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審査が甘い請求書ファクタリング会社10選|審査が甘いファクタリング会社の特徴と選び方を解説

注文書・発注書のスピード買取・資金調達なら

この記事は約35分で読めます。

「ファクタリング審査に通過できるか不安」「必ず審査に通るファクタリング会社はないの?」などと、審査が甘いファクタリング会社を探している人も多いのではないでしょうか?

ファクタリング審査は銀行融資よりもかなり甘いですが、それでも審査がある以上は審査に落ちてしまうこともあります。また「審査が甘い」と広告している業者は悪徳業者の可能性が高いので業者の安全性についてもしっかりと検討する必要があります。

そこで、この期日では、審査が甘いファクタリング会社をご紹介するとともに、審査が甘いファクタリング会社の選び方や注意点を解説していきます。

審査基準や審査に通過するためのポイントについても解説しますので、ファクタリング審査に不安を抱えている方はぜひご覧ください。

審査が甘い請求書ファクタリング業者10選

審査が比較的甘く、安心して利用できるおすすめのファクタリング業者は以下の10社です。

  • QuQuMo
  • アクセルファクター
  • 日本中小企業金融サポート機構
  • ビートレーディング
  • ウィット
  • PAYTODAY
  • ラボル
  • ペイトナーファクタリング
  • PMG
  • ベストファクター

それぞれのファクタリング会社の特徴やスペックについて詳しく解説していきます。

QuQuMo

QuQuMo

種類 2社間ファクタリング
調達可能額 20万円〜
手数料 1%〜
入金スピード 最短2時間
手続き方法 オンライン

QuQuMoはオンライン完結型のファクタリング会社の中でも審査に通りやすいと言われている業者です。

手数料は1%〜と上限表記がないので、リスクが低い人には低い手数料が設定され、リスクが高い人には高い手数料を設定することで幅広いリスクの人でも審査に通過しやすくなっています。

20万円からの買取に対応しているので、売上規模が大きくない中小企業や個人事業主でも利用できます。

オンライン完結型のファクタリングなので、申込から契約まで完全非対面で会社や自宅にいながら資金調達できる点が特徴です。

契約は弁護士ドットコムが監修するオンライン契約システムのクラウドサインでおこなうので、個人情報流出などの心配はありません。

アクセルファクター

アクセルファクター

種類 2社間ファクタリング
3社間ファクタリング
調達可能額 下限・上限なし
手数料 2社間ファクタリング:3%〜10%
3社間ファクタリング:1%〜8%
入金スピード 最短即日
手続き方法 オンライン・対面

アクセルファクターは店舗型のファクタリング会社の中でも利用からの評価が高い業者です。

ホームページには「エビデンス書類が不足している、税金滞納中、当日中に現金が必要など、ありとあらゆるシーンに柔軟かつ誠意をもって対応させていただくことをお約束いたします。」と明記されているので、審査はかなり柔軟で、書類が足りない場合なども資金調達できるケースがあります。

2社間ファクタリングでも手数料の上限は10%とかなり低めに設定されているので、コストを抑えて資金調達したい方にもアクセルファクターはおすすめです。

入金スピードにも優れており「アクセルファクターでは、ファクタリングの大きな魅力である「スピード」を最大限に活かすべく、原則即日振込をモットーに業務を実施。
実際にお申込みいただいたお取引のなんと半数以上が即日中の決済となっています。」とホームページに明記されていることから、高い確率で即日資金調達できるでしょう。

審査が甘く、低い手数料で即日資金調達できる業者を探している方にはアクセルファクターがおすすめです。

日本中小企業金融サポート機構

日本中小企業金融サポート機構

種類 2社間ファクタリング
3社間ファクタリング
調達可能額 下限・上限なし
手数料 1.5%〜10%程度
入金スピード 最短3時間
手続き方法 オンライン・対面

日本中小企業金融サポート機構はコンサルティング業務とファクタリングを取り扱う業者です。

法人形態が一般社団法人という非営利団体ですので、手数料が低い点が特徴です。また、あくまでも顧客の資金繰り改善の一環としてファクタリングを提供しているため、銀行融資の審査に通過できない事業者も審査に通過できる可能性があります。

国が中小企業支援の専門家として認定している経営革新等支援機関ですので、非常に専門性が高く安心感があります。本格的なコンサルティング会社ですので、以前は店頭契約か郵送契約が基本でした。

しかし最近は日本中小企業金融サポート機構onlineというサービスを開始しており、日本中小企業金融サポート機構onlineであれば、請求書と通帳の写しを提出するだけで最短3時間で資金調達ができます。

業者の安全性や専門性だけでなく、入金スピードを重視したい方には日本中小企業金融サポート機構がおすすめです。

ビートレーディング

種類 ・2社間ファクタリング
・3社間ファクタリング
・注文書ファクタリング
調達可能額 下限・上限なし
手数料 2社間ファクタリング:4%~12%程度
3社間ファクタリング:2%~9%程度
入金スピード 最短2時間
手続き方法 オンライン・対面

ビートレーディングは店舗型のファクタリング会社の中で最も有名な業者と言っても過言ではありません。

豊富な実績を誇り、累計買取金額は2024年3月末現在で1,300億円を突破しています。

担当者の専門性が高く、経験も豊富なので、決算書などからは評価できない経営者としての資質や人間性なども評価して審査をおこなってくれます。

そのため、他社で審査に落ちた方もビートレーディングであれば審査に通過できるかもしれません。

原則として東京・仙台・名古屋・大阪・福岡と日本全国にある店舗で対面契約をおこないますが、ビートレーディングではオンライン契約にも力を入れています。

オンラインであれば日本全国どこからでも最短2時間で資金調達できるので、急いで資金が必要な方もビートレーディングであれば必要なタイミング資金が間に合う可能性あがります。

担当者の信頼度が高く、審査に融通を利かせてくれる優良業者と取引したい方にはビートレーディングがおすすめです。

ウィット

ウィット

種類 2社間ファクタリング
調達可能額 20万円〜500万円
手数料 表記なし
入金スピード 最短2時間
手続き方法 オンライン

ウィットはオンライン完結型のファクタリング会社の中でも審査が甘いことが口コミなどで評判の業者です。

手数料の設定には下限も上限もないので、リスクの低い人には低い手数料を、リスクの高い人には高い手数料を設定することで、幅広いリスクに対応しています。

他社で断られた方でも、ウィットであれば高めの手数料を設定することで審査に通過できる可能性があります。

少額買取に特化したファクタリング会社であり、買取額は500万円までと低めの設定になっています。

事業規模が小さく不安定なので審査に通過できる自信がないという方もウィットであれば審査に通過できる可能性があります。

他社の審査に落ちてしまった方で、どうしても資金調達をしたい方はウィットへの申し込みを検討しましょう。

PAYTODAY

種類 2社間ファクタリング
調達可能額 10万円〜上限なし
手数料 1%〜9.5%
入金スピード 最短30分
手続き方法 オンライン

PAYTODAYはAIファクタリングという名称でオンライン完結型のファクタリングを提供しています。

店舗を持たない効率的な経営をおこなっているため、上限手数料は9.5%と低めです。

また審査にかかる時間が少なく、申込から審査完了までは最短15分、申込から入金までは最短30分とスピーディーに資金調達が可能です。

手数料は低いですが、審査難易度がそれほど高いわけではなく多くの人が利用しています。

2021年1月のサービス開始から2024年7月までのたったの3年半で、累計買取額は150億円を突破しています。

実際に多くの人が利用しているサービスですので、審査に自信がない方、初めてファクタリングを利用する方もPAYTODAYであればスムーズに資金調達できる可能性が高いでしょう。

オンライン完結で低い手数料でファクタリングを利用したい方におすすめです。

ラボル

labol(ラボル)

種類 2社間ファクタリング
調達可能額 1万円〜上限
手数料 10%
入金スピード 最短60分
手続き方法 オンライン

ラボルは24時間365日最短60分入金に対応していることで知られる最も対応力に優れたファクタリング会社です。

数あるファクタリング会社の中でも、24時間365日入金に対応しているのはラボルだ毛ですので、土日や祝日でも24時間365日資金調達できます。

「他サービスで断られた方でも利用可能」とホームページに明記されているので、審査が甘い業者としても有名です。

Googleの口コミではレビュー件数609件(2024年3月7日時点)で4.6と非常に高い評価を誇ります。

手数料は10%固定で、買取額は1万円〜上限なしなので、小規模事業者から中小企業まで幅広い事業者は低コストで資金調達できます。

運営業者の株式会社ラボルは東証プライム市場上場の株式会社セレスの100%子会社です。上場企業が実質的に運営しているサービスですので、安心して利用できる点も大きなメリットです。

ペイトナーファクタリング

ペイトナーファクタリング

種類 2社間ファクタリング
調達可能額 1万円〜100万円(初回は25万円まで)
手数料 10%
入金スピード 最短10分
手続き方法 オンライン

入金スピードが圧倒的に速いファクタリング業者がペイトナーファクタリングです。

ペイトナーファクタリングは最短10分で入金されるので、緊急時の資金調達先として最適です。

あらかじめアカウントを作成しておけば、請求書のアップロードから最短10分で口座へ入金されます。

手数料は10%固定と低めで、あらかじめ手数料がわかっているので安心です。

また、個人事業主に対する請求書の買取を実施している唯一の主要ファクタリング会社でもあるので、個人事業主に対して商品やサービスを販売している方はペイトナーファクタリングであれば請求書の早期資金化が可能です。

買取可能額が低く、上限100万円(初回は25万円)までと定められています。小規模事業者専用の業者だからこそ審査難易度もそれほど高くありません。

事業規模が小さいからファクタリング審査に通過できる自信がないという方は、ペイトナーファクタリングがおすすめです。

PMG

PMG

種類 2社間ファクタリング
3社間ファクタリング
調達可能額 50万円〜2億円
手数料 2%〜
入金スピード 最短即日
手続き方法 対面・オンライン

PMGは日本各地に支店や営業所をもつ全国規模のコンサルティング会社です。その業務の一環としてファクタリングサービスを実施しています。

年間買取件数は7,800件以上で、2022年1月には東京商工リサーチで独立系ファクタリング会社売上No1にも選出されたほど実績があり、外部からの評価が高いサービスです。

ホームページには「他社からの乗り換え率98%」と明記されているので、顧客満足度が高いことに加えて、審査にも通過しやすいことが窺えます。

専任のコンサルタントが担当者としてつき、担当者の顔と名前はホームページに公開されているので安心感があります。

また、ファクタリングありきで話を進められるのではなく、さまざまな視点から顧客にとってベストな資金調達方法も提案してくれます。

法人専門で、買取可能額も50万円〜と高めですので、小規模事業者は利用しにくいサービスです。

その分、一定以上の規模がある企業に対しては柔軟に審査をおこなうので、ファクタリングの審査に不安がある中小企業者の方は利用を検討しましょう。

ベストファクター

ベストファクター

種類 2社間ファクタリング
3社間ファクタリング
調達可能額 下限・上限なし
手数料 2%〜
入金スピード 最短即日
手続き方法 対面

対面で会社の状況などを伝えながらファクタリング審査を受けたい方にはベストファクターが向いています。

ベストファクターは顧客との対話を重視しており、審査では決算書からは分からない顧客の人間性や経営者としての資質などが重視されます。

そのため、決算状況が悪く他社から断られた人でも、ベストファクターであれば審査に通過できる可能性があります。

また、面談時には財務コンサルティングを実施し、顧客にとって最適な資金調達方法を提案してもらえます。

ファクタリングありきで手続きが進むわけではなく、どうしてもファクタリングを推してくるわけでもないので安心です。

契約には面談が必須になりますが、ベストファクターへの来店が難しい事業者に対しては担当者が訪問してくれます。

「審査に自信がないから、事情をしっかりと話して審査を受けたい」という方には、対話を重視するベストファクターがおすすめです。

審査が甘いファクタリング会社の特徴や見分け方のポイント5選

審査が甘いファクタリング会社には次のような特徴があります。

  • 上限手数料が高い
  • 必要書類が少ない
  • 債権譲渡登記がある
  • 少額から利用できる
  • 審査通過率が公開されている

これらの特徴があるファクタリング会社であれば審査が甘い可能性があるため、他社の審査に落ちた人でも審査に通過できる可能性が高いでしょう。

審査が甘いファクタリング会社の5つの特徴について詳しく解説していきます。

上限手数料が高い

上限手数料の設定が高いファクタリング会社は審査が甘い傾向があります。

手数料はファクタリング会社のリスクプレミアムですので、手数料が高ければ高いほどより多くのリスクを引き受けられるということです。

そのため、上限手数料が高い業者は審査が甘いと考えられます。

ただし、手数料が20%を超えると悪徳業者のリスクが高いので、20%を超える手数料を設定する業者とは取引しないよう注意してください。

くわえて、手数料の上限が明記されていないファクタリング会社も「リスクの高い顧客からは高い手数料を取る」ということですので、審査が甘い傾向があります。

必要書類が少ない

必要書類が少ないファクタリング会社も審査が甘い傾向があります。

多くの情報や資料から厳格な審査を行なっていないということです。

そのため、利用者が赤字や債務超過や資金繰りが悪くても審査に通過できる可能性が高いでしょう。

特に決算書や確定申告書の提出を求めない業者は利用者に対して厳格な審査を行なっていないと判断できます。

決算書や確定申告書を提出しなければ、利用者が赤字や債務超過であっても気づかないということだからです。

自社の決算状況に自信がないのであれば、必要書類は請求書と通帳の写しだけ、というように、書類が少ない業者を選択しましょう。

債権譲渡登記がある

債権譲渡登記がある業者も審査が甘い傾向があります。

債権譲渡とはファクタリングなどで、債権譲渡を行った際、その譲渡の事実を登記することで、これによって二重譲渡を防げます。

つまり債権譲渡登記をおこなうことで、利用者に対する二重譲渡のリスクを軽減できるので、その分審査は有利になります。

ただし、債権譲渡登記には費用がかかるので、その分手数料が高くなり、法人しか取扱いができない点には注意が必要です。

自社の信用に自信がない法人は債権譲渡登記ありのファクタリング会社を選択することで審査に通過しやすくなるでしょう。

少額から利用できる

少額から利用できるファクタリング会社は審査が甘い傾向があります。

少額から利用できるということは、個人事業主や小規模法人を顧客として想定しているということです。

ファクタリング会社にとって、事業規模の小さな個人事業主や小規模法人はリスクが高いので、このような事業者を想定しているファクタリング会社は多くのリスクを取る業者で、審査が甘いと考えられます。

一方、法人専門で買取可能額の下限が高い業者の審査は厳しいので、少額買取に対応している業者を選びましょう。

審査通過率が公開されている

審査通過率をホームページで公開している業者も審査が甘い業者だといえます。

なぜ、ファクタリング会社が審査通過率を公開しているかといえば、「多くの人が審査に通過しているので、気軽に申し込んでほしい」という宣伝のためです。

反対に、審査が厳しい業者は審査通過率を公表せずに手数料の安さを売りにするはずです。

つまり、審査通過率を公表している時点で、その業者は審査が甘いファクタリング会社ということを宣伝していると言っても過言ではありません。

審査に自信がないのであれば、ホームページに審査通過率を公表している業者へ相談しましょう。

ファクタリング審査にスムーズに通過するための7つのポイント

「審査が甘い」と言われているファクタリング会社でも、スムーズに審査に通過するためのポイントを押さえておかないと、審査通過までに時間がかかりますし、場合によっては審査落ちしてしまうこともあります。

ファクタリングへ申し込む際には以下の7つのポイントを意識しましょう。

  • 正確な内容で申し込む
  • 優良企業の売掛債権を売却する
  • 取引歴の長い売掛先の売掛債権を売却する
  • 必要書類をもれなく用意する
  • 期日が近い売掛債権を売却する
  • 必要最低限の金額を申し込む
  • 3社間ファクタリングの利用を検討する

ファクタリング審査に通過するための7つのポイントを詳しく見ていきましょう。

正確な内容で申し込む

申込内容は正確におこないましょう。

ファクタリングの申し込み画面では利用者の情報や決算状況、売掛先企業の情報等、入力しなければならない情報が多数あります。

この情報に間違いがあると、申し込みがやり直しになり再審査になったり、場合によっては「虚偽申告」と判断されて審査に落とされてしまったりするリスクがあります。

請求書や自社の決算書などを手元に用意して、申込内容に間違いがないことをよく確認した上で、ファクタリングの申し込みをおこなうようにしてください。

優良企業の売掛債権を売却する

できる限り優良な企業に対する請求書を売却するようにしてください。

ファクタリングの審査は売掛債権が回収できるかどうかという点が重視されます。

  • 大手企業
  • 上場企業
  • 官公庁

これらの企業に対する請求書は期日通りに代金が支払われる可能性が高いため、ファクタリングの審査で有利になります。

一方、赤字企業や資金繰りが悪い企業、小規模企業などへの請求書は「期日通りには代金が支払われない可能性がある」と判断され審査で不利になるか、ファクタリング会社が時間をかけて慎重に審査をおこなう傾向があります。

複数の売掛先に対する請求書を手元に保有しているのであれば、その中でも最も優良な企業に対する請求書をファクタリングすることでスムーズに審査に通過できるでしょう。

取引歴の長い売掛先の売掛債権を売却する

できる限り取引歴の長い売掛先に対する請求書をファクタリングすることでスムーズに審査に通過できます。

これまで長い取引歴があり、支払いにも遅れたことがないのであれば、ファクタリング会社は「今回も支払いに遅れずに期日通りに取引できる」と判断します。

そのため毎月継続的に取引があり、支払期日を守る業者への売掛債権を売却すればスムーズに審査に通過できるでしょう。

必要書類をもれなく用意する

ファクタリングの審査に必要な書類はもれなく用意して揃えておきましょう。

ファクタリングの審査では請求書や通帳の写しなどの書類の提出が必要で、基本的には必要書類をすべて提出しない限り審査には通過できません。

また、申込内容に間違いがないようにするため、あらかじめ必要書類を手元に用意し、書類を確認しながら申し込むのがベストです。

ファクタリングの審査で提出が必要になる書類は業者によって異なるものの、一般的には次のような書類が必要です。

  • 請求書・注文書・発注書・納品書などの売掛債権成因資料
  • 売掛先からの入金が確認できる通帳の写し
  • 代表者の本人確認書類
  • 決算書・確定申告書
  • 売掛先との取引基本契約書
  • 納税証明書等

ファクタリング会社にあらかじめどんな書類が必要になるのかを確認し、必要書類の漏れがないことを確認したうえで速やかに提出してください。

期日が近い売掛債権を売却する

できる限り入金期日が近い売掛債権を売却するようにしてください。

入金期日が近い売掛債権をファクタリングすることで、ファクタリング会社が代金を立て替える期間が短くなります。

期日までの期間が長ければ、その間に売掛先企業の経営や資金繰りが悪化するリスクがあります。

一方、期日までの期間が短ければ資金繰りや経営が悪化するリスクは低くなります。

つまり、ファクタリング会社にとっては期日が近い売掛債権の方がリスクが低いので、スムーズに審査に通過できます。

期日が異なる売掛債権を保有しているのであれば、できる限り期日が近い売掛債権から売却することでスピーディーに審査に通過できるでしょう。

必要最低限の金額を申し込む

必要最低限の金額を申し込むようにしてください。

ファクタリングする金額が大きければ、それだけファクタリング会社にとっての貸し倒れのリスクが大きくなってしまいます。

他方、ファクタリングする金額が少ないのであればもしも売掛債権が貸し倒れしたとしても、ファクタリング会社の損失を少額に抑えられます。

ファクタリング会社にとってのリスクが低い少額の売掛債権の方がスムーズに審査に通過でき、手数料負担も抑えられるので、ファクタリングで申し込む金額は必要最低限とするようにしてください。

3社間ファクタリングの利用を検討する

審査に自信がない方や、2社間ファクタリングの審査に落ちてしまった方は3社間ファクタリングの利用を検討してください。

3社間ファクタリングとは売掛先企業にあらかじめファクタリングの利用について同意をもらい、利用者・ファクタリング会社・売掛先企業の3者で契約するファクタリングです。

売掛債権の期日になると売掛先企業がファクタリング会社へ直接代金を支払います。

そのため3社間ファクタリングには2社間ファクタリングで認められる次の3つのリスクがありません。

  • 存在しない売掛債権でファクタリングへ申し込む架空債権
  • すでに売却済みの売掛債権を別のファクタリング会社へ譲渡する二重譲渡
  • 売掛先企業から支払われた代金をファクタリング会社へ支払わずに流用する

3社間ファクタリングは直接ファクタリング会社と売掛先企業が契約し、代金を支払うので2社間ファクタリングのようなリスクがありません。

そのため、2社間ファクタリングの審査に落ちた事業者でも売掛先企業に問題がなければ3社間ファクタリングの審査には通過できる可能性があります。

売掛先企業の中でファクタリングの利用に同意してくれる企業があるのであれば3社間ファクタリングの利用も検討しましょう。

審査が厳しいファクタリング会社の特徴とは?

審査が甘いファクタリング会社があれば、審査が厳しいファクタリング会社も存在します。

審査が厳しいファクタリング会社には次のような特徴があるので申し込みをする際には注意してください。

  • 上限手数料が低い
  • 運営会社が大手企業や優良企業
  • 審査通過率が公開されていない
  • 3社間ファクタリングのみ取り扱っている
  • 個人事業主が利用できない

これらの特徴があるファクタリング会社は審査に通過できれば好条件で利用できますが、基本的には規模の大きな企業を見込み客としているため、中小企業や個人事業主では審査に通過できないことがあります。

審査が厳しいファクタリング会社の5つの特徴について詳しく解説していきます。

上限手数料が低い

上限手数料が低いファクタリング会社は審査が厳しいといえます。

ファクタリングの手数料は売掛債権の回収リスクに対するリスクプレミアムです。

ファクタリングはノンリコース(償還請求権なし)で実際されるので、万が一売掛債権が未回収になった場合には、ファクタリング会社がその損失を負います。

つまり手数料が低いファクタリング会社は低いリスクしか負えないということなので審査は厳しくなります

上限手数料が低いファクタリング会社は規模が大きな法人を対象としているのが一般的ですので、個人事業主や小規模法人が申し込みをしても審査に通過できない可能性があります。

運営会社が大手企業や優良企業

ファクタリングサービスの運営会社が大手企業や優良企業の場合にも審査は厳しくなります。

大手企業や優良企業や銀行傘下のファクタリング会社は、手数料が低いうえに審査をかなり厳格におこなう傾向があります。

大手は審査をシステムがおこなうか、マニュアル通りにおこなうので、審査に融通が利きません

一方、ファクタリングだけを専門におこなう独立系ファクタリング会社は、担当者が審査に融通を利かせてくれることもあるので、大手が運営するファクタリングの審査に通過できなかった人でも審査に通過できる可能性があります。

運営会社が大きな企業の場合には審査が厳しいので、審査に自信のない方は独立系ファクタリング会社へ申し込みをした方が審査に通過しやすくなります。

審査通過率が公開されていない

審査通過率が公表されていない業者も審査が厳しい可能性があります。

審査通過率を公表しているということは「こんなにも審査に通りやすいので気軽に申し込んでください」と、自社の審査通過率の高さを売り物にして顧客を誘引している業者です。

一方、審査通過率を公表していないということは、審査通過率が低いので公表したら顧客が離れていってしまう可能性が高いといえます。

90%以上の審査通過率を公表している業者も多いので、審査に自信がないのであれば、高い審査通過率を公表している業者へ申し込むとよいでしょう。

3社間ファクタリングのみ取り扱っている

3社間ファクタリングのみを取り扱っている業者も審査が厳しい業者です。

基本的に3社間ファクタリングのみを取り扱っているのは銀行系のファクタリング会社です。

銀行系ファクタリング会社は大手企業の数千万円以上の売掛債権は1%前後の非常に低い手数料で買い取るというスキームでファクタリング事業をおこなっているので、売上規模の小さな事業者やリスクの高い事業者はそもそも顧客として想定していません。

審査に自信がないのであれば2社間ファクタリングも取り扱っている独立系ファクタリング会社を選択した方がよいでしょう。

個人事業主が利用できない

個人事業主が利用できないファクタリング会社も審査が厳しいといえます。

個人事業主は法人と比べて事業規模が小さく、事業の実態がないリスクが高く、事業の経費と生活費が一体化しているので、ファクタリング会社にとってはリスクの大きな顧客です。

つまり、個人事業主に対する取り扱いをしていないファクタリング会社は大きなリスクを取らない業者だと考えられるので、個人事業主に対しても取り扱いをしている業者と比べて厳しい審査をおこなっていると判断できます。

審査に自信がないのであれば、法人であっても、個人事業主が利用できるファクタリング会社へ申し込みをした方がよいでしょう。

請求書ファクタリングの審査に落ちる理由

審査が甘いファクタリング会社であっても100%審査い通過できることはあり得ません。

次のような理由に該当してしまうと請求書ファクタリングの審査に通過できない可能性が高いので、注意しましょう。

  • 売掛先企業の業況や資金繰りが悪い
  • 二重譲渡や架空債権を疑われた
  • 売掛債権のサイトが長すぎる
  • ファクタリング会社の条件に合わない
  • 利用者の資金繰りが悪すぎる

審査が甘い業者でも、上記のいずれかに該当すると審査に落ちることもあります。ファクタリング審査に落ちるよくある5つの理由を解説します。

売掛先企業の業況や資金繰りが悪い

売掛先企業が赤字や債務超過であったり、資金繰りが悪い場合にはファクタリング審査に落ちてしまうことがあります。

ファクタリング審査で最も重視されるのは「売掛債権が期日通りに入金されるかどうか」です。

売掛先企業が赤字や債務超過の場合、売掛債権が期日通りに入金にならないリスクが生じるので、審査では大きなマイナスとなってしまいます。

より確実な審査に通過したいのであれば、手持ちの売掛債権の中でも最も信用度の高い企業に対する請求書をファクタリングしましょう。

二重譲渡や架空債権を疑われた

二重譲渡や架空債権の売却を疑われた場合、審査通過は非常に難しくなります。

売掛債権は目に見えない資産ですので、すでに他のファクタリング会社へ売却しているのに他社へ二重に譲渡することや、存在しない売掛債権をでっちあげてファクタリングすることも可能です。

  • 利用者の経営状態があまりにも悪い
  • 乗り換えではないのにファクタリングに慣れた顧客から突然大口の申込があった
  • 事業規模に見合わない売掛債権の金額

これらのケースでは、二重譲渡や架空債権を疑われる可能性があります。

あらぬ疑いで審査に落とされることがないよう、売却する売掛債権は毎月恒常的に発生している債権とするなど、二重譲渡や架空債権を疑われないよう注意してください。

売掛債権のサイトが長すぎる

売掛債権のサイトが長すぎるケースも審査で不利になります。サイトとは入金までの日数です。

入金になるまでの期間が長ければ長いほど、ファクタリング会社が代金を立て替える期間が長くなるということです。

期間が長くなればなるほど、売掛先企業が倒産したり資金ショートするなどの不確実性が高くなるので、審査は厳しくなります

一方、期間が短い場合には不確実性は低いので審査では有利になります。

審査に自信がないのであれば手持ちの売掛債権の中で、最もサイトが短い売掛債権をファクタリングしましょう。

ファクタリング会社の条件に合わない

ファクタリング会社が設定している条件に合わない事業者がいくらファクタリングへ申し込んでも審査に通過できません。

  • 買取額
  • 事業形態(法人or個人事業主)
  • 業種
  • 債権譲渡登記あり

例えば「買取額は100万円以上」と決められているファクタリング会社へ100万円未満の売掛債権を持ち込んでも審査に通過することは不可能です。

「債権譲渡登記あり」と決められているファクタリング会社へ個人事業主が申し込んでも絶対に審査には通過できません。債権譲渡登記は法人のみが設定でき、個人事業主は設定できないためです。

あらかじめファクタリング会社の利用条件を理解し、自社が条件に合致していることを確認したうえで申し込みましょう。

利用者の資金繰りが悪すぎる

2社間ファクタリングでは利用者の資金繰りがあまりにも悪い場合にも審査通過が難しくなります。

売掛先の同意を得ずに契約し、売掛債権の代金が利用者を経由する2社間ファクタリングには次のリスクが内在しています。

  • 架空の売掛債権の計上
  • すでに他社へ譲渡した売掛債権の二重譲渡
  • 売掛債権の代金の流用

利用者の経営状況や資金繰りが悪ければ悪いほどこれらのリスクは高くなります。

そのため今日にも明日にも資金ショートしてしまうほどの事業者はファクタリング審査に通過することが難しいでしょう。

なお、売掛先の同意を得て契約し、代金の支払いは売掛先企業が直接ファクタリング会社へおこなう3社間ファクタリングには二重譲渡や流用等のリスクがないので、利用者の業況が悪くても審査に通過できる可能性があります。

2社間ファクタリングの審査に落ちたら、3社間ファクタリングの利用を検討しましょう。

審査が甘いファクタリング会社の注意点

「審査が甘い」と自ら広告しているファクタリング会社を利用する際には以下の3点に注意してください。

  • 債権譲渡登記がある
  • 手数料が高額
  • 悪徳業者・違法業者

わざわざ「審査が甘い」と謳って顧客を誘引しているのですから、場合によっては悪徳業者の可能性がありますし、債権譲渡登記があるファクタリングの場合には一部の事業者は利用できません。

審査が甘いと謳っているファクタリング会社を利用する際の3つの注意点について詳しく解説していきます。

債権譲渡登記がある

債権譲渡登記があるファクタリング会社は比較的審査が甘くなる傾向がありますが、利用できる事業者が限られてしまう点に注意が必要です。

債権譲渡登記とは債権の譲渡がおこなわれたことを登記することですので、設定すれば架空債権や二重譲渡のリスクを排除できます。

つまり、ファクタリング会社にとって債権譲渡登記ありのファクタリングは債権譲渡登記なしのファクタリングよりもリスクが低くなるので、その分より多くの人が審査に通過しやすくなります。

しかし、債権譲渡登記は法人しか設定できません。審査に自信のない法人は債権譲渡登記ありのファクタリングを選択するとよいですが、個人事業主は債権譲渡登記ありのファクタリングを利用できないので中してください。

手数料が高額

手数料が高いファクタリング会社はより多くのリスクを受け入れるので、審査が甘い傾向があります。

しかしふぁくたりんぐの手数料は非常に高額ですので、いくら審査に通過したいと考えても、あまりにも高い手数料の業者とは取引しない方が無難です。

ファクタリングは1ヶ月〜3ヶ月程度先に入金になる予定の売掛債権を売却し、早期資金化する方法です。つまり1ヶ月〜3ヶ月程度お金を借りることと実質的には同じですので、ファクタリングの手数料を年利に換算すると非常に高額になります。

たとえば、1ヶ月先が入金期日の売掛債権を手数料10%でファクタリングした場合の年利は、10%×12ヶ月=120%です。

審査が甘いファクタリング会社の場合、20%もの手数料を設定することがあり、この場合は年利240%にもなり、銀行融資と比較してはるかに高額です。

審査が甘いからといって、超高額な手数料のファクタリングを利用してしまうと、収益的にも資金繰りも苦しくなる傾向があります。

また20%を超える手数料を設定する業者は悪徳業者ですので、利用しないようにしましょう。

悪徳業者・違法業者

「審査が甘い」という言葉に乗せられて、悪徳業者や違法業者と取引することがないよう注意してください。

ファクタリング業を営むには資格や許認可が不要なので、ファクタリング業界には悪徳業者や違法業者も混じっています。金融庁はそのような業者に対して次のように注意喚起をおこなっています。

一般に「ファクタリング」とは、事業者が保有している売掛債権等を期日前に一定の手数料を徴収して買い取るサービス(事業者の資金調達の一手段)であり、法的には債権の売買(債権譲渡)契約です。
しかし、近時、ファクタリングを装った高金利の貸付けを行うヤミ金融業者の存在が確認されています。また、ファクタリングとして行われる取引であっても、経済的に貸付けと同様の機能を有していると思われるようなものは、貸金業に該当するおそれがあります。
事業者の皆様におかれては、こうした偽装ファクタリングを利用することのないよう、十分注意してください。
引用:金融庁|ファクタリングの利用に関する注意喚起

次のような業者は悪徳業者か違法業者です。

  • 20%を超える手数料を設定する業者
  • 償還請求権あり・買戻特約付きなど売掛債権未回収時にリスクを負わない業者

「審査が甘い」という言葉に乗せられて、これらの業者と取引してしまうことがないよう十分注意してください。

審査が甘い請求書ファクタリングについてよくある質問

審査が甘い請求書ファクタリングについてよくある質問は以下のとおりです。

  • ファクタリングの審査通過率はどの程度ですか?
  • ファクタリング審査には誰でも通るのですか?
  • ブラックの人でもファクタリングは利用できますか?
  • 赤字や債務超過でもファクタリングは利用できますか?
  • 税金滞納があります。ファクタリングは利用できますか?

ファクタリングの審査通過率はどの程度ですか?

業者によって異なりますし、業界全体の平均値などは公表されていません。

審査通過率を公開している業者では80%台後半から90%台というのが一般的です。

融資審査などと比較して、ファクタリングはかなり高い確率で審査に通過できるでしょう。

ファクタリング審査には誰でも通るのですか?

誰でも審査に通過できるファクタリングはありません。売掛債権が未回収になった際の損失をファクタリング会社が負う以上は、ファクタリングには必ず審査があり、審査がある以上は審査落ちになる可能性もあります。

「誰でも審査に通る」という業者はファクタリング会社を偽装した闇金の可能性が高いので、絶対に利用しないでください。

ファクタリングは売掛先企業の信用で審査を受けられるので、支払能力に問題のない企業に対する売掛債権であれば安全な業者でもかなり高い確率で審査に通過できます。

ブラックの人でもファクタリングは利用できますか?

ブラックの人でもファクタリングは利用できます。

ファクタリングの審査は主に売掛先企業の信用に対しておこなわれることと、ファクタリング会社は信用情報機関に加盟していないので、そもそもブラックかどうかを知ることすらできないのがその理由です。

信用情報ブラックで銀行融資やビジネスローンの審査に通過できない人はファクタリングの利用を検討してください。

赤字や債務超過でもファクタリングは利用できますか?

赤字や債務超過でもファクタリングは利用できます。

ファクタリングの審査は主に、売掛先企業の信用に対しておこなわれるので、利用者の決算状況や財務状況はそれほど重視されません。

そのため、利用者が赤字や債務超過でも、売掛先企業の支払能力に問題さえなければ審査に通過できます。

なお3社間ファクタリングでは利用者の決算状況はほぼ無関係に審査がおこなわれるので、赤字や債務超過などの業況が悪く2社間ファクタリングの審査にすら通過できない場合は、3社間ファクタリングの利用を検討してください。

税金滞納があります。ファクタリングは利用できますか?

ほとんどのファクタリング会社で税金滞納があってもファクタリングを利用できます。

ファクタリングの申し込みでは基本的に納税証書の提出を求められないので、税金滞納があってもファクタリング会社に知られることがないためです。

一方で、銀行や日本政策金融公庫の融資では納税証明書の提出が必須となっているので、税金滞納があるとまず融資を受けられません。

税金滞納があることで融資を受けられない事業者はファクタリングの利用を検討しましょう

なお、一部のファクタリング会社は審査の際に納税証明書の提出を求めることがあるので、そのような業者では税金滞納があるとファクタリングを利用できないので注意してください。

まとめ

審査が甘いファクタリング会社には手数料の上限が高いなどの特徴があります。

全体的にファクタリングは融資の審査よりも審査難易度が低いので、融資の審査に落ちた事業者でも、支払能力に問題のない企業に対する売掛債権であれば高い確率で審査に通過できます。

ただし、ファクタリング会社の中には悪徳業者や違法業者も混じっており、これらの業者は「審査が甘い」と宣伝し、顧客に申し込ませ、その後法外な手数料を要求したり、実質的な違法貸付をおこないます。

手数料は20%以下であること」「償還請求権なし(ノンリコース)であること」の2点を満たしている安全な業者へ申し込むようにしてください。

ファクタリングの審査は銀行融資やビジネスローンよりも基本的に甘いので、安全な業者であることと手数料が低いことを基準として自社にあったファクタリン会社を選択するとよいでしょう。

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