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注文書買取サービスには7つのリスクがある?有効なサービス利用の方法とは?

注文書買取サービスには7つのリスクがある?有効なサービス利用の方法とは?

この記事は約6分で読めます。

注文書買取サービスは受注段階で資金調達できる便利な仕組みですが、利用には7つの隠れたリスクが存在します。

手数料の高さ・審査の厳しさ・選べる業者の少なさなどを把握せず利用すると、事業の足を引っ張る事態に陥る可能性があります。本記事では注文書買取の全リスクと回避策、おすすめ業者5選まで、表を多用して視認性高く解説します。

注文書買取サービスの基本|仕組みと請求書買取との違い

注文書買取は発注企業から受け取った注文書を売掛債権として売却し、受注段階で資金化するサービスです。請求書買取が納品後に資金化するのに対し、注文書買取は仕事に取り掛かる前から資金を確保できる点が最大の違いです。

項目 注文書買取 請求書買取
売却対象 注文書(受注時発行) 請求書(納品後発行)
資金化のタイミング 業務開始前 納品後
サイト短縮効果 最大180日 最大90日
手数料相場 5%〜20% 2社間:5%〜20% / 3社間:1%〜8%
契約形態 2社間のみ 2社間/3社間
主な用途 増加運転資金の確保 キャッシュフロー改善

注文書と発注書・請求書の違い

書類 発行タイミング 発行者 用途
注文書 業務開始前 発注企業 受注内容の確定
発注書 業務開始前 発注企業 注文書と同じ意味
請求書 納品後 受注企業 代金の請求

注文書と発注書に大きな意味の違いはなく、いずれも注文書買取に利用できます。

注文書買取サービスの利用フロー【7ステップ】

内容 期間
1 取引先から注文書を受け取る 受注時
2 ファクタリング会社へ売却(申込・審査・契約) 最短即日
3 業務に取り掛かる 注文書記載の納期内
4 商品やサービスを納品する 納期
5 発注企業へ請求書を発行 納品後
6 発注企業から代金を受け取る 請求書の支払期日
7 ファクタリング会社へ送金する 入金から3日〜1週間以内

契約完了後、「注文書金額×掛目−手数料」で算出された金額が入金されます。

掛目は70%程度、手数料は10%〜20%が一般的なため、受注金額全額を受け取れるわけではない点に注意が必要です。

注文書買取サービスの7つのメリット

注文書買取サービスのメリットは主に次の7つです。

メリット 効果
1 受注段階から資金調達できる 増加運転資金の確保が容易
2 発注企業の信用で審査を受けられる 赤字決算でも利用可能
3 発注企業に知られない 2社間契約で秘匿性を確保
4 貸倒リスクを売却できる ノンリコースで連鎖倒産を回避
5 入金サイトを最大6ヶ月短縮可能 請求書買取の倍の改善効果
6 最短即日で資金調達できる 引当融資より早い資金確保
7 借入ではない 負債が増えずオフバランス化

これまで資金力不足で断っていた大口受注も、注文書買取を活用すれば受注可能になります。営業活動の成果を即座に資金化できる点が最大の魅力です。

注文書買取サービスの7つのリスク

便利な注文書買取にも、以下7つのリスクが潜んでいます。利用前に必ず把握しておきましょう。

リスク 影響
1 手数料が高い 収益・資金繰り圧迫
2 サービス会社が少ない 業者選択肢が限定
3 請求書買取より審査が厳しい 審査落ちのリスク
4 長期的に資金繰りにマイナス 悪循環に陥る可能性
5 個人事業主が利用できないことが多い 選択肢がさらに狭まる
6 注文書全額の調達はできない 掛目で減額される
7 3社間ファクタリングを利用できない 低手数料の選択不可

① 手数料が高い

調達手段 手数料・金利 年利換算
注文書買取(6ヶ月先期日・手数料20%) 20% 年利40%
請求書買取(2社間) 5%〜20% 年利60%超〜
銀行融資 年利1%〜4% 1%〜4%

注文書買取は請求書買取より2割程度手数料が高く、銀行融資の10〜40倍のコスト負担になります。

利用しすぎると収益と資金繰りを圧迫するため、緊急時のみの利用に留めるのが鉄則です。

② 取り扱う業者が少ない

  • メジャーなファクタリング会社で取り扱いは4〜5社程度
  • OLTAやラボルなどオンライン完結型大手は未対応
  • 業者間の競争が少なく手数料が下がりにくい
  • 選択肢が限られるため業者選びが難しい

③ 請求書買取より審査が厳しい

審査項目 チェック内容
売掛先の社会的信用度 大手企業・優良企業・官公庁が有利
売掛先と利用者の取引歴 長期継続取引が高評価
売掛債権の健全さ 金額・納期・内容の自然さ
売掛債権の金額 売上規模に対して自然な金額か
利用者の経営状態 架空債権・流用リスクの懸念
税金の滞納 納税状況による審査落ちのリスク

注文書買取は仕事未完遂のリスクも審査対象となるため、請求書買取よりかなり厳格に審査されます。

④ 長期的に資金繰りにマイナス

  • 売上の20%近くが手数料として控除される
  • 本来の入金日になると再び資金繰りが苦しくなる
  • 繰り返し利用すると悪循環に陥る
  • 不要資産売却・長期借入金・経営改善の併用が必須

注文書買取はあくまでも臨時の資金調達手段であり、長期の資金繰り計画と併用するのが鉄則です。

⑤ 個人事業主が利用できないことが多い

  • 主要業者の多くが法人専用
  • 債権譲渡登記が法人にしかできないことが原因
  • 個人事業主対応の業者を慎重に選ぶ必要あり

⑥ 注文書全額の資金調達はできない

条件 計算例
注文書金額 1,000万円
掛目(70%) 700万円
手数料(15%) 105万円
初回受取額 595万円
残金(入金後精算) 300万円

原価率の高い仕事の場合、初回受取額だけでは運転資金が不足する可能性があります。

⑦ 3社間ファクタリングを利用できない

  • 注文書買取は2社間専用の商品
  • 低手数料の3社間ファクタリングを選べない
  • 請求書買取の3社間(1%〜5%)より手数料が高くなる

注文書買取と他の資金調達方法とのリスク比較

注文書買取と他の資金調達方法との違いを理解しておきましょう。

注文書買取 請求書買取 手形割引 銀行融資 ビジネスローン
取引形態 債権の売買 債権の売買 手形の売却 融資 融資
資金化スピード 最短即日 最短即日 初回1週間程度 2〜3週間 最短即日
手数料・金利 5%〜20% 2社間8%〜20% / 3社間1%〜8% 年利1%〜5% 年利1%〜3% 年利5%〜18%
償還請求権 なし なし あり あり あり
負債計上 なし なし なし あり あり
審査の主対象 売掛先 売掛先 手形振出人+利用者 利用者 代表者の個人信用

請求書買取との違い

  • 注文書買取の方が手数料が2割程度高い
  • 注文書買取は2社間のみ、請求書買取は3社間も選択可能
  • 注文書買取の方が審査が厳しく取扱業者が少ない
  • 納品前の資金需要には注文書買取、納品後なら請求書買取

手形割引との違い

  • 手形割引は償還請求権ありで利用者にリスク残存
  • 手形割引は年利1%〜5%と低コスト
  • 注文書買取はノンリコースで売掛先倒産リスクなし

銀行融資との違い

  • 銀行融資は年利1%〜3%と圧倒的に低コスト
  • 申込から融資まで2〜3週間かかる
  • 負債計上され貸借対照表に影響
  • 赤字・債務超過では審査通過が困難

ビジネスローンとの違い

  • ビジネスローンは代表者の個人信用情報を審査
  • 注文書買取は売掛先企業の信用が中心
  • ビジネスローンは500万円程度が上限
  • 注文書買取は1億円超の高額調達も可能

注文書買取のリスクを抑える3つの対策

対策 具体的な内容
① 受注案件で使い分ける 大型案件は注文書買取、小型案件は請求書買取
② 長期計画を立てる コスト・収益・キャッシュフローを把握
③ 中長期案件の受注を増やす 注文書買取への依存度を下げる

① 受注する案件の種類によって使い分ける

  • 大型案件で経費が先行:注文書買取(手数料は高いが受注前資金化が可能)
  • 小型案件で納期に余裕あり:請求書買取(注文書買取より手数料が安い)
  • 無計画な利用は手数料負担で出費が増大

② 長期的な資金計画を立てる

  • サービス依存は自転車操業の原因
  • 収入と経費の差額を事前に計算する
  • 長いスパンで事業展開を設計する

③ 中長期案件の受注を増やす

  • 単発・小規模案件から中大規模案件へシフト
  • 注文書買取への依存度を下げる戦略
  • 利益が安定的に生まれる事業構造を構築

リスクを抑えて注文書買取を活用すべき5つのシーン

注文書買取の利用が向いているケースは主に次の5つです。

シーン 活用理由
1 大口受注で増加運転資金が不足 受注金額相当を即座に資金化
2 長期的な資金繰り改善 最大6ヶ月のサイト短縮が可能
3 支払いが心配な取引先からの受注 未回収リスクをファクタリング会社に移転
4 融資審査に落ちた 発注企業の信用で審査を受けられる
5 売却できる請求書がない 注文書さえあれば資金化可能

注文書買取は緊急時の最後の資金調達手段としても活用できる強力なツールです。

リスクを抑えた資金調達ができるおすすめ業者5選

リスクを抑えて注文書買取を利用できるおすすめの業者は次の5社です。

ベストペイ

売掛先の承諾 不要(2社間契約)
入金スピード 最短翌日
利用限度額 100万円〜3億円
買取手数料 5%〜
個人事業主の利用 可能
必要書類 注文書・通帳3ヶ月分・本査定申込書

独立系優良ファクタリング会社ベストファクター運営の株式会社アレシアが提供する注文書買取専門サービス。最大180日先の注文書まで資金化でき、最短翌日入金が可能。

面談を必須とすることで決算書だけでは見えない人間性や経営者ビジョンも審査に加味するため、他社で審査落ちした事業者でも通過の可能性があります。

ビートレーディング

売掛先の承諾 不要(2社間契約)
入金スピード 最短即日
利用限度額 下限・上限なし
買取手数料 2社間:4%〜12% / 3社間:2%〜9%
個人事業主の利用 可能
必要書類 注文書・通帳3ヶ月分・本査定申込書

累計取引社数5.2万社・累計買取額1,170億円突破の独立系ファクタリング会社の最大手。豊富な実績で安心感が高く、注文書ファクタリングも低コストで利用可能。オンライン契約に対応しており、最短4時間程度で資金調達できます。

トップマネジメント

売掛先の承諾 不要(2社間契約)
入金スピード 最短即日
利用限度額 1億円
買取手数料 3.5%〜12.5%
個人事業主の利用 不可(設立半年以上・月商500万円以上の法人のみ)
必要書類 注文書・決算書(2期分)・通帳の写しなど

店舗型の信頼と実績ある独立系ファクタリング会社。注文書買取の上限手数料12.5%は比較的低水準。補助金申請とファクタリングを同時に行うゼロファク、2.5社間ファクタリングなど多彩なサービスを展開しています。

GMO BtoB早払い

売掛先の承諾 不要(2社間契約)
入金スピード 最短2営業日
利用限度額 買取1回100万円以上
買取手数料 2.5%〜12%
個人事業主の利用 不可
必要書類 注文書・決算書(2期分)・基本契約書・審査依頼書

東証プライム上場のGMOペイメントゲートウェイが運営する大手サービス。

注文書買取を実施する企業として最大の運営規模で、専任担当者制によるサポートが充実。法人で大規模な資金調達を求める企業に最適です。

ネクストスタイル

売掛先の承諾 不要(2社間契約)
入金スピード 最短即日
利用限度額 1社につき20万円〜5,000万円(買取上限1億円)
買取手数料 10%〜20%
個人事業主の利用 可能
必要書類 注文書・通帳の写しなど

オンライン完結型で注文書買取に対応する珍しいファクタリング会社。面談なしで最短即日資金化できる利便性と、20万円からの少額対応が魅力。

個人事業主や売上規模の小さな法人でも利用しやすい貴重な選択肢です。

注文書買取のリスクについてよくある質問

注文書買取のリスクについてよくある質問をご紹介します。

個人事業主でも利用できる?

利用可能ですが、対応業者は限られます。ベストペイ・ビートレーディング・ネクストスタイルなどに相談してください。

注文書で融資を受けるPOファイナンスとの違いは?

項目 注文書買取 POファイナンス
取引形態 債権の売買 融資(電子記録債権担保)
手数料・金利 5%〜20% 年利1%〜3%台
売掛先への通知 なし あり
資金化スピード 最短即日 2〜3週間
償還請求権 なし あり
負債計上 なし あり

注文書買取と注文書ファクタリングは違う?

言い方が異なるだけで内容は同じ。どちらも注文書を売掛債権として売却して資金化する方法で、審査基準も共通しています。

注文書買取の代金を期日通りに支払わないとどうなる?

ファクタリング会社が直接売掛先企業に督促を行い、注文書買取の利用が発覚するリスクがあります。さらに代金流用が疑われると、利用者の信用が大きく毀損するため絶対に期日厳守してください。

見積書では注文書買取は利用できる?

原則として利用できません。見積書は契約前段階の書類のため、債権としては認められないためです。正式な発注を受けた注文書または発注書が必要となります。

まとめ|注文書買取のリスクを把握して賢く活用しよう

注文書買取は受注段階で資金調達できる便利なサービスですが、手数料の高さ・取扱業者の少なさ・審査の厳しさ・長期的な資金繰りへの悪影響など7つのリスクが潜んでいる点に注意が必要です。

リスクを抑えるには、案件の規模に応じた請求書買取との使い分け、長期的な資金計画の策定、中長期案件の受注比率向上が重要。

本記事で紹介したベストペイ・ビートレーディング・トップマネジメント・GMO BtoB早払い・ネクストスタイルの5社は、リスクを抑えて利用できる優良業者です。利用のタイミングを見極めて、注文書買取を業務の心強いサポートとして活用してください。

注文書ファクタリング会社 - BESTPAY

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