近年「クラウドファクタリング」というサービスが普及してきていますが、これは普通のファクタリングと何が違うのでしょうか。
この記事では、クラウドファクタリングの意味やメリット・デメリット、利用の流れなどを解説します。また、クラウドファクタリングが利用できるおすすめファクタリング会社も紹介します。
ファクタリングとは
ファクタリングとは、支払期日がまだ来ていない売掛債権を、ファクタリング会社に売却するサービスのことです。
ここで売掛債権とは、将来取引先から金銭を受け取る権利のことです。例えば、自社が取引先に商品を納品した後、月末締めの翌月末払いなどで請求書を発行した場合(いわゆる売掛金)などが該当します。
翌月末払いで請求書を発行した場合、普通は翌月末にならなければ代金を受け取ることができません。
しかし、翌月末より以前の日、例えば10日にファクタリングを行うと、本来は月末にならないと受け取れないはずだった現金を、10日(もしくはその数日後)にファクタリング会社から受け取ることができます。
ただし、売掛債権はファクタリング会社に譲渡されるため、支払期日が来ても売掛金を受け取ることはできません。売掛金はファクタリング会社が受け取ります。
ファクタリング会社が取り扱っている主な売掛債権は、納品した後に発行した請求書、または納品前の注文書や発注書です。手形は取り扱っていないファクタリング会社が多いですが、金融機関などで取り扱っていることがあります。
ファクタリングのメリット・デメリット
ファクタリングは融資などと比較して独自のメリットがありますが、デメリットもあるため状況に合わせて適切な方法を選ぶことが大切になります。
融資などと比較した時の、ファクタリングの主なメリット・デメリットは以下のとおりです。
【ファクタリングのメリット】
- 入金スピードが早い(即日での入金も可能)
- 売掛債権の信用が重視されるため、信用の低い会社でも利用できることがある
- 売掛債権の未払いリスクはファクタリング会社が負う
- 借入ではないため信用情報にあまり影響しない
【ファクタリングのデメリット】
- 融資に比べると手数料が高い
- 売掛先にファクタリングを行った事実が知られると、経営が苦しいと思われる可能性がある
2社間ファクタリングと3社間ファクタリング
ファクタリングには「2社間ファクタリング」と「3社間ファクタリング」があるため、両者の違いを理解しておくことが大切になります。
2社間ファクタリング
2社間ファクタリングとは、ファクタリング利用者、つまり売掛債権の債権者と、ファクタリング会社の2社間で行うファクタリングです。売掛債権の債務者(売掛先)は関与しないのが特徴となります。
・2社間ファクタリングの手続きの流れ
2社間ファクタリングの手続きの流れは以下のとおりです。
【2社間ファクタリングの手続きの流れ】
- ファクタリング利用者の売掛債権をファクタリング会社に譲渡する
- ファクタリング会社がファクタリング利用者に譲渡代金を支払う
- 売掛債権の支払期日が来たら、売掛先がファクタリング利用者に売掛金を支払う
- ファクタリング利用者が売掛金をファクタリング会社に振込む
売掛先はファクタリングに関与しないため、支払期日が来たら売掛金をファクタリング利用者に支払います。そしてファクタリング利用者が、受け取った売掛金をあらためてファクタリング会社に振込みます。
契約上は、売掛債権をファクタリング会社に譲渡したうえで、その回収業務をファクタリング利用者が代行する形になります。
・2社間ファクタリングのメリット
3社間ファクタリングと比較した時の、2社間ファクタリングのメリットは以下のとおりです。
【2社間ファクタリングのメリット】
- 入金スピードが早い(即日から数日程度)
- 売掛先にファクタリングを行った事実が知らされない
2社間ファクタリングは、売掛先が関与しないため3社間ファクタリングより手続きが簡便で、入金スピードが早い傾向があります。また、ファクタリングを行った事実は売掛先に知らされないため、資金繰りが苦しいのではないかと思われる心配もありません。
・2社間ファクタリングのデメリット
3社間ファクタリングと比較した時の、2社間ファクタリングのデメリットは以下のとおりです。
【2社間ファクタリングのデメリット】
- 手数料が高い(最大で20%程度)
- 債権譲渡登記が必要な場合がある
2社間ファクタリングは売掛先が関与しないため、売掛金が一旦ファクタリング利用者に支払われた後、あらためてファクタリング会社に振込むという手続きをとります。
よって、ファクタリング利用者が売掛金を使い込んでしまうリスクがあり、ファクタリング会社にとっては3社間ファクタリングよりリスクが高くなります。そのため、2社間ファクタリングの手数料は3社間ファクタリングより高くなるのが一般的です。
また2社間ファクタリングでは、売掛債権が譲渡されたことを保証するため、譲渡された旨を登記する「債権譲渡登記」を行うことがあります。
債権譲渡登記が不要なファクタリング会社が比較的多いですが、登記が必要な場合は登記費用がかかるのに加えて、登記手続きを行う分だけ入金スピードが遅くなります。
3社間ファクタリング
3社間ファクタリングとは、ファクタリング利用者とファクタリング会社に加えて、売掛先も含めた3社間で行うファクタリングです。
・3社間ファクタリングの手続きの流れ
3社間ファクタリングの手続きの流れは以下のとおりです。
【3社間ファクタリングの手続きの流れ】
- 売掛先にファクタリングを行う承諾を得る
- 売掛債権をファクタリング会社に譲渡する
- ファクタリング会社がファクタリング利用者に譲渡代金を支払う
- 売掛債権の支払期日が来たら、売掛先が直接ファクタリング会社に売掛金を支払う
3社間ファクタリングでは、売掛債権をファクタリング会社に譲渡する前に、売掛先にファクタリングを行う承諾を得ます。そして、売掛債権の支払期日が来たら、売掛先が直接ファクタリング会社に売掛金を支払います。
・3社間ファクタリングのメリット
2社間ファクタリングと比較した時の、3社間ファクタリングのメリットは以下のとおりです。
【3社間ファクタリングのメリット】
- 手数料が安い(最大で10%程度)
- 審査に通りやすい傾向がある
- 売掛金を振込む手間がない
3社間ファクタリングでは売掛先の許可をとり、売掛金は直接ファクタリング会社に支払われます。よって、ファクタリング会社にとっては2社間ファクタリングよりリスクが低くなるため、手数料が安く審査に通りやすい傾向があります。
・3社間ファクタリングのデメリット
2社間ファクタリングと比較した時の、3社間ファクタリングのデメリットは以下のとおりです。
【3社間ファクタリングのデメリット】
- 入金スピードが遅い(数日から一週間程度)
- 売掛先がファクタリングを承諾してくれないと利用できない
- 売掛先に資金繰りが苦しいと思われる可能性がある
3社間ファクタリングは売掛先の許可をとる必要があるため、2社間ファクタリングより入金スピードが遅くなります。また、売掛先がファクタリングを承諾してくれるとは限らず、資金繰りが苦しいと思われる可能性があります。
ファクタリングは「アセット・ファイナンス」の一種
資金調達には、融資や株式の発行を始めさまざまな方法がありますが、これらは「デット・ファイナンス」「エクイティ・ファイナンス」「アセット・ファイナンス」の3種類に分類されます。
融資はデット・ファイナンスの一種、株式の発行はエクイティ・ファイナンスの一種、そしてファクタリングはアセット・ファイナンスの一種です。つまり、ファクタリングは融資や株式の発行とは別な種類の資金調達方法ということになります。
これら3種類の資金調達方法の違いを理解して、自社の状況に合った方法を選ぶことが大切です。
デット・ファイナンス
デット・ファイナンスとは、借入による資金調達のことです。「デット(debt)」は「借入」や「負債」を意味します。金融機関からの融資、社債やビジネスローンなどが代表的なデット・ファイナンスの例です。
デット・ファイナンスは、銀行融資や公的融資を始め選択肢が多いので利用しやすく、資金提供者が経営に介入してこないなどのメリットがあります。一方、利息をつけて返済しなければならず、負債が増えるため財務状況が悪くなる可能性があるのがデメリットです。
エクイティ・ファイナンス
エクイティ・ファイナンスとは、株式の発行による資金調達のことです。「エクイティ(equity)」は「株式」や「株主資本」を意味します。公募増資、第三者割当増資、株主割当増資などがエクイティ・ファイナンスの例です。
エクイティ・ファイナンスは返済の必要がなく、自己資本比率が高くなり財務状況が良くなるのがメリットです。
一方、株式を取得した出資者は株主総会の議決権を持つため、経営に介入されるのがデメリットです。また、個人事業主や社団法人などは株式を発行しないため、エクイティ・ファイナンスを利用できません。
アセット・ファイナンス
アセット・ファイナンスとは、会社が持っている資産をもとに資金調達することです。「アセット(asset)」は「資産」や「財産」を意味します。
アセット・ファイナンスには、資産の価値を担保に資金調達する方法(証券化など)と、資産そのものを売却する方法があります。ファクタリングは売掛債権という資産の売却であり、アセット・ファイナンスの一種です。
アセット・ファイナンスは、会社の信用より資産の信用が重視されるため、信用の低い会社でも資金調達できる場合があります。また、借入ではないため返済の必要がありません。
一方、信用力のある資産を持っていないと利用できず、手数料などのコストがかかる場合があるのがデメリットです。
国もファクタリングの活用を推奨している
ファクタリングは、国も活用を推奨している資金調達手段です。
その理由としては、中小企業の資金調達手段が融資に依存しすぎていることが挙げられます。融資は事業を営むうえで不可欠な資金調達手段ですが、依存しすぎると負債が増えて財務状況が悪化します。
そのため、中小企業の資金調達の選択肢を広げるために、国はファクタリングや売掛債権を担保にした融資などの普及を進めています。
クラウドファクタリングとは
クラウドファクタリングとは、正確には「olta(オルタ)」という会社のファクタリングサービスの商標です。
ただし、この意味以外にも、「全ての手続きをネット上で完結できるファクタリング」という意味でも使われます。この意味で使う場合、クラウドファクタリングは「オンラインファクタリング」とほぼ同じ意味になります。
本記事でも、クラウドファクタリングをオンラインファクタリングの意味で使用します。
ファクタリングは、ファクタリング会社のスタッフと対面で面談したり、必要書類を郵送して手続きするのが一般的です。
一方クラウドファクタリングでは、面談は行わないか、行うとしてもzoomなどを使ってオンラインで行い、必要書類もネットでアップロードして提出します。契約も「クラウドサイン」というネット上で契約できるサービスを使います。
近年は、クラウドファクタリングを提供するファクタリング会社が増加傾向です。なお、クラウドファクタリングのみ提供している会社と、対面で手続きする非クラウド型ファクタリングと両方提供している会社もあります。
クラウドとは
「クラウド」とは、ソフトウェアやアプリがなくても、ネット上でいつでも利用できるサービスのことです。
例えばメールの場合では、Outlookはソフトウェアをインストールして使うので非クラウド型、Gmailはクラウド型となります。
非クラウド型はソフトウェアやアプリをインストールしたパソコン・スマホでしか使えないのに対して、クラウド型はネット環境さえあればどのパソコン・スマホでも使えるのが利点です。
一方非クラウド型は、カスタマイズしやすい、強固なセキュリティを構築しやすいなどの利点があります。近年はクラウド型のサービスが増えていますが、両者には一長一短あるため、自身にとって適しているほうを選ぶことが大切です。
クラウドファクタリング利用の流れ
クラウドファクタリングの一般的な利用の流れは以下のとおりです。
【クラウドファクタリング利用の流れ】
- WEBフォームなどから問い合わせする
- 必要書類のアップロード
- 審査・見積り
- クラウドサインで契約
- 入金
- 売掛金の送金
一方、非クラウド型のファクタリングは、一例として以下のように手続きが進んでいきます。
【非クラウド型のファクタリングの手続きの例】
- 電話または直接ファクタリング会社に出向いて問い合わせする
- 郵送または直接ファクタリング会社に出向いて必要書類を提出する
- 対面での審査・見積り
- 書面で契約書を締結
- 入金
- 売掛金の送金
非クラウド型では、問い合わせや書類の提出、および審査と契約が対面や郵送で行われるのに対して、クラウドファクタリングはこれらの手続きが全てオンライン上で行われます。
以下の節では、クラウドファクタリングの手続きの各プロセスを解説します。
①WEBフォームなどから問い合わせする
クラウドファクタリングを利用するには、まずファクタリング会社の公式サイトのWEBフォームなどから問い合わせをします。ファクタリング会社によっては、メールやLINEなどで問い合わせることも可能です。
なお、本格的な申込みの前に、少数の書類提出(請求書と通帳など)で、まず大まかな見積もりを出してくれることもあります。この場合は、見積もりで提示された手数料などを踏まえて、本格的に申し込みするか判断できます。
また、書類提出は行なわず、売掛債権の額や支払期日などいくつかの項目を入力することで、ごく簡単な見積もりを出してくれることもあります。
②必要書類のアップロード
問い合わせの結果ファクタリングを行うと決めたら、次は審査のための書類をアップロードします。
必要書類はファクタリング会社によって違いますが、以下の書類を提出することが多いです。
【クラウドファクタリングの主な必要書類】
- 請求書や注文書・発注書
- 通帳のコピー
- 代表者の本人確認書類
- 決算書・確定申告書
書類をアップロードするためには、PDFやエクセルファイル(.xlsxなど)といった、アップロード可能な形式に変換しなければなりません。ファイル形式の変換は経験がない人には難しく見えるかもしれませんが、無料アプリなどを使えば比較的簡単に行えます。
なお、書類のアップロードの際、無料の会員登録が必要なこともあります。
③審査・見積り
提出された書類などをもとにファクタリング会社が審査を行い、手数料などの見積もりを出します。
審査にかかる時間はまちまちですが、クラウドファクタリングでは最短10分から20分程度で終わることもあります。ただし、信用力に疑問があり書類の追加提出を求められた場合などでは、やや長引くこともあります。
審査でチェックされるのは、売掛債権の信用度や、売掛先と継続取引を行っているかなどです。申込者の財務状況なども見られますが、融資と違い債務超過でも審査に通る場合があります。
なお、審査の際にzoomなどによるオンライン面談が入ることもあります。そして、審査結果はメールなどで通知されるのが一般的です。
審査通過率はファクタリング会社によっても違いますが、おおむね70%から90%程度です。
④クラウドサインで契約
見積もりに納得したら、契約を締結して売掛債権の譲渡が成立します。クラウドファクタリングでは、「クラウドサイン」というオンライン上で契約できるサービスを使うのが一般的です。
クラウドサインではメールで契約書が届くので、内容を確認して同意ボタンを押せば契約完了となります。
⑤入金
契約を締結したら、ファクタリング会社からこちらが指定した口座に譲渡代金が振り込まれます。クラウドファクタリングの場合、契約締結したら即日振り込まれることが多いです。
⑥売掛金の送金
クラウドファクタリングは、ほとんどの場合2社間ファクタリングです。よって、売掛債権の支払期日が来たら、入金された売掛金をファクタリング会社に送金する必要があります。
売掛金の送金をもって、クラウドファクタリングの手続きは完了となります。
クラウドファクタリングのメリット
非クラウド型のファクタリングと比較した時の、クラウドファクタリングの主なメリットは以下のとおりです。
- 素早い資金調達が可能
- ハードルが低く手軽に利用できる
- 地方の人でも利用しやすい
- 手数料が安い傾向がある
- 必要書類が少ない傾向がある
素早い資金調達が可能
ファクタリングはクラウド型、非クラウド型に関わらず入金スピードの早い資金調達方法ですが、クラウドファクタリングはより早い傾向があります。
対面での面談や、書類の郵送などの手間がないのが、入金が早くなる主な理由です。また、クラウドファクタリングはAIによる審査を導入していることが多く、これも入金が早くなる要因となります。
ハードルが低く手軽に利用できる
オンラインで完結するクラウドファクタリングは、非クラウド型のファクタリングよりハードルが低く手軽に利用できます。
例えば、日々の業務が忙しくファクタリング会社まで出向く余裕がない人でも、クラウドファクタリングならすき間時間などを使って申込むことが可能です。
また、対面での面談に心理的な抵抗がある人でも、オンライン完結のクラウドファクタリングなら気軽に利用できます。
地方の人でも利用しやすい
クラウドファクタリングは、近くにファクタリング会社がない地方の人でも利用しやすいメリットがあります。
ファクタリング会社は東京にオフィスがあることが多く、地方にある場合でも大阪や名古屋などの大都市に限られることがほとんどです。そのため、大都市から離れた地域にある会社が、ファクタリング会社に出向いて手続きするのは難しくなります。
遠方の人には出張面談をしてくれるファクタリング会社もありますが、その分手数料が高くなる可能性があるのに加えて、手続きに時間がかかります。
手数料が安い傾向がある
クラウドファクタリングは全ての手続きをオンライン上で行うため、非クラウド型よりコストが安い傾向があります。結果として、手数料も安くなる傾向があります。
非クラウド型のファクタリングでは、ファクタリング会社のスタッフが対面での面談や審査などを行うコストが必要です。特に、遠方の利用者に対しては出張面談を行うこともあり、コストを引き上げる要因となります。
一方、クラウドファクタリングはこれらのコストがかからないため、これが手数料に反映されて安くなります。
具体的な手数料率は、ファクタリング会社によっても違いますし、売掛債権の信用度によっても変わってきます。しかし一般的には、非クラウド型の手数料が最大20%程度のことが多いのに対して、クラウドファクタリングは最大10%程度といわれています。
必要書類が少ない傾向がある
クラウドファクタリングは、非クラウド型に比べて必要書類が少ない傾向があります。
例えば審査時では、商業登記簿謄本や、基本契約書(売掛先と継続的な取引を行う時の契約書)は必要ないことが多いです。中には、決算書や確定申告書も必要ないファクタリング会社もあります。
また、契約はクラウドサインで行うため、印鑑証明書が必要ないのも利点です。クラウドサインは印鑑がなくても、押印した書面の契約と同じ効力を持ちます。
クラウドファクタリングのデメリット
クラウドファクタリングにはデメリットもあるので、メリットとデメリットを踏まえたうえで利用すべきか判断しましょう。
非クラウド型のファクタリングと比較した時の、クラウドファクタリングの主なデメリットは以下のとおりです。
- 3社間ファクタリングは利用できないことが多い
- オンライン手続きに慣れていないと手間取ることがある
- 細かい疑問点を質問しにくい
- 柔軟な審査をするのが難しいことがある
3社間ファクタリングは利用できないことが多い
クラウドファクタリングは2社間ファクタリングのみで、3社間ファクタリングは利用できないことが多いです。
3社間ファクタリングは売掛先に許可を取る必要があるため、オンラインのみで手続きを完結するのが難しいことなどが理由です。
オンライン手続きに慣れていないと手間取ることがある
オンラインで手続きが完結するクラウドファクタリングは便利ですが、オンライン手続きに慣れていないとかえって手間取る可能性もあります。
例えば、書類をPDFなどに変換してアップロードする、zoomを使ってオンライン面談を行う、クラウドサインで契約する方法について、基本的なことは理解しておいたほうがよいでしょう。
これらの手続きは決して難しいものではなく、知らなくてもネットで使い方を調べるか、ファクタリング会社に聞くなどすればたいていの場合解決できます。
しかし、経営者が普段あまりパソコンを使わない人の場合は、対面で手続きしたほうが便利に感じる可能性もあります。
細かい疑問点を質問しにくい
クラウドファクタリングは主にメールやチャットでのやりとりになるため、細かい疑問点を質問しにくいことがあります。メールやチャットは対面や電話に比べてやりとりに手間がかかるのに加えて、文章でのやり取りは齟齬が生じやすい傾向があります。
例えば以下のような質問は、メールやチャットだとスムーズにいかないことがあります。
- そもそもファクタリングが何かよく分からないので説明してほしい
- ファクタリングをするべきか迷っているので相談したい
- 長期的な資金繰りについても相談したい
じっくり相談しながら手続きしたい場合は、非クラウド型のファクタリングのほうがよいでしょう。非クラウド型のファクタリングなら、担当スタッフがついてサポートしてくれます。
また、基本的な疑問点については、ファクタリング会社の公式サイトのFAQ(よくある質問と回答)でまとめられていることが多いです。例えば以下のような疑問点は、たいていの場合FAQで解決できるでしょう。
- ファクタリングとはどんなサービスか
- ファクタリングは安全か
- 融資を断られたが利用できるか
- 個人事業主でも利用できるか
- 最低いくらの売掛債権から利用できるか
- など
柔軟な審査をするのが難しいことがある
クラウドファクタリングはAIによる画一的な審査を行うことが多く、個別の状況を考慮した柔軟な審査をするのが難しいことがあります。
自社の資金繰りの状況などをきちんと話したい場合は、非クラウド型のファクタリングを利用したほうがよいでしょう。
クラウドファクタリングを利用する際の注意点
クラウドファクタリングは大変有用な資金調達方法ですが、利用する際に注意しておきたい点もあります。以下のような点に注意して、トラブルなくクラウドファクタリングを利用できるようにしましょう。
- 利用し過ぎると資金繰りが苦しくなることがある
- 悪質業者を利用しないよう注意する
- 売掛金の送金を忘れないようにする
利用し過ぎると資金繰りが苦しくなることがある
ファクタリングは手数料が最大で20%程度かかりますが、これは融資に比べると大変高額です。よって、あまり利用し過ぎると資金繰りが苦しくなることがあります。
例えば、100万円の売掛債権を手数料10%でファクタリングした場合、支払期日まで待てば100万円手に入るはずだったものが、90万円しか手に入らないことになります。
ファクタリングは手数料が高いことを考慮して、計画的に利用することが大切です。特に、クラウドファクタリングは手軽に利用できることから、依存しやすい傾向があるので注意しましょう。
悪質業者を利用しないよう注意する
ファクタリングは貸金業と違って許認可が必要ないため、ヤミ金融などの悪質業者もいるといわれています。クラウドファクタリングを利用する際は、悪質業者を利用しないように注意しましょう。
例えば、以下のようなファクタリング会社は悪質業者の可能性があります。
- 手数料が相場より高すぎる
- 手数料が相場より安すぎる
- 償還請求権を付与してくる
- 給与ファクタリングを行っている
手数料が相場より高すぎる
手数料が相場より高すぎるファクタリング会社は、悪質業者の可能性があります。
手数料の大まかな相場は以下のとおりです。
ファクタリングの種類 | 手数料の目安 |
---|---|
非クラウド型の2社間ファクタリング | おおむね10%から20%程度 |
クラウドファクタリング | おおむね2%から10%程度 |
3社間ファクタリング | おおむね1%から9%程度 |
もし提示された手数料が高すぎると感じたら、他のファクタリング会社に相見積もりをとってもらうなどして、問題がないか確認しましょう。
手数料が相場より安すぎる
逆に、手数料が相場より安すぎる時も、注意したほうがよい場合があります。
悪質なファクタリング会社の中には、一旦安い手数料で誘っておいて、後で経費などの名目で高額な手数料を請求してくることがあるといわれています。
実績のある大手ファクタリング会社を利用すれば、このような被害に遭うことはないので安心です。
償還請求権を付与してくる
償還請求権とは、もし支払期日になっても売掛金が支払われなかった場合に、ファクタリング会社がファクタリング利用者に対して弁済を求める権利です。
償還請求権ありのファクタリングは、貸金業に該当する可能性があるため注意しなければなりません。ファクタリングを装った闇金業者が、償還請求権ありのファクタリングを行うことがあるといわれています。
ファクタリングは未払いリスクをファクタリング会社が負うので、正規のファクタリング会社は償還請求権を付与しません。もし怪しいと感じたら契約書をよく読んで、償還請求権がついていないかチェックしましょう。
給与ファクタリングを行っている
給与ファクタリングとは、個人の給料を債権とみなしてファクタリングを行うサービスです。
給与ファクタリングは「ファクタリング」と名前がついていますが、実態は貸金業の一種です。ファクタリングを装った闇金業者が、給与ファクタリングを行うことがあるといわれています。
もし、利用を検討しているファクタリング会社が給与ファクタリングを取り扱っていたら、闇金業者の可能性があるため利用しないようにしましょう。正規のファクタリング会社が給与ファクタリングを行うことはありません。
売掛金の送金を忘れないようにする
クラウドファクタリングはほとんどの場合2社間ファクタリングなので、ファクタリング利用者は売掛金を受け取ったら、すみやかにそれをファクタリング会社に送金しなければなりません。
送金忘れは契約違反であるだけでなく、横領や詐欺に該当する恐れもあります。資金繰りが苦しいと、入金された売掛金を別の返済に充てたくなるかもしれませんが、絶対に行わないようにしましょう。
また、売掛金の送金の延期や分割払いは、貸金業に該当するためファクタリングでは認められません。契約時に定めた期限内に、一括で送金する必要があります。
クラウドファクタリングはこんな人におすすめ
ここまで見てきたクラウドファクタリングのメリット・デメリットを踏まえると、クラウドファクタリングがおすすめなのは以下のような人だといえます。
- 業務が忙しくファクタリングに時間をかけたくない
- 地方在住で近くにファクタリング会社がない
- コストを抑えてファクタリングを行いたい
- 対面での手続きに抵抗がある
- 急いで資金調達したい
業務が忙しくファクタリングに時間をかけたくない
日々の業務が忙しくファクタリングに時間をかけられない人は、クラウドファクタリングのほうが向いています。
こま切れの時間しか捻出できない人や、出張が多い人でもクラウドファクタリングなら利用可能です。ただし、出先で申し込む場合はあらかじめ提出書類をアップロードできる状態にしておく必要があります。
地方在住で近くにファクタリング会社がない
近くにファクタリング会社がない地方在住の人でも、クラウドファクタリングなら利用可能です。
ただし、大手ファクタリング会社の中には出張面談を行っているところもあるので、非クラウド型のファクタリングが不可能というわけではありません。
しかし、コストやスピードの面で、クラウドファクタリングのほうがメリットが大きい場合が多いと考えられます。
コストを抑えてファクタリングを行いたい
クラウドファクタリングは非クラウド型より手数料が安い傾向があるので、コストを抑えてファクタリングを行いたい人に向いています。
手数料だけでなく、ファクタリング会社に出向く交通費など、細かい諸費用が節約できることもあります。
対面での手続きに抵抗がある
ファクタリング会社に出向くことや、担当者と対面で話すことに抵抗がある人はクラウドファクタリングが向いています。
ただし、クラウドファクタリングでもオンライン面談が必要な場合があるので、利用する際は面談の有無をチェックしておきましょう。
急いで資金調達したい
クラウドファクタリングは申し込んだその日に入金可能なことが多いので、急いで資金調達したい人におすすめです。特に、申し込む前に必要書類をきちんとそろえておくと、より早い入金が可能になります。
非クラウド型のファクタリングでも即日で入金可能なことがありますが、クラウドファクタリングはより早く資金調達できます。
ただし、ファクタリングは審査に通らなければ利用できないため、申し込んだからといって必ずしも資金調達できるとは限らないのが注意点です。
クラウドファクタリングが可能なおすすめファクタリング会社
クラウドファクタリングを利用する際は、実績のある優良なファクタリング会社を選ぶことが重要です。
ここでは、クラウドファクタリングを取り扱っているファクタリング会社の中から、おすすめの業者を紹介します。
olta(オルタ)
oltaはクラウドファクタリングのパイオニアといえる会社で、「クラウドファクタリング」の商標を持っている会社でもあります。
中小企業や個人事業主を主な顧客層とし、累計利用事業者数は1万、累計申込金額は1,000億円と実績は十分です。
対面の審査はなしで、手数料は2%から9%、入金は即日か翌営業日と、大変利用しやすいサービス内容となっています。
【oltaの基本情報】
住所 | 〒107-6004
東京都港区赤坂1-12-32 アーク森ビル 4F |
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電話番号 | 03-6387-3024(10:00~18:00 土日祝除く) |
公式サイト | https://www.olta.co.jp/ |
取り扱っているファクタリングの種類 | 2社間ファクタリング |
買取可能額 | 制限なし |
手数料 | 2%~9% |
入金スピード | 最短即日 |
申し込み方法 | 公式サイトから |
必要書類 |
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個人事業主の利用 | 可 |
ビートレーディング
ビートレーディングは、取引実績5.8万社、累計取引額1,300億円を誇る大手ファクタリング会社です。クラウドファクタリングは最短2時間で入金可能で、非常に素早い資金調達が可能となっています。
対面によるファクタリングも取り扱っているため、初回は対面でサポートを受けながらファクタリングを行い、慣れてきたらクラウドファクタリングに移行するといったことも可能です。
3社間ファクタリング、注文書ファクタリング、介護・診療報酬ファクタリングも取り扱っており、幅広いサービス内容も強みとなっています。
【ビートレーディングの基本情報】
住所 | (東京本社)
〒105-0012 東京都港区芝大門一丁目2-18 野依ビル3階・4階 仙台・名古屋・大阪・福岡に支店あり |
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電話番号 | 0120-265-039(平日9:30-18:00) |
公式サイト | https://betrading.jp/ |
取り扱っているファクタリングの種類 |
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買取可能額 | 3万円~7億円まで実績あり |
手数料 |
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入金スピード | 最短2時間~3日程度 |
申し込み方法 | 公式サイト・電話・メール・LINEから |
必要書類 |
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個人事業主の利用 | 可 |
PAY TODAY
PAY TODAYは、最短30分で入金可能、手数料は1%から9.5%と、低コストで素早く利用できるファクタリング会社です。
累計申込額は150億円以上で、ベンチャー企業やスタートアップ企業、個人事業主やフリーランスによく利用されています。
原則としてクラウドファクタリング専門ですが、希望があれば対面形式も対応できます(ただし事務手数料などが別途発生)。
【PAY TODAYの基本情報】
住所 | 東京都港区南青山2-2-6 ラセーナ南青山7F |
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電話番号 |
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公式サイト | https://paytoday.jp/ |
取り扱っているファクタリングの種類 | 2社間ファクタリング |
買取可能額 | 制限なし |
手数料 | 1%~9.5% |
入金スピード | 最短30分 |
申し込み方法 | 公式サイトから |
必要書類 |
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個人事業主の利用 | 可 |
ペイトナーファクタリング
ペイトナーファクタリングは、フリーランス・個人事業主向けのファクタリング会社です。電話やメールでのやりとりなしのクラウドファクタリングを提供しています。
最短10分で入金可能という早さが強みで、クラウドファクタリングの中でも最も早い部類だといえます。
手数料は一律10%で、審査結果によって変わらないのも特徴です。一律の手数料は場合によっては割高になる可能性がありますが、申し込み時点でコストが明確に分かる利点があります。
【ペイトナーファクタリングの基本情報】
住所 | 〒105-0001
東京都港区虎ノ門五丁目9番1号 麻布台ヒルズ ガーデンプラザB 5F |
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電話番号 |
|
公式サイト | https://paytner.co.jp/factoring |
取り扱っているファクタリングの種類 | 2社間ファクタリング |
買取可能額 | 1万円から |
手数料 | 10% |
入金スピード | 最短10分 |
申し込み方法 | 公式サイトから |
必要書類 |
|
個人事業主の利用 | 可 |
日本中小企業金融サポート機構
日本中小企業金融サポート機構は、中小企業の資金繰りをサポートするさまざまなサービスを提供している社団法人です。M&Aや融資支援などに加えて、ファクタリングも行っています。
日本中小企業金融サポート機構は、中小企業支援のスキルを国が認定する「経営革新等支援機関」の一つで、質の高いサポートを提供できるのが強みです。
また、非営利団体であることを生かした、良心的な手数料体系も魅力となっています。
【日本中小企業金融サポート機構の基本情報】
住所 | 〒105-0011
東京都港区芝公園一丁目3-5 ACN芝公園ビル2階 |
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電話番号 | 03-6435-7371(平日9:30~18:00) |
公式サイト | https://chushokigyo-support.or.jp/ |
取り扱っているファクタリングの種類 |
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買取可能額 | 制限なし |
手数料 | 1.5%~ |
入金スピード | 最短3時間 |
申し込み方法 | 問い合わせフォーム、電話から |
必要書類 |
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個人事業主の利用 | 可 |
フリーナンス
フリーナンスは、最短30分で入金可能な、フリーランス・個人事業主向けファクタリング会社です。
ファクタリング以外にも、情報漏洩・著作権侵害などのトラブル補償、バーチャルオフィスの提供など、フリーランスを支援する幅広いサービスを展開しています。
手数料は3%から10%ですが、「フリーナンス口座」を開設すると、その利用実績に応じて手数料が割安になるのが特徴です。
【フリーナンスの基本情報】
住所 | (本社)
〒150-8512 東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー 本社の他に福岡オフィスあり |
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電話番号 |
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公式サイト | https://freenance.net/ |
取り扱っているファクタリングの種類 | 2社間ファクタリング |
買取可能額 | 1万円から |
手数料 | 3%~10% |
入金スピード | 最短即日 |
申し込み方法 | 公式サイトから |
必要書類 |
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個人事業主の利用 | 可 |
GMO BtoB早払い
GMO BtoB早払いは、幅広いインターネット関連事業を手がける上場企業「GMOインターネットグループ」によるファクタリングサービスです。
対面サポートによるファクタリングがメインですが、クラウドファクタリングも対応しています。
即日での入金ができない(最短2営業日)ことと、最低利用額が100万円とやや高いのが注意点で、中堅以上の企業向けだといえます。
【GMO BtoB早払いの基本情報】
住所 | (本社)
〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-2-3 渋谷フクラス(総合受付15階) 大阪・福岡に支店あり |
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電話番号 | 03-5784-3610(平日9:00~18:00) |
公式サイト | https://www.gmo-pg.com/lpc/hayabarai/ |
取り扱っているファクタリングの種類 |
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買取可能額 | 100万円~1億円 |
手数料 | 請求書買取:1%~10%
注文書買取:2%~12% |
入金スピード | 最短2営業日 |
申し込み方法 | 公式サイトから |
必要書類 |
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個人事業主の利用 | 不可 |
QuQuMo(ククモ)
QuQuMoは、クラウドファクタリング専門のファクタリング会社です。面談不要で最短2時間で資金調達できます。
手数料は1%から、買取金額の制限なし、提出書類は請求書と通帳のみと、手軽に利用しやすいサービス内容となっています。
【QuQuMoの基本情報】
住所 | 〒171-0022
東京都豊島区南池袋二丁目13番10号 南池袋山本ビル3階 |
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電話番号 | 0120-670-680(10:00~17:00) |
公式サイト | https://ququmo.com/ |
取り扱っているファクタリングの種類 | 2社間ファクタリング |
買取可能額 | 制限なし |
手数料 | 1%~ |
入金スピード | 最短2時間 |
申し込み方法 | 公式サイトから |
必要書類 |
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個人事業主の利用 | 可 |
labol(ラボル)
labolは、フリーランス・個人事業主向けのファクタリング会社です。面談不要のクラウドファクタリングで、最短1時間で入金可能となっています。
審査完了後は、24時間365日即時振込可能なのがlabolの強みです。審査は終わったが、金融機関の営業時間外のため入金が翌日にずれ込むといった心配がありません。
1万円から買取可能なので、事業規模の小さいフリーランスの方でも利用できます。ただし、手数料は一律10%なので、場合によっては他社より割高になる可能性があるのが注意点です。
【labolの基本情報】
住所 | 〒150-6221
東京都渋谷区桜丘町1-1 渋谷サクラステージ SHIBUYAタワー 21F |
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電話番号 |
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公式サイト | https://labol.co.jp/ |
取り扱っているファクタリングの種類 | 2社間ファクタリング |
買取可能額 | 1万円から |
手数料 | 10% |
入金スピード | 最短30分 |
申し込み方法 | 公式サイトから |
必要書類 |
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個人事業主の利用 | 可 |
けんせつくん
けんせつくんは、建設業界専門のファクタリング会社です。建設業界は支払いサイトが長い傾向があるため、ファクタリングの需要が大きい業種の一つだといえます。
けんせつくんには建設業界出身のスタッフが在籍しているため、建設業の事情を考慮したきめ細かいサービスが可能です。
最短2時間で入金可能で、注文書の買取も可能となっています。建設業は工期が長いと請求書の発行に時間がかかるため、注文書の段階でファクタリングできるのは便利です。
【けんせつくんの基本情報】
住所 | 〒141-0022
東京都品川区東五反田1-6-3 いちご東五反田ビル3F |
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電話番号 | 0120-227-726(9:00~18:00) |
公式サイト | https://xn--y8jd4aybzqd.jp/ |
取り扱っているファクタリングの種類 |
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買取可能額 | 制限なし |
手数料 | 5%~ |
入金スピード | 最短2時間 |
申し込み方法 | メールフォームまたはLINEから |
必要書類 |
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個人事業主の利用 | 可 |
買速(かいそく)
買速は、スピードを重視したサービスが強みのファクタリング会社です。最短30分で入金可能で、手数料も2%からと最低水準となっています。
他社よりお得かどうかを判定する「乗り換えシミュレーター」があり、より安いファクタリング会社を探している人にもおすすめです。
資金繰り改善アドバイスも提供しており、資金繰り改善率85%以上を実現しています。
【買速の基本情報】
住所 | (本社)
〒104-0028 東京都中央区八重洲2丁目11番7号 一新ビル8階 池袋・大阪に支店あり |
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電話番号 | 0120-160-128(9:00~19:00 日祝除く) |
公式サイト | https://kai-soku.jp/ |
取り扱っているファクタリングの種類 | 2社間ファクタリング |
買取可能額 | 10万円から |
手数料 | 2%~ |
入金スピード | 最短30分 |
申し込み方法 | 電話または申し込みフォームから |
必要書類 |
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個人事業主の利用 | 可 |
まとめ
クラウドファクタリングは正式にはoltaのファクタリングサービスの商標ですが、オンラインファクタリング全般の意味でも使われます。
対面での手続きが必要ないクラウドファクタリングは、早い入金スピードと安い手数料などがメリットです。一方、細かい点を質問しにくい、審査の融通が利きにくいなどのデメリットもあります。
忙しくてファクタリングに時間をかけたくない人や、地方在住で近くにファクタリング会社がない人などは、クラウドファクタリングがおすすめです。
クラウドファクタリングを有効活用して資金調達の選択肢を広げ、安定した経営の実現を目指しましょう。