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ファクタリングとは|仕組み・種類・メリットをわかりやすく徹底解説

注文書・発注書のスピード買取・資金調達なら

この記事は約6分で読めます。

ファクタリングとは、企業が保有する売掛債権をファクタリング会社に売却して資金調達する方法です。

通常30〜60日かかる売掛金の入金を最短即日で前倒しでき、銀行融資が難しい企業でも利用可能な点が大きな特徴。

本記事ではファクタリングの仕組み、2つの種類、メリット・デメリット、利用の流れ、合法性まで網羅的に解説します。読み終えるころには、ファクタリングを正しく理解し、自社に合った活用方法が見つかるでしょう。

ファクタリングとは|売掛債権を売却して資金調達する方法

ファクタリングは、まだ入金期日が来ていない売掛債権をファクタリング会社に売却し、手数料を差し引いた金額を早期に受け取る資金調達手段です。

たとえば100万円の売掛債権を手数料10%で売却すると、100万円から10万円を控除した90万円を期日前に調達できます。

本来の入金期日まで30〜60日かかる売掛金を最短即日で資金化できるため、中小企業の資金繰り改善手段として広く利用されています。融資ではなく「資産の売買」に該当するため、借入金として計上されない点も大きな特徴です。

ファクタリングの2つの種類

ファクタリングは大きく分けて買取型と保証型の2種類があります。

種類 目的 特徴
買取型ファクタリング 資金調達 売掛債権を売却し、手数料を差し引いた現金を受け取る
保証型ファクタリング 未回収リスクのヘッジ 保証料を支払い、売掛先の倒産時に保証金を受け取る

一般的に「ファクタリング」と呼ばれるのは買取型で、企業の資金調達手段として活用されます。保証型は新規取引先との売掛債権に対する未回収リスク対策として使われるケースが多く、両者は目的が異なります。

買取型ファクタリングの2つの分類

買取型ファクタリングは、売却対象の書類によって請求書ファクタリングと注文書ファクタリングに分かれます。

項目 請求書ファクタリング 注文書ファクタリング
売却対象 請求書(納品後に発行) 注文書・発注書(受注時に発行)
資金化のタイミング 納品後 受注直後(仕事開始前)
手数料相場 2社間:5〜15% / 3社間:1〜5% 5〜20%
入金サイト短縮 最大90日 最大180日

請求書ファクタリングは納品後の入金を早めたい場合に、注文書ファクタリングは受注後の運転資金を確保したい場合に向きます。大口案件の受注で外注費・人件費・材料費を準備したいときは、注文書ファクタリングが有効な選択肢です。

2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの違い

請求書ファクタリングはさらに、契約形態で2社間と3社間に分かれます。

項目 2社間ファクタリング 3社間ファクタリング
契約相手 利用者・ファクタリング会社 利用者・ファクタリング会社・売掛先
売掛先への通知 不要 必要(同意も必要)
入金スピード 最短即日 1〜2週間
手数料相場 5〜15% 1〜5%
主なメリット 取引先に秘密で資金調達できる 手数料が低い

秘匿性とスピードを優先するなら2社間、コストを最優先するなら3社間が基本の選び方です。中小企業の多くは取引先との関係を維持しつつ即日資金化できる2社間を選んでいます。

ファクタリング利用の流れ【7ステップ】

申込から代金送金までの一連の流れを整理します。

  1. STEP1:ファクタリング会社を選ぶ
    2社間/3社間、入金スピード、手数料を基準に複数社で相見積もり。
  2. STEP2:申込みをする
    Webフォーム・電話・窓口から申込み。オンラインなら24時間受付可能。
  3. STEP3:必要書類をアップロード
    請求書・通帳のコピー・本人確認書類などをPDFで提出。
  4. STEP4:審査を受ける
    2社間は最短数十分〜2日、3社間は売掛先の同意確認で数日。
  5. STEP5:契約を締結する
    クラウドサインなどでオンライン完結する業者が増加。
  6. STEP6:入金される
    2社間は最短即日、3社間は数日〜2週間で振込。
  7. STEP7:代金をファクタリング会社へ送金(2社間のみ)
    売掛先からの入金後、利用者がファクタリング会社へ送金。

ファクタリングの6つのメリット

① 取引先の信用で資金調達できる

  • 審査の主対象は売掛先企業
  • 赤字決算・債務超過でも利用できる
  • 銀行融資が難しい企業の資金調達手段になる

② 最短即日で資金調達できる

  • 2社間ファクタリングなら最短10分〜数時間
  • 銀行融資は2〜3週間かかる
  • 緊急の資金需要に対応可能

③ 売掛債権のデフォルトリスクを排除できる

  • 償還請求権なし(ノンリコース)契約が原則
  • 売掛先が倒産しても利用者に支払義務なし
  • 未回収リスクをファクタリング会社に移転できる

④ 取引先に秘密で資金調達できる

  • 2社間ファクタリングは売掛先への通知不要
  • 取引先との関係を維持したまま利用可能
  • 資金繰りの不安を悟られるリスクを回避

⑤ 非対面で契約できる

  • オンライン完結型のサービスが増加
  • クラウドサインなどで電子契約が可能
  • 地方からでも東京の業者と契約できる

⑥ 負債が増えない

  • 借入ではなく資産の売却
  • 貸借対照表の負債が増えない
  • 自己資本比率を維持しながら資金調達可能

ファクタリングの4つのデメリット

① 手数料が高額

  • 3社間:1〜5% / 2社間:5〜15%
  • 銀行融資の年利1〜3%と比べて高負担
  • 頻繁な利用は資金繰りを悪化させる

② 業者選びは自己責任

  • ファクタリング業に許認可制度がない
  • 悪徳業者・闇金が混在している
  • 口コミや相見積もりで慎重に選定が必要

③ 売掛債権以上の金額は調達できない

  • 調達可能額は売掛債権の金額が上限
  • 大型設備投資や長期運転資金には不向き
  • 月商程度の緊急資金調達向き

④ 資金繰りは根本的に改善しない

  • 将来入金分を前倒しで受け取るだけ
  • 慢性的な利用は手数料負担で悪化
  • 緊急時のみの利用に留める

ファクタリングと他の資金調達方法の違い

項目 ファクタリング 銀行融資 ABL(売掛債権担保融資) でんさい割引 POファイナンス
取引形態 債権の売買 融資 融資 でんさい割引 融資
資金化スピード 最短即日 2週間〜1ヶ月 2週間〜1ヶ月 最短即日 2週間〜1ヶ月
コスト 1〜20% 年利2%程度 年利+手数料 低額 年利+手数料
償還請求権 なし あり あり あり

銀行融資との違い

銀行融資は申込企業の信用を審査するため、赤字や債務超過では利用が難しい一方、ファクタリングは売掛先企業の信用で審査されます。

融資審査に落ちた企業の代替手段として有効。ただし手数料は融資金利より高くなる点に注意が必要です。

売掛債権担保融資(ABL)との違い

ABLは売掛債権や在庫を担保にした融資で、ファクタリングは売掛債権の売買。ABLは償還請求権があり、売掛先倒産時に銀行への弁済義務が発生します。

一方ファクタリングはノンリコースのため、売掛先倒産時のリスクをヘッジできる点が大きな違いです。

電子記録債権(でんさい)との違い

でんさいは手形を電子化した決済方法で、割引によって資金化できます。コストはでんさいの方が圧倒的に低いものの、利用には「でんさいネット」への加入が必要。

自社・取引先ともにでんさい加入済みなら最優先、未加入で急ぎの資金需要があるならファクタリングと使い分けるのが基本です。

POファイナンスとの違い

POファイナンスは注文書を担保とした融資、注文書ファクタリングは注文書の売買。

POファイナンスは融資契約のため償還請求権があり、年利15%以下と注文書ファクタリングよりコストは低めですが、発注者の同意が必要で審査も厳しくなります。

ファクタリングの審査で重視される5つのポイント

① 売掛先企業の支払能力

  • 大手企業・官公庁への売掛債権は高評価
  • 赤字・債務超過の売掛先は審査に通りにくい
  • 複数の売掛債権から最も信用力の高いものを選ぶ

② 売掛債権の金額

  • 利用者の売上規模と整合する金額か確認される
  • 年商を超える金額は架空債権と疑われる
  • 毎月発生する継続的な売掛債権が有利

③ 売掛債権の期間(支払サイト)

  • 支払期日が短いほど審査で有利
  • 期日が長いと売掛先の倒産リスクが上がる
  • 30日サイトの請求書は60日サイトより通過率が高い

④ 売掛先企業との取引歴

  • 長期継続取引のある売掛先は高評価
  • 初回取引・単発取引は審査で不利
  • 通帳コピーで継続入金履歴を提示するのが有効

⑤ 利用者の信用

  • 2社間ファクタリングでは利用者の業況も審査対象
  • 架空債権・二重譲渡・代金流用のリスク評価
  • 業況に不安があれば3社間を選ぶのも選択肢

ファクタリング会社を選ぶ4つのポイント

① 資金化までに必要な時間

  • 最短即日/数日/1週間など業者で差がある
  • 必要なタイミングから逆算して選ぶ
  • 急ぎなら2社間オンライン完結型

② 希望調達額が買取可能額の範囲内か

  • 下限額が高い業者は少額利用不可
  • 上限額が低い業者は大型案件不可
  • 申込前に下限・上限を必ず確認

③ 手数料の上限が明示されているか

  • 「3%〜」のみ表記の業者は要注意
  • 上限が不明だと法外な手数料を提示される可能性
  • 複数社から相見積もりを取る

④ 窓口対応の質

  • サービス説明がわかりやすいか
  • 問い合わせに対し明確に回答するか
  • あいまいな説明は違法業者の可能性

ファクタリングの法的根拠と違法性について

ファクタリング自体は合法な取引です。法的根拠は以下の通りです。

契約形態 準拠法 内容
3社間契約 民法466条・467条 債権譲渡の自由・対抗要件
2社間契約 民法555条 売買契約

また法務省は「ファクタリング業者が有する金銭債権」を特定金銭債権として認めており、国も合法な取引と位置付けています。

給与ファクタリングは違法

給与ファクタリングは金融庁が「ヤミ金」と断じている違法行為です。

給与は労働基準法24条で労働者への直接支払いが義務付けられており、勤務先からファクタリング会社への支払いは認められません。年率換算で数百〜千数百%の手数料を取る悪質な業者が多いため、絶対に利用しないでください。

償還請求権ありのファクタリングも違法の可能性

ファクタリングはノンリコース(償還請求権なし)が原則です。

償還請求権ありの契約は実質的な貸付に該当し、貸金業の登録なく行えば違法な営業(闇金)となります。契約書に償還請求権ありの記載がある業者とは契約しないのが鉄則です。

違法業者を見極める5つのポイント

確認項目 違法業者の特徴
会社情報 所在地・代表者名・固定電話が不明
手数料 30%超の手数料/手数料以外の費用請求
契約書 契約書なし/説明なく押印を求める
返済方法 分割返済を提案する(貸金業のみ可)
債権譲渡 保証人・担保を要求/給与ファクタリングを提案

「今すぐ現金化」「審査なし」「100%通る」を謳う業者は悪徳業者の可能性が高いため避けてください。優良業者は必ず審査を行い、契約書の内容を丁寧に説明します。

ファクタリングおすすめ会社10選

請求書・注文書ファクタリングの両方に対応する優良な10社を紹介します。

会社名 手数料 入金スピード 個人事業主
ベストファクター 2%〜 最短即日
ビートレーディング 2社間4%〜12% / 3社間2%〜9% 最短2時間
GMO BtoB早払い 1%〜12% 最短2営業日 不可
ネクストスタイル 2%〜 最短2営業日
トップマネジメント 0.5%〜12.5% 最短即日
けんせつくん 5%〜 最短2時間
PMG 0.5%〜12.5% 最短即日
バイオン 10% 最短60分
アクセルファクター 2%〜 最短即日
ファクタリングのTRY 3%〜 最短即日

10社いずれも独立系または上場企業グループの優良業者で、請求書・注文書の両方に対応。

ベストファクターは財務コンサル付き、ビートレーディングは累計5.2万社の実績、GMO BtoB早払いは東証プライム上場の安心感と、それぞれ強みが異なります。自社のニーズに合う業者を選びましょう。

ファクタリングについてよくある質問

請求書ファクタリングと注文書ファクタリングは同時に利用できる?

同じ取引では同時利用できません。1つの売掛債権を複数のファクタリング会社に売却すると二重譲渡になるためです。別々の取引であれば、同時利用は可能です。

1社の審査に落ちたら他社も通らない?

業者ごとに審査基準が異なるため、1社で落ちても別の業者なら通過する可能性があります。

手数料の高い業者ほどリスク許容度が高く、審査が通りやすい傾向。複数社への同時申込みも有効な戦略です。

ファクタリングの利用は信用情報に記録される?

記録されません。多くのファクタリング会社は信用情報機関に加盟していないため、利用履歴は信用情報・決算書のいずれにも記録されないのが原則。外部に秘密で資金調達したい場合に最適な手段です。

個人事業主でも利用できる?

個人事業主対応の業者であれば利用可能です。ただし法人限定の業者も多いため、申込前に対象事業者を必ず確認してください。本記事で紹介した10社のうち9社が個人事業主に対応しています。

給与ファクタリング・領収書ファクタリングは利用できる?

どちらも違法行為のため利用は厳禁です。給与ファクタリングは労働基準法違反、領収書ファクタリングは実質的な貸付に該当します。

これらを取り扱う業者は闇金のため、絶対に取引しないでください。

手数料以外に費用はかかる?

原則として手数料以外の費用は発生しません。手数料に消費税もかかりません。

手数料以外を請求する業者は悪徳業者の可能性が高いため避けましょう。なお、地方への出張対応では旅費が発生するケースがあります。

まとめ|ファクタリングを正しく理解して資金繰りに活用しよう

ファクタリングは、売掛債権を売却して期日前に資金化できる便利な資金調達手段です。

最短即日で資金調達可能・赤字決算でも利用可能・負債が増えないという3つの強みを持ち、銀行融資が難しい企業の代替手段として広く活用されています。

一方で、手数料が銀行融資より高い・繰り返し利用は資金繰りを悪化させる・悪徳業者が混在するなどのデメリットもあるため、緊急時の資金調達手段として計画的に利用するのが鉄則です。

本記事で紹介した仕組み・種類・メリット・デメリット・選び方を踏まえ、自社に最適なファクタリングサービスを見つけて資金繰り改善に活用してください。

注文書ファクタリング会社 - BESTPAY

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