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ファクタリング審査の基準を徹底解説|落ちる理由・必要書類・20社の審査条件を比較調査

注文書・発注書のスピード買取・資金調達なら

この記事は約12分で読めます。

ファクタリングの審査で見られるのは、申し込んだ会社ではなく売掛先の支払能力です。赤字決算や税金の滞納があっても、通ることがあります。

とはいえ、審査の基準は会社ごとに違います。公表されていない条件も多く、自分が通るかどうかは調べても分かりません。申し込んでみるまで結果が読めない、というのが実際のところです。

この記事では、審査で落ちる場所を5つの関門に分けて説明します。必要書類の点数、当日中に間に合う受付時間、通過率の数字の読み方まで、申し込む前に確認できることをまとめました。他社に断られたあと、次はどこへ出せばよいかも扱います。

気になっているところから読む
決算書を出したくない、書類が用意できない → 必要書類は何点か|書類の少ない順に見る
申し込んだのに連絡が来ない、審査が長い → 「最短10分」がいつ有効か|受付時間と土日対応
オンラインの会社で落ちた → 審査方式による違いと、断られたあとの選択肢
「審査なし」「絶対通る」を探している → 「審査なし」「100%通る」ファクタリングはあるのか
請求書がまだ発行できない → 請求書がまだ発行できない場合の審査

自分の売掛金や注文書で使えるかどうかだけ先に知りたい場合は、無料の相談フォームから条件だけ確認できます。金額と支払期日が分かれば、その場で可否の目安をお伝えしています。

ファクタリングの審査で見られるのは、自社ではなく売掛先

審査の対象は、申し込んだ会社の返済力ではなく、売掛先が期日に払えるかどうかです。

銀行の融資では、自社の決算内容と返済力が問われます。ファクタリングは売掛債権の売買なので、期日にお金を払うのは売掛先です。そのため審査で最初に見られるのも、売掛先の支払能力になります。

赤字決算や税金の滞納があっても、審査に通ることがあります。反対に、自社の業績がよくても売掛先の経営が不安定なら通りません。ファクタリング会社に損失が出るのは、売掛先が払わないときだけだからです。

比較する点 銀行融資 ファクタリング
主に審査される相手 申し込んだ自社 売掛先(取引先)
赤字決算 不利になりやすい 売掛先に問題がなければ通ることがある
税金・社会保険料の滞納 ほぼ通らない 相談可と明記する会社がある
代表者の個人信用情報 照会される 照会されないことが多い
返済義務 あり 償還請求権のない契約なら発生しない

2社間と3社間で審査の厳しさが変わる理由

2社間ファクタリングは、自社とファクタリング会社だけで契約します。売掛先に知られずに資金化できる代わりに、入金は一度自社の口座に入ります。その資金が送金されない事態を防ぐため、審査では自社の姿勢も見られます。

3社間ファクタリングは、売掛先の承諾を取ったうえで契約します。支払いも売掛先から直接行われるため、回収できない不安が小さくなります。3社間のほうが審査に通りやすく、手数料も低い傾向にあるのはこのためです。

分割払いを認める会社には近づかない

買い取った代金の分割払いを認める会社には申し込まないでください。売掛先が倒産したときに買い戻しを求める契約も同じです。金融庁は、こうした取引が貸金業に該当するおそれがあると注意を促しています。

出典:金融庁「ファクタリングの利用に関する注意喚起」

仕組みと手数料の基本から確認したい場合は、ファクタリングの仕組みと手数料の基本もあわせてご覧ください。

ファクタリングの審査はどこで落ちるのか(5つの関門)

審査は1つの合否ではなく、5つの関門を順に通る仕組みです。どこで止まったかが分かれば、次の申込先の選び方も変わります。

落ちる理由を並べただけの説明では、自分に当てはまるかどうかが分かりません。実際の審査は、申込条件の確認から順番に進みます。手前の関門で止まっている場合、書類を足しても結果は変わりません。

関門 確認されること ここで止まったときの動き方
STEP1
利用条件に該当するか
売掛債権があるか/法人と個人事業主のどちらに対応しているか/買取金額の下限/請求書と注文書のどちらを扱うか 条件の合う会社に出し直す。書類を足しても変わらない
STEP2
売掛先に問題がないか
売掛先の支払能力/支払期日までの長さ/継続して取引があるか/その債権が実在するか 別の売掛先の債権で申し込む
STEP3
債権の内容に問題がないか
他社へ譲渡していないか/担保に入っていないか/債権譲渡禁止特約/架空債権の疑い 契約書を確認する。二重譲渡なら申し込まない
STEP4
申込側に問題がないか
事業の実態/必要書類がそろっているか/資金の使いみち/説明と書類の内容が合っているか 不足資料をそろえ、説明を書類と合わせる
STEP5
希望額が債権に見合うか
額面/その会社の買取可能額/掛け目/手数料 希望額を下げるか、買取可能額の広い会社を選ぶ

設立から日が浅いことを理由に断られた場合は、STEP4で止まっています。希望額に届かなかった場合はSTEP5です。書類をそろえ直して同じ会社に出しても結果が変わらないなら、条件の合う会社を探し直したほうが早く進みます。

実際に他社で言われたこと

審査で断られるときの言われ方は、思っているより具体的です。注文書買取ファクタリング BESTPAY(株式会社アレシア)の利用事例から、他社の審査に触れたものを抜き出しました。

業種 実際に言われたこと 止まっていた関門
小売業 数社に申し込んだが、他社は会社設立から1年未満であることを理由に審査落ちだった STEP4
製造業 大手のファクタリング会社にも相談したが、資金化できるのは受注額の一定割合までと制限され、希望した調達額に届かなかった STEP5
建設業 2社に見積もりを依頼したが手数料はほぼ同じで、差がついたのは入金の時期だった STEP5
サービス業 「早いけど高い」「安いけど遅い」という会社は、見積もりの段階で候補から外した STEP1
運送業 必要だったのは注文書と通帳、申込書の3点だけだった STEP4

出典:注文書買取ファクタリング BESTPAY(株式会社アレシア)の利用事例。製造業の事例は公開時点で割合が伏せられているため、記事でも「一定割合」と記載しています。

設立から1年未満で断られたときの考え方

設立年数を理由に落ちる場合、見られているのは自社の事業実態です。売掛先が大きくても、自社側の確認材料が足りないと判断されると通りません。取引の履歴が短いぶん、契約書や発注書など取引の実在を示す書類を厚くそろえると、判断材料が増えます。

審査で重視されない3つのこと

赤字や借入の多さ、代表者の個人信用情報は、融資では不利に働きます。ファクタリングの審査では決め手になりません。

項目 ファクタリングでの扱い 理由
決算の内容・赤字 決め手にならない 期日に支払うのは売掛先であり、自社の利益から返すお金ではないため
借入の残高・借入先 ほぼ影響しない 借入枠を使い切っていても、売掛債権の価値とは別の話になるため
代表者の個人信用情報 照会されないことが多い 信用情報の照会は加盟している事業者しかできず、加盟していない会社が多いため

銀行に「限度額まで融資しているので追加はできない」と言われた場合でも、ファクタリングは別の判断になります。ローンやクレジットカードの延滞があっても、それだけで断られることは多くありません。見ている場所が違うだけで、誰でも通るという意味ではありません。

税金や社会保険料の滞納がある場合

問題になるのは滞納そのものではなく、売掛金が差し押さえられる状態にあるかどうかです。分納や納付の猶予の手続きを進めているなら、その資料を出せると説明しやすくなります。「赤字決算・税金滞納でも相談可」と公式サイトに書いている会社もあります。

必要書類は何点か|書類の少ない順に見る

決算書を求めない会社を選べば、赤字や設立まもない事業でも審査を受けられます。書類は少ない会社で2点です。

必要書類は、審査の入り口で最初につまずく場所です。決算書を2期分求める会社では、設立まもない事業者はその時点で出せる資料が足りません。公式サイトに書かれている必要書類を点数で並べると、申込先の候補はかなり絞れます。

会社 公式サイトに記載された必要書類 点数 決算書
株式会社No.1 請求書、通帳コピー 2点 不要
ビートレーディング 通帳コピー(表紙付き2か月分)、売掛債権に関する資料 2点 不要
QuQuMo 請求書、通帳 2点 不要
買速 請求書、通帳コピー、身分証 3点 不要
BESTPAY 注文書(発注書)、通帳3か月分(表紙付き)、本査定申込書 3点 不要
ZIST 通帳コピー、請求書(契約書)、発注書・納品書、身分証明書 4点 不要
PayToday 公式に点数の明示なし。個人事業主と創業1年未満の法人は確定申告書・決算書が不要と記載 ― 条件により不要
GMO BtoB早払い 与信審査に売主の決算書2期分と試算表、買主の審査依頼書、取引基本契約書など 多い 必要

各社公式サイトの記載を確認した時点の内容です。必要書類を公式サイトで確認できた会社のみ掲載しています。

2点で審査できる会社は、請求書と通帳だけを見ています。裏を返せば、その2点に判断材料がそろっていなければ審査は通りません。通帳は表紙付きで、売掛先からの入金が読み取れる状態にしておくと、追加提出のやり取りが減ります。

書類が少ない会社ほど、書類の中身は厳しく見られる

提出物が2点しかないということは、その2点で判断が決まるということです。請求書の金額や支払期日が曖昧だったり、通帳に売掛先からの入金履歴がなかったりすると、補う材料がありません。書類の少なさは手続きの軽さであって、審査の甘さではありません。

「エビデンスなし」「書類なし」で通る会社を探している場合

債権が実在することを示す資料がまったくない状態では、どの会社でも審査は進みません。ただし請求書がなくても、契約書や発注書があれば審査を進められます。納品書や検収書で代用できることもあるため、手元の書類を並べて申込前に相談してください。

会社ごとの必要書類や手数料を並べて比べたい場合は、請求書買取ファクタリングの会社比較にまとめています。個人事業主として申し込むときに不利になりやすい点は、個人事業主が審査で不利になる場面で扱っています。

「最短10分」がいつ有効か|受付時間と土日対応

「最短◯分」は受付時間内に申し込んだ場合の話です。受付終了が18時より前の会社が、208社中102社あります。

申し込んだのに連絡が来ないという状況の多くは、審査が止まっているのではなく受付時間の外にいます。入金までのスピードだけを見て申し込むと、夕方以降は翌営業日に回ります。公式サイトで確認できた受付時間を並べます。

会社 受付時間(公式サイトの記載) 土日
ラボル 24時間365日の入金対応 対応
株式会社No.1 平日9:00〜19:00 記載なし
買速 9:00〜19:00(日祝を除く) 土曜は受付
うりかけ堂 平日9:30〜19:30(土日祝休み) 休み
BESTPAY 平日10:00〜19:00 休み
アクセルファクター 平日10:00〜18:30 記載なし
ファクタリングZERO 9:00〜18:00 日祝は休み
ZIST 平日10:00〜18:00(土日祝休み) 休み
PayToday 平日10:00〜17:00 休み

各社公式サイトの記載を確認した時点の内容です。記載を確認できなかった会社は掲載していません。

PayTodayの受付は17時までです。16時に請求書を用意し始めた時点で、その日の資金化は難しくなります。入金の速さより、自分が申し込める時間帯に受け付けている会社かどうかを先に見たほうが確実です。

条件を重ねると、残る会社は6社になる

ファクタリング会社の口コミ比較サイト「ファクコミ」が主要208社を調べた結果を、条件を重ねる形で並べました。探している条件を足していくと、候補は急速に減ります。

絞り込みの条件 残る会社
主要208社 208社
2社間ファクタリングに対応 158社
さらに即日入金に対応 88社
さらに債権譲渡登記が不要 59社
さらに個人事業主に対応 54社
さらに土日に対応 6社

出典:ファクタリング会社の口コミ比較サイト「ファクコミ」の主要208社調査(調査基準日2026年7月29日)

営業終了が18時以前の会社は102社ありました。土日に対応する会社は12社で、全体の6.3%です。金曜の夕方に申し込んで入金が月曜になる結果は、珍しいことではありません。

週末に動く必要がある場合は、土日祝に審査を受けられる会社で対応状況を確認できます。

審査通過率という数字の読み方

通過率は集計時点も分母も会社ごとに違います。数字の大小より、いつ集計したものかを先に見てください。

審査に不安があるときほど、通過率の数字は目に入ります。公式サイトに数値を出している会社を集めると、通過率そのものより集計時点の書き方に差が出ました。

会社 公表している通過率 公式サイトに書かれた集計時点
株式会社No.1 95%以上 2026年5月現在
アクセルファクター 93.3%(新規申込者) 記載なし
ZIST 93% 記載なし
メンターキャピタル 92% 2023年1月〜12月の実績
BESTPAY 88.8% 累計
買速 80%以上 2022年3月集計

各社公式サイトの記載を確認した時点の内容です。BESTPAYの88.8%は、株式会社アレシアが平均買取率として公表している値です。申し込みに対して買取が成立した割合(累計)を指します。債権額面に対する買取代金の割合を指す掛け目とは別の数字です。

買速の80%以上は2022年3月に集計した数字です。メンターキャピタルの92%は2023年1月から12月の実績で、どちらも現在の基準を示したものではありません。集計時点が書かれていない会社もあり、通過率だけを横に並べて比べることは難しくなります。

通過率を見るときに確認したい5つの点

確認すること なぜ結果が変わるのか
集計期間はいつか 数年前の集計をそのまま掲げている会社がある。審査基準はその後で変わることがある
分母は申込者か、書類を出した人か 「新規申込者のうち」と限定している会社と、限定を書いていない会社がある
法人と個人事業主のどちらを含むか 個人事業主を含むかどうかで数字は動く
どのサービスの数字か 同じ運営会社が複数のブランドを持つ場合、どちらの数字かで意味が変わる
いまも同じ基準か 集計後に取扱商材や基準が変わっていることがある

通過率95%と書かれていても、落ちている人は20人に1人います。公式に数値を出している6社を並べても、100%を掲げている会社はありませんでした。数字を比べるより、自分がどの関門で止まりやすいかを確認したほうが、申込先は絞りやすくなります。

会社が公表する数字とは別に、実際に使った人の評価もあります。口コミの集計から見た通りやすさは手元の請求書で確認する7項目で扱っています。審査の通りやすさを軸に会社を比べたい場合は、審査が緩い会社の比較と、緩さの代償もあわせてご覧ください。

「審査なし」「100%通る」ファクタリングはあるのか

審査のないファクタリングはありません。売掛先が払わなければ損失をかぶるのは買い取った側なので、審査は事業の前提です。

「審査なし」「絶対に通る」という言葉で探している方は実際にいます。ただ、売掛先が払わなければ損をするのはファクタリング会社です。審査をしないということは、その損失を確認せずに引き受けるという意味になります。通常の事業としては成り立ちません。

「審査なし」「必ず通る」と書かれている場合は、ファクタリングの形を取った別の取引である可能性を先に疑ってください。

契約書の形で見分ける

売掛先が倒産したときに自社が買い戻す取り決めがある。買い取った代金を自社の資金から分割で支払う取り決めがある。金融庁は、こうした形の取引について貸金業に該当するおそれがあると注意を促しています。手数料の高さより先に、この2点を契約書で確認してください。

出典:金融庁「ファクタリングの利用に関する注意喚起」

「先払い買取」「後払い現金化」といった名前のサービスも見かけますが、売掛債権の売買とは別の取引です。ファクタリングは、事業者が持っている売掛債権を売る取引に限られます。給与や個人の支払い枠を対象にしたものは、ファクタリングではありません。

審査に不安があるのは、あなただけではありません

ファクタリング会社の口コミ比較サイト「ファクコミ」に寄せられた口コミは2,341件あります。4項目の平均点で最も低いのは、審査の通りやすさの3.16でした。入金スピード3.23、手数料の安さ3.32、スタッフ対応3.37を下回っています。

出典:ファクタリング会社の口コミ比較サイト「ファクコミ」に2020年から2023年に寄せられた口コミの累計集計

審査に通っても、希望額どおりに入るとは限らない

審査の可否と、いくら入るかは別の判断です。額面がそのまま振り込まれるわけではありません。

審査に通ったという連絡と、振り込まれる金額の連絡は別に来ます。額面のうちいくらを買い取るかが決まり、そこから手数料が引かれます。希望額だけを見て申し込むと、審査に通っても金額が足りないことがあります。

段階 決まること
1 審査に通る(申し込みが可決される)
2 売掛債権が評価され、買取の対象になる金額が決まる。額面の全額とは限らない
3 買取対象額から手数料などが差し引かれる
4 実際に振り込まれる金額が決まる

額面と手取りは同じではありません。トップ・マネジメントが公式サイトで示している例では、売掛金65万円に対する買取対象額が60万円でした。そこから手数料が引かれ、買取代金は53万円になっています。

掛け目のない会社もあります

PayTodayは、額面から掛け目を引かず手数料だけを差し引くと公式サイトに記載しています。掛け目を設ける会社かどうかで、同じ手数料でも手取りは変わります。見積もりを取るときは、手数料率だけでなく振込予定額そのものを聞いてください。

審査の対象になる金額の目安は、実績の幅で見ると判断しやすくなります。注文書買取ファクタリング BESTPAY(株式会社アレシア)の取引実績では、最低が15万円、最大が4億1,268万円でした。平均買取額は615万円です。

一方で、買取の下限を30万円に置く会社は主要208社のうち91社あります。下限が30万円の会社では、15万円の売掛金は対象になりません。

出典:注文書買取ファクタリング BESTPAY(株式会社アレシア)の取引実績。買取下限の分布はファクコミの主要208社調査(調査基準日2026年7月29日)。

売掛先が個人だと、審査の対象外になることがある

請求書の宛名が個人だと、審査に入る前に断られることがあります。自社の状態ではなく、売掛先が誰かで決まります。

審査で見られているのは売掛先の支払能力です。相手が法人なら、登記や決算公告から支払能力をある程度は確かめられます。相手が個人だと、その手がかりがありません。

そのため、売掛先を法人に限っている会社があります。自社が黒字でも、書類がそろっていても、宛名が個人なら申し込めません。個人のお客様を相手にしている事業や、個人の依頼主から報酬を受け取っているフリーランスは、ここで止まりやすいところです。

会社 売掛先が個人の請求書 公式サイトの記載
ペイトナー 買取の対象 個人宛の請求書も買い取ると明記
ラボル 対象外 売掛先は法人のみ
AGビジネスサポート 対象外 継続して取引している国内法人あて
ビートレーディング 対象外 個人の債権は買い取らない
日本中小企業金融サポート機構 対象外 個人あての請求書は買い取らない

各社公式サイトの記載を確認した時点の内容です。条件は変更されることがあります。

売掛先が個人の場合、申し込める会社はかなり限られます。断られた理由が伝えられないまま終わることも多く、書類の不備を疑って何度も出し直してしまうことがあります。宛名が個人なら、そこを先に確認したほうが早く進みます。

申し込む前に、宛名で確認すること
請求先が法人か、個人事業主か、個人か
法人なら、登記上の商号と請求書の宛名が一致しているか
売掛先が個人なら、個人宛に対応する会社に絞る
複数の請求書があるなら、法人あてのものを先に出す

同じ理由で、設立して間もない法人や、取引が始まったばかりの売掛先も不利になります。過去の入金履歴がないと、その取引が続く見込みを確かめる材料がないためです。毎月続いている取引先の請求書から出すほうが、審査は進みやすくなります。

会社ごとに売掛先の条件がどう違うかは、請求書買取ファクタリングの会社比較で並べています。額面が数万円にとどまる場合は、1万円から買い取る会社と下限額のほうが候補を見つけやすくなります。

審査方式による違いと、断られたあとの選択肢

審査の方式によって、伝えられる情報の量が変わります。書類だけで判断される会社と、事情を説明できる会社があります。

会社ごとに審査の基準は違います。ただし結果を分けるのは、基準よりも審査の方式であることがあります。提出した書類だけで判断が進む会社では、書類に表れない事情は伝わりません。電話や面談のある会社なら、取引の背景を口頭で補えます。

審査の方式 進み方 向いている場面
オンライン完結型 申し込みから契約までオンラインで進み、提出した情報を中心に判断される 書類がそろっていて、とにかく急いでいる
オンライン+ヒアリング型 オンラインの申し込みに、電話での聞き取りが加わる 取引の経緯など、書類に書ききれない事情がある
面談・聞き取り重視型 面談または詳しい聞き取りで、事業の状況を確認する 金額が大きい、他社で断られた、説明が必要な事情がある
受注段階対応型 請求書の発行前、注文書や発注書の段階から検討できる 受注は決まっているが、まだ請求書が出せない

オンライン完結型で断られた場合、同じ方式の会社に出し直しても、伝えられる情報の量は変わりません。書類に表れない事情が理由なら、聞き取りのある方式に切り替えるほうが説明の余地があります。請求書がまだない段階で止まっているなら、受注段階を扱う会社が候補になります。

断られた理由は、たいてい教えてもらえません

審査の基準はファクタリング会社にとって重要な情報なので、落ちた理由の説明は基本的に行われません。担当者と直接やり取りする会社なら、次に何をそろえればよいかを聞ける場合があります。理由を推測するより、5つの関門のどこで止まったかを当てはめるほうが早く進みます。

他社の審査に落ちたあとでも相談できます
どの関門で止まったのか分からない場合もあります。売掛金や注文書の金額と支払期日が分かれば、可否の目安をお伝えできます。相談だけで費用はかかりません。
無料で相談する
電話でのご相談:0120-927-565(平日10:00〜19:00)

請求書がまだ発行できない場合の審査

請求書が出るのは納品のあとです。受注段階で資金が必要なら、注文書を扱う会社に絞る必要があります。

大きな案件を受注したが、材料費や外注費が先に出ていく。納品が終わっていない段階では、請求書を発行できません。請求書を前提にした会社の審査は、そもそも受けられない状態です。

注文書や発注書を扱う会社では、審査で見られる項目が変わります。売掛先の支払能力に加えて、その案件を最後まで完了できる体制があるかが確認されます。納品が終わっていない以上、そこが不確かなら買い取れないためです。

比較する点 請求書の買取 注文書(発注書)の買取
申し込める時期 納品と請求書の発行が終わってから 受注して注文書が発行された時点から
主に見られる点 売掛先の支払能力、債権の実在性 売掛先の支払能力と債権の実在性に加えて、案件を完了できる体制があるか
入金までの期間 期日まで最長3か月程度 納品を挟むため、より長くなることがある
手数料 相対的に低い 期間が長くなるぶん高くなる傾向

注文書買取ファクタリング BESTPAY(株式会社アレシア)の取引実績では、最多の利用業種は建設業でした。着手から入金までの期間が長く、先に人件費や材料費が出ていく業種ほど、受注段階での資金化が必要になります。

出典:注文書買取ファクタリング BESTPAY(株式会社アレシア)の取引実績

受注段階の審査で何を見られるかは、注文書買取の審査基準で詳しく確認できます。対応する会社の条件は注文書ファクタリングの会社比較で並べています。

請求書がまだ出せない段階でも、資金化できるか確認できます
注文書(発注書)と通帳3か月分、申込書の3点で審査を進めます。決算書は必要ありません。売掛先に倒産のおそれがなければ、基本的には審査を通しています。
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電話でのご相談:0120-927-565(平日10:00〜19:00)

他社を利用中に申し込むと、審査では何を見られるか

他社を利用している途中でも申し込めます。ただし審査では、すでに他社へ売った債権が混ざっていないかを確認されます。

他社を利用している状態で申し込む場合、審査で確認されるのは二重譲渡の有無です。二重譲渡とは、すでに他社へ譲渡した債権を、もう一度別の会社に売る行為を指します。手数料を下げたいという理由であっても、同じ債権を重ねて売ることはできません。

二重譲渡は刑事罰の対象になり得ます

同一の売掛債権を複数のファクタリング会社に譲渡した場合、詐欺罪などに問われるおそれがあります。資金繰りが苦しいときほど、その場をしのぐ判断になりやすい場面です。先に譲渡した債権があるなら、審査の前に正直に伝えてください。

複数社を利用していることを隠して申し込むと、そこで審査が止まります。先に売った債権が残っている場合は、別の売掛債権を用意して申し込んでください。

今の会社との精算をどの順番で進めるかは、他社利用中の乗り換え手順と、精算の順番で説明しています。

申し込み前の5分チェックリスト

申し込む前にこの8つを確認しておくと、書類の差し戻しで数日を失う事態を減らせます。

1 売掛先との取引を証明できる書類がある(契約書、発注書、納品書のいずれか)
2 請求書または注文書が手元にある
3 通帳で売掛先からの入金履歴を示せる(表紙付きで用意する)
4 売掛債権の支払期日を確認した
5 同じ債権を他社へ譲渡していない
6 希望額が債権の額面に対して過大になっていない
7 申込先が求める必要書類をすべてそろえた
8 自社の説明と提出書類の内容に食い違いがない

書類の画像が不鮮明で読み取れず、再提出になる例は多くあります。アップロードする前に、金額と支払期日、売掛先の名称が読めるかを確認してください。申し込んだあとは、知らない番号からの電話にも出られる状態にしておくと、審査が止まりません。

ファクタリングの審査に関するよくある質問

審査に落ちた理由は教えてもらえますか

基本的に教えてもらえません。審査の基準はファクタリング会社にとって重要な情報だからです。担当者と直接やり取りする会社であれば、次に何をそろえればよいかを聞ける場合があります。

赤字決算や税金の滞納があっても通りますか

通る可能性はあります。審査で見られるのは売掛先の支払能力で、自社の利益から返済するお金ではないためです。税金の滞納がある場合は、売掛金が差し押さえられるおそれがあるかどうかを確認されます。

必要書類がすべてそろわないと申し込めませんか

そろっていない状態でも、代わりの書類で審査できることがあります。請求書がない場合に、契約書や発注書、納品書で判断する会社があるためです。そろわない書類がある場合は隠さずに伝え、代用できるかを先に確認してください。

注文書ファクタリングの審査は請求書より甘いですか

むしろ厳しくなる傾向があります。納品前の段階で買い取るため、入金までの期間が長くなり、その間のリスクを負う期間も延びるためです。手数料も請求書の買取より高くなることが多くあります。

審査にかかる時間はどのくらいですか

最短30分から2時間程度と公表している会社がありますが、これは受付時間内に申し込んだ場合の話です。受付終了が18時より前の会社は主要208社中102社あり、土日に対応する会社は12社にとどまります。夕方以降や休日の申し込みは、翌営業日に回ることを前提にしてください。

個人事業主でも申し込めますか

申し込めます。主要208社のうち、個人事業主に対応しているのは117社です。確定申告書を求められることがありますが、開業まもない場合は不要としている会社もあります。

まとめ:どの関門で止まったかを特定する

比べられるのは、各社が公開している審査の条件です。審査の甘さは、公式に比べられる数字ではありません。公表されている通過率も、集計時点や分母の書き方が会社ごとに違います。

先に確認したいのは3つです。買取金額の下限に届いているか。用意できる書類の点数で足りるか。申し込める時間帯に受け付けているか。この3つを確かめるだけで、落ちる会社を申し込む前に外せます。

次に、どの関門で止まったのかを確かめてください。設立年数や事業実態で止まっているならSTEP4、希望額に届かないならSTEP5です。止まった位置が分かれば、次に申し込む会社の選び方も決まります。

請求書がまだ発行できない段階で止まっている場合は、注文書や発注書を扱う会社が候補になります。受注段階での買取に対応する会社は多くありません。対応する会社と条件は注文書ファクタリングの会社比較にまとめています。

今日中に動きたい場合は、金額と支払期日だけお知らせください
注文書(発注書)と通帳3か月分、申込書の3点で審査を進めます。最短翌日での資金化に対応しています。赤字決算や税金の滞納がある場合も、まずはご相談ください。
無料で相談する
電話でのご相談:0120-927-565(平日10:00〜19:00)

掲載している各社の情報は、各社の公式サイトおよび公式のよくある質問を確認した時点のものです。条件の変更により、現在の内容と異なる場合があります。運営:株式会社アレシア(注文書買取ファクタリング BESTPAY)。

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