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title: 一括ファクタリングとは？メリット・デメリット、でんさいとの比較を解説
date: 2022-12-31T05:32:58Z
modified: 2026-10-09T23:46:42Z
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  - ファクタリングの仕組み
author: 水野哲也
timestamp: 2026-10-09T23:46:42Z
tags:
  - ファクタリングの仕組み
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取引先から「支払いを一括ファクタリングに変える」と通知が来た。あるいは手形の廃止にあわせて、自社の支払方法として検討している。そのどちらかで調べている方が多いと思います。

一括ファクタリングは、名前こそ[ファクタリング](javascript:void(0))ですが**支払う側が導入する決済の仕組み**です。売掛金を売って資金を調達する買取ファクタリングとは、利用者も目的も逆になります。納入する側から申し込むことはできません。

一括ファクタリングの仕組みと流れ、買取ファクタリングとの違い、支払う側と受け取る側それぞれの損得が分かります。でんさいとの関係と、取り扱っている金融機関も整理しました。

でんさい・一括決済をあつかう記事の役割



| 記事 | わかること |
| --- | --- |
| この記事一括ファクタリングとは | 支払企業が導入する一括決済方式の仕組み。買取ファクタリングとの違い、割引請求、取扱金融機関 |
| [でんさいとは](https://best-pay.jp/wp-content/uploads/wp-mfa-exports/post/what-is-densai.md) | でんさいそのものの仕組み。手形との違い、メリットとデメリット、導入手続き |
| [でんさいとファクタリングの違い](https://best-pay.jp/wp-content/uploads/wp-mfa-exports/post/densai-factoring-difference.md) | 受け取った債権を資金化したいときの比較。償還請求権の所在と使い分け |

自分の判断で資金を調達したい場合、一括ファクタリングは使えません。3番目の記事に選択肢を整理しています。



## 一括ファクタリングとは｜支払企業が手形の代わりに使う決済の仕組み

一括ファクタリングは、納入企業が持つ売掛債権を銀行が一括して買い取り、代金を納入企業の口座へ振り込む仕組みです。決済の事務も銀行が引き受けます。

契約するのは**支払企業・納入企業・銀行の3社**です。手形取引の代わりとして使われてきました。

名前は似ていても、買取ファクタリングとは逆の仕組み

買取ファクタリングは、売掛金を持っている納入企業が資金を調達するために使います。一括ファクタリングは、代金を支払う側の企業が支払いの手段として導入します。**申し込むのは支払企業で、納入企業の側から始めることはできません。**



## 買取ファクタリングとの4つの違い



| 項目 | 一括ファクタリング | 買取ファクタリング |
| --- | --- | --- |
| 申し込む人 | 支払企業（代金を払う側） | 納入企業（売掛金を持つ側） |
| 提供する会社 | メガバンク・地方銀行 | ファクタリング会社 |
| 目的 | 支払いの手段 | 資金の調達 |
| 手数料の目安 | 1〜5%程度 | 2社間 5〜20%／3社間 1〜5% |
| 契約の形 | 3社間契約 | 2社間または3社間 |



手数料に差が出るのは、担い手と目的が違うためです。一括ファクタリングは、銀行が支払決済の一部として提供するものです。買取ファクタリングのように、回収不能のリスクを丸ごと引き受ける取引ではありません。

### 納入企業は「割引請求」で早期に資金化できる

納入企業の側から契約を始めることはできません。ただし**すでに導入されている取引なら、割引請求という形で期日前に資金化できます**。

銀行から債権明細書が届いたあと、納入企業が割引を請求すると、銀行は割引料を差し引いた金額を期日前に振り込みます。残額は当初の期日に支払われます。

## 一括ファクタリングの流れ



| 順 | やること | 内容 |
| --- | --- | --- |
| 1 | 3社で契約する | 支払企業・納入企業・銀行で一括ファクタリング契約を結ぶ |
| 2 | 売掛債権が発生する | 納入企業が納品し、支払企業へ代金を請求する |
| 3 | 支払通知を送る | 支払企業が納入企業へ支払通知書を送り、銀行へ支払明細データを送信する |
| 4 | 債権明細書が届く | 銀行が納入企業へ債権明細書を送付する |
| 5 | 割引を請求する（任意） | 納入企業が期日前の資金化を希望する場合、銀行へ割引を請求する |
| 6 | 割引分が振り込まれる | 銀行が割引料を差し引いた金額を納入企業の口座へ振り込む |
| 7 | 期日に決済される | 支払企業が銀行へ決済資金を支払い、銀行が納入企業へ残額を振り込む |



## 支払企業にとっての利点

手形の発行にかかっていた事務と費用が、まとめてなくなります。



| 項目 | 内容 |
| --- | --- |
| 手形発行の事務が不要 | 発行、押印、封入、郵送、保管といった工程がなくなる |
| 印紙税が不要 | 手形に貼っていた収入印紙の負担がなくなる |
| 不渡りのリスクがない | 手形のような不渡り処分の対象にならない |
| 紛失・盗難が起きない | 現物を扱わないため、搬送中の事故がなくなる |
| 複数の支払いをまとめられる | 取引先ごとの支払いを銀行へ一本化して依頼できる |
| 対外的な評価 | 銀行の審査を通って導入している事実が、信用力の裏づけとして受け取られる |



## 納入企業にとっての利点



| 項目 | 内容 |
| --- | --- |
| 手形の管理が不要 | 受取手形の保管と取り立て依頼がなくなる |
| 印紙税が不要 | 手形受領書の印紙税がなくなる |
| 期日前に資金化できる | 割引請求により、支払期日を待たずに受け取れる |
| 事務所から手続きできる | 銀行へ出向かずに割引請求ができる |
| 借入より低コストの場合がある | 割引料は銀行の融資金利に近い水準で、買取ファクタリングより低い |
| 回収業務が減る | 代金の回収は銀行を通じて行われる |



貸倒れのリスクが移るかどうかは契約による

一括ファクタリングには、「償還請求権なし」で組まれる場合と、支払企業が払えなければ納入企業が負担する形で組まれる場合があります。**支払企業が倒産したときに自社が負担するのかどうかは、契約書で確認する項目です。**ここが買取ファクタリングとの大きな違いになります。



## 一括ファクタリングの不利な点

### 納入企業は自分の判断で使えない

これが最大の制約です。一括ファクタリングは、支払企業が銀行へ申し込むものです。**納入企業が希望しても、支払企業に導入する意思がなければ利用できません**。

資金が必要で、自社の判断で動かしたい場合は、買取ファクタリングや注文書買取など別の手段を当たることになります。

### 支払企業には手数料がかかる

通常の振込で支払えば振込手数料だけで済みます。一括ファクタリングを使うと、買掛金の数%を手数料として銀行へ支払うことになります。

### 支払企業の信用力が落ちると使えなくなる

銀行が支払企業の信用力を前提に資金を立て替える仕組みです。支払企業の業績が悪化すれば、契約が継続できなくなる場合があります。

### 支払サイトは手形より短い

一括ファクタリングの支払サイトは60日が目安です。かつて手形であれば、繊維産業で90日、その他の業種で120日まで認められていました。支払いを先送りしたい企業が手形を選んでいた理由がここにありました。

2026年1月に支払サイトの扱いが変わりました

中小受託取引適正化法が2026年1月1日に施行されました。**手形による支払いが禁止され、支払期日は受領日から60日以内**と定められています。手形で支払いを先送りする選択肢自体がなくなったため、支払サイトの長さは一括ファクタリングを避ける理由になりません。



## でんさいとの関係

銀行では、一括ファクタリングではなくでんさい（電子記録債権）を導入するところが増えています。どちらも手形の代替として使われますが、性質が違います。



| 項目 | 一括ファクタリング | でんさい |
| --- | --- | --- |
| 始める人 | 支払企業のみ | どちらからでも（双方の利用登録が必要） |
| 仕組みの運営 | 個々の銀行 | でんさいネット（全銀電子債権ネットワーク） |
| 銀行をまたげるか | 原則その銀行の仕組みの中 | 参加金融機関であればまたげる |
| 分割 | 銀行の商品による | 必要な金額だけ分割して譲渡・割引できる |
| 譲渡したあとの責任 | 契約による | 譲渡した側が原則として保証人になる |



「でんさい一括ファクタリング」と呼ばれる商品は、でんさいの仕組みを使って一括決済を行うものです。ただし**新規の取り扱いを停止している銀行もあります**。導入を検討する場合は、取引銀行で現在も受け付けているかを確かめる必要があります。

でんさいの仕組みと導入手続きは[でんさいとは](https://best-pay.jp/wp-content/uploads/wp-mfa-exports/post/what-is-densai.md)にあります。受け取ったでんさいを現金化する方法は[でんさいとファクタリングの違い](https://best-pay.jp/wp-content/uploads/wp-mfa-exports/post/densai-factoring-difference.md)にまとめています。

## 一括ファクタリングを取り扱っている金融機関

次の金融機関が一括ファクタリングを取り扱っています。



| 区分 | 金融機関 |
| --- | --- |
| 都市銀行・信託銀行 | 三菱UFJ銀行、三井住友信託銀行 |
| 地方銀行 | 足利銀行、百十四銀行、北洋銀行、千葉銀行、四国銀行、山梨中央銀行、埼玉りそな銀行、静岡銀行、北都銀行 |



取り扱いの有無と条件は変更される場合があります。導入にあたっては取引金融機関で現在の取り扱いを確認した内容が実際の条件です。

## 自社の判断で資金化したい場合の選択肢

一括ファクタリングは支払企業が導入するものなので、納入する側が資金繰りのために使うことはできません。自社の判断で動かせる手段は次のとおりです。



| 手段 | 対象になる書類 | 特徴 |
| --- | --- | --- |
| **割引請求** | 一括ファクタリングの債権明細 | すでに導入されている取引に限る。コストは低い |
| **でんさい割引** | 受け取ったでんさい | 銀行の割引枠を使う。自社の決算内容が審査される |
| **買取ファクタリング** | 請求書 | 納品後に使える。売掛先の信用力が審査の中心 |
| **注文書ファクタリング** | 注文書・発注書 | 受注した段階で使える。請求書を待たずに資金化できる |



受注は決まったが材料費や外注費が先に出ていく、という段階であれば、請求書がまだ存在しません。その場合は注文書を買い取る会社が選択肢になります。

 [注文書・請求書で資金化できるか無料で確認するBESTPAY｜受注段階の注文書に対応・法人向け・最短翌日](https://best-pay.jp/wp-content/uploads/wp-mfa-exports/page/procurement-form.md)電話での相談は [0120-927-565](tel:0120927565)（平日10時〜19時）



## 一括ファクタリングについてよくある質問

### 納入企業から一括ファクタリングを申し込めますか

できません。銀行へ申し込むのは支払企業です。納入企業が希望しても、支払企業に導入する意思がなければ契約は成立しません。すでに導入されている取引であれば、割引請求により期日前の資金化はできます。

### 一括ファクタリングと買取ファクタリングは何が違いますか

申し込む人と目的が逆です。一括ファクタリングは支払う側が導入する決済の仕組みで、買取ファクタリングは売掛金を持つ側が資金を調達する手段です。手数料も、一括ファクタリングが1〜5%程度、買取ファクタリングが2社間で5〜20%程度と差があります。

### 支払企業が倒産したら納入企業はどうなりますか

契約の内容によります。償還請求権なしで組まれていれば納入企業の負担は生じませんが、負担する形の契約もあります。契約書で確認する項目です。

### 手形が廃止されると一括ファクタリングは増えますか

手形の代替として検討されています。ただし銀行側はでんさいへの移行を進めているため、新規の取り扱いを停止している商品もあります。取引銀行で現在の取り扱いを確認することになります。

### 一括ファクタリングの手数料は誰が負担しますか

導入する支払企業が負担します。納入企業が割引請求をした場合は、その割引料を納入企業が負担します。

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## まとめ：支払う側の仕組みなので、受け取る側からは始められない

一括ファクタリングは、支払企業が手形の代わりに導入する決済の仕組みです。名前は買取ファクタリングと似ていますが、申し込む人も目的も逆になります。

導入されている取引であれば、納入企業は割引請求によって期日前に資金化できます。コストは買取ファクタリングより低く抑えられます。ただし**自社の判断で始めることはできません**。

手形の廃止に伴い、代替手段を探す動きは広がっています。ただし銀行側はでんさいへの移行を進めており、一括ファクタリングの新規取り扱いを停止している商品もあります。取引銀行で現在の状況を確認するところから始まります。

支払企業の導入を待たずに資金を用意したい場合は、請求書や注文書を対象にした買取が選択肢になります。

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## Topics

**カテゴリー:** [ファクタリングの仕組み](https://best-pay.jp/wp-content/uploads/wp-mfa-exports/taxonomy/category/factoring.md)