「ファクタリングという言葉を耳にしたことがあるが、どんな資金調達方法かわからない」「むずかしそう」「今さら人に聞けない」という方も多いのではないでしょうか?
ファクタリングとは簡単に言えば、事業者が保有する売掛金を売却する資金調達方法です。
融資とは異なる特徴がいくつもあるので、メリット・デメリットを押さえておき、融資などの他の資金調達方法と併用することで柔軟な資金繰りが可能になります。
また、ファクタリングには資金調達以外の活用法もあるので、特徴を押さえておくことでリスク管理にもつながります。
この記事では、ファクタリングの特徴やメリットデメリットをできる限り簡単に解説していきます。
ファクタリングとは?
ファクタリングとは、企業が保有する売掛金を業者が買い取ることで、売掛金の期日よりも先に売掛金を資金化できる方法です。
本来、売掛金は期日になるまで資金化できない資産です。
しかしファクタリングを利用することで期日を待たずに資金化できるので、手元の資金繰りが楽になります。
ファクタリングは主に「誰が契約するか」という違いによって、2社間ファクタリングと3社間ファクタリングに分かれます。
2社間ファクタリング | 3社間ファクタリング | |
---|---|---|
契約当事者 | 利用者 ファクタリング会社 |
利用者 ファクタリング会社 売掛先企業 |
入金スピード | 最短即日 | 1週間程度 |
手数料 | 5%〜20%程度 | 1%〜8%程度 |
売掛先企業への通知 | なし | あり |
2社間ファクタリング・3社間ファクタリングの特徴や違いについて詳しく解説していきます。
2社間ファクタリング
2社間ファクタリングとは、利用者とファクタリング会社の2社のみで契約するファクタリングです。
売掛先企業は契約に関与しないので、売掛先企業に知られずに売掛債権を売却して資金化できます。
売掛先企業は入金期日に通常通りにファクタリング利用者に対して入金するので、その代金をファクタリング会社へ送金することでファクタリング会社は債権の回収ができます。
売掛先企業に秘密で契約でき、利用者とファクタリング会社のみの契約なので、審査に通過できればすぐに入金があります。
業者の中には1時間以内で入金に応じてくれるところもあるので、急いでいる方や売掛先企業にファクタリング利用を知られなくない方におすすめです。
ただし、2社間ファクタリングは3社間ファクタリングと比べて手数料が高い点に注意しなければなりません。
2社間ファクタリングは売掛先企業の同意を得ずに契約するので、売掛債権そのものが存在しないリスクや、他社と二重に譲渡しているリスクがあります。
また、売掛先企業から入金された代金をファクタリング会社へ送金せずに流用されるリスクもあります。
2社間ファクタリングはあらかじめ売掛先企業の同意を得て契約する3社間ファクタリングよりもリスクが大きいので手数料が高い点が大きなデメリットです。
3社間ファクタリング
3社間ファクタリングとは、利用者・売掛先企業・ファクタリング会社の3社で契約するファクタリングです。
契約の前にはファクタリング会社が売掛先企業に対して「あなたの債務は当社が譲渡を受けます」通知をし、あらかじめ売掛先企業の同意を得たうえで契約します。
売掛先企業は売掛債権の期日になるとファクタリング会社へ直接代金を支払います。
あらかじめ売掛先企業の同意を得て売掛先企業が直接代金を支払うので、3社間ファクタリングには2社間ファクタリングのように代金流用、二重譲渡、架空債権などのリスクがありません。
そのため、2社間ファクタリングよりもかなり低い手数料で利用できる点がメリットです。
ただし、あらかじめ売掛先企業の同意が必要になるので売掛先企業にファクタリング利用を知られてしまいますし、売掛先企業から同意を得て契約する手続きが必要になるので、最短即日入金は不可能です。
低い手数料で利用できるものの、売掛先企業に知られて入金までに時間がかかるのが3社間ファクタリングの特徴です。
ファクタリングのメリット
ファクタリングのメリットはさまざまですが、主には次の5つのメリットがあります。
- 最短即日で資金化できる
- 銀行融資の審査に落ちても審査に通る
- 売掛金の回収リスクを排除できる
- 負債にならない
- 税金滞納でも資金調達できる
基本的には銀行融資の審査に通過できない企業でも最短即日で資金調達できる点がメリットです。
ファクタリングのメリットを理解することで、銀行融資と使い分けて軌道的な資金調達が可能です。
ファクタリングの5つのメリットについて解説していきます。
最短即日で資金化できる
ファクタリングは最短即日で簡単に資金調達できる方法です。
2社間ファクタリングの中には、最短10分とか30分で資金調達できる商品もあるので、大手消費者金融や信販会社のビジネスローンよりもスピーディーに資金調達が可能です。
インターネット上から申し込み、契約はオンラインで完結できる商品も多いので、契約手続きには時間がかかりません。
最も素早く資金調達できる方法なので「今日資金調達しないと、手形が不渡りになる」などの緊急でお金が必要になった場面で活用できます。
銀行融資で2〜3週間程度、日本政策金融公庫で1ヶ月程度の時間が融資までにかかることを考えると、ファクタリングは非常に入金スピードが速いといえるでしょう。
銀行融資の審査に落ちても審査に通る
ファクタリングは銀行や日本政策金融公庫やビジネスローンなど、事業資金の融資審査に落ちても審査に通る可能性があります。
ファクタリングと融資の審査基準は全く異なるためです。
ファクタリングは売掛債権の売却ですので「債務者が売掛金を期日通りに支払えるかどうか」という点が非常に重要視されます。
つまり、ファクタリング審査で主な焦点になるのは売掛先企業の業況です。
売掛先企業に支払能力さえあれば、利用者の決算が赤字や財務状況が債務超過であっても審査に通過できる可能性が高いでしょう。
銀行融資では赤字や債務超過では資金調達が非常に厳しくなるので、融資審査に落ちてもファクタリングであれば資金調達できる可能性があります。
売掛金の回収リスクを排除できる
ファクタリングは償還請求権なし(ノンリコース)で取り扱われます。
償還請求権とは、譲渡を受けた売掛債権が回収不能になった際、売掛債権の元の所有者に代金を請求する権利です。
簡単にいえば、ファクタリング後に売掛債権が回収不要になったらファクタリング利用者に対して代金を請求するということです。
ファクタリングでは、この償還請求権がないので、もしもファクタリング後に売掛債権が回収不能になっても利用者には全く責任は及びません。損失はファクタリング会社が負ってくれます。
手形割引は償還請求権があるので、もしも手形が不渡りになった場合は、手形裏書人(手形割引利用者)に対して請求がおこなれるので、この点はファクタリングのメリットです。
ファクタリングを利用することで売掛債権の回収リスクを完全に排除できるので、支払能力が心配な取引先や新規取引先に対する売掛金をファクタリングすると安心です。
負債にならない
ファクタリングは利用しても負債が増えない点もメリットです。
ファクタリングは売掛金という資産を売却して、現金預金などの資産と交換しているだけの会計処理です。
そのため、土地や有価証券などを売却して資金化することと会計上は変わりません。
土地や有価証券を売却して資金調達しても負債が増えないように、ファクタリングで売掛金を売却しても負債は増えません。
一方、融資で資金調達したら、その分負債が増えます。
負債が増えることで、自己資本比率が低下するなどの財務分析上のさまざまなデメリットがありますが、ファクタリングを利用して資金調達した場合は、財務状況が悪化することはありません。
そのため、銀行などの外部の利害関係者からの評価が下落することもないので、銀行や投資家の評価を下げずに資金調達したい方にはファクタリングがおすすめです。
税金滞納でも資金調達できる
ファクタリングは税金滞納があっても資金調達が可能です。
ファクタリングの必要書類は業者によって異なるものの、主に次のとおりです。
- 請求書などの売掛債権成因資料
- 売掛先企業からの入金が確認できる通帳の写しや取引明細書
- 代表者の本人確認書類
- 決算書・確定申告書
- 売掛先企業との取引基本契約書
このように、ほとんどのファクタリング会社で納税証明書の提出は不要となっています。
そのためファクタリングでは税金滞納があっても利用できますし、審査では税金滞納があるかどうかさえ確認されません。
銀行や日本政策金融公庫の融資では、ほぼ必ず納税証明書の提出が必要です。
そのため税金滞納があると融資を受けられなくなりますが、ファクタリングでは税金滞納があっても資金調達できます。
税金滞納によって融資を受けられずに困っている方は、まずファクタリングで資金調達し、そのお金で税金滞納を解消し、その後融資に申し込むという流れで利用するとよいでしょう。
税金滞納があっても資金調達できる貴重な手段ですので、ファクタリングは税金滞納の解消という使い道でも活用できます。
ファクタリングのデメリット
ファクタリングにはデメリットもあるので、必ず確認しておきましょう。
ファクタリングのデメリットは簡単には次の3つです。
- 手数料が高額
- 調達可能額は少額
- 悪徳業者・違法業者が存在する
ファクタリングの3つのデメリットについて詳しく解説していきます。
手数料が高額
ファクタリングは融資と比較して手数料が高額です。
ファクタリングの手数料相場は2社間で5%〜20%程度、3社間で1%〜8%程度ですが、これは年利ではありません。年利に換算すると手数料は非常に高くなります。
例えば、手数料10%で1ヶ月先が入金期日の売掛債権をファクタリングした場合、1ヶ月間の資金調達のために10%の手数料を支払ったことになります。
これを年利に換算すれば、10%×12ヶ月=120%です。
このケースでは年利120%もの高額な手数料が発生していることがわかります。
銀行や日本政策金融公庫の融資が年1%〜3%程度、ビジネスローンが年10%〜18%程度ですので、ファクタリングの手数料は他の資金調達方法よりも圧倒的に高額です。
無計画に利用すると本当に調達額を超えるような手数料負担になるので、ファクタリングは本当に緊急でお金が必要になった場合のみ利用するようにしてください。
調達可能額は少額
ファクタリングで調達できる金額は売掛債権の範囲内ですので、基本的には少額です。
1つに取引先に対する1ヶ月分の売上が調達可能額の限度ですので、月商の一部しか資金調達できないと理解しておきましょう。
融資では運転資金で月商の3ヶ月〜半年程度、設備資金では年商を超えるような資金調達も可能です。
一方、ファクタリングでは調達可能額が非常に少ないので、大きな支払いには活用できません。
ファクタリングで調達する資金は、緊急で少額の支払いにしか活用できないと理解しておきましょう。
悪徳業者・違法業者が存在する
ファクタリングは悪徳業者や違法業者が存在します。
貸金業者の場合には、国は都道府県に登録が必要になるので、登録貸金業者であれば基本的にどの業者と取引しても安心です。
しかしファクタリングは営業するための許認可や免許や登録などは一切不要なのでどんな業者も営業できます。
行政の監督もなく業務の詳細を取り決めたいわゆる業法もないので、どのようなルールで営業するのかは業者が自由に決められます。
そのため、業者の中には、法外な手数料を設定する業者や、ファクタリングという名目で実際には貸付をおこなう闇金などが混在しています。
安全な業者は自分の目で探さなければなりません。
業者を選ぶ際には次の2つのポイントを最低限チェックした上で取引しましょう。
- 手数料が相場の範囲内
- 償還請求権なし(ノンリコース)
インターネットの口コミなども確認しながら自己責任で安全な業者を探しましょう。
ファクタリング審査の5つのポイントを簡単に解説
ファクタリングは銀行融資に通過できない赤字や債務超過の企業でも審査に通過できますが、審査はしっかりとおこなわれます。
審査に通過するためのポイントは次の5点です。
- 売掛先企業の業況や規模
- 売掛先企業との取引歴
- 売掛債権の期間
- 売掛債権の金額
- 利用者の決算状況
ファクタリング審査の5つのポイントを解説します。
売掛先企業の業況や規模
売掛先企業の業績が良好で一定程度の規模があれば審査でプラスになります。
ファクタリング審査のポイントは「売掛先企業が期日通りに代金を支払えるかどうか」です。
そのため売掛先企業の業績が良好で、規模も大きければ「支払いには問題ないだろう」と判断され審査に通過できる可能性が高くなります。
- 優良企業
- 上場企業
- 官公庁
売掛先企業がこれらの事業者の場合は審査に通過できる可能性が高いでしょう。
一方、売掛先企業が赤字や債務超過の場合や、小規模の事業者の場合は審査に不利になります。
特に、売掛先が個人事業主の場合は申し込みを受け付けてもらえないファクタリング会社がほとんどです。
審査に通過できる可能性を高めたいのであれば、できる限り優良で規模の大きな取引先に対する売掛債権を売却しましょう。
売掛先企業との取引歴
売掛先企業との取引歴は長ければ長いほど審査でプラスになります。
毎月のように取引があり、支払期日に遅れたことがない取引先であれば「今回も期日通りに入金されるだろう」と判断され、審査に通過できる可能性は高まります。
一方、取引歴が短い会社や、取引したことがない会社に対する売掛債権は審査で不利です。
期日通りに入金されるかどうかの根拠がないためです。
ファクタリングの審査では通帳の写しや銀行口座取引明細を提出しなければなりません。
ここでは売掛先企業からの入金実績を確認しています。
ここで期日通りに入金していることが確認でき、できる限り取引歴の長い企業に対する売掛債権を売却することで審査で有利になります。
毎月のように取引があり、入金に遅れがない取引先に対する売掛債権を売却しましょう。
売掛債権の期間
売掛債権の期間は短ければ短いほど審査で有利になります。
入金までの期間が短いということはファクタリング会社が代金を立て替える期間が短いということです。
この期間が短ければ「期日までに資金繰り等が悪化して支払不能になる可能性は低い」と判断できます。
一方、期間が長いと「経営状況が悪化して支払不能になるかもしれない」とリスクが高いと判断されます。
また、そもそもそれほど長い期間を設定している企業は資金繰りが楽ではないと判断される可能性があります。
簡単にいえば、期間が短い方がファクタリング会社が背負うリスクが低くなるので審査には通過しやすくなります。
期間が短い方が手数料が低くなる可能性もあるので、短期的に資金が必要なだけという場合は、できる限り入金期日までの期間が短い売掛債権をファクタリングしましょう。
売掛債権の金額
売掛債権の金額が利用者の売上規模に見合ったものかどうかも重要な審査ポイントです。
例えば年商5,000万円の企業が、3,000万円の売掛債権でファクタリングに申し込んでも審査に通過できる可能性は低いでしょう。
年商の6割もの金額の売掛債権を保有していることはどう考えても不自然だからです。
一方、年商5,000万円の企業が、400万円の売掛債権をファクタリングする場合は、少なくとも金額面で審査でマイナスになることはありません。
月商くらいの金額ですので、その程度の金額の売掛債権を保有してるのは自然だからです。
売上規模から見て、あまりに不自然な金額の売掛債権は「架空の請求書を偽造しているのか?」と疑われてしまうので審査に通過することは難しいでしょう。
売却する売掛債権は月商の範囲内の金額とするようにしてください。
利用者の決算状況
2社間ファクタリングの審査では利用者の決算状況も加味されます。
赤字や債務超過や資金ショート寸前など経営状況が苦しい企業は、売掛先企業から入金された代金をファクタリング会社へ送金せずに流用してしまうリスクがあるためです。
また、資金調達のために存在しない請求書を偽造したり、複数のファクタリング会社へ二重譲渡するリスクもあるためです。
あまりにも資金繰りが悪い企業は、これらの理由から審査に通過できないことがあるので、2社間ファクタリングはそこまで業況が悪化する前に申し込みましょう。
なお、3社間ファクタリングはあらかじめ売掛先企業の同意を得て契約し、売掛先企業がファクタリング会社へ直接代金を支払うので、請求書の偽造や二重譲渡や代金流用のリスクがありません。
そのため、3社間ファクタリングの審査では利用者の決算状況が占めるウェイトは圧倒的に低くなります。
決算状況が悪く2社間ファクタリングの審査に落ちてしまった方や、審査落ちが不安な方は3社間ファクタリングへの申し込みを検討しましょう。
初めての人でも簡単に利用できるおすすめファクタリング会社5選
初めてファクタリングを利用する方は「どの会社に申し込んでいいかわからない」などの不安を感じている方も少なくありません。
初めての方は業者の安全性が高く、ネットでも申し込め、少額から利用できるファクタリング会社がおすすめです。
初めての人が簡単に利用できるファクタリング会社は次の5社です。
- OLTA
- ラボル
- ペイトナーファクタリング
- フリーナンス
- PAYTODAY
ファクタリング初心者におすすめのファクタリング会社5社の特徴やスペックを簡単に解説します。
OLTA
種類 | 2社間ファクタリング |
調達可能金額 | 下限・上限なし |
手数料 | 2%~9% |
入金スピード | 最短即日 |
手続き方法 | オンライン |
OLTAはオンライン完結型のファクタリング会社として、最も有名で数多く大手企業や金融機関と提携している優良なファクタリング会社です。
ベンチャーキャピタルや大手企業から出資を受け、資本金は130億円を超えていますし、銀行や信用金庫と提携して銀行の顧客にファクタリングを販売しています。
大手や銀行が提携するほどの企業ですので、初めてファクタリングを利用する方も安心して利用できるでしょう。
上限手数料9%は個人事業主などの小規模事業者が利用できるファクタリングサービスとサービスとしては業界最低水準ですし、請求書のアップロードから24時間以内に審査が完了し、そのまま即日入金を受けられます。
信頼できる企業から低い手数料で資金調達したい方にはOLTAはおすすめです。
ラボル
種類 | 2社間ファクタリング |
調達可能金額 | 1万円〜上限なし |
手数料 | 10% |
入金スピード | 最短60分 |
手続き方法 | オンライン |
ラボルは東証プライム上場企業の株式会社セレスの100%の子会社です。
上場企業が運営するファクタリング会社ですので、初めてファクタリングを利用する方も安心して利用できます。
ラボルの最大のメリットは24時間365日、最短60分入金に対応している点です、
曜日や時間に関わらず、いつでも請求書を最短60分でオンライン完結で売却できるので緊急時の資金調達方法として重宝します。
手数料は売掛債権の金額や期間や売掛先企業に関わらず10%固定なので安心です。
1万円から上限なしで利用できるので、小規模事業者から中堅程度の企業まで幅広く利用できる点が特徴です。
運営業者の安全性、24時間365日入金の対応力、手数料とあらゆる面で優れた優良なファクタリング会社です。
ペイトナーファクタリング
種類 | 2社間ファクタリング |
調達可能金額 | 1万円〜100万円 (初回は25万円) |
手数料 | 10% |
入金スピード | 最短10分 |
手続き方法 | オンライン |
ペイトナーファクタリングは最短10分入金に対応している圧倒的なスピードが特徴のファクタリング会社です。
消費者金融のカードローンよりも入金スピードが速いので、緊急でお金が必要になったときに重宝します。
あらかじめアカウントを作成しておけば、請求書のアップロードから最短10分で審査結果が通知→登録口座へ入金という流れで入金されます。
緊急時には重宝するので、利用してもしなくてもアカウントだけ作成しておくと安心です。
ほとんどのファクタリング会社は法人宛の請求書しか買い取りませんが、ペイトナーファクタリングは個人事業主宛の請求書の買取も実施しています。
個人事業主相手にビジネスをされている方もペイトナーファクタリングであればファクタリングを利用できます。
ペイトナーファクタリングも多くの企業から出資を受けている安心できる業者です。
利用可能額は100万円(初回は25万円)までと、少額専門のファクタリング会社ですので、売上規模の小さな個人事業主やフリーランスに特におすすめのファクタリング会社です。
フリーナンス
種類 | 2社間ファクタリング |
調達可能金額 | 下限・上限なし |
手数料 | 3%~10% |
入金スピード | 最短即日 |
手続き方法 | オンライン |
フリーナンスはGMOグループのGMOクリエイターズネットワークが運営する個人事業主やフリーランスなどの小規模事業者の支援サービスです。
主に次のようなサービスを取り扱っています。
サービス | 内容 |
---|---|
即日払い | 2社間ファクタリング |
フリーナンス口座 | 屋号やペンネームで口座を作成できる |
あんしん補償 | 業務上生じた賠償責任などを補償 |
バーチャルオフィス | 銀座・福岡のバーチャルオフィスを格安料金で利用できる |
アカウントを作成するだけでこれだけのサービスが利用できます。
2社間ファクタリングサービスである即日払いは上限10%の手数料で利用でき、フリーナンス口座の利用状況に応じて決定するスコアで手数料が決まる点が特徴です。
簡単にいえば、フリーナンス口座を利用すればするほど低い手数料で利用できる可能性が高くなります。
フリーナンス口座を普段の決済用に使用している方は一桁台の低い手数料で2社間ファクタリングが利用できる可能性が高いでしょう。
また、フリーナンス口座を利用しない方の手数料は10%ですので、いずれにしても低い手数料で利用できるファクタリング会社です。
アカウント作成だけで、あんしん補償などのサービスも受けられるので、すぐにファクタリングを利用しない方もアカウントを作成しておけばよいでしょう。
PAYTODAY
種類 | 2社間ファクタリング |
調達可能金額 | 10万円〜 |
手数料 | 1%~9.5% |
入金スピード | 最短30分 |
手続き方法 | オンライン |
PAYTODAYはAIが審査するAIファクタリングという名称で完全オンラインの2社間ファクタリングを取り扱っている業者です。
審査スピードが非常に早く最短15分で完了し、そのまま最短30分で即日入金を受けられます。
店舗を持たないので、上限9.5%と業界最低水準の低い手数料で2社間ファクタリングを利用可能です。
サービス開始から4年程度で累計買取額150億円を突破しています。
多くの人が利用しているファクタリング会社ですので、初めてファクタリングを利用する方におすすめです。
ファクタリングについてよくある質問
ファクタリングについてよくある質問は次のとおりです。
- ファクタリングの言葉の意味を教えてください
- ファクタリングは違法だと見たのですが
- ファクタリングで返済しないとどうなりますか?
- ファクタリングがやばいと言われる理由はなぜですか?
ファクタリングの言葉の意味を教えてください
ファクタリングという言葉は、売却するという意味にfactorに動名詞のingをつけた言葉です。
直訳すると「売却すること」というような意味であり、その名前の通り債権を売却することによる資金調達方法というような意味になるでしょう。
売却することで資金調達する方法ですので、借入金による資金調達とは明確に異なることがわかります。
ファクタリングは違法だと見たのですが
ファクタリングは違法ではありません。
民法によって債権譲渡は認められていますし、国はファクタリングについては法律のグレーゾーンとして国会でもグレーゾーンである答弁があり、弁護士法にも債権管理回収業に関する特別措置法違法するものではありません。
ただし、償還請求権ありのファクタリングは貸し付けに該当するので、利息制限法の上限を超える手数料を設定いている場合や、貸金業法登録がない業者は違法になります。
つまり償還請求権なしで手数料が相場の範囲内のファクタリングは合法です。
ファクタリングで返済しないとどうなりますか?
ファクタリング会社と約束した入金期日に支払いをしないと、自社や売掛先企業に確認や督促がおこなわれます。
2社間ファクタリングであっても、この時点で売掛先企業にはファクタリングの利用を知られてしまうでしょう。
それでも返済をしないと、代金を横領したことになります。
売却した売掛債権はファクタリング会社のものですので、他人の債権の回収代金を横領している考えになるためです。
業務上横領は懲役10年以下の重い刑罰が科されるので、絶対に代金の流用はしないでください。
ファクタリングがやばいと言われる理由はなぜですか?
悪徳業者や違法業者が存在するためです。
特に償還請求権ありの違法なファクタリングを運営しているのは闇金です。
利用し、支払いができないと脅迫的な督促がおこなわれる可能性が高いですし、高金利の貸し付けに勧誘されるリスクもあります。
また、安全な業者であっても手数料は高額なので、無計画に利用することで手数料負担で資金繰りや収益がさらに悪化します。
安全な業者を計画的に利用すれば「やばい」と言われるようなことはないので、利用は計画的にしてください。
まとめ
ファクタリングを簡単にいえば、売掛金を売却して期日前に早期に資金化する方法です。
審査は主に売掛先企業の信用度に対しておこなわれるので、赤字・債務超過・税金滞納などで融資審査に通過できなくても審査に通過できます。
最短即日で資金調達できるので、急いで資金が必要なタイミングにもおすすめです。
ただし、手数料が高額で悪徳業者・違法業者も多いので、業者選びは慎重におこなってください。