サービス業や飲食業などの事業者は土日や祝日にも緊急でお金が必要になることがあります。
しかし銀行などは土日に営業していないので、土日に即日融資を受けることは原則として不可能です。
ファクタリングであれば土日でも即日融資を受けられるケースがあります。
土日や祝日などに資金調達できるファクタリング会社を紹介するとともに、土日祝日にファクタリングを利用する際の注意点について詳しく解説していきます。
土日や祝日に対応しているファクタリング会社11選
土日や祝日に対応しているファクタリング会社は次の11社です。
- ラボル
- えんナビ
- JTC
- 事業資金エージェント
- ファクタリアングZERO
- GoodPlus
- ファクタリングのTRY
- みんなのファクタリング
- ジャパンマネジメント
- ファクタリングベスト
- ランクファクター
これらのファクタリング会社であれば、土日のどちらかまたは両方の審査や入金に対応しているので、土日や祝日にお金が必要になったときも安心です。
ただし、それぞれのファクタリング会社で手数料や買取額も異なるので、違いや特徴をしっかりと理解しておきましょう。
土日対応のファクタリング会社のスペックや特徴を詳しく解説します。
ラボル
営業日 | 24時間365日 |
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入金時間 | 最短60分 |
買取可能額 | 1万円〜上限なし |
手数料 | 10% |
ラボルは24時間365日、最短60分入金に対応していることで有名なファクタリング会社です。
オンライン専用のファクタリング会社として、申込〜審査〜契約までの一連の流れがすべてシステム化されています。
そのため時間や曜日関わらずいつでも審査を受けることができ、審査通過後はオンライン上で契約を締結し、すぐに(最短60分)で資金調達が可能です。
手数料は10%固定と非常に低いので、緊急の資金調達だからと、手数料が高く設定されるようなことはありません。
また、1万円〜上限なしで利用できるので、個人事業主・フリーランスなどの小規模事業者から法人まで幅広く利用できます。
さらに運営会社の株式会社ラボルは東証プライム市場上場企業の株式会社セレスから100%出資を受けている企業です。
実質的には上場企業が運営している業者ですので、安心して利用できる点も大きなメリットです。
えんナビ
営業日 | 24時間365日 |
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入金時間 | 最短翌日 |
買取可能額 | 50万円〜5,000万円 |
手数料 | 表記なし |
えんナビな24時間365日、営業しており、いつても問い合わせの電話窓口にスタッフが対応することで有名なファクタリング会社です。
そのため、土日や祝日でも早朝から深夜までいつでも申し込みと審査を受けられます。
申込から入金までは最短で1営業日必要になりますが、金曜日の夜に申し込みをすれば最短で土曜に入金を受けられる可能性があります。
何よりも曜日や時間を問わずにスタッフが対応してくれるので、急にお金が必要になったときの頼れる相談先として重宝するでしょう。
契約には原則来店が必要ですが、スタッフが訪問してくれる場合もあります。また急ぎの場合にはメールや電話での契約も可能とホームページに明記されているので、オンライン契約ができる場合もあります。
手数料の上限の記載がないので、場合によっては高めの手数料が提示されることがあるので、あまりにも手数料が高い場合は利用するかどうかよく検討した方がよいでしょう。
JTC
営業日 | 365日 |
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入金時間 | 最短翌営業日 |
買取可能額 | 100万円〜上限なし |
手数料 | 1.2%~10% |
JTCは名古屋に本社を構える優良ファクタリング会社です。
平日だけでなく、土日も電話や店頭での対応をおこなっているので、土日に資金が必要になった場合も資金調達できる可能性があります。
2社間ファクタリングでも上限10%の手数料で利用できるので、コストを抑えて資金調達したい方におおすすめです。
これまで累計で取引社数は10,000社超、買取実績は500億円超と実績も豊富な会社です。
店頭でもオンラインでも契約できるので、名古屋近郊の事業者以外の方も気軽に利用できます。
債権譲渡登記なしで契約できる場合もあるので、急いでいる方も土日に資金調達できる可能性があるでしょう。
また、JTCは情報セキュリティの国際規格であるISO27001認証取得企業でもあります。
情報管理について徹底している業者ですので、安心して個人情報を提供できます。
店舗型の信頼できるファクタリング会社から土日に資金調達したい方にはJTCがおすすめです。
事業資金エージェント
営業日 | 平日・土曜日 |
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入金時間 | 最短即日 (500万円まで) |
買取可能額 | 〜2億円 |
手数料 | 3社間ファクタリング:1.5%〜9% 2社間ファクタリング:5%〜20% |
事業資金エージェントはオンライン完結型のファクタリング会社です。
日曜と祝日だけが休業日ですので、土曜日は営業しています。
そして、最短即日入金に対応しているので、土曜日にお金が必要になった場合には、即日資金調達が可能です。
500万円までであれば最短即日で振込を実施してくれます。また、3社間ファクタリングでも3日程度で入金されるので、入金スピードの速さには定評があります。
手数料の上限が20%と公開されており、20%を超える手数料が設定されることはないので悪徳業者の心配はありません。
審査通過率は90%を誇っており、審査にとおりやすいファクタリングですので、土曜日にち急いで資金が必要な方は利用を検討するとよいでしょう。
ファクタリアングZERO
営業日 | 平日・土曜日 |
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入金時間 | 最短即日 |
買取可能額 | 20万円〜5,000万円 |
手数料 | 1.5%〜10% |
ファクタリングZEROは西日本限定のファクタリング会社です。
関西から西側の関西、中国、四国、九州の府県の事業者だけが利用できる業者ですので、関東地域などの事業者は利用できないので注意しましょう。
2社間ファクタリングでも上限10%という非常に低い手数料で利用できる点が大きなメリットです。
また、オンライン完結に対応しているので最短即日で非対面で契約できます。
ただしホームページには「通常は翌営業日〜2営業日程度で資金調達できるケースが多いです。」と明記されているので、即日入金できるのはあくまでも最短のケースのみで、実際には1〜2日程度の時間はかかってしまうものと理解しておきましょう。
定休日は日曜日と祝日で、土曜日は営業しています。
土曜日に資金調達したいのであれば金曜の夜には申し込みをしておいた方がよいでしょう。
手数料が低い土曜日に資金調達できるファクタリング会社を探している西日本の事業者にファクタリングZEROはおすすめです。
GoodPlus
営業日 | 365日 |
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入金時間 | 最短90分 |
買取可能額 | 下限上限なし |
手数料 | 5%〜15% |
GoodPlusは土日祝日も営業しているファクタリング会社です。
申込から入金まで最短90分というスピードを誇っているので、曜日に関わらず毎日20時の営業時間まですぐに資金調達できる可能性があります。
また、手数料の上限は15%ですので、法外な手数料を要求される心配はありません。GoodPlusであれば安全に利用可能です。
メールやLINEなどで申し込みをおこない、契約手続きは弁護士ドットコムが監修しているオンライン契約システムのクラウドサインで実施します。
情報セキュリティも徹底したサービスですので、情報漏洩などの心配なく契約が可能です。
日曜や祝日に急いで資金が必要なタイミングでもGoodPlusであればスピディーに資金調達ができます。
ファクタリングのTRY
営業日 | 24時間365日 |
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入金時間 | 最短即日 |
買取可能額 | 10万円〜5,000万円 |
手数料 | 3%〜 |
ファクタリングのTRYは24時間365日営業し、電話で担当者が対応しています。
そのため土日や祝日でも早朝から深夜までいつでも申し込みをおこなえば審査を受けることが可能です。
土日に相談をしたい方、土日に資金調達をしたい方などが幅広く資金調達できるでしょう。
また、手数料の上限は設定されていないので、リスクの高い売掛債権については高めの手数料を設置することで審査に通過できる場合があります。
土日祝日に審査に通過できるだけでなく、審査に通過しやすいファクタリングという点でもメリットの大きなファクタリング会社です。
最短即日入金に対応していますが、契約には面談が必要になります。
そのため、土日祝日に即日入金できるのは、東京上野のファクタリングZEROのオフィスへ当日中に訪問できる事業者だけだと理解しておきましょう。
電話で24時間365日相談を受け付けているので、相談先としても活用できます。
みんなのファクタリング
営業日 | 365日 |
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入金時間 | 最短60分 |
買取可能額 | 下限上限なし |
手数料 | 表記なし |
みんなのファクタリングは365日毎日18時まで即日入金に対応しているファクタリング会社です。
審査が自動化されており、申込から入金までは最短60分です。
申込から契約まですべてがWEB上で完結し、来店や面談な度は一切必要ないので、曜日に関わらず非対面で必要な資金を調達できます。
みんなのファクタリングは手数料の表記がないので、他社で断れた売掛債権も高めの手数料でファクタリングできる可能性があります。
他社の審査に落ちてしまった方は、みんなのファクタリングを試してみるとよいでしょう。
買取可能額に下限も上限もないので、個人事業主やフリーランスなどの小規模事業者から法人まで幅広く利用できます。
ジャパンマネジメント
営業日 | 365日 |
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入金時間 | 最短即日 |
買取可能額 | 20万円〜5,000万円 |
手数料 | 2社間ファクタリング:10%〜20% 3社間ファクタリング:3%〜10% |
ジャパンマネジメントは福岡と東京のオフィスを構える、主に福岡県と東京を中心として営業しているファクタリング会社です。
来店不要で契約できるので、福岡や東京以外の方もファクタリングを利用できます。
さらに、20万円〜5,000万円まで買取をおこなっているので、小規模の事業から中堅程度の企業まで幅広く利用可能です。
診療報酬や介護報酬などの債務者が公的機関である国保連になる医療報酬ファクタリングの取り扱いも積極的におこなっているので、業者として信頼性も高いといえます。
また手数料の上限もしっかりと明記されているので、法外な手数料を要求される心配なく安心して利用できます
取り扱っているファクタリングの種類が豊富なので、どんな業者でも利用しやすいファクタリング会社です。
ファクタリングベスト
営業日 | 365日 |
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入金時間 | 最短3時間 |
買取可能額 | – |
手数料 | – |
ファクタリングベストはファクタリング会社の相見積りをとるサービスです。
ファクタリングベストサイトから申し込みをおこなうと、提携している4社へ同時に見積もりをとることができ、その中で最も好条件のファクタリング会社へそのまま申し込みができる仕組みとなっています。
初めてファクタリングを利用する際には、複数の業者から相見積りをとるのがよいとされています。
しかし複数の業者から見積りを取るのは大変ですので、実際には最初に申し込んだファクタリング会社と契約している人も少なくありません。
ファクタリングベストであれば、1回の申し込みで複数の業者から相見積りが取れるだけでなく、そのまま最短3時間で資金調達が可能です。
「どの業者へ申し込みをしたらいいかわからない」という方は、ファクタリングベストの利用を検討しましょう。
ランクファクター
営業日 | 365日 |
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入金時間 | 最短60分 |
買取可能額 | – |
手数料 | – |
ランクファクターは土日や祝日を含む365日、朝の9時〜深夜3時まで営業しているファクタリング会社仲介サービスです。
提携している7つのファクタリング会社から同時に見積もりをとることができ、最短1〜2時間で資金調達できます。
最大のメリットは365日深夜3時まで営業している対応力です。
無料で何度でも相談できるので、資金繰りについて不安を感じた場合などは、曜日や時間を問わずに専門家へ相談できます。
ランクファクターは複数の税理士・公認会計士・その他専門家と提携しているので、ファクタリングの査定の相談だけでなく、経営改善・資金繰り改善全般の相談を受けられます。
ファクタリング以外の資金調達方法も公平な目線で提案してもらえるので、気軽の相談してみるとよいでしょう。
土日祝日に即日入金を受けるためのポイント
土日や祝日に即日入金を受けたいのであれば、単に対応しているファクタリング会社を選ぶだけでは不十分です。
申し込みをする際には次のようなポイントを押さえておきましょう。
- 2社間ファクタリングに申し込む
- 必要書類を漏れなく揃えておく
- リスクの低い売掛債権を売却する
- 必要最低限の金額で申し込む
- 申込内容に間違いがないことを確認する
- オンライン完結のファクタリング会社へ申し込む
- 債権譲渡登記不要のファクタリングに申し込む
- 午前中の早い時間に申し込みを完了させる
ファクタリング会社を選ぶ際と、事前の準備をしっかりすることで即日入金を受けられる可能性が高くなります。
土日や祝日に即日入金を受けるためのポイントを紹介していきます。
2社間ファクタリングに申し込む
即日入金を受けたい場合には、必ず2社間ファクタリングへ申し込みをするようにしてください。
2社間ファクタリングは利用者とファクタリング会社の2者のみで契約するファクタリングです。
そのため2社間ファクタリングは利用者とファクタリング会社が営業していれば、土日や祝日であっても即日入金が可能です。
一方、3社間ファクタリングは利用とファクタリング会社に売掛先企業も含めた3者で契約するので、土日に即日入金を受けたいのであれば売掛先企業まで土日や祝日に営業していなければなりません。
3社間ファクタリング2社間ファクタリングよりも契約手続きが煩雑なので、そもそも手続きに時間がかかるファクタリングです。
土日や祝日であればさらに時間がかかるので、土日祝日に即日資金調達を希望するのであれば必ず2社間ファクタリングへ申し込むようにしてください。
必要書類を漏れなく揃えておく
土日祝日に即日入金を受けたいのであれば、必要書類をもれなく揃えておくことも重要です。
ファクタリングの審査や契約には次のような書類が必要になります。
- 請求書・注文書・納品書などの売掛債権成因資料
- 売掛先からの入金が確認できる通帳の写し
- 決算書・確定申告書
- 売掛先企業との取引基本契約書
- 代表者の本人確認書類
- 商業登記簿謄本
- 印鑑証明書等
このうち、商業登記簿謄本や印鑑証明書などは、土日や祝日などは取得することが困難な場合があります。
特に法人の印鑑証明書はコンビニで取得できないので法務局へ行かなければなりません。
法務局は平日しか開いていないので、土日祝日に書類を揃えることは不可能です。
ファクタリング会社によって必要書類は異なるので、あらかじめ必要書類を確認し、休日に書類が全て揃えられるファクタリング会社へ申し込みましょう。
なお、ファクタリング会社の中には、書類の提出は翌月曜日でよいという業者もあるので、どうしても書類を土日祝日に揃えられない場合は相談してください。
リスクの低い売掛債権を売却する
曜日にかかわらず、即日入金を受けたい場合には、リスクの低い売掛債権を売却することも重要です。
即日入金のためにはスムーズに審査に通過することが最も重要になるためです。
リスクの低い売掛債権の審査には時間がかからないので、スムーズに審査に通過して、即日入金を受けられる可能性が高くなります。
- 上場企業・優良企業に対する売掛債権
- 官公庁に対する売掛債権
- 取引歴が長くこれまで入金に遅れたことがない取引先企業に対する売掛債権
- 入金期日までの期間が短い売掛債権
これら4つのいずれかの特徴がある売掛債権であれば、ファクタリング会社にとってリスクが低いので、審査に時間がかからない可能性が高くなります。
反対に、上記のような特徴がないリスクが高い売掛債権に対しては時間をかけて審査をおこなう傾向があります。
特に土日や祝日はファクタリング会社の人手が手薄です。
土日祝日にスムーズに審査に通過するために、誰が見ても「リスクが低い」と判断できる優良な売掛債権を売却しましょう。
必要最低限の金額で申し込む
必要最低限の金額で申し込みをすることも即日資金調達したいのであれば重要です。
金額が大きくなれば、万が一売掛債権が回収不能になった場合のリスクも大きくなります。
一方、金額が小さければ回収不能になってもファクタリング会社が負うリスクは少ないためです。
リスクが高ければ高いほど、ファクタリング会社は時間をかけて審査をおこなうので、審査通過までにどうしても時間がかかってしまいます。
そのため、できる限り必要最低限の金額の方がスピーディーに審査に通過できるでしょう。
土日祝日のようなファクタリング会社の人手が不足するタイミングで即日資金調達したいのであれば、高額の申し込みをするのではなく、必要最低限の金額で申し込みをしてください。
申込内容に間違いがないことを確認する
ファクタリングの申し込みの際には申込内容に間違いがないことを確認したうえで、申込フォームの「送信」ボタンをクリックしてください。
申込内容に間違いがあった場合、そこで審査がストップし、確認の電話がかかってきたり、申し込みを最初からやり直さなければならなかったりと、審査通過までに時間がかかってしまうためです。
場合によっては「虚偽申し込みをした」と判断されて、審査に落とされてしまう可能性もあります。
どんなに急いでいたとしても、申込時には時間をかけて申込フォームへ入力し、申込内容に間違いがないことを確認してください。
なお、売掛債権の期日や売掛先企業の情報・自社の決算情報などは間違えやすい項目ですので、手元に請求書や決算書・確定申告書などの資料を用意したうえで申し込みをおこないましょう。
オンライン完結のファクタリング会社へ申し込む
オンライン完結のファクタリング会社へ申し込むことも重要です。
ファクタリング会社の中には対面契約が必要な業者も多いですが、このような業者から即日入金を受けようと思ったら、当日中にファクタリング会社のオフィスまで訪問しなければならないためです。
ファクタリング会社の近くに所在する事業者の方であれば当日中の訪問も可能ですが、遠方の事業者が遠くのファクタリング会社まで訪問するのは現実的ではありません。
オンライン完結型のファクタリングであれば、時間や場所を問わずに、会社や自宅にいながら契約できます。
より確実に即日入金を受けたいのであれば、オンライン完結型のファクタリング会社へ申し込むようにしてください。
債権譲渡登記不要のファクタリングに申し込む
土日にファクタリングで即日資金調達したいのであれば債権譲渡登記不要のファクタリング会社へ申し込むことが重要です。
債権譲渡登記とは債権が譲渡されたことを登記することです。
売掛債権は形のない資産ですので、譲渡を形に示すことができません。
そのため、ファクタリング利用者が悪意をもって、すでにファクタリング会社へ譲渡した売掛債権を別のファクタリング会社へ二重に譲渡することも可能です。
このような時に債権譲渡登記をしておけば、二重譲渡があっても「すでに当社が譲渡を受けたものだ」と主張できます。
債権譲渡登記は法務局でおこなうので、債権譲渡登記が必須になっているファクタリングの場合、土日や祝日では登記を申請できないので、土日祝日に資金調達が不可能な可能性があるのです。
もちろん、ファクタリング会社の中には入金は土日祝日におこない、債権譲渡登記の申請や翌平日におこなうという業者も存在します。
しかし債権譲渡登記不要なファクタリングの方が土日祝日に資金調達できる可能性は高いでしょう。
なお、債権譲渡登記は法人のみが利用でき、個人事業主は登記できません。
そのため個人事業主の利用が認められているファクタリング会社は債権譲渡登記なしで利用できる可能性が高いので、土日祝日に即日入金を受けたい場合には、個人事業主利用可のファクタリング会社を探しましょう。
午前中の早い時間に申し込みを完了させる
ファクタリングの申し込みはできる限り午前中の早い時間帯に完了させましょう。
基本的に審査は申し込みがきた順番に実施するので、申し込みした時間が遅くなればなるほど審査通過の時間も遅くなり、場合によっては当日中の審査に通過できない可能性があります。
特に土日や祝日は平日と比べてファクタリング会社の人員も不足している傾向があるので、平日よりも審査完了に時間がかかる可能性があります。
当日中に審査に通過するため、できる限り午前中の早い時間帯に申し込みをおこなっておきましょう。
土日や祝日にファクタリングを利用する際の注意点
土日や祝日にファクタリングを利用する際には次の点に注意してください。
- 高額な手数料
- 悪徳業者や違法業者
- 個人ローンは利用しない
- 給料ファクタリングは利用しない
- 提出書類が揃わないこともある
土日に対応している業者は少ないので、緊急でお金が必要になったことにつけ込む悪徳業者が多いので注意しなければなりません。
土日や祝日にファクタリングを利用する際の5つの注意点について詳しく解説していきます。
高額な手数料
土日にファクタリングを利用する際には、特に高額な手数料には注意してください。
「土日や祝日に緊急でお金が必要になるということはお金に困っている」と足元を見て、手数料をふっかける業者も存在します。
また、休日・深夜の割増料金などを設定する業者も存在する可能性も否定できません。
ファクタリングの手数料はそもそも高額です。
手数料は年利ではないので、ファクタリングの手数料を年利に換算すると超高利率になります。
例えば、手数料15%で1ヶ月先が入金期日の売掛債権をファクタリングした場合の手数料を年利に換算すると、15%×12ヶ月=180%です。
銀行融資の金利が2%前後程度ですので、ファクタリングは融資の100倍程度のコストなり、土日や祝日の場合はさらにこのコストが増える業者も存在します。
ファクタリングの手数料は非常に高コストであることをしっかりと認識し、必要最低限の利用にとどめましょう。
また、土日や祝日だからといって、手数料を引き上げる業者とは取引しないようにしてください。
悪徳業者や違法業者
土日祝日に限らず、ファクタリング会社を選択する際には悪徳業者や違法業者には十分注意しましょう。
悪徳業者は、法外な手数料を設定する業者です。
基本的にファクタリングの手数料は20%が上限の相場ですので、20%を超える手数料を設定する業者とは取引すべきではありません。
また、ファクタリングと謳いながらも実質的な貸付をおこなう業者は違法な闇金です。
ファクタリングは売掛債権が回収不能になった際のリスクを業者が負う「償還請求権なし(ノンリコース)」で実施されるのが基本中の基本です。
売掛債権が回収不能になった際のリスクを業者が負わない「償還請求権あり(ウィズリコース)」のファクタリングは実質的な貸付で、その業者は違法貸付をおこなう闇金ですので、絶対に取引してはなりません。
ファクタリングは営業許可や免許や登録制度などが何もないのでどんな業者でも営業できます。そのためファクタリング業者を名乗る業者の中には違法な業者も混じっていますので、業者選びは慎重に行なってください。
金融庁もファクタリングの業者選びについては次のように注意喚起をおこなっています。
一般に「ファクタリング」とは、事業者が保有している売掛債権等を期日前に一定の手数料を徴収して買い取るサービス(事業者の資金調達の一手段)であり、法的には債権の売買(債権譲渡)契約です。
しかし、近時、ファクタリングを装った高金利の貸付けを行うヤミ金融業者の存在が確認されています。また、ファクタリングとして行われる取引であっても、経済的に貸付けと同様の機能を有していると思われるようなものは、貸金業に該当するおそれがあります。
事業者の皆様におかれては、こうした偽装ファクタリングを利用することのないよう、十分注意してください。
引用:金融庁|ファクタリングの利用に関する注意喚起
個人ローンは利用しない
土日祝日にお金を借りる方法として、アコムやアイフルやプロミスなどの大手消費者金融のカードローンを利用する方法があります。
大手消費者金融のカードローンは曜日に関係なく、最短30分程度で融資を受けられるので、土日祝日にお金が必要になった際にお金を借りようと思えば借りられます。
しかし、お金に困っても個人ローンを事業の支払いに充ててはなりません。
カードローンは何に使用しても自由ですが、唯一事業資金に対してだけは使用不可となっています。
もしも事業資金に使用したことを知られてしまうと、「融資しているお金を一括で返済せよ」という措置になるリスクもある、非常に危険な行為ですので、どんなに緊急でお金が必要になっても個人ローンは利用しないでください。
給料ファクタリングは利用しない
「必ず審査にとおる」などの文言に乗せられて給料ファクタリングを利用しないように注意してください。
給料ファクタリングとは、給料日前でまだ支払われていない給料を「会社に対する債権」と見做して、業者に売却することで、給料日前に早期に資金化する方法です。
しかし、給料は本人以外には支払うことができない「直接払いの原則」が労働基準法で定められているので、給料債権はそもそも売却できないとされています。
つまり、給料ファクタリングは実質的な貸付で、取り扱う業者は違法貸付をおこなう闇金です。
給料ファクタリングを利用することは闇金からお金を借りることと同じであると認識し、絶対に利用しないようにしてください。
提出書類が揃わないこともある
土日祝日では提出書類が揃わない場合があります。
ファクタリングの契約には印鑑証明書や商業登記簿謄本などの公的書類が必要になることがありますが、これらの公的書類は平日に役所の窓口が空いているときでないと取得できない場合があります。
ファクタリング会社によって必要な書類は異なるので、できれば公的書類の提出が必要ないか、書類の提出は翌月曜日で問題のないファクタリング会社へ申し込みをするようにしてください。
土日や祝日のファクタリング利用についてよくある質問
土日や祝日のファクタリング利用についてよくある質問をご紹介していきます。
- 個人事業主でも土日や祝日にファクタリングは利用できますか?
- 24時間利用できるファクタリングサービスはありますか?
- 審査なしで利用できるファクタリング会社はありますか?
- QuQuMoやOLTAなどのオンライン完結型のファクタリングは土日祝日に対応していますか?
- 土日や祝日と平日はどちらが審査が早いですか?
個人事業主でも土日や祝日にファクタリングは利用できますか?
基本的に「土日祝日対応」で「個人事業主利用可」とされているファクタリング会社は法人であっても個人事業主であっても土日祝日に即日入金を受けられます。
個人事業主だから法人よりも審査通過が遅くなるということはないので、個人事業主への取扱いをおこなっている土日祝日営業のファクタリング会社へ申し込みましょう。
24時間利用できるファクタリングサービスはありますか?
ラボル、えんナビ、ファクタリングのTRYの3社は24時間営業しています。
これら3つのファクタリング会社は24時間いつでも申し込みができ、審査回答を受けられます。
ただしオンライン完結できるのはラボルだけですので、早朝や深夜にすぐに資金が必要になった場合にはラボルがおすすめです。
審査なしで利用できるファクタリング会社はありますか?
ありません。
ファクタリングは償還請求権なしで実行されるので、ファクタリング会社にもリスクがあります。そのため必ず審査はおこなわれます。
「審査なし」「必ず審査にとおる」などの文言が記載された業者は悪徳業者の可能性が非常に高いので、絶対に利用しないでください。
QuQuMoやOLTAなどのオンライン完結型のファクタリングは土日祝日に対応していますか?
オンライン完結型のファクタリング会社で土日祝日に対応しているのはラボルだけです。
いくらオンライン完結といっても審査のタイミングで担当者が書類の確認などをおこなうので、従業員が誰かいないと審査が完了しません。
QuQuMoやOLTAなどのオンライン完結ファクタリング会社は、平日の営業時間内しか担当者がいないので審査が完了しません。
そのため、今のところはラボル以外のオンライン完結型のファクタリング会社は土日祝日に対応していません。
土日や祝日と平日はどちらが審査が早いですか?
申込状況や売掛債権のリスクなどによって審査通過までの時間は異なります。
そのため、一概にどちらが審査通過が早いとはいえませんが、一般的には平日の方が審査通過の時間は早いでしょう。
平日の方が多くの従業員が出社している可能性が高いです。
どうしても土日祝日に資金が必要なのではないのであれば、平日に申し込んだ方がスピーディーに審査通過できるでしょう。
まとめ
土日祝日でも営業しているファクタリング会社へ申し込みをすれば、土日祝日でも即日で資金調達が可能です。
ただし、土日祝日に営業しているファクタリング会社は限られているので、業者選びには注意が必要です。
土日祝日にファクタリングで入金を受けるには、業者選びだけでなく利用者側の準備も重要です。
必要書類を揃えられるかどうか、審査に時間がかからない売掛債権か、などのポイントをしっかりと確認し、スムーズに審査に通過できるよう準備しましょう。