資金調達を成功させたいと考える法人や個人事業主の多くは、どのサービスを選べばよいのか分からず悩んでいます。銀行融資やビジネスローンという選択肢もありますが、企業の信用情報や収益の状況次第では審査に通るのが難しい場合があります。
上記の状況で頼りになるのが、最短即日で100万円を用意できる「ファクタリング」です。
本記事では100万円の調達が可能なファクタリング会社について、おすすめできる15社を紹介します。
本記事を読めば100万円の資金調達におすすめできるファクタリング会社の詳細がわかり、キャッシュフロー改善に活かせるようになります。ファクタリング会社ごとの特徴を比較検討し、自社の希望を満たしているのを確認したうえで資金繰りの改善に利用しましょう。
【手数料が安い】低コストで100万円を調達できるファクタリング会社5選
事業資金を調達する方法の1つ「ファクタリング」のなかでも、手数料が安く低コストで利用できるおすすめのサービスを紹介します。
| サービス名 | 種類 | 買取可能額 | 手数料 | 入金スピード | 手続き方法 |
| 日本中小企業金融サポート機構 | 下限・上限なし | 1.5%~ | 最短3時間 | オンライン・電話・メール | |
| FACTOR⁺U | 2社間ファクタリング | 1万円~上限なし | 1.5%~ | 最短40分 | オンライン |
| GMO BtoB早払い |
|
100万円~1億円 | 1%~12% | 最短2営業日 | 対面・オンライン |
| OLTA | 2社間ファクタリング | 下限・上限なし | 2%~9% | 最短即日 | オンライン |
| 株式会社No.1 | 50万円~1億円 | 1%~15% | 最短30分 | オンライン・電話・メール |
設立して間もない法人にとって、コストを可能な限り抑えて利用できるかは事業運営に影響する重要なポイントになるでしょう。
日本中小企業金融サポート機構
| 種類 | |
| 買取可能額 | 下限・上限なし |
| 手数料 | 1.5%~ |
| 入金スピード | 最短3時間 |
| 手続き方法 | オンライン・電話・メール |
日本中小企業金融サポート機構は、一般社団法人が運営する優良ファクタリングサービスです。利益のみを追求せずに運営されている公益性の高さから、信頼できるファクタリングサービスを重視する事業者におすすめできます。
「手数料が1.5%からと低い」「買取可能額に上限も下限もない」と、ファクタリングサービスの機能性にも優れています。審査は最短30分で完了して最短3時間で入金されるため、すぐ資金調達が必要な場合も選択肢になるでしょう。
また、同機構では経営コンサルも行っており、資金調達と経営改善を目指す事業者に向いています。
FACTOR⁺U
| 種類 | 2社間ファクタリング |
| 買取可能額 | 1万円~上限なし |
| 手数料 | 1.5%~ |
| 入金スピード | 最短40分 |
| 手続き方法 | オンライン |
FACTOR⁺U(ファクトル)は、日本中小企業金融サポート機構が運営する、オンライン完結のファクタリングサービスです。AIの活用によって審査のスピードが早く、最短40分で資金調達ができます。
手数料も日本中小企業金融サポート機構と同じく1.5%~とリーズナブルで、コストを抑えながら100万円の資金調達をしたい方に向いています。必要書類は口座の入出金履歴・請求書の2点で、クラウドサインを利用した簡易な手続きが可能な点も特徴です。
GMO BtoB早払い
| 種類 |
|
| 買取可能額 | 100万円~1億円 |
| 手数料 | 1%~12% |
| 入金スピード | 最短2営業日 |
| 手続き方法 | 対面・オンライン |
GMO BtoB早払いは、東証プライム上場のGMOペイメントゲートウェイが提供する法人専用のファクタリングサービスです。同社の特徴は手数料率の低さで、請求書ファクタリングで1~10%、注文書ファクタリングで2~12%と割安な設定になっています。
申し込みから入金までは最短2営業日と時間がかかりますが、スピードより手数料の安さを優先したい方にとって有力な選択肢になるでしょう。買取1回あたりの合計金額は原則100万円以上からで、大きな売掛債権がある企業向けのサービスです。
OLTA
| 種類 | 2社間ファクタリング |
| 買取可能額 | 下限・上限なし |
| 手数料 | 2%~9% |
| 入金スピード | 最短即日 |
| 手続き方法 | オンライン |
OLTAはオンライン完結型のファクタリングサービスで、中小企業や個人事業主の資金繰りをサポートしてくれます。手数料は2%~9%のあいだで設定されており、事務手数料などそのほかの費用は基本的に発生しません。手数料体系がわかりやすく、難しい価格設定のサービスが苦手な事業者に向いています。
買取可能額は下限・上限がなく、幅広い資金ニーズに対応できるのもOLTAの大きな特徴です。独自のAIシステムでスピーディな審査も可能で、最短即日で申し込みから入金まで完了します。
オンラインで素早く、わかりやすい契約内容で資金調達をしたい事業者に向いているでしょう。
株式会社No.1
| 種類 | |
| 買取可能額 | 50万円~1億円 |
| 手数料 | 1%~15% |
| 入金スピード | 最短30分 |
| 手続き方法 | オンライン・電話・メール |
株式会社No.1は、累計8,000件超の実績を持つファクタリングサービスです。手数料は1%~と業界の中でも低く、法人向けの特典を利用すればさらに負担を抑えられます。
審査通過率は90%以上で、必要書類は決算書・請求書・通帳コピーの3点のみとシンプルです。オンラインで契約が完了するため、来店せずに手続きを進められます。
また、全国対応のため、地域を問わず利用しやすい点もメリットです。初回利用時は「手数料50%割引」や「他社より高額買取保証」があり、他社の手数料や対応に不満がある法人の乗り換え候補になるでしょう。
【個人事業主・フリーランス】書類少なく100万円を調達したい人向けのファクタリング会社5選
ここでは提出する書類が少なく、100万円を調達できるファクタリングサービスを紹介します。
| サービス名 | 種類 | 買取可能額 | 手数料 | 入金スピード | 手続き方法 |
| PayToday | 2社間ファクタリング | 10万円~上限なし | 1%~9.5% | 最短30分 | オンライン |
| FREENANCE即日払い | 2社間ファクタリング | 1万円・上限なし | 3%~10% | 最短5分 | オンライン |
| QuQuMo | 2社間ファクタリング | 1万円~上限なし | 1%~ | 最短2時間 | オンライン |
| ペイトナー | 2社間ファクタリング | 初回は30万円まで
利用実績に応じて最大300万円 |
10% | 最短数時間 | オンライン |
| ラボル | 2社間ファクタリング | 1万円~上限なし | 一律10% | 最短30分 | オンライン |
自身や全ての手続きを行う個人事業主やフリーランスの方にとって、書類の手配が少なく済むのは大きなメリットと言えるでしょう。
PayToday
| 種類 | 2社間ファクタリング |
| 買取可能額 | 10万円~上限なし |
| 手数料 | 1%~9.5% |
| 入金スピード | 最短30分 |
| 手続き方法 | オンライン |
PayTodayはAI審査を導入しており、スピーディな資金調達が可能なオンラインファクタリングサービスです。手数料は1%から9.5%と業界内でも低い水準で、申し込みから最短30分で入金されます。
オンライン完結の仕組みは法人・個人事業主の両方に対応しており、創業1年未満で確定申告書がない場合でも申し込めるメリットがあります。対面での申し込みも可能で、オンラインでの手続きに不安がある方や不明点がある方でも相談しやすいです。
FREENANCE即日払い
| 種類 | 2社間ファクタリング |
| 買取可能額 | 1万円・上限なし |
| 手数料 | 3%~10% |
| 入金スピード | 最短5分 |
| 手続き方法 | オンライン |
FREENANCE即日払いは、GMOインターネットグループが運営しているフリーランスや個人事業主に特化した金融支援サービスです。手数料は3%~10%とリーズナブルで、専用の振込口座の利用状況や、独自の与信スコアによって手数料が変動します。
入金までのスピードも早く、申し込みから最短5分での入金が可能です。ただし、11時半までに審査が完了しない場合は、翌営業日の振込になる可能性があるため注意しましょう。
登録すると無料で利用できる損害賠償責任保険「あんしん補償」が付帯する点もメリットです。ファクタリングサービスで資金のショートに備えつつ、補償の準備もしたい事業者に向いています。
QuQuMo
| 種類 | 2社間ファクタリング |
| 買取可能額 | 1万円~上限なし |
| 手数料 | 1%~ |
| 入金スピード | 最短2時間 |
| 手続き方法 | オンライン |
QuQuMoは、最短2時間で入金が実現するファクタリングサービスです。申し込みから振込まで全てオンラインで完結するため来店や面談は不要で、場所や時間を選ばずに資金調達を始められます。
必要書類は「請求書」「入出金履歴のわかる通帳」の2点のみで、準備に手間をかけずに資金調達が可能です。手数料は業界最安水準の1%~14.8%で、個人事業主でも法人でも対応しているので多くの事業者が利用できます。
債権譲渡登記も不要で、余計な手間をかけずに請求書を現金化する仕組みが整っています。
ペイトナー
| 種類 | 2社間ファクタリング |
| 買取可能額 | 初回は30万円まで
利用実績に応じて最大300万円 |
| 手数料 | 10% |
| 入金スピード | 最短数時間 |
| 手続き方法 | オンライン |
ペイトナーは、ペイトナー株式会社が提供するフリーランス向けのオンライン型ファクタリングサービスです。申請は最短5分で完了し、審査に通過すれば最短数時間での入金が可能と、スピード感のある資金調達を実現しています。
面談や電話でのやり取りは不要で、決算書や契約書の提出も求められません。オンライン上で手続きを完結できるため、煩雑な書類準備や手続きを省ける点も大きな特徴です。独立したばかりの方や、他社で審査に通らなかった方、取引先が個人の場合でも申し込みが可能です。
利用できるのは2社間ファクタリングのみで、取引先にファクタリングの利用を知られる心配はありません。また、手数料は一律10%と明確で、想定外のコストが発生しにくい点も魅力です。資金調達の条件をシンプルに把握したいフリーランスにとって、利用しやすいサービスと言えるでしょう。
ラボル
| 種類 | 2社間ファクタリング |
| 買取可能額 | 1万円~上限なし |
| 手数料 | 一律10% |
| 入金スピード | 最短30分 |
| 手続き方法 | オンライン |
ラボルは、フリーランスや個人事業主を主な対象としたファクタリングサービスです。手数料は一律10%とシンプルでわかりやすく、利用可能額は1万円からと、少額の資金調達にも対応しています。
また、土日祝日を含む24時間365日の即時振込に対応している点も大きな特徴です。このような体制を整えているファクタリング会社は多くなく、急な資金ニーズにも柔軟な対応ができます。さらに、独自の審査基準を採用しているため、ほかのファクタリングサービスで審査に通らなかった場合でも、利用できる可能性があります。
【即日】すぐ100万円が必要な人向けの審査が早いファクタリング会社5選
ここでは、100万円を最短即日で調達したい方向けのおすすめのファクタリング会社を紹介します。
| サービス名 | 種類 | 買取可能額 | 手数料 | 入金スピード | 手続き方法 |
| ビートレーディング |
|
下限・上限なし | 2%~ | 最短2時間 | オンライン・LINE |
| ベストファクター |
|
30万円~1億円 | 2%~20% | 最短1日 | オンライン・電話
※契約時は要面談 |
| SOKULA | 2社間ファクタリング | 1億円まで | 2%~15% | 最短2時間 | オンライン・メール・電話 |
| みんなのファクタリング | 2社間ファクタリング | 非公開 | 非公開 | 最短60分 | オンライン |
| ソクデル | ~1,000万円 | 5%~ | 最短60分 | オンライン・来店・出張 |
すぐにでも100万円が必要な方は上記のサービスを比較し、自社に合うファクタリング会社を選定しましょう。
ビートレーディング
| 種類 |
|
| 買取可能額 | 下限・上限なし |
| 手数料 | 2%~ |
| 入金スピード | 最短2時間 |
| 手続き方法 | オンライン・LINE・対面 |
ビートレーディングは、東京・仙台・名古屋・大阪・福岡に拠点を持つファクタリングサービスです。取引実績8万社以上と長い歴史があり、安心感を優先してファクタリングを選択したい方に向いています。
手数料は2社間ファクタリングで4%から、3社間で2%からと割安で、申し込みから最短2時間での入金が可能なスピードにも定評があります。手続きにはクラウドサインを導入しており、請求書と通帳のコピーがあれば来店不要で手続きをオンライン完結できます。
ベストファクター
| 種類 |
|
| 買取可能額 | 30万円~1億円 |
| 手数料 | 2%~20% |
| 入金スピード | 最短即日 |
| 手続き方法 | オンライン・電話
※契約時は要面談 |
| 公式サイト | https://bestfactor.jp/ |
ベストファクターは、年間相談件数が10,000件を超える実績を持ち、最短即日での資金調達も可能なファクタリングサービスです。建設業や運送業など、入金サイクルが長い業種からの相談が多く、年間1万件以上の実績があります。
契約時は対面での手続きが必要ですが、東京・大阪以外の法人は訪問対応も可能です。赤字決算や税滞納を起こした法人でも審査を受け付けており、信用情報に自信がなくてもサービスを利用できる可能性があります。
注文書ファクタリングは系列サービスの「BESTPAY」が提供しており、注文書の時点ですぐに売却して現金化できるメリットがあります。
SOKULA
| 種類 | 2社間ファクタリング |
| 買取可能額 | 1億円まで |
| 手数料 | 2%~15% |
| 入金スピード | 最短2時間 |
| 手続き方法 | オンライン・メール・電話 |
SOKULAは、株式会社アクセルファクターが運営するオンライン完結型のファクタリングサービスです。申し込みから契約までをオンライン上で完結でき、スマートフォンがあれば隙間時間でも資金調達が可能という手軽さが特徴です。
審査通過率は93%超と高く、他社で審査に通らなかった場合でも利用できる可能性があります。また、手数料は2~15%と比較的リーズナブルな設定で、コストを抑えながら資金調達を進めたい事業者にも適しています。
手続きの簡便さと審査通過率の高さを重視しつつ、100万円規模の資金調達を検討している事業者におすすめできるサービスです。
みんなのファクタリング
| 種類 | 2社間ファクタリング |
| 買取可能額 | 非公開 |
| 手数料 | 非公開 |
| 入金スピード | 最短60分 |
| 手続き方法 | オンライン |
みんなのファクタリングは、申し込みから最短60分での入金を実現するファクタリングサービスです。オンライン完結が可能で、電話連絡や対面での面談が不要です。忙しくて店舗に移動できない事業者でも手間なくスムーズに手続きができるでしょう。
土日・祝日にも利用できるため、曜日に関係なく資金が必要な場合にメリットがあります。また、2社間ファクタリングに特化しているため、売掛先にファクタリングの利用を知られる心配もありません。
3社間ファクタリングがない欠点もありますが、2社間のみで取引する事業者にとっては非常に使い勝手が良いサービスと言えるでしょう。
ソクデル
| 種類 | |
| 買取可能額 | ~1,000万円 |
| 手数料 | 5%~ |
| 入金スピード | 最短60分 |
| 手続き方法 | オンライン・来店・出張 |
ソクデルは最短60分で最大1,000万円までの資金調達に対応しているファクタリング会社です。契約方法はオンライン・来店・出張の3種類から選べ、利用者の状況に合わせて手続きしやすい特徴があります。
買取手数料は5%からと低水準で、赤字決算や税金滞納がある場合でも審査に通る可能性のある基準が採用されています。実際に審査通過率は92.5%以上と高く、他社で断られた事業者にも向いているでしょう。
土日祝日も対応しているため、平日以外に現金が必要な事業者でも活用できます。
ファクタリングとは
ファクタリングは、売掛先から期日に入金される予定の「売掛金」をファクタリング会社に譲渡し、前倒しで現金化する資金調達の方法です。売買手数料は発生しますが、1か月や2か月待たなければ入金されない売掛金を、期日より先に受け取れる方法として注目されています。
ファクタリングの歴史は意外にも長く、その起源は諸説ありますが、16世紀頃のイギリスと言われています。日本では長らく一般的に普及するには至りませんでしたが、2000年代以降は債権譲渡の法律が整備されて徐々に浸透してきました。
通常のファクタリング以外に、審査から契約までをオンラインで完結させる「オンラインファクタリング」もあります。
銀行融資・ビジネスローンとの違い
ファクタリングと銀行融資・ビジネスローンは、資金調達できる点では同じですが、仕組みからして大きく異なります。
ファクタリングは売掛金の売却であって借り入れではないため、毎月の返済義務がありません。また、貸借対照表上の負債を増やさずに現金を調達できます。
一方、銀行融資やビジネスローンは借入金であり、返済義務が生じます。返済が万が一遅れたときは信用情報に記録され、事業主の信用が損なわれるでしょう。
審査のポイントも違いがあり、ファクタリング会社の審査で重視されるのは売掛先の信用力です。一方、銀行融資やビジネスローンは申し込む企業自身の信用力や収益性が重視されます。
2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの違い
ファクタリングは、売掛先が契約に関与するか否かで次の2つの種類に分かれます。
2社間ファクタリングは、事業主とファクタリング会社の2社のみで手続きをするファクタリングです。売掛先からは、通常どおり事業主に売掛金が支払われるため、売掛先にファクタリングの利用を知られる心配がありません。また売掛先の承諾を得ずとも利用が可能なため、素早く資金を調達できます。
一方、3社間ファクタリングは、事業主とファクタリング会社に加えて売掛先も加わるファクタリングです。売掛先に売掛債権を譲渡する旨を通知して承諾を得る必要があるため、現金化までは一定の時間や手間がかかります。また、売掛先に「債権をファクタリング会社に譲渡する」という事実を秘密にできません。
一方、売掛先からファクタリング会社に直接支払われるため、手数料を抑えやすいメリットがあります。
100万円を資金調達できるファクタリング会社の選び方
100万円を資金調達する際のファクタリング会社の選び方として、特に注目したいのは以下の4点です。
- 手数料
- 入金スピード
- 対象事業者
- 2社間/3社間ファクタリングへの対応
ファクタリング会社ごとの特徴を整理・比較しながら、自社の状況に合うサービスを選定しましょう。
手数料
100万円を調達するなら、可能な限り手数料が安いファクタリング会社を選択しましょう。ファクタリング会社の種類やサービスによって、手数料の設定は全く異なります。
例えば、2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの手数料相場は以下の通りです。
- 2社間ファクタリング:8%~18%
- 3社間ファクタリング:2%~9%
売掛金の内容、取引先の信用力などによっても手数料は変わります。ファクタリングの利用を検討する際は、複数社の手数料を比較検討したうえで契約に進みましょう。
100万円を調達したときの手数料の相場と計算方法
2社間ファクタリングを手数料8%・買取率70%で利用するケースで、100万円規模の資金調達を行う場合を例に計算してみましょう。
売掛金が160万円ある場合、買取率70%とすると、調達可能額は112万円です。この112万円に対して8%の手数料がかかるため、手数料は8万9,600円となります。
上記の計算の結果、実際に入金される金額は103万400円です。売掛先から160万円の売掛金が入金された後は、ファクタリング会社へ112万円を支払えば取引が完了します。
入金スピード
速やかに100万円を手元に用意したい場合は、入金までのスピードが早いファクタリング会社を選びましょう。入金スピードはファクタリング会社ごとにさまざまで、最短即日入金が可能なところもあれば翌営業日以降になるサービスもあります。申し込み時間や休日対応の可否によっては、実際の入金がさらに遅れる場合もあります。
例えば「2時間以内に入金可能」と記載がある会社でも、午前中までの申し込み完了を条件としている場合があります。午後から申し込んでも最短2時間での入金はされず、翌営業日以降の入金になるため注意が必要です。
すぐに100万円を調達したい場合は営業時間や土日祝日の対応状況を事前に確認し、極力早いタイミングで申し込むようにしましょう。
対象事業者
申し込もうとしているファクタリングサービスがどの事業者を対象にしているかは必ず確認しましょう。ファクタリングの中には、個人事業主やフリーランスが利用できるサービスがある一方、法人しか利用できないサービスも存在します。
個人事業主の方が利用する場合は、必要書類が法人とは異なる点も多いため、事前審査にあたり何が必要なのかを確認するようにしましょう。必要な書類をあらかじめ確認して準備しておくのが、スムーズに100万円を資金調達するポイントです。
2社間/3社間ファクタリングへの対応
ファクタリングサービスが2社間・3社間ファクタリングのどちらに対応しているのかも、確認しておきたいポイントです。ファクタリングには大きく分けて以下の2つがあり、両方を利用できる会社ばかりではありません。
- 利用者とファクタリング会社で契約を締結する「2社間ファクタリング」
- 売掛先も加えて3社で契約を締結する「3社間ファクタリング」
スムーズに100万円を確保したい場合、一般的に利用されるのは2社間ファクタリングです。取引先が1社少なく売掛先とのやり取りがない分だけ、速やかな入金が期待できます。
一方、3社間ファクタリングは利用者とファクタリング会社だけでなく、売掛先も当事者となる契約です。2社間よりも手数料が安くなる傾向にあるなど、それぞれの契約形態で利用するメリット、デメリットが異なります。
ファクタリング会社によっては、3社間ファクタリングのみ対応するケースもあるため、事前に確認しておきましょう。
ファクタリングで100万円の資金調達を成功させるポイント
ファクタリングで100万円の資金調達を成功させるポイントとして、以下の6つを解説します。
- 100万円以上の売掛債権を用意する
- 信用力のある売掛先を選ぶ
- 支払期日が近い債権を用意する
- 必要書類を間違いなく用意する
- 取引実績のあるファクタリング会社に依頼する
- 見積もりから入金までの日にちに余裕を持つ
上記のポイントを意識すると100万円の資金調達の成功率が上がり、資金繰りの改善につながるでしょう。
100万円以上の売掛債権を用意する
100万円の資金調達を成功させるなら、100万円以上の金額が記載された売掛債権が必要不可欠です。ファクタリングでは売掛金に応じて現金化できる金額が異なるため、100万円未満の売掛債権しかない場合は100万円の調達はできません。
また、100万円ぴったりの売掛債権を用意しても、全額を現金化できない点に注意が必要です。ファクタリングには「買取率」「手数料」という2つの仕組みがあり、売掛金の全額を受け取れない場合があります。
例えば掛け率80%のファクタリング会社を利用して100万円を確保するには125万円分の売掛債権が必要です。実際はそこに手数料も加わるため、必要な売掛金の金額はもっと多くなります。
ファクタリング会社は2~20%程度の手数料を設けており、事業主に渡るお金は売掛金の額面から手数料を差し引いた金額です。
信用力のある売掛先を選ぶ
100万円規模の資金調達をファクタリングで実現するには、信用力の高い売掛先に対する売掛債権を選びましょう。債権回収前に売掛先が倒産した場合のリスクは原則としてファクタリング会社が負うため、業者側にとってはハイリスクな取引となるためです。
高額なファクタリングを申し込むほど、ファクタリング会社の審査は慎重になりやすい傾向があります。売掛先の財務状況や事業規模、支払い実績などが重視されるため、国や自治体などの公的機関、上場企業などの売掛債権を選ぶと良いでしょう。
また、信用度の高い売掛債権であれば、希望額に近い金額での資金調達が実現しやすく、手数料が抑えられる可能性も高まります。ファクタリングで100万円を確保したい場合は、金額だけでなく売掛先の信用力にも十分注意した債権選びが大切です。
支払期日が近い債権を用意する
100万円をファクタリングで資金調達するには、支払期日が近い売掛債権を用意することが重要です。ファクタリング会社が最も重視するのは、買い取った売掛債権が支払期日どおりに確実に回収できるかどうかという点にあります。
100万円以上のファクタリングは、業者側にとって一定の利益が見込める一方で、支払期日が先になるほど売掛先の倒産リスクが高まります。支払期日までの期間が長いと、取引先の経営状況の悪化や資金繰りの変化など、回収に影響を及ぼす不確定要素が増えるためです。
このような理由から、ファクタリング会社は高額な資金調達ほど、支払期日が近い売掛債権を好む傾向があります。100万円の資金調達をスムーズに進めたい場合は、支払期日が迫っている売掛債権を優先的に選ぶことで、審査通過率の向上や条件面で有利になる可能性が高まるでしょう。
必要書類を間違いなく用意する
100万円の資金調達をファクタリングで実現するためには、不備や誤りのない正確な必要書類の事前準備が重要です。ファクタリングの審査では、指定された書類を期限内に提出する必要があり、書類の不備は審査の遅延や否決につながる可能性があります。
一般的に、ファクタリングの申し込み時に提出を求められる可能性が高い書類として、以下の6つが挙げられます。
- 商業登記簿謄本
- 印鑑証明書
- 預金通帳のコピー
- 決算書
- 売掛先企業との契約書や発注書
- 本人確認書類
これらの書類は、利用者や売掛先の実在性、取引内容の正当性、支払い能力などを確認する目的で使用されます。あらかじめ内容に誤りがないかを確認し、最新版を用意しておけば、100万円規模の資金調達もスムーズに進めやすくなるでしょう。
取引実績のあるファクタリング会社に依頼する
ファクタリングで100万円の資金調達を目指す場合は、すでに取引実績のあるファクタリング会社に依頼すると良いでしょう。ファクタリング会社は審査の際に売掛先の信用力だけでなく、申込者が契約内容を適切に遵守できるかどうかも重視しています。売掛金の使い込みや二重譲渡といったリスクを回避するため、利用者の取引姿勢や信頼性も重要な判断材料となるためです。
特に100万円規模の高額取引では、過去に取引実績のあるファクタリング会社のほうが有利になる傾向があります。これまでの取引を通じて、申込者の人となりや対応状況を把握しており、一定の信頼関係がすでに築かれているためです。
高額なファクタリングを利用する際は新規で申し込むよりも、既存のファクタリング会社を選ぶ方がスムーズに資金調達しやすいでしょう。
見積もりから入金までの日にちに余裕を持つ
100万円規模の高額ファクタリングを成功させるためには、見積もりから入金まではある程度の時間的余裕を持って進めましょう。即日で100万円の調達は可能ですが、ファクタリング会社にとって100万円の取引はハイリスクとなるため、慎重な判断が行われます。
見積もりの提示から審査、契約手続き、実際の入金までに要する時間は、少額取引と比べて長くなる可能性があります。特に、売掛先の信用状況や取引内容の確認に時間を要するケースも少なくありません。
ファクタリングを成功させるには取引実績のあるファクタリング会社を選ぶ、信用度の高い売掛債権を用意するなどの対応を検討しましょう。そのうえで一定の時間がかかる点を想定しておくと、あわてずに資金調達ができます。
ファクタリングで100万円を調達する際の注意点
ファクタリングで100万円の資金調達をするときには、以下の3つの注意点があります。
- 他社利用中の債権を二重譲渡しない
- 審査がない・甘いと書かれたファクタリング会社は利用しない
- 必要書類が請求書のみの会社は利用しない
申し込みの前にそれぞれの注意点を確認して信用できるファクタリング会社を選び、正しくサービスを利用しましょう。
他社利用中の債権を二重譲渡しない
ファクタリングを利用する際、売掛債権の二重譲渡は絶対に行ってはいけません。二重譲渡は重大な不正行為であり、発覚した場合は刑事責任を問われる可能性があります。
二重譲渡とは、同一の売掛債権を複数のファクタリング会社に譲渡する行為を指します。ファクタリングは債権売却であり、現物のある商品とは異なるため、仕組み上は意図的に二重譲渡ができてしまう点に注意が必要です。
例えば、100万円の売掛債権をファクタリング会社AとBの双方に80万円で売却した場合、受け取れる金額の合計は160万円です。売掛債権は本来1つしか存在しないため、少なくとも一方の会社には実在しない債権を譲渡してしまっています。
二重譲渡が発覚すれば契約の無効・取消にとどまらず、詐欺罪や横領罪が適用される可能性があります。意図の有無にかかわらず、二重譲渡は事業継続に重大な影響を及ぼす行為です。
ファクタリングを利用する際は、売掛債権を重ねて譲渡しないように徹底しましょう。
審査がない・甘いと書かれたファクタリング会社は利用しない
ファクタリング会社を選ぶ際は、「審査なし」「審査が甘い」といった文言を掲げている業者は決して利用しないよう注意が必要です。ファクタリング会社は不正利用を防止するためにも、売掛債権が実在するかどうかを確認する審査を行う必要があります。
また、売掛先の倒産などによる回収不能リスクを抑えるうえでも、審査は不可欠なプロセスです。審査を通じた取引内容の確認は、売掛債権の二重譲渡を防止する役割も果たします。
「審査なし」を強調するファクタリング会社はリスク管理を軽視している可能性が高く、未登録の悪徳業者であるおそれも否定できません。ファクタリングを装って高額な手数料を請求されたりトラブルに発展したりするケースもあり、審査なしの業者利用は避けるべきでしょう。
必要書類が請求書のみの会社は利用しない
ファクタリングを利用する際、必要書類が請求書のみとしている会社は、悪徳業者である可能性が高いため注意が必要です。適正なファクタリング取引では、売掛債権の実在性や利用者の信頼性を確認するため、複数の書類による審査が行われます。
一般的なファクタリングの審査では、請求書に加えて、本人確認書類や預金通帳の写し、過去の取引履歴などの提出が必要です。これらは、取引内容の正当性や二重譲渡、不正利用を防止する目的があります。
にもかかわらず、必要書類が請求書のみのファクタリング会社は、十分な審査体制を整えていない可能性が高く、リスク管理を軽視していると考えられます。そのような業者は悪徳業者であるおそれも否定できないため、トラブルを避けるためにも利用は控えるようにしましょう。
違法なヤミ金融業者を見抜くチェックリスト
ファクタリング会社の中には、表向きはファクタリングを装いながら、不利な条件を押し付ける悪質業者やヤミ金融業者が紛れ込んでいるケースもあります。以下の項目に当てはまる業者は、利用を避けるべきでしょう。
- 事業所の所在地や固定電話番号、公式サイトが存在しない
- 見積もりを提示しない、または内容が不明瞭
- 契約書がない、もしくは契約内容が一方的で不適切
- 手数料が著しく高額、または手数料の説明が曖昧
- 「審査なし」「誰でも利用可能」といった文言を強調している
- ファクタリングではなく、実質的な融資を勧めてくる
また、ファクタリング会社に申し込む際は、以下に該当しないかも事前確認しましょう。
- 公式サイトに「事業所住所」「固定電話番号」「資本金」「代表者名」などが明記されているか
- 金融庁や各自治体が公開している「ヤミ金(悪質業者)の実例」に該当していないか
- サービス一覧に「給与ファクタリング」が含まれていないか
100万円のファクタリングに関するよくある質問
100万円規模のファクタリングに関するよくある質問として、以下の5つを紹介します。
- 誰でも通るファクタリングサービスはある?
- オンライン完結で100万円を調達できる?
- ファクタリングの手数料に上限はある?
- ファクタリングの手数料に消費税はかかる?
- ファクタリングの手数料の勘定科目は?
ファクタリングによる100万円の調達に疑問がある場合は、質問への回答を参考にしてみてください。
誰でも通るファクタリングサービスはある?
結論、誰でも審査に通るファクタリングサービスはありません。ファクタリングは融資ではありませんが、利用するときは必ず審査があります。
「審査通過率90%以上」と主張しているファクタリング会社もありますが、それでも10%近い事業者は審査に通らない可能性があります。また、申込者の事業規模によっても審査通過率は異なると言われており、100%絶対に通るファクタリングは存在しません。
オンライン完結で100万円を調達できる?
オンライン完結による100万円の調達は十分に可能です。オンライン取引ができるファクタリングサービスを選択すれば、対面なしで100万円を調達できる可能性があります。
オンライン完結のファクタリング会社も買取可能額が100万円を超えるケースが多く、上限なしで現金化が可能な会社もあります。
ファクタリングの手数料に上限はある?
ファクタリングの手数料に、上限は基本的にありません。ファクタリングの手数料について法律の規制がなく、事業者は自由に手数料を決定できます。
ファクタリング会社を利用する前に、企業ごとの手数料水準をよく確認しておきましょう。現金化する金額によっては、手数料率が1%違うだけでも支払う金額が大きく変化する可能性があります。
ファクタリングの手数料に消費税はかかる?
ファクタリングの手数料に、消費税はかかりません。ファクタリングの手数料は、国税庁によって定められている「非課税取引」にあたるためです。
ただし、「債権譲渡登記」が必要なファクタリングは消費税の課税対象になります。債権譲渡登記とは、ファクタリング会社が売掛債権を譲り受けた内容を第三者に対抗するための登記です。
ファクタリングの手数料の勘定科目は?
ファクタリングの手数料の勘定科目は「売掛債権売却損」です。売掛債権売却損は買取型ファクタリングで、ファクタリング会社からの入金があったとき、手数料を記載する際の勘定科目として採用します。
ファクタリングの手数料が30,000円で、ファクタリング会社から100万円が振り込まれた際の仕訳の一例は以下の通りです。
| 借方 | 貸方 | ||
| 現金預金 | 100万円 | 未収入金(※) | 103万円 |
| 売掛債権売却損 | 3万円 | ||
※ファクタリング契約の締結時に、借方に「未収金」、貸方に「売掛金」で仕訳済みと仮定
ファクタリングによる100万円の資金調達は十分可能
ファクタリング会社では買取可能額に上限が設けられていないケースが多く、売掛債権によっては100万円の資金調達は十分可能です。ただし、ファクタリング会社によって「買取率」「手数料」に違いがあります。これらを加味して100万円が入金されるのか事前計算が大切です。
ファクタリング会社を利用するときは、各社の特徴を確認したうえで自社に合うサービスを選択しましょう。即日で100万円の入金を希望している場合は、営業時間内に手続きを済ませられるような準備が求められます。


















