カテゴリの記事一覧

カテゴリ名

ファクタリング会社の比較ポイント9選|おすすめの16社を紹介

注文書・発注書のスピード買取・資金調達なら

この記事は約43分で読めます。

ファクタリングは、売掛債権を売却することで、売掛金の支払い日より前に資金が入手できる方法であり、業者にもそれぞれの特徴があります。

  • 初めてファクタリングを利用するため、どこを選んだらよいのか分からない
  • 別のファクタリング会社の利用を検討している
  • どこを比較してファクタリング会社を選べばいいか知りたい

上記に当てはまる企業に向けて、ファクタリング会社を選ぶときの9つのポイントや、おすすめのファクタリング会社をタイプ別にご紹介しています。

自社に適したファクタリング会社を探して、資金繰り改善に役立てましょう。

ファクタリング会社を選ぶときに比較する9つのポイント

数あるファクタリング会社の中でも、どのように選んだらいいのか、比較するポイントについて9つ紹介します。

  • 2社間・3社間・保証型など希望するファクタリングが対応しているか
  • 希望する売掛債権が対応範囲内か
  • 手数料の上限が明記されているところが安心
  • 入金までの期間は自社に適しているか
  • 利用者の中に自社の規模や状況に近い人が利用しているか
  • 償還請求権の有無
  • 債権譲渡登記をするか自社で選べる
  • 手続きは対面かオンラインか
  • 複数社見積もりを取って検討する

ファクタリング会社には特徴があるので、ファクタリング会社の特徴に合わせて、自社にとって最適なファクタリング会社を選択することが重要です。

自社に合ったファクタリング会社を探す目安になりますので、参考にしてください。

2社間・3社間・保証型など希望するファクタリングが対応しているか

ファクタリングは2社間・3社間・保証型に分かれており、それぞれ特徴や利用シーン、取り扱っている業者も異なります。

それぞれの特徴について、簡単に説明します。

種類 特徴
2社間ファクタリング
  • 自社・ファクタリング会社間で取引される
  • 取引先に通知されない
  • 手数料は3社間と比較して高い傾向がある
  • 入金スピードが早い
  • 取引先に知られずに資金調達したい人、早急に資金調達したい人におすすめ
  • 利用者に対する審査をおこなう
3社間ファクタリング
  • 自社・ファクタリング会社・取引先間で取引される
  • 手数料が抑えられる傾向がある
  • 入金までに数週間がかかる
  • 手数料を抑えたい人、取引先にファクタリングの利用が知られても支障のない人におすすめ
  • 利用者に体する審査はほとんどおこなわない
保証型ファクタリング
  • 売掛金が支払われなかった場合にファクタリング会社から保証金が支払われる取引
  • 売掛金の保険
  • 与信審査をアウトソーシングできる
  • 保証料が発生する

以上の表を参考に、自社が希望するファクタリングを取り扱っている業者を探しましょう。

基本的には以下のポイントで選ぶと簡単です。

  • 最短即日で売掛先企業に秘密にしたい→2社間ファクタリング
  • 資金調達まで時間的な余裕があり売掛先企業に知られても問題ない→3社間ファクタリング
  • 資金調達の必要はないが売掛債権の回収リスクが心配→保証ファクタリング

2社間、3社間などの特徴を理解して、自社に合った形のファクタリングを選択するのがおすすめです。

希望する売掛債権が対応範囲内か

ファクタリング会社によって、買取可能な債権額の上限や下限を設定しているところがあります。

特に、債権額が少ないと、契約から審査までにかかる時間や労力に対して、ファクタリング会社の利益である手数料が少ないとみなされ、少額の債権は取り扱わない業者もあります。

自社が利用を希望するファクタリング会社が、売掛債権の買取金額の対応範囲内に入っているかをよく確認しましょう。

手数料の上限が明記されているところが安心

ファクタリングの手数料の相場は、2社間で5〜15%、3社間で1〜5%程度です。

上限が明記されていれば、実際に手元に入手できる資金額の見通しが立つため、安心して利用できます。

万が一、手数料の上限が明記されていない業者の場合は、問い合わせをして確認しましょう。

また、相場を超える手数料が提示されたファクタリング会社と取引することは避けた方がよいでしょう。

入金までの期間は自社に適しているか

ファクタリングの入金スピードは、2社間が、即日〜数日、3社間は2〜3週間かかるのが一般的です。

入金までの期間には、以下のような手続きや審査がされています。

  • 売掛債権の信頼度の調査
  • 取引先の経営状況や資産の有無
  • 売掛金の支払い能力の有無
  • 自社の信頼度

ファクタリング会社にとっては、売掛金が支払われなければ損失となるため、取引先の売掛金の支払い能力を重視します。

信頼度が高ければ、審査にかかる時間は短く済むことが多い一方で、取引先の信頼度に不安がある場合は細かく調査されるため、審査に時間がかかると言えるでしょう。

また、契約方法がオンライン完結に対応しているファクタリング会社の方が契約に時間がかからず、スムーズな資金調達が可能になります。

手元に資金が欲しいタイミングに、入手できるかを逆算してファクタリングを利用しましょう。

利用者の中に自社の規模や状況に近い人が利用しているか

ファクタリング会社のホームページには、過去に行われた取引例や、利用した企業の規模・債権額を掲載しているところがあります。

自社の規模債権額に近い企業が利用しているファクタリング会社は、自社の希望するファクタリングができる可能性が高いため、口コミなどを参考に選ぶのもよいでしょう。

ファクタリング会社の中には大口しか対応していないところもあり、そのようなところへ申し込みをしても、買取には応じてくれない可能性もあります。

自社と同じような属性の事業者が利用しているファクタリング会社を選ぶことで、スムーズに審査に通過できるでしょう。

償還請求権の有無

償還請求権がある場合は、万が一取引先が売掛金を支払わなかったときに、自社がファクタリング会社に売掛金を支払わなければなりません。

そのため、償還請求権がないファクタリング会社を選びましょう。

償還請求権とは、取引先から売掛金が支払われなかった場合に、ファクタリング会社が自社に売掛金の支払いを請求できる権利を言います。

ファクタリングは償還請求権なしが大原則です。

ファクタリングが融資よりも高い手数料を設定している理由は、償還請求権なしにして、売掛債権売却時に回収リスクも一緒に売却しているためと考えられるためです。

償還請求権ありのファクタリングは「偽装ファクタリング」と言われ、実質的な貸付と同じだと判断されます。

そして、貸金業者登録をせずに実質的な貸付を行う業者は、いわゆる闇金ですので、償還請求権ありのファクタリングは絶対に利用してはなりません。

ファクタリング会社を選ぶときは、償還請求権の有無について必ず確認するようにしてください。

債権譲渡登記をするか自社が選べるか

債権譲渡登記とは、債権が元の所有者から他へ譲渡されたことを証明する登記です。

これによって、もしも売掛債権が二重に譲渡されても「すでに自社が譲渡を受けた債権だ」と主張することができるので、2社間ファクタリングを取り扱うファクタリング会社は二重譲渡のリスクを排除できるので安心です。

しかし債権譲渡登記は誰でも閲覧できるので、自社がファクタリングを利用したことを体外的に知られてしまうリスクがあります。

また、債権譲渡登記は1件につき7,500円の登録免許税と、司法書士報酬が発生するので、その分、手数料は高くなります。

取引先にファクタリングの利用を知られたくない場合やできる限り低コストで資金調達したい場合は、債権譲渡登記をするか否かを、自社が決められるファクタリング会社か、そもそも債権譲渡登記を行わないファクタリング会社を選びましょう。

手続きは対面かオンラインか

ファクタリング利用時の契約方法は、対面またはオンライン・電話などで対応しているところが多いです。

それぞれの特徴やメリット・デメリットについてまとめた以下の表を参照ください。

対面 オンライン
おすすめのパターン
  • ファクタリングを利用するのが初めて
  • 担当者に相談しながら契約を進めたい場合
  • 3社間ファクタリングの利用を検討している
  • ファクタリング会社の信頼度を見極めたい
  • 簡単に手続きを進めたい
  • 対面できる時間がない
  • ファクタリングに慣れている
  • 一刻も早く資金調達したい
特徴
  • ファクタリング会社に出向き、担当者と対面で取引を行う
  • 2社間、3社間どちらを利用するか選べる
  • インターネット上で申し込みから入金まで完結する
  • 審査はAIが行っていることがほとんど
  • 2社間のみ利用可
メリット
  • ファクタリング会社の雰囲気や担当者の対応の丁寧さなどが実際に見れるため信頼度が高い
  • 自社の財務状況を相談しながらファクタリングを利用するタイミングや利用する債権などを相談できる
  • 必要な書類が少ない
  • 審査時間が最短で1時間のところもある
デメリット
  • 来店する時間と手間がかかる
  • オンラインと比べて準備する書類が多い
  • オンラインより審査に時間がかかる
  • ファクタリング会社の実態が不明瞭な場合がある
  • ファクタリング自体を初めて利用する人には不安感が強い

ファクタリングを数回利用したことがある場合は、オンラインの方が利用しやすいかもしれません。

しかし、初回利用時は、手続き自体が初めてのことであり、不安が強いのではないでしょうか?

その場合は、対面でファクタリング会社の担当者と、不明点や不安な点について質問しながら契約を進めていくのがおすすめです。

自社に合った取引方法を選択しましょう。

複数社見積もりを取って検討する

同じ売掛債権でも、ファクタリング会社によって審査基準が異なるため、手数料が変動する場合が多いです。

なるべく手数料を抑えて、売掛金に近い資金を入手したいと考える企業がほとんどでしょう。

また、ファクタリング会社の中には法外な手数料を要求する悪徳な業者も混じっているため、複数社から査定をとって、業者間の手数料を比較して安全な業者を抽出することも重要です。

利用するファクタリング会社を複数社候補を挙げ、それぞれに見積もりを依頼して、正式に契約するファクタリング会社を選びましょう。

ファクタリング会社の3つのタイプ

ファクタリング会社は大きく分けて以下の3つのタイプに大別されます。

  • スピードとオンライン完結に強い
  • 規模の大きな企業が利用できるファクター
  • 対面型で、契約方式やファクタリングの種類が豊富

数あるファクタリング会社を比較して自社に合った1社を見つけるためには、まずファクタリング会社のタイプ別の特徴を理解して、自社に合ったタイプはどこなのかを把握することが重要です。

ファクタリング会社の3つのタイプを詳しく解説していきます。

スピードとオンライン完結に強い

入金スピードに特化したオンライン完結に強いファクタリング会社です。

このようなファクタリング会社の特徴は以下の通りです。

  • 店舗を持たない
  • インターネットで申し込みと契約を行う
  • 最短即日入金
  • 小口買取に対応している

オンライン上で申し込みと契約完結ができるので、ほとんどのファクタリング会社は最短即日入金に対応しており、急いで資金調達が可能です。

また、買取金額は1万円〜10万円程度からと少額に対応しているため、売上規模も個人事業主やフリーランスでも利用できるファクタリング会社が多くなっています。

ただし、提出が必要な書類はPDFなどのデータに変換してオンライン上で送付しなければならないので、書類のデータ化などに慣れていない方はむしろ手続きにかかる時間が長くなってしまう可能性がある点に注意が必要です。

規模の大きな企業が利用できるファクター

売上規模数億円以上の規模の大きな企業が利用できるファクタリング会社です。

これらのファクタリング会社は数千万円から数億円程度の買取に対応しており、運営会社の規模もそれなりに大きくなっています。

規模の大きなファクタリング会社には次のような特徴があります。

  • 3社間ファクタリングの取り扱いもある
  • 銀行系の会社も多い
  • 手数料が非常に低い
  • 個人事業主は利用できる

大企業が利用するファクタリング会社は銀行系のファクタリング会社が多く、銀行系のファクタリング会社は3社間ファクタリングを取り扱っています。

また、買取金額が大きくなれば手数料率が低くてもファクタリング会社の利益が大きいため、5%を切るような低い手数料で利用できる場合があります。

買取の対象となっているのは法人のみで、個人事業主は利用できないケースがほとんどです。

対面型で、契約方式やファクタリングの種類が豊富

対面型のファクタリング会社の特徴は以下の通りです。

  • 契約方式が豊富
  • 取り扱っているファクタリングの種類が豊富
  • 財務コンサルティングを受けられる
  • 手数料は高め

対面式のファクタリング会社は対面契約の他、郵送契約も取り扱っており、最近ではオンライン契約にも対応しています。

面談もZOOMなどでオンラインにて行うことも多いので、対面式のファクタリング会社だからと言って

必ずしもファクタリング会社のオフィスへ訪問する必要はありません。

また、2社間ファクタリングと3社間ファクタリングだけでなく、注文書買取など様々なファクタリングを取り扱っている点も特徴です。

対面によって企業の財務状況などをしっかりと審査するため、財務状況を改善するために財務コンサルティングを受けられるファクタリング会社もあります。

ただし、店舗を持ち人件費もかかるので、手数料はオンライン完結型などよりも高くなる傾向があります。

オンライン完結のおすすめのファクタリング会社8選

ファクタリング会社を選ぶときに比較するポイントを踏まえ、おすすめの業者を8社紹介します。

  • ペイトナーファクタリング
  • QuQuMo
  • PAYTODAY
  • OLTA
  • ラボル
  • ウィット
  • バイオン
  • フリーナンス

オンライン完結できるおすすめファクタリング会社8社をご紹介しますので、自社に合ったファクタリング会社があるかどうか、探してみましょう。

ペイトナーファクタリング|買い取り手数料は一律10%

運営会社 ペイトナー株式会社
取り扱いサービス 2社間ファクタリング
買取可能額 1万円〜100万円
(初回は25万円)
手数料 10%
資金化までのスピード 最短10分
個人事業主の利用 可能

ペイトナーファクタリングの最大の特徴は最短10分で資金調達可能な圧倒的なスピードです。

事前にアカウントを作成しておけば請求書のアップロードから最短10分で買取代金が入金されるので、急いで資金が必要なタイミングで非常に重宝します。

また、どんな債権額でも一律10%で取引可能なので、事前にコストが分かりますし、査定を取らなくても他社との比較を簡単におこなえます。

さらにペイトナーファクタリングは個人事業主に対する売掛債権の買取りを行っている唯一の主要ファクタリング会社です。

通常、ファクタリングは法人宛ての請求書でなければ売却できませんが、ペイトナーファクタリングであれば個人宛ての請求書も売却できるので、個人事業主相手に事業をしている方もペイトナーファクタリングであればファクタリングを利用できます。

初回は最高債権額が25万円と少額ですが、取引実績に応じて最大100万円まで取引が可能です。

ただし、いくら多くても100万円までしか調達できないので、売上規模の大きな事業者は利用が難しく、小口事業者専門のファクタリング会社だと言えます。

取引方法は、オンラインのみを扱っており、時間がない人早急に資金が手元に欲しい人におすすめのファクタリング会社です。

また、債権額の取り扱いが少額からであることから、個人事業主でも利用しやすいと言えるでしょう。

QuQuMo(ククモ)|オンラインで完結

運営会社 株式会社アクティブサポート
取り扱いサービス 2社間ファクタリング
買取可能額 一律の定めなし
手数料 1.0%~14.8%
資金化までのスピード 最短2時間
個人事業主の利用 可能

ククモは、オンラインで契約が完結し、審査期間は最短で2時間と、入金スピードが速いのが特徴です。

必要な書類は、売掛債権と、取引のある通帳の2点のみで利用できるため、早急に資金が欲しい人のおすすめのファクタリング会社と言えるでしょう。

法人はもちろん、個人事業主でも利用できるよう、取引可能金額に制限を設けていないのも魅力のひとつです。

ただし、手数料の上限は14.8%とやや高めですが、その分柔軟な審査をおこなっているので、他社で審査に通過できない方もQuQuMoであれば審査に通過できる可能性があります。

契約はクラウドサインというオンライン契約システムを活用しておこないますが、クラウドサインは弁護士ドットコムが監修した契約システムですので、情報漏洩などの心配をせず、安心してオンライン上で契約を完結させられます。

PAYTODAY|手数料1%~と安い

運営会社 Dual Life Partners株式会社
取り扱いサービス 2社間ファクタリング
買取可能額 10万円〜上限なし
手数料 1%〜9.5%
資金化までのスピード 最短30分
個人事業主の利用 可能

PAYTODAYを運営するDual Life Partners株式会社はハワイの不動産を販売する不動産界会社です。

不動産会社が運営する非常に珍しいファクタリングサービスですが、累計買取実績は100億円を突破しており、多くの人が利用しているため、安心してファクタリングを利用できるでしょう。

手数料が1〜9.5%と一桁台で利用できるファクタリング会社で、業界内でも低水準のコストで資金調達できます。

利用者は、中小企業や個人事業主が全体の80%を占めています。

オンラインで契約が完結し、審査はAIが行うため、必要な書類が少なく、審査時間も短く済みます。

手数料を抑えて、早期に資金調達したい人におすすめのファクタリング会社と言えるでしょう。

OLTA

運営会社 OLTA株式会社
取り扱いサービス 2社間ファクタリング
買取可能額 制限なし
手数料 2.0%~9.0%
資金化までのスピード 即日~
個人事業主の利用 可能
※ただし、開業から4カ月目以降

OLTAはオンライン完結型を世に広めたパイオニア的な企業です。

オンライン完結型のファクタリングという意味を持つ言葉である「クラウドファクタリング」もOLTAの商標となっています。

大手企業が出資しており、資本金は44億円を超える巨大なファクタリング会社です。また、日本中の銀行と提携し、銀行専用のファクタリング商品を展開して、銀行の顧客へファクタリングを売却しています。

信用を売りにしている銀行が提携するほどの企業ですので、企業としての安心感は抜群です。

契約はオンラインのみで、必要書類を提出後1日以内に審査結果が通知され入金を受けられます。

店舗を持たず、人件費等のコストがかからないので、上限手数料は9%という業界最低水準で資金調達が可能です。

安心できる企業からスピーディーかつ低コストで資金調達したい方にOLTAはおすすめです。

ラボル

ラボル

運営会社 株式会社ラボル
取り扱いサービス 2社間ファクタリング
買取可能額 1万円〜上限なし
手数料 10%
資金化までのスピード 最短60分
個人事業主の利用 可能

ラボルは東証プライム上場企業の株式会社セレスが100%出資している株式会社ラボルが運営するファクタリングサービスです。

実質的に上場企業が運営しているサービスですので、安心して利用できるでしょう。

手数料は10%固定、最短60分入金、1万円から利用可能という小規模事業やファクタリングに求める要素を全て持っている優秀なファクタリング会社だと言えます。

くわえて、ラボルの最大の特徴は24時間365日入金に対応しているという点です。

休日でも夜間でも資金調達できるので、飲食業やサービス業などの方も必要なタイミングで資金調達が可能です。

上場企業が運営する安全性に加えて、利便性を兼ね備えた、非常にバランスの取れたファクタリング会社だと言えます。

ウィット

ウィット

運営会社 株式会社ウィット
取り扱いサービス 2社間ファクタリング
買取可能額 20万円〜500万円
手数料 記載なし
資金化までのスピード 最短2時間
個人事業主の利用 可能

ウィットは最短2時間で資金化できるオンライン完結型のファクタリング会社です。

上限買取額は500万円と決められており「小口専門」を謳っています。

そのため、売上規模が小さく、業況が不安定な小規模事業者や個人事業主やフリーランスでも利用しやすい点が特徴です。

またウィットは建設業専門のファクタリングサービスである「けんせつくん」を運営していることでも知られています。

建設業者支払いサイトが長いため、最もファクタリング審査で不利になる業種ですので、このような業種専門のサービスを行なっていることからも、審査にはかなり柔軟性があるものと考えられます。

リスクに応じた手数料を設定するため、手数料の明記はありません。

まずは査定をとって、他社と比較した上で利用を検討してみるとよいでしょう。

バイオン

バイオン

運営会社 株式会社バイオン
取り扱いサービス 2社間ファクタリング
買取可能額 5万円〜上限なし
手数料 10%
資金化までのスピード 最短60分
個人事業主の利用 可能

バイオンはAIファクタリングの名称でオンライン完結型のファクタリングサービスを展開しています。

申込から解約まで全てオンラインで完結し、入金までは60分というスピードが魅力です。

また、手数料は10%で固定されているので、あらかじめ「いくら入金されるのか」を知ることができますし、他社との比較も容易です。

また、ホームページにはファクタリングに関する基礎知識や、よくある質問など、かなり詳細かつ分かりやすく明示されています。

初めてファクタリングする方にも非常に分かりやすい作りとなっているので、ファクタリングについて不安を感じている方も、商品性などを理解したうえで利用できるでしょう。

買取額の下限も5万円以上ですので、売上規模の小さな個人事業主やフリーランスの方も安心して利用できます。

FREENANCE(フリーナンス)

運営会社 GMOクリエイターズネットワーク株式会社
取り扱いサービス 2社間ファクタリング
買取可能額 1万円〜上限なし
手数料 3%〜10%
資金化までのスピード 最短即日
個人事業主の利用 可能

東証プライム上場で大手インター企業であるGMOインターネットグループ傘下のGMOクリエイターズネットワーク株式会社が運営するファクタリングサービスです。

事前にアカウンをを作成しておけば、申込から最短30分で審査結果が通知され、即日入金を受けられます。

上限手数料は10%ですが、審査によっては一桁台の非常に低い手数料が適用されるのが一般的です。

またフリーナンスはフリーランス向けに以下のようなサービスを提供しています。

  • 即日払い:2社間ファクタリング
  • あんしん補償:業務上生じた賠償責任を補償
  • フリーナンス口座:フリーランスや個人事業主が屋号やペンネームで口座を作れる
  • バーチャルオフィス:バーチャルオフィスが格安料金で利用可能

ファクタリングサービスである即日払いはこれらのフリーランス向けのサービスの一環です。

あんしん補償は基本部分の補償は無料ですし、フリーナンス口座は無料で屋号やペンネームの口座が作成できます。

ファクタリングを利用しなくても、メリットのあるサービスが多数あるので、アカウントだけ作成しておいて損はないでしょう。

対面型で契約のファクタリングの種類が豊富なおすすめファクター

対面型で契約できて、不明点などを相談しながら取り扱いできるファクタリング会社が以下のとおりです。

  • ベストファクター
  • アクセルファクター
  • ビートレーディング
  • 日本中小企業金融サポート機構
  • トップマネジメント

それぞれのファクタリング会社の特徴やメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。

ベストファクター|買取額は最高1億円

運営会社 株式会社アレシア
取り扱いサービス 2社間ファクタリング
3社間ファクタリング
医療債権ファクタリング
買取可能額 30万円~1億円
手数料 2.0%~
資金課までのスピード 即日~3営業日
個人事業主の利用 可能

ベストファクターは店舗型ファクタリング会社として、顧客への対応がよいことで知られている非常に評判の高い会社です。

契約には必ず面談を行なっており、顧客との対話を重視しています。

ファクタリングが必ずしも最良の資金調達方法とは考えていないので、顧客とじっくり話し合って、最適なソリューションを一緒に検討し、ファクタリングがベストなのであればファクタリングを提案するスタイルなので、「お金が必要だが、どの方法で取引したらよいか分からない」という方も安心して利用できます。

「訪店する時間はないけど、オンラインは不安」という人に、ベストファクターは出張訪問してくれます。

訪店せず、対面で取引ができるのは魅力のひとつでしょう。

銀行融資が通らなかった場合でも、ベストファクターでは売掛債権を売却して資金調達できる可能性があります。

また、買取可能金額が30万円〜1億円と幅広く対応してくれるため、中小企業から大企業まで取り扱い可能と言えます。

売掛債権の信頼度によって、手数料に幅があるため、問い合わせて見積もりを出してもらうとよいでしょう。

アクセルファクター|年間相談件数3,000件の実績あり

運営会社 株式会社アクセルファクター
取り扱いサービス 2社間ファクタリング
3社間ファクタリング
医療債権ファクタリング
買取可能額 30万円~上限なし
手数料 2.0%~
資金課までのスピード 最短即日
個人事業主の利用 可能

業界内でも相談実績の多いアクセルファクターでは、ファクタリング経験豊富な担当者が、相談から契約まで丁寧に対応してくれます。

店舗型のファクタリング会社ですが、オンラインでの面談や契約にも対応しているため、遠方の方でもアクセルファクターの担当者から丁寧な説明を受けられます。

また、申し込みした企業の半数以上が即日資金調達できている実績もあり、入金スピードが速く、信頼度が高いファクタリング会社と言えるでしょう。

アクセルファクターは国が中小企業支援の専門家として認定している、認定経営革新等支援機関です。

国が認定している支援機関ですので、安心してファクタリングの相談ができるだけでなく、経営改善全般の相談も受けられます。

担当者が専属でファクタリングに関する相談にのってくれるため、初めて利用する人におすすめのファクタリング会社です。

ビートレーディング|中小企業向けで注文書ファクタリングも可能

運営会社 株式会社ビートレーディング
取り扱いサービス 2社間ファクタリング
3社間ファクタリング
医療債権ファクタリング
注文書ファクタリング
買取可能額 制限なし
手数料 2社間ファクタリング:4%~12%程度
3社間ファクタリング:2%~9%程度
資金化までのスピード 最短2時間
個人事業主の利用 可能

ビートレーディングはテレビメディアにも登場するほど有名な会社で、多くの人がファクタリングを利用しており、累計買取実績1,170億円を超えています。

独立系ファクタリング会社の中でも規模が大きく、歴史も長いので安心して利用できるでしょう。

過去3万円〜7億円のファクタリングを行った実績があり、さまざまな金額の債権を取り扱った経験があるファクタリング会社です。

こちらも店舗型のファクタリング会社でありながら、オンライン面談やオンライン契約も実施しており、オンライン完結に対応しています。

最短即日で資金調達できるので、急いで資金が必要な場合も安心です。

ファクタリングは、商品やサービスを提供後に入金待ちとなる売掛債権が対象になるのに対し、提供前の注文書の段階でファクタリングが可能な、注文書ファクタリングも取り扱っています。

従来のファクタリングでは、資金調達が間に合わない人は、ビートレーディングで注文書ファクタリングについて問い合わせてみてもよいでしょう。

日本中小企業金融サポート機構

運営会社 一般社団法人 日本中小企業金融サポート機構
取り扱いサービス 2社間ファクタリング
3社間ファクタリング等
買取可能額 一律の定めなし
手数料 1.5%~10%
資金化までのスピード 最短即日
個人事業主の利用 可能

日本中小企業金融サポート機構は法人形態が一般社団法人という非常に珍しいファクタリング会社です。

ファクタリングだけを行なっているわけではなく、中小企業の経営サポートを行なっており、事業承継、M&A、補助金申請、経営改善など様々なサポートをおこなっています。

中小企業支援のプロとして、国から認定経営革新等支援機関として指定されているので、高い専門性と公共性で安心して相談に乗ってくれるでしょう。

非営利の法人形態である一般社団法人ですので、審査によっては一桁台の非常に低い手数料でファクタリングを利用することも可能です。

契約には原則として対面が必要ですが、オンライン面談とオンライン契約を実施しているため、当日中に訪問できない方も日本中小企業金融サポート機構であれば即日入金を受けられる可能性があります。

トップマネジメント

トップマネジメント

運営会社 株式会社トップ・マネジメント
取り扱いサービス 2社間ファクタリング
3社間ファクタリング
注文書ファクタリング等
買取可能額 一律の定めなし
手数料 3.5%~12.5%
資金化までのスピード 最短即日
個人事業主の利用 可能

トップマネジメントはファクタリングの専門会社として、これまでに5.5万社と超える買取実績を誇っています。

通常の2社間ファクタリングの手数料は上限12.5%とやや低めですが、トップマネジメントではさらに手数料を引き下げられる「電ふぁく」という商品が用意されています。

このファクタリングは売掛先企業への請求口座をトップマネジメントが管理できる利用者名義口座とすることで、2社間ファクタリングでありながら手数料を1.8%~8.0%まで引き下げられるサービスです。

このほかにも補助金申請とファクタリングを同時に実施するロファク」は0.5%~3.5%という非常に低い手数料で利用できるので、状況に応じて様々な種類のファクタリングを使い分けられます。

大口の買い取りにも対応しているので、規模の小さな個人事業主やフリーランスから法人まで幅広く利用できる点が大きなメリットです。

大口対応の高額調達が可能なファクター

数千万円以上の高額の資金調達ができ、安全に利用できるファクタリング会社は以下の3社です。

  • マネーフォワードアーリーペイメント
  • GMO BtoB 早払い
  • 電子請求書早払い

それぞれのファクタリング会社の特徴やスペックについて詳しく解説していきます。

マネーフォワードアーリーペイメント|一部上場企業の子会社で信頼度が高い

運営会社 マネーフォワードケッサイ株式会社
取り扱いサービス 2社間ファクタリング
買取可能額 上限なし
手数料 初回:買取債権金額の2~10%
2回目以降:買取債権金額の1~10%
資金化までのスピード 最短2営業日
個人事業主の利用 不可

東証プライム上場企業であるマネーフォワードの完全子会社であり、運営会社としては信頼度が高いファクタリング会社です。

法人向けのファクタリング会社であり、個人事業主は対応していません。

手数料は1%〜と、業界内では低い設定となっており、さらに2回目以降の取引であれば手数料が引き下げになる可能性があるので、継続的に同じファクタリング会社を利用したい方にはおすすめです。

ただし、入金までの期間が2営業日ほどかかるため、他のファクタリング会社と比較するとやや時間がかかります。

取り扱う債権額が大きいことで、審査に時間がかかる場合が多いため、ある程度時間的な余裕を持って高額の資金調達を希望する場合に相談するのがおすすめです。

GMO BtoB 早払い

GMO BtoB 早払い

運営会社 GMOペイメントゲートウェイ株式会社
取り扱いサービス 2社間ファクタリング
3社間ファクタリング
注文書ファクタリング
買取可能額 100万円〜
手数料 請求書買取:1%〜10%
注文書買取:2%〜12%
資金化までのスピード 最短2営業日
個人事業主の利用 不可

東証プライム上場企業のGMOペイメントゲートウェイが直接提供するサービスです。

運営会社の規模や安全性という点ではあらゆるファクタリング会社の中でも最上位です。

法人のみ利用できるサービスで買取額の下限は100万円と、ある程度規模の大きな企業向けサービスとなっています。

申し込みを行うと専任の担当者が配置されるので、最初から最後まで1人の担当者が責任を持って対応してくれます。

担当者と信頼関係を構築したうえでファクタリングを利用したいという方にはおすすめです。

資金化までには最短2営業日かかるので、時間に余裕を持って申し込みを行なってください。

電子請求書早払い

電子請求書早払い

運営会社 株式会社インフォマート
取り扱いサービス 2社間ファクタリング
買取可能額 〜1億円
手数料 1%〜6%
資金化までのスピード 最短2営業日
個人事業主の利用 不可

東証プライム上場企業である株式会社インフォマートとGMOペイメントゲートウェイが共同で提供しているファクタリングサービスです。

最大の特徴は上限手数料6%という点で、これは2社間ファクタリングの中では業界最低の手数料です。

とにかく低コストでの資金調達を希望する方には非常におすすめのファクタリングになります。

インフォマートは企業向けにビジネスマッチングなどのBtoBサービスを展開している企業で、インフォマート内の会員だけが申し込めるサービスです。

窓口はインドマートですが、実際の買い取りはGMOペイメントゲートウェイがおこないます。

法人のみが申し込めるサービスで、入金までは最短2営業日かかりますが、低コストで資金調達できるのは大きな魅力ですので、時間的な余裕を持って利用を検討してください。

ファクタリング会社を選ぶときの4つの注意点

さまざまなファクタリング会社があり、選ぶときのポイントもたくさんあるなか、以下の2つの注意点は必ず理解しておきましょう。

  • 2社間・3社間・保証型の違いを理解する
  • 違法業者がどうかを見極めよう
  • 口コミを頼りすぎないようにする
  • 売掛先が個人の請求書は取り扱うファクターが限られる

特にファクタリング会社の中にも、貸金業を行うような違法業者が見られますので、どのような業者が違法業者と判断されるのか、詳しく解説します。

2社間、3社間、保証型の違いを理解する

ファクタリングには、2社間・3社間・保証型とそれぞれに特徴や、利用するシーンに違いがあります。それぞれの特徴やファクタリングの内容については、以下の表を参照ください。

2社間ファクタリング 3社間ファクタリング 保証型ファクタリング
概要 自社・ファクタリング会社間で取引が行われる 自社・ファクタリング会社・取引先で取引が行われる
  • 取引先から売掛金が支払われなかった場合に、ファクタリング会社から保証金が支払われる取引
  • 売掛債権に保険をかけるイメージ
利用をおすすめする企業
  • 取引先に知られたくない
  • 早急に資金がほしい
  • 手数料を抑えて利用したい
  • 資金調達までに時間がかかっても支障がない
  • 国や大企業など、社会的信頼のある取引先の売掛債権を持っている
  • 取引先の経営状況に不安がある
  • 新規の取引先の売掛債権
  • 与信審査が間に合わず取引先の信頼度が不透明
手数料 10~20% 1~10% 保証料:1~8%
審査までの期間 即日~数日 2~3週間 1週間程度
審査の通りやすさ 売掛債権の信頼度によって異なる 通りやすい 売掛債権の信頼度によって異なる

違法業者かどうかを見極めよう

ファクタリング会社のなかには、個人の給与を債権としてファクタリングを行おうと持ちかけたり、執拗に契約を迫ってきたりする業者がおり、そのような場合は違法業者が疑われます。

違法業者の見極め方法について、以下の項目に分けてまとめます。

  • 違法業者の特徴
  • 給与ファクタリングは金融庁も注意喚起している

違法業者に惑わされると、不当に資金を奪われてしまったり、資金繰りが悪化したり、リスクが大きいことばかりです。

違法業者の特徴を理解して、惑わされないようにしましょう。

違法業者の特徴

違法業者の特徴について、以下の表にまとめていますので、参照ください。

特徴 違法業者と判断できる理由や対策
償還請求権がある
  • ファクタリングは償還請求権なしで取引するため、貸金業とは見なされない
  • 償還請求権ありのファクタリングは「偽装ファクタリング」と呼ばれ、実質的な貸付であり、貸金業者登録をせずに貸金業を営む業者は闇金
契約書がないまたは内容の変更が多い
  • のちにトラブルがあった場合に備えて契約書を作成するのが一般的
  • 違法業者は、最初は口約束で正当なファクタリングを持ち掛け、契約書は後から作成するなど言いつつも作成されないことが多い
  • 仮に契約書があったとしても内容が度々変更されたり、内容が不明瞭であったりする場合がある
ファクタリング会社の所在地や代表者が不明
  • ホームページを見ても、所在地が架空の場合や代表者の名前が記載されていない業者は注意
  • 法人番号検索サイト(※)で、ファクタリング会社について調べると安心
手数料が相場より高い
  • 相場は2社間で10~20%、3社間で1~10%
  • それ以上の手数料を取る場合は、詳しい内訳を確認する
  • 担当者が高圧的な態度を取ってきたり、執拗に契約に持ち込もうとしたりする場合は、警察や弁護士に相談しましょう
保証人や担保を求められる
  • ファクタリングは貸付ではないため保証人や担保は不要
  • 求められる場合はファクタリングと偽って貸付をしようと考えている可能性がある
売掛金の支払いが分割できると謳っている
  • 取引先から売掛金が支払われた後、ファクタリング会社に支払う際は、一括払いが原則
  • 分割払いは支払期間中に金利が発生することから、貸金業に該当するため、ファクタリング会社は行ってはならない

以上の特徴は、違法業者である可能性が非常に高く、思わぬトラブルに巻き込まれかねません。

特に償還請求権なしでファクタリングを実施する業者について、金融庁は以下のように注意喚起をおこなっています。

ファクタリングとして行われ、契約書に「債権譲渡契約(売買契約)」であることが定められた取引であっても、経済的に貸付けと同様の機能を有していると思われるようなものについては、貸金業に該当するおそれがあります。
例えば、譲渡した債権の回収(集金)がファクタリング業者から売主に委託されており、売主が集金できなかった場合に、

○ 売主が債権を買い戻すこととされている
○ 売主自身の資金によりファクタリング業者に支払をしなければならないこととされている
などといったようなものについては、貸金業に該当するおそれがあります。

また、ファクタリングが貸金業に該当するかについては、契約書にノンリコース(売却した売掛債権等が返済不能になっても売却した事業者に返済義務は生じないこと)の規定があるかなどの形式的な要素だけでなく、経済的側面や実態に照らして判断されるものですので、注意が必要です。
引用:金融庁|ファクタリングの利用に関する注意喚起

このような取引や方法を持ちかけられたら、利用しないでください。

もし、利用した後に気付いた場合は、警察や弁護士などに相談しましょう。

※法人番号検索サイトとは、起業した際に割り振られる番号のことで、国税庁が管理しています。

サイトで検索して出た所在地や代表者名は、信頼してよい情報であるため、心配な場合は検索してみることをおすすめします。

法人番号検索サイトURL:https://www.houjin-bangou.nta.go.jp/

給与ファクタリングは金融庁も注意喚起している

給与ファクタリングは、法律上貸金業とみなされることから、違法であると判断されています。

給与ファクタリングとは、個人の給与を債権にして給与の支給日より前に資金調達する方法を言います。

給与ファクタリングが貸金業とみなされる理由は、主に2つです。

  • 給与とは、雇用主が労働者に直接支払わなければならない(労働基準法より)
  • ファクタリング会社は給与ファクタリングを行った場合、利用者からしか取り立てることができない

以上の2点から、利用者と業者間でのみ金銭のやり取りが発生していることが、貸金業と判断される理由になります。

その他にも、給与ファクタリングは給与を前借するかたちであり、一見得するように感じますが、手数料が引かれることから、本来支給される給与よりも減額された金額が入手できるだけです。

手数料が引かれた金額で、次の支給日まで生活していかなくてはならず、結局やりくりがうまくいかずに再びファクタリングを利用してしまうという悪循環に陥る可能性があります。

給与ファクタリングは利用しないようにしましょう。

口コミを頼りすぎないようにする

インターネット上の口コミを頼りすぎないようにしましょう。

ネットの口コミは良いものは業者が記載している場合がありますし、悪いものは審査に落とされた人が腹いせに記載しているなど、かなり両極端だからです。

参考にすることはもちろん重要ですが、最終的には自分の目で安全な業者かどうかを確認することが重要です。

悪徳業者を見極める自信がない方は、複数の業者から見積もりを取り、最も対応がよく手数料が低いファクタリング会社と取引するようにしましょう。

売掛先が個人の請求書は取り扱うファクターが限られる

売掛先企業が個人名義の請求書を買い取ってくれるファクタリング会社は限られます。

基本的には法人名義の請求書のみを買い取るのがファクタリングです。

個人の場合には決算状況などを調べることは不可能だからです。

そのため、個人事業主相手に商売をしている方は、利用できるファクタリング会社がほとんどありません。

主要ファクタリング会社の中ではペイトナーファクタリングだけが個人事業主宛ての請求書のファクタリングができるので、個人宛ての請求書しかない場合には、ファクタリング会社の選択に注意してください。

ファクタリング会社の比較についてよくある質問

ファクタリング会社の比較についてよくある質問を回答とともにご紹介します。

  • おすすめのファクタリング会社はどこですか?
  • 大手ファクタリング会社とはどんなファクタリング会社でしょうか?
  • 個人におすすめのファクタリング会社を教えてください
  • ファクタリングがやばいと言われる理由はなぜでしょうか?
  • 介護ファクタリングのおすすめ会社を教えてください

おすすめのファクタリング会社はどこですか?

おすすめのファクタリング会社は利用者によって異なります。

急いで資金を調達することを優先しているのであれば、審査と契約に時間がかからないオンライン完結型のファクタリングが向いています。

手数料の安さを追求するのであれば、3社間ファクタリングがよいでしょう。

このようにどのファクタリング会社がおすすめかのかは、利用者のニーズによって異なるため、まずは自社が何を求めるのかを明らかにしましょう。

そしてファクタリング会社の比較で最も重要な点は業者の安全性ですので、運営会社が安心な業者を選ぶようにしてください。

大手ファクタリング会社とはどんなファクタリング会社でしょうか?

一般的には運営会社が上場企業か、銀行が運営しているファクタリング会社が該当します。

しかし、これらに該当するファクタリング会社はそれほど多くないので、規模の大きなファクタリング会社を探したいのてあれば、「買取実績が100億円以上」「資本金1億円以上」などの条件も加えて、最適なファクタリング会社を探すのがよいでしょう。

個人におすすめのファクタリング会社を教えてください

個人におすすめのファクタリング会社は買取金額の下限が少ない会社です。

買取金額が「1万円〜」とか「10万円〜」となっているファクタリング会社は売上規模の小さな個人事業主やフリーランスも利用しやすくなります。

反対に買取金額の上限が「30万円以上」とか「100万円以上」などと決められているファクタリング会社は一定以上の売上規模がないと利用できないので注意してください。

ファクタリングがやばいと言われる理由はなぜでしょうか?

業者の中に法外な手数料を設定する悪徳業者や、償還請求権ありの実質的な貸付を行う闇金が混ざっているためです。

ファクタリング業を営むためには許認可も免許も必要ないため、どのような業者でも「ファクタリング会社」と名乗ることができます。

貸金業のように国が安全な業者としてのお墨付きを与えていないため「やばい」と言われますが、しっかりと安全な業者を選択すれば安心して利用できます。

またファクタリングは弁護士法違反ではないかと言われますが、債権の譲渡は民法で認められていますし、法律で定められている特定金銭債権の中に「ファクタリング会社の有する債権」が入っているため、違法性はありません。

大切なのは安全な業者を選ぶ視点ですので、利用する前には口コミなどから安全な業者かどうかを調べた上で問い合わせを行ってください。

介護ファクタリングのおすすめ会社を教えてください

介護ファクタリングは、一般のファクタリング会社ではなく、介護報酬ファクタリングを取り扱う以下のような業者を利用するとよいでしょう。

  • クレディセゾン
  • カイポケ
  • エヌエスパートナーズ 

いずれの企業も大手かつ上場企業ですので安心して利用できます。

介護報酬ファクタリングは債務者が国保連や健康保険組合などの公的機関で、3社間で取り扱われるため、悪徳業者が入り込む余地や旨みはありません。

そのため、基本的には安心して利用できるファクタリングだと言えます。

ファクタリング会社の特徴を比較して自社に合った業者を選ぼう

ファクタリング会社には、それぞれ取り扱っているファクタリングの種類や手数料、買取可能金額、入金スピード、債権譲渡登記の有無などが異なります。

自社にとって、手数料を抑えたいのか、すぐに資金が欲しいのか、取引先に絶対に知られたくないのか、優先順位を決めてファクタリング会社を比較すると、自社に合った業者が見つかるでしょう。

ここでの比較ポイントを抑えて、自社に合ったファクタリング会社を選んで資金繰り改善に役立てましょう。

注文書ファクタリング会社 - BESTPAY