利用対象 | 法人・個人事業主 |
ファクタリング形態 | 2社間・3社間 |
オンライン利用 | 可 |
事業資金エージェントは、株式会社アネックスが運営するファクタリング会社です。
利用額の下限は20万円から上限は2億円までと、中小企業から大企業、さらに個人事業主問わず幅広いニーズに対応しています。
また3社間取引の手数料が安く、他のファクタリング会社と比較しても最安水準となっている点も魅力的です。
さらに事業資金エージェントは、この他にも
- 入金スピードの早さ
- 手数料の安さ
- オンライン完結による手軽さ
などとメリットがたくさんあります。
数あるファクタリング会社と比較しても、トータルバランスに優れているといえるでしょう。
アウル経済
アウル経済の概要は、以下のとおりです。
利用額 | 10万円~ |
---|---|
手数料 | 1%~ |
資金化までの期間 | 最短で即日 |
ファクタリング利用対象 | 法人・個人事業主 |
ファクタリング形態 | 2社間、注文書ファクタリング |
オンライン利用 | 可 |
アウル経済は、株式会社アウル経済が運営するファクタリング会社です。株式会社アウル経済は1997年創業と業歴が長いため、安心感をもって利用できます。
最低利用金額が10万円からと安くなっていることから、個人事業主はもちろん、中小企業の利用にも適しています。
またアウル経済の特徴として、仕事を請け負うときに発生する「注文書」を買い取る、「注文書ファクタリング」に対応している点も挙げられます。注文書ファクタリングを利用すれば通常よりもスピーディーに資金調達できるため、場合によっては大きなメリットとなります。
また契約もオンライン完結型で、資金化までの時間もなんと2時間。移動の時間やわずらわしい手間を省きたい方にもおすすめです。
No1ファクタリング
No1ファクタリングの概要は、以下のとおりです。
利用額 | 10万円~ |
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手数料 | 2者間:5~15%程度
3者間:1~5%程度 |
資金化までの期間 | 最短で即日 |
ファクタリング利用対象 | 法人・個人事業主 |
ファクタリング形態 | 2社間・3社間 |
オンライン利用 | 可 |
No1ファクタリングは、とにかく手数料を抑え、安く資金調達したい方にぴったりのファクタリング会社です。
手数料は2社間で5〜15%、3社間では1〜5%と業界でも最安の水準を誇ります。さらにNo1ファクタリングは、初めてファクタリングを利用する方に対し、
- 初回手数料50%オフ
- 他社以上の高額買取を保証
のいずれかを実施しています。
「とにかく手数料を抑え、安く資金調達したい」と考える方なら、必ず検討すべきファクタリング会社でしょう。
ちなみにNo1ファクタリングは「人柄重視の審査基準」を設けており、審査通過率も90%と高くなっています。
そのため他社で断られてしまった方や、ないしは業績に自信がない個人事業主の方でも、気軽に相談してみるといいかもしれません。
MSFJ
MSFJの概要は、以下のとおりです。
利用額 | 10万円~ |
---|---|
手数料 | 3.8~9.8%(個人事業主の場合) |
資金化までの期間 | 最短で即日 |
ファクタリング利用対象 | 法人・個人事業主 |
ファクタリング形態 | 2社間・3社間 |
オンライン利用 | 可 |
MSFJは審査通過率90%以上を誇る、中小企業をはじめ個人事業主から支持を集めているファクタリング会社です。
一般的に審査の通過率が高い会社は、手数料も高い傾向です。しかしMSFJの場合、手数料は3.8%からとなっているため、比較的利用しやすくなっています。
加えて最低買取金額は10万円からと、少額利用も可能。さらに即日契約にも対応しているため、気軽さの観点からどんな方でも利用できるのが嬉しいポイントです。
またMSFJは公式サイトにて、買取事例のみならず、お断りの事例も公表しています。審査通過率が高いとはいえ、しっかり審査が行われていることがうかがえるため安心です。
個人事業主がファクタリング利用で注意すること
個人事業主がファクタリングを利用することで、資金繰りが円滑になり、ビジネスにいい影響をもたらしてくれます。しかし個人事業主がファクタリングを利用する際は、いくつか注意しなければならない点もあります。
この章では、個人事業主がファクタリングを利用する上で注意しておくべきことを、以下の4つに絞ってそれぞれご紹介します。
- 償還請求権ありのファクタリングには手を出さない
- 分割払いはできない
- 債権によっては審査で落ちる
- 給与ファクタリングには手を出さない
お金に困っている状況では、冷静な判断もできなくなるものです。巧妙な手口に騙されないためにも、あらかじめ注意点は把握しておきましょう。
償還請求権ありのファクタリングには手を出さない
償還請求権(しょうかんせいきゅうけん)とは、ファクタリング会社が買い取った売掛債権の回収ができなくなったとき、その債権の償還を、責務者(企業・会社)ではなく、売却した人(利用者)に求められる権利のことです。別名「リコース」とも呼ばれています。
個人事業主であれば、償還請求権のあるファクタリングには手を出さないほうがいいでしょう。
たしかに償還請求権のあるファクタリングは手数料が安かったり、審査が通りやすいメリットがあります。ただ償還請求権のあるファクタリング会社は、悪質業者である可能性もあります。
たとえば償還請求権つきのファクタリング事業をするためには、「賃金業法の登録」が必要です。売掛債権を担保として融資をしていることとおなじだからです。
しかし、この「賃金業法の登録」を行わず、償還請求権つきのファクタリング事業を行う会社も存在します。それを知らずに利用してしまうと、いわゆる「偽装ファクタリング」という、違法の取引として扱われてしまうのです。
どうしても償還請求権つきのファクタリングを利用したい場合、必ず「賃金業法の登録」を行っているか確認しましょう。それが確認できない企業は、悪質な企業である可能性が高いため、手を出してはいけません。
分割払いはできない
ファクタリングは、支払いを分割にすることができないため、注意が必要です。ファクタリングは融資やローンとは異なり、賃金業ではないからです。
ファクタリング会社のサービスはあくまで、売掛債権の買い取りです。賃金業とは異なるため、金利を徴収することはできません。
ところがファクタリング会社によっては、「支払いが困難なら分割払いも可能ですよ」など、分割払いを認めて提案してくる会社も存在します。
これらは悪質な企業である可能性が非常に高いです。
分割払いは賃金業者にのみ、認められている行為であるためです。ファクタリング会社が分割払いをするのは違反となっています。
そのためファクタリング会社を選ぶなら、必ず「分割払いNG」の会社を選びましょう。
債権によっては審査で落ちる
いくら個人事業主やフリーランスに向いたファクタリング会社とはいえ、債権によっては審査で落ちることもあります。
主に原因として挙げられるのが、以下のとおりです。
- 信用度・信頼性の欠落してるから
- 債権の入金日が遠かったり、金額が現実的でないから
- 売掛先企業との付き合いが浅いから
そのため具体的な対策としては、
- 売掛企業との付き合いの期間で信頼性を担保する
- 入金日までの日数が短く、入金の可能性が高い売掛債権をファクタリングする
など、あらかじめ対策をしておくことが重要になります。
個人事業主に向いたファクタリング会社だからと油断していると、審査で断られる事態になりかねないので、注意が必要です。
給与ファクタリングには手を出さない
給与ファクタリングとは読んで字の如し、「勤務している企業からの給料を、給料日前に手にする」ことができるサービスです。
契約が簡単で誰でも利用できるなど、便利な側面も謳われていますが、給与ファクタリングには手を出さないほうがいいでしょう。以下のようなデメリットがあるためです。
- 給与ファクタリング界隈には悪質業者が多いから
- 通常のファクタリングに比べ手数料が高額だから
- そもそも違法行為とされているから
給与ファクタリング界隈には、悪質な業者が多いです。具体的には「通常のファクタリング会社を装っているものの、蓋を開けたら賃金業(融資・お金貸し)だった」」などです。
また通常のファクタリングは手数料が1%〜多くても10%程度です。それに対し給与ファクタリングでは、おおよそ10〜30%と高額になっています。たとえば20万円の給料だった場合、利用者の手元に入るのは18〜14万円なので、適正な手数料とは言い難いです。
さらに、そもそも給与ファクタリングは違法取引に該当します。金融庁が「給与ファクタリングは賃金業に該当するため、違法です」と、大々的に注意喚起を促しているためです。
労働基準法では「給料は本人以外に支払うことはできない」と定められています。そのため、そもそも譲渡できない債権である点も、給与ファクタリングが違法と言われる理由です。
実際に過去の事例として、給与ファクタリングサービスを運営していた方が逮捕されたこともあります。給与ファクタリングには絶対に手を出さないようにしましょう。
個人事業主のファクタリングについてよくある質問
この章では、個人事業主のファクタリングに関するよくある質問をご紹介します。
ファクタリングの不明点を減らすために、参考にしてください。
個人事業主は通帳なしでファクタリングできる?
ファクタリング会社によっては、通帳なしでファクタリングを利用できます。具体例としてペイトナーファクタリングや、フリーナンスなどが挙げられます。
ただファクタリングを利用する際は、原則的に通帳は必須となりますので、用意しておくといいでしょう。
個人事業主はオンラインでもファクタリングできる?
はい、個人事業主はオンラインでのファクタリングを利用することができます。現代のファクタリング会社はおおよそ、オンライン完結型と考えて差し支えありません。
必要書類を揃えたうえで、売掛債権の信用さえしっかり証明できれば、フォームへの入力や電話のみで完結します。
基本的にはこのように、オンラインのみでファクタリングの利用は可能です。ただ中には「契約のときのみ対面」という条件を設け、人柄や信用を把握する企業もあります。
審査に通りやすいファクタリング会社は?
本記事で紹介しているファクタリング会社の中でも、とくに審査通過率の高いのは以下のとおりです。
- ペイトナーファクタリング
- FREENANCE
- QuQuMo Online
- ウィット
- No1ファクタリング
- MSFJ
ペイトナーファクタリングやFREENANCEは、個人事業主やフリーランス、中小企業をターゲットにしたファクタリング会社です。そのため、それほど厳しい審査はありません。
またNo1ファクタリングとMSFJの通過率は90%。業界屈指の通過率の高さを誇ります。
偽造の請求書をファクタリング会社に提出するとどうなる?
偽造の請求書をファクタリング会社に提出すると、私文書の偽造に関する罪に問われる可能性があります。具体的には、以下いずれかの罪が挙げられます。
- 有印私文書偽造
- 有印私文書変造
- 無印私文書偽造
- 無印私文書変造
ただ一応、後でつじつまを合わせ、その請求書を事実のものにできるなら罪に問われることは避けられます。
とはいえそれが実現できず、実際に罪に問われてしまう利用者もたくさんいます。最初から「偽造の請求書を作成しよう」などと考えることは、やめたほうがいいでしょう。
ファクタリングの審査になかなか通らないときどうしたらいい?
ファクタリングの審査になかなか通らないときは、以下のような対策を行うといいでしょう。
- 売掛債権の信用度を高める
- 審査に通りやすいファクタリング会社を選ぶ
売掛債権の信用度を高めるには、公的機関や上場企業を売掛先にしましょう。経営が危うい中小企業や個人取引の場合、審査通過率は下がります。
また前述でも紹介した「No1ファクタリング」や「MSFJ」は、審査通過率が90%を超えるファクタリング会社です。立て続けに断られ自信をなくしているなら、相談してみてはいかがでしょうか。
個人事業主におすすめのファクタリング会社まとめ
ファクタリングは法人のみならず、個人事業主でも利用が可能です。しかし法人に比べると、ファクタリング会社による審査の通過率は下がってしまいます。
ファクタリングの利用においてもっとも大切になるのが、売掛債権の信用度合いです。加えて個人事業主の場合、個人の信用度もすみずみまで審査されます。
そのため個人事業主に向いている、審査通過率の高いファクタリング会社を見極めたうえで、信用を高めるための対策をすることが、最初の一歩といえるでしょう。