資金調達手段として近年、注目を集めているのがファクタリングです。ファクタリングとは、売掛債権をファクタリング会社に買い取ってもらい資金調達ができるサービスです。
しかし、ファクタリングは知っていても、具体的にどのくらいの費用や手数料がかかるのかを知っている人は少ないかもしれません。
今回の記事では、「ファクタリングにかかる費用・手数料」「手数料を左右する要素」「手数料を安く抑える方法」について解説します。くわえて、費用・手数料が安いファクタリング会社を4つ紹介します。
費用・手数料の安いファクタリング会社を上手に利用し、資金繰りを改善して持続的な経営を目指しましょう。
目次
ファクタリングの手数料とは?手数料と費用の内訳
ファクタリングにかかる費用・手数料の内訳について解説します。
ファクタリングの手数料とは、売掛債権を買い取ってもらうときに生じる負担の一部で、ファクタリング会社の視点では利益にあたるものです。利用者からすると、手数料が抑えられるほど売掛債権を高く買い取ってもらえることになります。
売掛債権を高く買い取ってもらうため、費用・手数料をしっかりとチェックしましょう。
業者ごとの基本手数料
ファクタリングの基本手数料は、ファクタリング会社によって異なります。以下では、ファクタリング会社5つの手数料を表にしてまとめました。
ファクタリング会社 | 手数料 |
ビートレーディング | 2社間:5%~20% 3社間:2%~ |
アクセルファクター | 2社間:2%~20% |
事業資金エージェント | 2社間:5%~20% 3社間:1.5~9% |
ベストファクター | 2社間:2%~20% |
No.1ファクタリング | 2社間:5%~15% 3社間:1%~5% |
2社間ファクタリングの手数料は5%~20%、3社間ファクタリングは1%~9%ほどで設定されていることが多いです。実際にどのくらい手数料がかかるのかは、取引方法や売掛債権の金額を考慮した上で決定されます。
中には手数料をWebサイトで明記していないファクタリング会社もありますが、しっかりと明記しているファクタリング会社がおすすめです。
債権譲渡登記費用
ファクタリングには、債権譲渡登記費用がかかります。登記費用は登録免許税が7,500円、司法書士報酬が数万円ほどとなります。
登記とは、不動産や動産の権利関係などを公示するために用いられる精度です。債権譲渡登記とは、文字通り債権が譲渡されたことを登記する手続きのことです。資金調達方法が多様化したことを受けて、1998年の法改正で施行された登記制度になります。
2社間ファクタリングでは、不正に売掛債権の二重譲渡が行われる恐れがあります。そのリスクを解消するため、債権譲渡登記を行うファクタリング会社がほとんどです。しかし、利用者の状況や審査結果、債権金額などを総合的に判断して登記不要で取引を進めるケースもあります。
債権の譲渡人は法人に限定されているため、個人事業主向けのファクタリングでは債権譲渡登記は行われません。そのため、債権譲渡登記が必須になっているファクタリング会社は個人事業主が利用できませんので注意しましょう。
審査手数料・事務手数料
名称はファクタリング会社によって異なりますが、審査手数料・事務手数料などが別途発生する場合があります。金額は数千円程度の場合がほとんどです。
基本的にファクタリングの買取手数料以外の費用を要求するのは、悪質な業者である可能性が高いです。利用は慎重に検討しましょう。
印紙代
ファクタリングで、売掛債権譲渡契約を締結するときに印紙代が必要となります。印紙代は200円~数十万円まで、買い取ってもらう売掛債権の金額によって変わります。
手数料に印紙代が含まれている場合もありますので、見積もりのときにしっかりと確認しましょう。また、電子契約の場合は印紙代がかかりません。
ファクタリングの種類別の手数料相場
ファクタリングの種類別に、手数料の相場について解説します。解説するファクタリングの種類は以下の通りです。
- 買取ファクタリング
- 一括ファクタリング
- 医療ファクタリング
- 国際ファクタリング
- 保証ファクタリング
買取ファクタリング
買取ファクタリングは、売掛債権をファクタリング会社に買い取ってもらうサービスです。支払期日より前に買い取ってもらうことで、売掛債権を現金化できます。
買取ファクタリングには、以下のようなメリットがあります。
- 素早く資金調達ができる
- 担保や保証人の必要がない
- ほかの資金調達方法に比べて審査の難易度が低い
- 簡単な手続きで契約できる
- 借入金が増えない
買取ファクタリングには2社間ファクタリング、3社間ファクタリングがあります。それぞれの手数料について解説します。
2社間ファクタリング
2社間ファクタリングの手数料の相場は、5%~20%です。
2社間ファクタリングとは、ファクタリング会社と利用者の間で契約をする買取ファクタリングです。以下の流れでファクタリングの契約が結ばれます。
- 利用者がファクタリング会社に売掛債権の売却を申し込む
- ファクタリング会社が売掛先の信用調査を行う
- ファクタリング会社と利用者の間で債権譲渡契約を締結する
- 手数料が差し引かれた金額を利用者が受け取る
- 売掛先が利用者に売掛金を支払う
- 利用者がファクタリング会社に売掛金を送金する
売掛金の支払いの流れは「売掛先」→「利用者」→「ファクタリング会社」となります。2社間ファクタリングは素早く資金調達ができる反面、手数料が3社間ファクタリングより高めに設定されがちです。
しかし、最近ではクラウドファクタリングが登場してきており、安い手数料で2社間ファクタリングが利用できるようになりました。
3社間ファクタリング
3社間ファクタリングの手数料は1%~9%が相場です。
3社間ファクタリングとは、「利用者」「ファクタリング会社」「売掛先」の3つの企業が関わるファクタリング契約のことです。3社間ファクタリングの流れは以下のようになります。
- 利用者はファクタリングの利用を売掛先に知らせて了承を得る
- 利用者がファクタリング会社に売掛債権の売却を申し込む
- ファクタリング会社が売掛先の信用調査を行う
- 手数料が差し引かれた金額を利用者が受け取る
- 売掛先がファクタリング会社に売掛金を支払う
支払いの流れは「売掛先」→「ファクタリング会社」となることが特徴です。3社間ファクタリングは手数料が低い反面、資金調達に時間がかかることがデメリットです。また、ファクタリングの利用を売掛先に知られることにも注意が必要でしょう。
手数料や自社の状況を検討して、適切なファクタリングを選択してください。
一括ファクタリング
一括ファクタリングの手数料は1%~10%が相場です。
一括ファクタリングとは、支払企業が従来の手形による支払いを廃止し、その代わりに納入企業が保有する売掛債権をファクタリングで決算するシステムです。手形の発行などの事務が軽減されるため、経理業務の効率化につながります。
買取ファクタリングとの違いは、一括ファクタリングの主体が支払企業にある点です。一括ファクタリングでは、支払企業が納入企業の了承を得て一括ファクタリング契約を結び、以下のような流れで行われます。
- 納入企業で売掛債権が発生し、ファクタリング会社に譲渡
- 支払企業が売掛債権の譲渡を承諾
- ファクタリング会社が納入企業に売掛債権の金額を支払い
- 支払企業が請求書の期日にファクタリング会社に売掛金を支払い
一括ファクタリングは、支払企業にとっては「手形発行の負担がなくなる」というメリットがあります。納入企業にとっては、支払期日前に売掛債権を現金化できることが利点です。
医療ファクタリング
医療ファクタリングの手数料は1%~2%が相場です。
医療ファクタリングとは、支払期日前に診療報酬を現金化して資金調達する方法です。診療報酬は、支払期日が最大2ヶ月半ほどと非常に長くなります。しかし、医療ファクタリングを利用することでスピーディーに現金化できます。
医療ファクタリングの支払い元は社保、国保であり政府関連です。そのため、未回収リスクがほとんどありませんので手数料も低く設定されています。
国際ファクタリング
国際ファクタリングの手数料は、インボイス金額に対して1ヶ月で数パーセント程度です。
国際ファクタリングとは、輸出取引における企業の債権回収リスクや売掛金管理サポートのために、世界各国の金融機関が連携して提供する輸出代金回収サービスです。今までは信用状などで輸出代金回収を担ってきましたが、追加費用の発生や手続きの煩雑さが目立ちました。
そこで、手続きが簡単で信用状の代わりになる国際ファクタリングが注目されています。国際ファクタリングは、手数料のほかに信用調査費が1万円~3万円ほどかかるので注意が必要です。
保証ファクタリング
保証ファクタリングの手数料の相場は1%~8%ほどです。
保証ファクタリングとは、売掛債権の未回収リスクに対して保険をかけるタイプのファクタリングです。保証ファクタリングの利用の流れは以下のようになります。
- 利用者ファクタリング会社に売掛債権の保証を依頼
- ファクタリング会社で売掛先の与信調査を実施
- ファクタリング会社が保証金額と保証料を利用者に提示して契約を締結
- 利用者は保証料を支払う
- 売掛金が未回収になった場合、ファクタリング会社が保証金額を支払う
- 売掛金が無事に回収されたら契約完了
保証ファクタリングによって利用者は、「貸倒れリスクを回避」「与信審査のアウトソーシング化」といったメリットがあります。
ファクタリングの手数料を決定する要素
ファクタリングの手数料を決定する要素について解説します。手数料が決まるにあたって、どのような要素が影響するのかチェックしましょう。手数料を左右する要素は以下の通りです。
- 2社間・3社間のどちらを利用するか
- 売掛先の信用力
- 売掛債権の金額
- 利用回数
- 債権譲渡登記の有無
- 支払期日までの日数
2社間・3社間のどちらを利用するか
2社間ファクタリング、3社間ファクタリングのどちらを選ぶかによって手数料は大きく左右されます。
2社間ファクタリングは、利用者がファクタリング会社から回収委託を受けて、売掛金が支払われたら利用者がファクタリング会社に送金する流れです。3社間ファクタリングでは、売掛先が直接ファクタリング会社に売掛金を支払います。
2社間ファクタリングは売掛金回収リスクが高いので、その分だけ手数料も高く設定されます。手数料を低く抑えたいのであれば、3社間ファクタリングの利用を検討しましょう。
売掛先の信用力
売掛先の信用力が手数料に影響を与える場合があります。
買取ファクタリングでは、売掛先の信用力が重要です。ファクタリング会社は売掛債権を買い取りますが、その売掛債権が確実に回収できる保証はありません。ファクタリングでは、ファクタリング会社が債権回収リスクを負います。
そのため、回収リスクが低い場合は手数料が安くなり、回収リスクが高い場合は手数料が高めに設定されます。さらに回収リスクが高い場合は、審査に通らないこともありますので注意しましょう。
売掛債権の金額
売掛債権の金額によっても手数料は左右されます。売掛債権の金額が大きくなるほど、手数料も低く設定される傾向にあります。
たとえば、50万円で手数料が20%だと10万円です。しかし、500万円なら手数料を5%にしても25万円の利益が生まれます。売掛債権の金額が大きくなっても、ファクタリング会社にとって人件費などの費用はあまり左右されません。そのため、売掛債権が大きければ大きいほど手数料も低めに設定されます。
利用回数
初回よりも2回目以降の方が、信頼関係ができることから手数料が低くなるケースがあります。売掛先の信用力と同じく、利用者の信用力も手数料に影響するのです。
そのほかにも、利用回数によってファクタリングできる売掛債権の上限金額が上がるケースもあります。
債権譲渡登記の有無
債権譲渡登記を行うことで、手数料が低くなる可能性があります。
ファクタリング会社にとって、二重譲渡は重大なリスクです。二重譲渡とは、ファクタリングを利用する利用者が複数のファクタリング会社に債権を譲渡し、買取金を重複して受け取る行為のことです。
ファクタリング会社にとって、売掛債権が回収できなくなってしまうため大きなリスクとなります。しかし、債権譲渡登記を行えば二重譲渡を防ぐことができます。売掛債権の回収リスクを下げることで、手数料を安く設定できるようになるのです。
支払期日までの日数
支払期日までの日数が短いと、手数料が安くなる可能性があります。
売掛債権の支払いまでの期日が長いほど、売掛先が倒産したり未回収になったりするリスクが増えます。支払期日までが短い売掛債権を売却すれば、手数料を低めに抑えることが可能です。
ファクタリングの手数料・費用を抑える方法
ファクタリングで手数料や費用を抑える方法について解説します。手数料や費用を抑えるには、以下の7つの方法が考えられます。
- 相見積もりで比較
- 3社間ファクタリングを選択
- オンライン完結やクラウドファクタリングを利用
- 売掛先の信用力を示す
- キャンペーンを利用
- 手数料以外の費用を確認
- 金額が大きい・期日が短い売掛債権を売却
- 利用実績を重ねる
相見積もりで比較
手数料を抑えるなら、複数のファクタリング会社から見積もりを取るのがおすすめです。
ファクタリング会社の手数料は、全社一律ではありません。それぞれの会社が独自の基準で手数料を設定し、審査することになります。複数の見積もりを取って、もっとも安いファクタリング会社を利用しましょう。
また、複数の見積もりを取っていることを担当者に伝えると、交渉を有利に進められる可能性があります。
3社間ファクタリングを選択
2社間ファクタリングより、3社間ファクタリングを選びましょう。
3社間ファクタリングは、2社間ファクタリングより手数料が安いことが特徴です。また、売掛金を利用者が入金する必要がないため、2社間ファクタリングより手間が省けます。一方、売掛先の承認が必要でスピーディーに資金調達できないことがデメリットです。
資金調達に時間的な余裕があるなら、手数料の安い3社間ファクタリングを選びましょう。
オンライン完結やクラウドファクタリングを利用
クラウドファクタリングや、オンライン完結のファクタリングは手数料が安い傾向にあります。
オンライン完結のファクタリングは、非対面で契約できるためコストを削減することが可能です。そのため、2社間ファクタリングでも2%~10%と低めに手数料を設定しているファクタリング会社がたくさんあります。
また、オンライン完結のファクタリングは契約までがスピーディで、必要書類も少ない傾向にあります。全国どこからでも利用できるのも、オンライン完結のファクタリング会社の魅力です。
売掛先の信用力を示す
売掛先の信用力が高ければ手数料が安くなります。
売掛先の信用力を示すためには、信用力を示すための書類を用意しましょう。売掛先の企業情報が、商工会などのデータベースに掲載されていることがベストです。そのほかにも、過去の請求書や入金履歴、これまでの取引実績に関する書類も信用力を示すのに役立ちます。
キャンペーンを利用
ファクタリング会社のキャンペーンを利用すれば、手数料が安くなることがあります。
ファクタリング会社では、定期的にキャンペーンを実施しているところもあります。1ヶ月限定、初回限定などキャンペーンの条件はファクタリング会社によってさまざまです。
事前にファクタリング会社のWebサイトで、キャンペーンをしていないかどうかチェックしましょう。
手数料以外の費用を確認
ファクタリング契約や見積もりでは、手数料以外の費用もしっかりと確認しましょう。
ファクタリング会社によっては、手数料以外の費用が発生するケースもあります。たとえば、事務手数料や審査手数料などです。これらの費用が基本手数料に含まれているファクタリング会社もあれば、別途請求されるケースも考えられます。
しっかりと見積もりを確認してください。
金額が大きい・期日が短い売掛債権を売却
売掛債権の金額が大きいほど、ファクタリング会社は手数料を下げやすくなります。
たとえば、100万円×20%の場合は20万円の手数料が差し引かれます。しかし、500万円なら手数料が10%でも50万円です。ファクタリング会社が負担する経費や手間は、売掛債権の金額にほとんど左右されません
そのため、売掛債権の金額が大きいほど手数料は低く設定されます。
また、支払期日までが長い売掛債権は倒産リスクが上がるため、手数料が高くなります。手数料を低く抑えたいなら、支払期日の短い売掛債権を売却しましょう。
利用実績を重ねる
同じファクタリング会社で利用実績を重ねれば、信用力が上がって手数料が低くなる可能性があります。また、利用実績によって売掛債権の上限金額が増えるケースもあります。
手数料と費用の安いおすすめのファクタリング会社4選
手数料と費用が安い、おすすめのファクタリング会社を4つ紹介します。
- アクセルファクター
- OLTA
- ビートレーディング
- 日本中小企業金融サポート機構
アクセルファクター | 利用者の約半数と即日取引!
種類 | 買取型ファクタリング |
調達可能金額 | 1億円まで |
手数料 | 2%~20% |
入金スピード | 最短即日 |
手続き方法 | メール・ファックス・LINE・オンライン |
公式サイトURL | https://accelfacter.co.jp/ |
アクセルファクターは、審査通過率93%で即日入金を原則にしているファクタリング会社です。
ファクタリングの最大の魅力であるスピードを活かすべく、アクセルファクターでは原則即日振り込みをモットーにしています。実際に、申し込みの約半数以上の利用者に即日で対応している実績があります。
従来の対面型の取引にくわえて、オンラインにも対応したことで大きく利便性が向上しました。利用者の目線に立つことを第一に考えて審査を実施しているため、柔軟な審査が可能です。
少額から高額まで幅広く対応しており、少額の売掛債権の取引でも手数料を高くしたり、取引を断ったりすることはありません。
「ほかのファクタリング会社で断られた」「柔軟な審査を受けたい」という人に、アクセルファクターはおすすめです。
OLTA | クラウドファクタリングで手数料が3社間並み!
種類 | クラウドファクタリング(買取型) |
調達可能金額 | 下限・上限なし |
手数料 | 2%~9% |
入金スピード | 最短即日 |
手続き方法 | オンライン |
公式サイトURL | https://www.olta.co.jp/ |
OLTAは、最短即日で資金調達できるクラウドファクタリングです。
オンライン完結なので面談が不要で、手数料は2%~9%と非常にリーズナブルな設定です。オンラインでの申し込みのみに限定してコスト削減を図り、その分だけ手数料を低めに抑えました。
OLTAの申し込みで必要な書類は以下の4つだけです。
- 昨年度の決算書一式
- 入出金明細
- 売却予定の請求書
- 代表者様の本人確認書類
OLTAは多数のメディアに取り上げられており、「みずほ銀行」「SMBC」「新生銀行」など大手企業をパートナーとしている信頼性の高いファクタリング会社です。
リーズナブルな手数料で2社間ファクタリングを利用したいなら、OLTAを検討してみましょう。
ビートレーディング | 必要書類は2点のみ!最短5時間で入金!
種類 | クラウドファクタリング(買取型) ・2社間ファクタリング ・3社間ファクタリング |
調達可能金額 | 制限なし |
手数料 | 2社間ファクタリング:4%~12% 3社間ファクタリング:2%~9% |
入金スピード | 最短5時間 |
手続き方法 | オンライン |
公式サイトURL | https://betrading.jp/ |
ビートレーディングは、累計買取額900億円以上の信頼性・実績があるファクタリング会社です。
手続きを簡素化することで、最短5時間で資金調達ができます。オンライン完結に対応しており、パソコンやスマートフォンから簡単に手続きすることが可能です。
審査に必要な書類は以下の2つだけです。
- 売掛先からの入金が確認できる通帳のコピー(表紙付2ヶ月分)
- 売掛債権に関する資料(契約書・発注書・請求書など)
資料を提出してから最短30分以内に買取金額が提示されます。さらに、従来の請求書を必要とする買取ファクタリングだけでなく、注文書ファクタリングにも対応しています。3社間ファクタリングなら、さらに低い手数料で利用することも可能です。
スピーディーに資金調達したいなら、ビートレーディングはおすすめのファクタリング会社です。
日本中小企業金融サポート機構
種類 | 買取型ファクタリング |
調達可能金額 | 制限なし |
手数料 | 5%~10% |
入金スピード | 即日~3日 |
手続き方法 | 郵送・オンライン |
公式サイトURL | https://chushokigyo-support.or.jp/ |
日本中小企業金融サポート機構は、Webサイトに簡易診断があり10秒で手数料をすぐに確認できるファクタリング会社です。
資金面で問題を抱えている個人事業主、零細企業の経営者をサポートするために、日本中小企業金融サポート機構は一般社団法人として設立されました。経済産業局や財務局が認定した経営革新等支援機関として、高い信頼性を誇ります。
完全に非対面で契約できるオンライン契約を導入しており、全国のどこからでも日本中小企業金融サポート機構を利用できます。個人事業主でも利用ができ、最短即日で売掛債権の代金を受け取ることが可能です。
また、日本中小企業金融サポート機構では無料で経営相談も受けています。信頼性の高いファクタリング会社を選びたいなら、日本中小企業金融サポート機構を検討しましょう。
ファクタリングの手数料や費用に関するQ&A
ファクタリングの手数料や費用に関する、よくある質問に答えます。
- ファクタリングの手数料の上限はある?
- ファクタリングと貸金業の違いは?
- 売掛先が倒産したら弁済が必要?
- ファクタリングの手数料は交渉で変わる?
- ファクタリング手数料の勘定科目は何?
- ファクタリングの手数料に税金はかかる?
- 手数料以外に保証金や手付金といった費用は発生するの?
ファクタリングの手数料の上限はある?
ファクタリングには手数料の上限が定められていません。
手数料は売買する売掛債権のリスクに応じて算出されます。現在のファクタリング業界では、2%~15%程度が手数料の相場です。しかし、中には高額な手数料を要求して、極めて低い金額で売掛債権を買い取ろうとする悪質な業者もいます。
手数料が適正であるかどうか、見積もりのときにしっかりとチェックしましょう。
ファクタリングと貸金業の違いは?
ファクタリングと貸金業はまったく異なる業種です。
ファクタリングは売掛債権の買取を行うことが業務ですが、貸金業は利用者にお金を貸付けて利息と元本を返済してもらうことで収益を得る事業です。ファクタリングは「売掛先の信用」を重視し、貸金業は「顧客の信用」を重視するという違いがあります。
また、貸金業を営む金融業者は都道府県知事、または財務局長によって貸金業の登録を受けることが必要です。しかし、ファクタリングは貸金業ではないため登録は必要ありません。
もし、ファクタリング会社から「利息」「分割払い」といった言葉が出たら、悪質な偽装ファクタリングの可能性があるので注意しましょう。
売掛先が倒産したら弁済が必要?
売掛先が倒産しても、利用者がファクタリング会社に弁済する必要はありません。
ファクタリング会社は、売掛先の倒産や不払いのリスクを審査して手数料を設定します。売掛先の倒産リスクはファクタリング会社が負います。売掛先からの不払い、売掛金の入金遅延についてもファクタリング会社の負担です。
一般的なファクタリング契約では、償還請求権を含めないことがほとんどです。償還請求権とは売掛先から売掛金が回収できないときに、ファクタリング会社が利用者に弁済を求める権利を指します。
償還請求権の入っているファクタリング契約は、ファクタリング会社が貸金業に登録していなければ違法となります。ファクタリング契約に償還請求権が入っていないことを、事前にしっかりと確認しましょう。
ファクタリングの手数料は交渉で変わる?
ファクタリング契約では、交渉次第で手数料が変わる可能性があります。以下の要素が手数料を左右します。
- 2社間・3社間のどちらを利用するか
- 売掛先の信用力
- 売掛債権の金額
- 利用回数
- 債権譲渡登記の有無
- 支払期日までの日数
「売掛債権の金額が大きい」「売掛先の信用力が高い」といった要素で、交渉を有利に進められるかもしれません。また、相見積もりも交渉を有利に進めるのにおすすめの方法です。
ファクタリング手数料の勘定科目は何?
ファクタリングの勘定科目は「売掛債権譲渡損」、または「売掛債権売却損」になります。ファクタリングを利用したときに発生した費用は、すべてまとめて計上しましょう。
登記費用などと手数料は、分割して計上する必要はありません。
ファクタリングの手数料に税金はかかる?
ファクタリングの手数料に、消費税などの税金は課税されません。また、ファクタリングを売却した売上を、非課税売上高に含めることも不要です。非課税売上高として計算してしまうと、不要な税負担が増えてしまうので注意してください。
ファクタリング会社と契約するとき、契約書に消費税といった記載で料金が発生している場合は説明を求めましょう。
手数料以外に保証金や手付金といった費用は発生するの?
買取ファクタリングの契約では、保証金や手付金と言った費用は発生しません。
ファクタリングでかかる費用のうち、事務手数料や審査料は基本手数料に含まれているケースもあれば、別途発生するケースもあります。しかし、保証金や手付金など本来発生しない費用が追加で請求された場合は、悪質な業者である可能性が高いです。
事前にしっかりと見積もりを取れば、悪質な業者との契約を回避できます。悪質な業者と契約して、売掛債権の半分近い金額を手数料として請求されるケースも見られます。十分に注意してファクタリング会社を選択しましょう。
なお、信頼性の高いファクタリング会社は以下のポイントで見分けられます。
- 運営年数が3年以上で長い
- パートナー企業に大企業が多い
- 大手企業のグループ企業が運営している
- Webサイトに手数料や上限金額などが明記されている
ファクタリングの手数料・費用を抑えて上手に利用しよう!
ファクタリング契約にかかる費用は以下の4つです。
- 手数料
- 債権譲渡登記費用
- 審査手数料・事務手数料
- 印紙代
上記のうち、費用を大きく左右するのは手数料です。手数料は以下の要素に左右されます。
- 2社間・3社間のどちらを利用するか
- 売掛先の信用力
- 売掛債権の金額
- 利用回数
- 債権譲渡登記の有無
- 支払期日までの日数
ファクタリングを利用する目的の多くは資金繰りの改善です。資金繰りを改善するためには、費用・手数料の安いファクタリング会社を選びましょう。オンラインで契約を完結できるファクタリング会社は、2社間ファクタリングでも手数料が安めに設定されておりおすすめです。
ファクタリング会社をしっかりと検討し、費用・手数料の安いところを上手に利用しましょう。