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【2024年12月最新】個人事業主におすすめの請求書ファクタリング10選

注文書・発注書のスピード買取・資金調達なら

この記事は約13分で読めます。

個人事業主におすすめの請求書ファクタリングをご紹介していきます。

個人事業主は法人と比較して信用度が低い傾向にあるのでファクタリング審査に通過しにくいですし、そもそも利用できるファクタリング会社の数も法人よりも少なくなっています。

個人事業主の方が請求書ファクタリングを利用したいのであれば、利用できるファクタリング会社を慎重に選ぶとともに、審査に通りやすいポイントを抑えて申し込みをすることが重要です。

この記事では個人事業主におすすめの請求書ファクタリング会社を紹介するとともに、審査に通過するためのポイントについて詳しく解説していきます。

個人事業主のおすすめの請求書ファクタリング10選

個人事業主におすすめのファクタリング会社は次の10社です。

  • OLTA
  • ペイトナーファクタリング
  • ラボル
  • PAYTODAY
  • フリーナンス
  • ビートレーディング
  • ベストファクター
  • 日本中小企業金融サポート機構
  • QuQuMo
  • アクセルファクター

これらのファクタリン会社であれば運営会社も安全性が高く、個人事業主であっても審査に通過しやすいでしょう。

個人事業主におすすめの請求書ファクタリング10社のスペックや特徴について詳しく解説していきます。

OLTA

OLTA

ファクタリングの種類 2社間ファクタリング
買取限度額 下限上限なし
手数料 2%〜9%
入金スピード 最短即日

OLTAは買取額に下限がないので、個人事業主が少額の請求書を売却する際にも活用できます。

日本で最初にオンライン完結型のファクタリングサービスを開始した業者として知られており、店舗を持たないため、手数料が低いのが特徴です。

上限手数料9%は個人事業主が利用できるファクタリングサービスとしては業界最低水準であり、インターネットの口コミなどを見ると、9%よりも低い手数料で審査に通過した人も多数存在していることがわかります。

アカウントを作成し、請求書をアップロードすると、24時間以内に審査の回答があり、そのまま最短で即日入金を受けられるので急いでいる際にも活用できる業者です。

また、大手企業やベンチャーキャピタルから出資を受け、日本各地の銀行と提携して銀行の顧客にもファクタリングを販売しています。

大手企業が出資したり、銀行が提携したりするほどの業者ですので、業者としての安全性が非常に高い点は大きなメリットです。

ペイトナーファクタリング

ペイトナーファクタリング

ファクタリングの種類 2社間ファクタリング
買取限度額 〜100万円
(初回25万円迄から徐々に拡大)
手数料 10%
入金スピード 最短10分

ペイトナーファクタリングは業界で最も入金スピードが速いことで知られるオンライン完結型のファクタリアング会社です。

事前にアカウントを作成しておき、請求書をアップロードすると最短10分で審査回答があり、そのまま登録した口座へ入金を受けられます。

「すぐの数十万円程度のお金が必要」という場面で、ペイトナーファクタリングは活用できるでしょう。

手数料は10%固定ですので、高額な手数料を要求される心配はありません。

買取限度額が100万円(初回は25万円)と低いので、まさに売上規模が小さい個人事業主向けのファクタリング会社であることがわかります。

また、ペイトナーファクタリングは個人事業主に対する請求書の買取を実施している数少ないファクタリング会社です。

個人事業主が利用できるだけでなく、個人事業主相手にビジネスをされている方も安心して利用できる優良ファクタリング会社だといえます。

ラボル

ラボル

ファクタリングの種類 2社間ファクタリング
買取限度額 1万円〜
手数料 10%
入金スピード 最短60分

ラボルは1万円から買取を実施しているので、売上規模が少なく「数万円の資金調達をしたい」と考える個人事業主の方も利用でいる数少ないファクタリング会社です。

また、ラボルは24時間365日最短60分入金に対応しているファクタリング会社です。

土日祝日でも早朝から深夜まで時間を問わずに即日資金調達できるので、緊急時の資金調達方法として頭に入れておいて損はないでしょう。

手数料は10%で固定されているので、あらかじめ資金調達コストがわかり安心ですし、見積もりを取らなくても他社と簡単に比較できる点はメリットです。

運営業者は東証プライム上場企業の株式会社セレスの100%子会社になります。

実質的に上場企業が運営しているファクタリング会社ですので、安心して利用できる点もラボルが個人事業主に向いている理由です。

PAYTODAY

PayToday

ファクタリングの種類 2社間ファクタリング
買取限度額 10万円〜
手数料 1%〜9.5%
入金スピード 最短30分

PAYTODAYはオンライン完結型のファクタリング会社として、個人事業主などの小規模事業者に多く利用されている業者です。

AIファクタリングという名称で請求書ファクタリングを展開しており、審査はコンピューターがおこなうので申込から入金までは最短30分という非常に速いスピードで完結します。急いで資金が必要な方におすすめです。

また、店舗を持たない効率的な経営をおこなってるので、上限手数料9.5%は業界最低水準で利用できるのも特徴です。

入金スピードの速さと手数料の低さを両立した優良ファクタリング業者です。

2021年のサービス開始から3年程度で累計買取額は150億円を突破しています。個人事業主をはじめとして多くの小規模事業者利用しているサービスですので、初めて請求書ファクタリングを利用する方におすすめです。

フリーナンス

フリーナンス

ファクタリングの種類 2社間ファクタリング
買取限度額 〜1,000万円
手数料 3%〜10%
入金スピード 最短即日

フリーナンスは大手インターネット企業であるGMOグループ傘下のGMOクリエイターズネットワークが運営するサービスです。

GMOグループという圧倒的なブランドがあるので、初めてファクタリングを利用する方も安心して利用できます。

フリーナンスは個人事業主やフリーランスの方のビジネスを支援するためのサービスで、サービスの一環としてファクタリングを取り扱っています。

フリーナンスの2社間ファクタリングサービスである「即日払い」は、事前にアカウントを作成しておけば請求書のアップロードから最短30分で審査回答があり、そのまま最短即日入金を受けられます。

上限手数料は10%と低めですが、利用を重ねれば重ねるほど、信頼度が高まり手数料が下がっていく傾向があるので、継続的にファクタリングを利用したい方にはおすすめです。

またフリーナンスはアカウントを作成するとファクタリング以外にも次のようなサービスを受けられます。

  • あんしん補償:業務上生じた損害賠償責任などを補償
  • フリーナンス口座:屋号やペンネームなどで口座を作成
  • バーチャルオフィス:銀座・福岡のバーチャルオフィスを月額770円で利用できる

アカウントを作成するだけで、これらのサービスを無料(一部有料)で受けられるのでファクタリングを利用しない方にもメリットがあります。

緊急時の資金調達にも活用できるので、個人事業主の方はアカウントを作成しておくとよいでしょう。

ビートレーディング

ビートレーディング

ファクタリングの種類 2社間ファクタリング・3社間ファクタリング
買取限度額 下限上限なし
手数料 2社間:4%~12%
3社間:2%~9%
入金スピード 最短即日

ビートレーディングは店舗型の独立系ファクタリング会社として、業界内で最も豊富な実績と知名度がある業者です。

累計取引社数は5.8万社を超え、累計買取金額は1,300億円を突破しており、圧倒的な実績を誇ります。

東京・仙台・名古屋・大阪・福岡の全国5ヶ所に店舗を構え、店舗で相談すると請求書ファクタリングの相談だけでなく、財務コンサルティングを受けられます。

資金繰り全般を改善するための専門的なアドバイスを受けられるので、本質的に資金繰りを改善したい方や、財務の相談先を探している方におすすめです。

数千万円の高額買取から数十万円程度の少額買取にも対応しているので、売上規模の小さな個人事業主の方も安心して利用できます。

また、ビートレーディングはオンライン完結型のファクタリングにも対応しているので、日本全国の事業者の方が非対面で請求書ファクタリングを利用できます。

オンラインであれば最短2時間で資金調達できるので、緊急で資金が必要な方、地方に在住しビートレーディングの店舗への来店が難しい方にもおすすめです。

業者の信頼性や担当者の専門性を重視し、信頼できる相談先を確保したい個人事業主の方はビートレーディングへ相談しましょう。

ベストファクター

ベストファクター

ファクタリングの種類 2社間ファクタリング・3社間ファクタリング
買取限度額 下限上限なし
手数料 2%〜
入金スピード 最短即日

ベストファクターは店舗型のファクタリング会社として顧客とのコミニュケーションや対話を重視しているファクタリング会社です。

契約には面談が必須という今どき珍しいファクタリング会社で、それだけ顧客との対話を重視していることがわかります。

顧客の財務状況をしっかりと分析、財務コンサルティングをおこない、顧客にとって最適な資金調達方法が何かを検討・提案します。

その結果、ファクタリングがベストな資金調達方法であると判断できた場合のみ、ファクタリングをすすめますが、無理にファクタリングありきで手続きするようなことはありません

また、面談によって決算書や確定申告書からではわからない、顧客の強みなども評価してくれるので、他社よりも有利な条件が提案されることもあります。

契約時に面談が必須になるので、原則的には東京新宿のベストファクターのオフィスまで訪問が必要です。

しかしベストファクターのオフィスまで来店が難しい方は、担当者による訪問も実施しているので気軽に相談してみましょう。

日本中小企業金融サポート機構

日本中小企業金融サポート機構online

ファクタリングの種類 2社間ファクタリング・3社間ファクタリング
買取限度額 下限上限なし
手数料 1.5%〜10%程度
入金スピード 最短3時間

日本中小企業金融サポート機構はコンサル業とファクタリング業を実施する一般社団法人です。

法人形態が一般社団法人ですので、株式会社のような営利目的ではありません。そのため上限手数料10%と非常に低い手数料でファクタリングを利用できます。

また、本格的なコンサルティング業者でもあるので、国が中小企業支援の専門家として認定している経営革新等支援機関でもあります。

資金調達の相談だけでなく、財務改善、事業再生、M&A、事業承継、補助金申請などの相談を別途おこなうことができますし、担当者の専門性は非常に高いといえるでしょう。

コンサルティング会社として以前は契約に面談が必要でしたが、最近はオンライン完結型のサービス日本中小企業金融サポート機構onlineを開始しています。

日本中小企業金融サポート機構onlineでは、申込から入金まで全てオンライン上で完結し、審査に必要な書類は請求書と通帳のコピーのみです。

申込から入金まで最短3時間ですので、急いで資金が必要な方にもおすすめです。

QuQuMo

QuQuMo

ファクタリングの種類 2社間ファクタリング
買取限度額 下限・上限なし
手数料 1%〜
入金スピード 最短2時間

QuQuMoはオンライン完結型のファクタリングサービスとして、個人事業主の方でも気軽に申し込めるサービスです。

請求書をアップロードするとすぐに審査結果が通知され、最短2時間で資金調達できます。

手数料には上限の表記がないので、リスクの低い事業者には低い手数料が適用され、リスクの高い事業者は高めの手数料で審査通過できるようになっています。

幅広いリスクに対応しているので、他社で審査に落ちた方や、審査に自信のない方、売上規模が非常に小さな個人事業主でも安心して利用できるでしょう。

オンラインで契約する際には、弁護士ドットコムが監修しているクラウド契約システムのクラウドサインで契約手続きを完結できます。

情報漏洩の心配なく、審査に自信がない個人事業主の方も比較的気軽に申し込みができるサービスとなっています。

アクセルファクター

アクセルファクター

ファクタリングの種類 2社間ファクタリング・3社間ファクタリング
買取限度額 下限上限なし
手数料 2社間:3%〜10%
3社間:1%~8%
入金スピード 最短即日

専門性の高い担当者へ請求書ファクタリングの相談をしたいという方にはアクセルファクターがおすすめです。

アクセルファクターも国が中小企業支援の専門家してして認定している、経営革新等支援機関です。

審査の際には財務改善のアドバイスなどもおこなってくれますし、何よりも国が認定している機関ですので業者の信頼性は高いといます。

また、上限手数料は10%と公開されており、これは店舗型のファクタリング会社としては業界最低水準です。

低コストで資金調達したい方にもアクセルファクターはおすすめです。

入金スピードの速さにも定評があり、ホームページには「ファクタリングの大きな魅力である「スピード」を最大限に活かすべく、原則即日振込をモットーに業務を実施。実際にお申込みいただいたお取引のなんと半数以上が即日中の決済となっています。」と明記されており、高い確率で最短即日入金を受けられるでしょう。

業者の安全性・手数料の低さ・即日入金と、三拍子揃った優良ファクタリング会社です。

個人事業主の請求書ファクタリングサービス選び方

個人事業主は次のようなポイントで請求書ファクタリングサービスを選択するのがおすすめです。

  • 個人事業主への取り扱いがあるか
  • 債権譲渡登記なしで利用できるか
  • 買取金額の下限に問題ないか
  • 売掛先にバレずに利用できるか
  • 手数料が相場の範囲内か
  • 必要なタイミングで資金を調達できるか
  • オンライン完結型のファクタリングを利用できるか

業者を選ぶ際には安全な業者であるだけでなく、個人事業主が利用しやすい業者を選択しましょう。

個人事業主がファクタリング会社選びの際に重視したい7つのポイントを解説します。

個人事業主への取り扱いがあるか

まずは個人事業主への取り扱いがあるかを確認しましょう。

ファクタリング会社の中には、法人のみしか取り扱っていない業者が多数存在します。

どんなに信用度の高い売掛債権を保有していても、個人事業主への取り扱いのない業者へ申し込みをおこなったら審査には絶対に通過できません。

有名どころでいえば、GMO BtoB早払い電子請求書早払いマネーフォワードアーリーペイメントなどは個人事業主への取り扱いはおこなっていません。

そのため、個人事業主への取り扱いがあることを必ず確認しましょう。

債権譲渡登記なしで利用できるか

債権譲渡登記なしで利用できることも必ず確認してください。

債権譲渡登記とは、債権が譲渡されたものであることを登記することです。これによって、万が一売掛債権が他社にも二重に譲渡されても、ファクタリング会社は「すでに当社が買取をおこなったものだ」と主張できます。

二重譲渡を防ぐため、債権譲渡登記を必須にしているファクタリング会社は多いですが、債権譲渡登記は法人しか設定できません。

つまり、債権譲渡登記を必須としているファクタリング会社を個人事業主が利用することは不可能ですので、ファクタリング会社を選ぶ際には「債権譲渡登記が必須になっていないかどうか」を必ず確認するようにしてください。

買取金額の下限に問題ないか

個人事業主の方は、ファクタリング会社が設定している買取金額の下限にも注目しましょう。

ファクタリング会社の中には買取金額の下限を「100万円〜」などと高めに設定していることが少なくありません。

このようなファクタリング会社では、数十万円程度の少額の売掛債権を売却することは不可能です。

ファクタリング会社の中には「1万円〜」などと低めに設定している業者も多いので、売上が少ない個人事業主の方は、買取金額の下限が低いファクタリング会社を選択した方がよいでしょう。

ファクタリング会社が設定している買取金額の下限に注目し、「自分が売却したい請求書を売却できるか」という点を必ず確認してください。

売掛先にバレずに利用できるか

個人事業主の方は特に「売掛先企業にバレずに利用できるか」という点の確認も必要です。

個人事業主は法人と比較して売上規模が小さいことが多いので、取引先企業との関係性で力が弱いケースが少なくありません。

そのため、ファクタリングで資金調達をしたことを知られてしまうと「資金繰りが悪い企業」「倒産するかもしれない」などと悪く評価されて、今後の取引で悪影響になってしまうこともあります。

そのため、売掛先企業にバレずにファクタリングを利用できるかどうかという点が非常に重要です。

売掛先企業に秘密で資金調達をしたいのであれば2社間ファクタリングを選択する必要があります。

銀行系のファクタリング会社は2社間ファクタリングの取り扱いが原則的にありません。

また、2社間ファクタリングを取り扱っている業者の中には悪徳業者も多いので、業者は慎重に選択しましょう。

もちろん「売掛先企業にファクタリングの利用を知られても問題ない」という場合には、手数料の低い3社間ファクタリングを選択するとよいでしょう。

手数料が相場の範囲内か

個人事業主は法人よりも一般的に信用度が低いと判断されるので、請求書ファクタリングで適用される手数料が高くなる傾向があります。

そのため、特に手数料設定の高い2社間ファクタリングを利用する際には、手数料が相場の範囲内であることもしっかりと確認しましょう。

業者の中には「個人事業主で信用度が低いので手数料はどうしても高くなる」と法外な手数料を吹っかけてくるケースもあります。

法人であれ個人事業主であれば手数料相場の上限は20%が目安です。

そのため、20%を超えるような高額な手数料を要求する業者とは取引すべきではありません

個人事業主は法人と比較して、手数料をふっかけやすいので、必ず手数料が相場の範囲内であることを確認しましょう。

必要なタイミングで資金を調達できるか

必要なタイミングで資金が調達できることも必ず確認しましょう。

「最短即日」とホームページなどには明記されていたとしても、実際には入金までに数日程度かかってしまうケースも少なくありません。

緊急でお金が必要な場合には、実際に必要なタイミングで資金調達できるかどうかが最も重要になります。

「最短即日」よりも「最短60分」などと具体的な時間が明記されている業者の方が当日中に資金調達できる可能性は高いため、必ず必要なタイミングで資金調達できることを確認したうえで、ファクタリングの申し込みをおこなってください。

オンライン完結型のファクタリングを利用できるか

個人事業主の方はオンライン完結型のファクタリングを利用できるかどうかという点も非常に重要です。

個人事業主は1人とか家族で仕事をしていることが多く、法人と比較して従業員が少ないので、遠方のファクタリング会社まで申し込みや契約に行っている時間がありません。

そのため、オンライン完結型のファクタリングで自宅や会社のパソコンやスマホから契約できた方が、本業に支障をきたすことなく、スムーズにファクタリングを利用できます。

もちろん、「不明点は担当者に直接聞きたい」「契約は対面でなければ安心できない」という方は対面型ののファクタリングを選択するとよいでしょう。

しかし資金調達から本業まですべてを本人がやならなければならない個人事業主の場合には、オンラインの方が利便性が高いので、個人事業主の方にはオンライン完結型のファクタリングもおすすめです

個人事業主が請求書ファクタリングを利用する際の注意点

個人事業主が請求書ファクタリングを利用する際には次の点に注意してください。

  • 法人のみの取り扱いとしているファクタリング会社が多い
  • 売掛先企業は法人のみしか利用できないことが大半
  • 法人と比較して手数料が高くなる
  • 本質的に資金繰りは改善しない
  • 調達可能額が限られる
  • 悪徳業者・違法業者に注意する

個人事業主は法人よりも選択肢が狭いですし、手数料が高くなることがあります。

また安全な業者を選ぶことが非常に重要です。

個人事業主が請求書ファクタリングを選ぶ際の注意点を解説していきます。

法人のみの取り扱いとしているファクタリング会社が多い

ファクタリング会社の中には取り扱いを「法人のみ」としている業者が多くなっており、個人事業主が利用できるファクタリング会社はそれほど多くありません。

個人事業主は債権譲渡登記ができないため、ファクタリング会社のリスクが大きくなります。

また一般論として法人よりも個人事業主の方が安全性が低く、規模も小さいためです。

個人事業主はまず「個人事業主でも利用できる業者かどうか」を確認しましょう。

売掛先企業は法人のみしか利用できないことが大半

売掛先の企業は法人のみしか利用できない業者がほとんどです。

多くの請求書ファクタリング業者では個人事業主に対して発行した請求書の買取は実施していません。

個人名で取引をおこなっている個人事業主は、その請求書が事業者に宛てたものなのか、一般個人に宛てたものなのかの区別が不可能です。

場合によっては個人宛の請求書を買い取ってしまうリスクがあるので、ファクタリング会社の大半は個人事業主宛の請求書の買取を実施していません。

個人事業主相手に事業をされている方は、請求書を売却できない可能性が高いので注意しましょう。

なお主要なファクタリング会社の中で、ペイトナーファクタリングだけは個人宛の請求書の買取を実施しています。

法人と比較して手数料が高くなる

個人事業主がファクタリングを利用する際には、法人と比較して手数料が高額になる傾向があります。

法人よりも個人事業主の方が事業規模が小さく、事業実態の確認が難しいためです。

もちろん、しっかりとした規模で安定的に事業をおこなっている事業者であれば、個人事業主でも法人よりも低い手数料で利用できる可能性はあります。

しかし、一般的に個人事業主は法人よりも審査が厳しくなるので、優良な売掛債権を売却しないと、手数料が高くなるだけでなく。請求書ファクタリングの審査に通過できない可能性があります。

本質的に資金繰りは改善しない

請求書ファクタリングを利用して本質的に資金繰りは改善しません。

請求書ファクタリングはあくまでも短期的に資金を確保する目的にしか利用できないと理解しておきましょう。

請求書ファクタリングは将来の入金期日になったら入金される予定の売掛債権の代金を前倒しで受け取っているだけですので、予定されていた入金期日になると再び資金繰りが苦しくなるのが目に見えているためです。

無計画に利用すると当初予定していた入金期日に再びお金が無くなり、その際に再びファクタリングを利用しなければならなくなってしまいます。

すると、高額な手数料を負担し続けなければならなくなってしまいます。

ファクタリングでは本質的に資金繰りが改善しないことをしっかりと認識し、ファクタリングで調達したお金が手元にあるうちに銀行から長期借入金を調達するなど、本質的に資金繰りを改善する方法を検討しましょう。

ファクタリングはあくまでも短期の資金調達手段と認識し、無計画に利用し続けることがないようにしてください。

調達可能額が限られる

ファクタリングで調達できる金額は少額に限られます。

ファクタリングは売掛債権の売却ですので、売掛債権の範囲内までしか資金調達できないためです。

1回のファクタリングで調達できる金額は1つの取引先に対する売上額が限度です。

そのため、調達額は月商に満たない程度の金額に限定されてしまいます。

銀行融資であれば運転資金で月商の3ヶ月〜半年程度の金額は調達できます。また、設備資金であれば年商を超えるような高額の資金調達も可能です。

一方、ファクタリングでは少額の資金調達しかできません。個人事業主の場合には数十万円程度しか調達できない可能性が高い点には十分に注意しましょう。

悪徳業者・違法業者に注意する

請求書ファクタリングを利用する際には、悪徳業者や違法業者に十分に注意しなければなりません。

ファクタリング業を営むには免許や登録や許認可が一切必要ないのでどんな業者でも営業できます。

さらに業務内容の詳細なルールを決めた、いわゆる「業法」がないので、手数料などは業者が自由に設定できます。そのためファクタリング会社の中には悪徳業者や違法業者が一定程度混在しています

業者の中には法外な手数料を設定したり、「ファクタリング」と言いながら実質的な貸付をおこなう業者が混じっているので業者選びは慎重におこなう必要があります。

ファクタリング業者を選ぶ際には最低限次の2つの条件を満たしている業者を選択しましょう。

  • 手数料が20%以下
  • 償還請求権なし(ノンリコース)

特に償還請求権については十分な注意が必要です。

売掛債権が回収不能になった際の損失はファクタリング利用者が負う償還請求権あり(ウィズリコース)のファクタリングは、実質的な貸付です。

実質的な貸付をおこないながら貸金業者登録なしで営業する業者は闇金ですので、絶対に取引をしてはなりません。

金融庁もファクタリングの業者選びについては次のように注意喚起をおこなっています。

一般に「ファクタリング」とは、事業者が保有している売掛債権等を期日前に一定の手数料を徴収して買い取るサービス(事業者の資金調達の一手段)であり、法的には債権の売買(債権譲渡)契約です。
しかし、近時、ファクタリングを装った高金利の貸付けを行うヤミ金融業者の存在が確認されています。また、ファクタリングとして行われる取引であっても、経済的に貸付けと同様の機能を有していると思われるようなものは、貸金業に該当するおそれがあります。
事業者の皆様におかれては、こうした偽装ファクタリングを利用することのないよう、十分注意してください。
引用:金融庁|ファクタリングの利用に関する注意喚起

個人事業主の場合には、取り扱うファクタリング会社が少なく、法人と比較して手数料も高くなりがちですので、特に悪徳業者や違法業者に引っかかってしまうリスクがあります。

業者を選ぶ際には手数料や償還請求権の有無を確認するとともにネットの口コミなども必ず確認するようにしてください。

個人事業主が請求書ファクタリングで即日資金調達するコツ

個人事業主が請求書ファクタリングで即日資金調達するためには次のポイントを抑えて申し込みや準備をすることが重要です。

  • 必要書類を準備しておく
  • オンライン完結型のファクタリング会社を選択する
  • 午前中の早い時間に申し込む

申し込み時に少し工夫するだけで、即日入金できる可能性は高くなります。

個人事業主が請求書ファクタリングで即日資金調達するための3つのポイントについて詳しく解説していきます。

必要書類を準備しておく

ファクタリングに必要な書類をあらかじめ用意しておきましょう。

ファクタリング審査に必要な書類は業者によって異なりますが、おおよそ次のような書類が必要になります。

  • 請求書・納品書・発注書などの売掛債権成因資料
  • 取引先からの入金が確認できる通帳の写し
  • 決算書・確定申告書
  • 本人確認書類
  • 取引先との取引基本契約書
  • 印鑑証明書等

ファクタリングの審査や契約に必要な書類をもれなく用意しておかなければ、絶対にファクタリング審査には通過できません。

また、確定申告書や請求書などを確認しながら申し込みをした方が申し込み内容を間違えてしまう心配もありません。

あらかじめ必要書類を準備し、スムーズに審査が進むよう配慮するとともに、正確な内容で申し込みをするようにしてください。

オンライン完結型のファクタリング会社を選択する

即日資金調達をしたいのであれば、オンライン完結型のファクタリング会社を選択しましょう。

店舗型で契約する方法や、郵送で契約する場合には、来店や書類のやり取りに時間がかかるので即日入金は難しくなりますし、郵送の場合は即日入金は確実に不可能です。

オンラインであれば自宅や会社のPCやスマホで申込から契約まで完結できるので、日本中の個人事業主の方が即日資金調達できる可能性があります。

またオンライン完結型のファクタリングは即日入金に対応するよう商品設計しているので、審査に時間がかからない傾向にあります。

もちろん店頭でも即日入金の可能性が高いですが、近くにファクタリング会社がない方や、来店に抵抗がある方は、オンライン完結に対応している業者であることを確認したうえで申し込みをおこなってください。

午前中の早い時間に申し込む

即日資金調達をしたいのであれば、午前中の早い時間に申し込むことも重要なポイントです。

ファクタリング会社への申込状況によっては申込日当日中に審査をしてもらえないことがありますし、売掛債権や利用者の業況によっては審査に時間がかかってしまうことがあるためです。

特に初めて利用するファクタリング会社の場合には審査に時間がかかるので、できる限り午前中の早い時間に申し込みましょう。

なお、ネットで申し込みができるファクタリング会社の場合、ファクタリング会社の営業時間前に申し込みをしておき、営業開始後に「急いでいる」と伝えることで優先して審査をおこなってくれることがあります。

個人事業主の請求書ファクタリングについてよくある質問

個人事業主の請求書ファクタリングについてよくある質問は次のとおりです。

個人事業主は審査の際に個人用の通帳も提出しなければなりませんか?

  • 通帳なしでファクタリングを利用できますか?
  • 会社員でもファクタリングを利用できますか?
  • 1つの請求書を複数のファクタリング会社へ売却できますか?
  • 手数料が低くて入金速度が速いファクタリング会社はありますか?
  • 請求書ファクタリングとファクタリングの違いは何ですか?

通帳なしでファクタリングを利用できますか?

基本的にどのファクタリング会社も審査の際には取引先からの入金が確認できる通帳の写しが必要になります。そのため原則として通帳なしでは利用できません。

しかし、次のようなケースでは通帳を確認しても売掛債権の確認ができません。

  • 売掛先企業と初めて取引をする場合
  • 売掛先から現金で代金を受け取っている場合

これらのケースでは通帳なしでも請求書ファクタリングを利用できる場合がありますが、そもそもこれらの売掛債権を売却するというだけで審査は厳しくなるので、できる限り通帳で入金状況が確認できる売掛先企業に対する請求書を売却した方がよいでしょう。

なお、通帳を紛失した場合には再発行してから申し込みを要求されますし、ネット銀行で通帳がない場合には入出金明細の提出が求められます。

会社員でもファクタリングを利用できますか?

会社員はファクタリングは利用できません。

会社が会社に対して保有している給料債権をファクタリングする給料ファクタリングは、実質的な貸付ですし、業者は闇金ですので絶対に利用してはなりません。

「給与ファクタリング」などと称して、業として、個人(労働者)が使用者に対して有する賃金債権を買い取って金銭を交付し、当該個人を通じて当該債権に係る資金の回収を行うことは、貸金業に該当します。
貸金業登録を受けていないヤミ金融業者により、年率換算すると数百~千数百%になる手数料を支払わされたり、大声での恫喝や勤務先への連絡といった私生活の平穏を害するような悪質な取立ての被害を受けたりする危険性があります。
(中略)
ヤミ金融業者を絶対に利用しないでください。
引用:金融庁|ファクタリングの利用に関する注意喚起

なお、会社員の方が副業として事業を営んでいる場合には、事業で発生した請求書に関しては請求書ファクタリングを利用できます。

会社員の方は給料ファクタリングは利用できますが、副業をしている人に限って請求書ファクタリングは利用できます。

1つの請求書を複数のファクタリング会社へ売却できますか?

売却できません。

1つの請求書を複数のファクタリング会社へ売却することは二重譲渡になり、場合によっては詐欺罪で刑事告訴される可能性がある非常に危険な行為です。

1つの請求書を売却できるのは1つのファクタリング会社のみですので、絶対に二重譲渡はしないでください。

なお、1つの請求書を複数のファクタリング会社で査定をとる、相見積もりをおこなうことは全く問題ありません。

手数料が低くて入金速度が速いファクタリング会社はありますか?

どの業者がよいということはありませんし、手数料は売掛債権のリスクに応じて決まるので一概にどこが手数料が低いということはできません。

しかしオンライン完結型のファクタリング会社は店舗を持たず、人件費がかからないので手数料が低くなる傾向があります。

手数料が低く、入金速度が速い業者を希望するのであれば、オンライン完結のファクタリング会社がおすすめです。

請求書ファクタリングとファクタリングの違いは何ですか?

請求書ファクタリングはファクタリングの一種です

ファクタリングとは基本的に売掛債権を売却して早期に資金化する方法です。

そして売掛債権には請求書のほかに注文書があるので、注文書ファクタリングと分類するために「請求書ファクタリング」という呼び方をします。

注文書ファクタリングでは、取引先から発行された注文書を売却することで、業務の受注段階から資金調達できる特徴があります。

ただし、注文書ファクタリングを取り扱っている業者は少ないので、一般的に請求書ファクタリングのことをファクタリングと呼びます

そのため、ファクタリングと請求書ファクタリングには大きな違いはありません

まとめ

個人事業主は請求書ファクタリングを利用できますし、オンライン完結型の業者を選択することで低い手数料で利用することが可能です。

しかし個人事業主は法人と比較してファクタリング会社の審査が厳しくなりますし、取り扱っている業者の数も多くありません。

そのため、慎重に業者を選択することが重要です。

個人事業主への取り扱いをおこなっており、少額買取をおこなっている安全な業者を選択し、もしも安全な業者を絞れない場合は、複数の業者から相見積もりをとって自分に最適な業者を選択しましょう

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