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請求書カード払いとは?メリット・デメリットとおすすめ業者10選を解説

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この記事は約14分で読めます。

「手元にお金がなくて取引先への支払いができない」という経験をお持ちの人も多いのではないでしょうか?

このようなときにクレジットカードで取引先へ代金を支払えるサービスが請求書カード払いです。

請求書カード払いであれば、取引先企業がクレジットカード払いに対応していなくても、手元にクレジットカードさえあれば期日に遅れることなく支払いが可能です。

また、利用にあたって面倒な審査もありません。

すぐに利用の予定がなくても、緊急時の支払手段として頭に入れておいて損はありません。

この記事では請求書カード払いの特徴とメリット・デメリット、また、おすすめの請求書カード払いサービスをご紹介していきます。

請求書カード払いとは?利用の流れも解説

請求書カード払いとは、請求書をクレジットカードで支払うサービスです。

業者へ請求書代金をクレジットカード払いすることで、業者が取引先に対して利用者名義で支払いをしてくれるので、期日に遅れることなく請求書の支払いが可能です。

請求書カード払いは次のような流れで利用します。

  1. 請求書カード払いサービスに登録
  2. 利用者、支払い先の情報を登録
  3. クレジットカードで代金を決済
  4. 業者が利用者名義で取引先へ振り込み
  5. クレジットカードの支払日に口座から代金が引き落とされる

請求書カード払いの仕組みは利用の流れを理解することが最もわかりやすい方法です。

請求書カード払いの利用の流れを詳しく解説していきます。

①請求書カード払いサービスに登録

まずは請求書カード払いサービスのサイトにアクセスし、請求書カード払いサービスに登録をおこないます。

基本的にはメールアドレスを入力し、パスワードを入力するだけで、メールが届くので、そこから簡単にアカウント登録が可能です。

また、GoogleやFacebookアカウントなどからもアカウント作成できるサービスが数多くあります。

②利用者、支払い先の情報を登録

アカウント作成をおこなったら、利用者と支払先の会社情報、さらに請求書の情報を入力します。

ここでは相手先の口座名義、口座番号、金額などを間違えないよう十分に注意してください。

なお、サービスによっては決算書をアップロードするだけで、自動で、入金先や支払金額などを読み取ってくれるものもあります。

③クレジットカードで代金を決済

利用者と相手先、請求情報をただしく入力したら、クレジットカードで代金を決済します。

代金は、請求書金額+手数料が決済されます。

例えば請求金額が10万円、手数料が3%の場合は103,000円がクレジットカードで決済される金額です。

クレジットカードが問題なく決済できれば、これで請求書カード払いサービスは確実にクレジットカード会社から代金を受け取れます。

④業者が利用者名義で取引先へ振り込み

請求書カード払い業者が利用者名義で、利用者が指定した日に、取引先に対して代金の振り込みをおこないます。

振り込む際には、必ず利用者名義としてくれるので、取引先に対して「請求書カード払いを利用した」と知られる心配はありません。

なお、請求書カード払い業者によっては、指定できる日が決まっていたり、指定できる最短日が異なるので注意しましょう。

⑤クレジットカードの支払日に口座から代金が引き落とされる

クレジットカードカードの支払日になると、他のクレジットカードの利用代金とともに利用者の口座から代金が引き落とされます。

これは、通常のクレジットカードの支払いと全く同じです。

締日と支払日の関係を理解しておかないと、クレジットカードで支払いを先延ばしにできる期間が大きく異なるので注意が必要です。

例えば、20日締め、翌月15日引き落としのクレジットカードで請求書カード払いを利用した場合、1月21日に利用すれば3月15日の支払いになります。しかし1月20日に利用した場合は2月15日の支払いとなり、先延ばしにできる日数があまり長くありません。

手持ちのカードの締日と支払日の関係を理解し、利用した代金がいつ支払いになるのかを把握しておきましょう。

請求書カード払いのメリット

請求書カード払いには次の9つのメリットがあります。

  • 申込手続が簡単
  • 提出書類なし
  • 審査がない
  • 最大60日支払いを先延ばしにできる
  • 手数料が安い
  • 手元にお金がなくても支払いができる
  • クレジットカードのポイントが貯まる
  • 取引先に知られない
  • 分割やリボにできる場合がある

融資の審査に通過できない事業者でもクレジットカードさえ手元にあれば、取引先への支払いができます。

請求書カード払いの9つのメリットについて詳しく解説していきます。

申込手続が簡単

請求書カード払いは申込手続きが非常に簡単です。

基本的には自社の情報、相手先企業の情報、請求書の情報を簡単に入力するだけです。

融資やファクタリングのように、決算内容の入力などはありません

他の方法と比較して、非常に簡単に資金繰りできる点が請求書カード払いのメリットです。

提出書類なし

請求書カード払いの申込では基本的に書類の提出はありません。

必要事項の入力だけで利用できます。

融資やファクタリングでは、決算書・確定申告書、納税証明書、印鑑証明書、商業登記簿謄本、請求書、取引先との基本契約書、資金繰り表など、さまざまな資料の提出が必要になります。

また、オンライン完結型のファクタリングを利用するためには、これらの書類を全てデータ化してアップロードする必要があるので、手続きが非常に煩雑です。

請求書カード払いの場合には、提出書類が基本的にないので、書類を用意したり役所に行って書類を取得する手間がかかりません。この点でも請求書カード払いは申込手続が簡単だといえるでしょう。

審査がない

請求書カード払いの利用には審査がありません。

請求書金額+手数料を決済できるクレジットカードさえ手元にあれば、どんな事業者でも利用できます。

請求書カード払い業者は、クレジットカードで決済を受ければ確実に代金を回収できるため、審査をする必要がありません。

また、クレジットカードで決済できない業者に対しては、取り扱いを断ることでリスクをゼロにできます。

請求書カード払いはクレジットカード限度額に空きさえあれば確実に利用できるので、資金繰りの計画を立てやすく、審査の待ち時間なしでスムーズに利用できます。

最大60日支払いを先延ばしにできる

請求書カード払いでは最大60日間支払いを先延ばしにできます。

例えば月末締め翌月末払いのクレジットカードで3月1日に請求書カード払いを利用した場合、締日が3月31日で、支払日が4月30日となります。

本来であれば3月1日に現金が流出していた支払いを、4月30日までの60日先まで先延ばしできる点は非常に大きなメリットです。

資金繰りは1日でも長く手元に資金を置いておくことで改善しますが、請求書カード払いを利用すれば最大60日まで現金流出を先延ばしにできるので、資金繰り改善に大きく寄与するでしょう。

手数料が安い

請求書カード払いはファクタリングなどと比較して手数料が安い点もメリットです。

請求書カード払いの手数料相場は3%前後です。

2社間ファクタリングの場合は5%〜20%程度が手数料の相場ですので、ファクタリングと比較した場合、請求書カード払いの手数料は非常に低いことがわかります。

資金調達コストが高ければ高いほど、経常収支は圧迫されますし、手元に確保できる資金も少なくなるので、資金繰りにもマイナスです。

しかし請求書カード払いを利用することによって、ファクタリングよりも手数料をかなり抑えられるので、手数料負担を抑えて資金調達できる点は大きなメリットだといえます。

手元にお金がなくても支払いができる

請求書カード払いを利用すれば手元にお金がなくても支払いができます。

実際に多くの事業者が請求書カード払いを利用していますが、ほとんどの業者が利用する理由が「支払いのためのお金がないから」というものです。

手元にお金がないからといって、取引先に対する支払いに遅れてしまったら、取引先からの信用を失い、今後の取引継続に大きな悪影響となってしまいます。

しかし、請求書カード払いを利用することによって、手元にお金がなくても支払いができるので、支払期日に遅れることなく取引先への支払いが可能です。

クレジットカードの限度額に空きさえあれば、確実に代金を支払えるので、請求書カード払いは緊急時の支払手段として活用できるでしょう。

クレジットカードのポイントが貯まる

請求書カード払いを利用することで、クレジットカードのポイントが貯まる点もメリットです。

クレジットカードで何かのサービスの代金を支払うときと同じように、請求書カード払いで利用した代金に対して、カード所定の還元率によって計算されたポイントが付与されます。

例えば、還元率1%のクレジットカードを使用して10万円の決済をおこなった場合、1,000ポイントが付与されます。

これによって、実質的な手数料負担を引き下げることが可能です。

手数料3%の請求書カード払いサービスを還元率1%のクレジットカードで利用した場合、実質的な手数料負担は2%となります。

振込などの方法で取引先へ代金を支払ってもポイントは貯まりませんが、請求書カード払いを利用すればクレジットカードのポイントが貯まる点はメリットです。

取引先に知られない

請求書カード払いを利用したことは取引先には知られません。

請求書カード払い業者が取引先に対して振り込みを実施する際には、利用者名義で代金を振り込むためです。

取引先企業は、利用者から代金が振り込まれたとしか判断できないので、「資金繰りが苦しいからクレジットカードで代金を支払った」「請求書カード払いを利用した」などと判断されるリスクは皆無です。

取引先からの自社の印象を悪化させることなく、期日通りに利用者名義で代金を支払える点は請求書カード払いのメリットだといえるでしょう。

分割やリボにできる場合がある

請求書カード払いで利用した代金は分割やリボにできる場合があります。

クレジットカードによっては、利用した代金を後から分割やリボへ変更できることがあるので、この方法を利用して、請求書カード払いで利用した代金を後から分割やリボへ変更すれば、結果的に取引先への支払いを分割にできます。

通常、取引先に対して「支払いを分割にしてください」と依頼しても、まず聞き入れられることはないので、この点も請求書カード払いの大きなメリットです。

ただし、クレジットカードによっては変更できないことがあるので注意しましょう。

また、3回以上の分割やリボ払いには高額な手数料が発生するので、あまりおすすめできませんし、将来的な資金繰りまで計算し、計画的に利用してください。

請求書カード払いのデメリット

請求書カード払いには次のようなデメリットもあるので、利用前に頭に入れておきましょう。

  • クレジットカードの限度額までしか支払いができない
  • 先延ばしできるのは60日が限度
  • 手数料がかかる
  • 利用できる国際ブランドが限られる

請求書カード払いで支払えるものは限られていますし、先延ばしできる日数も限られます。

請求書カード払いのデメリットについて詳しく解説していきます。

クレジットカードの限度額までしか支払いができない

請求書カード払いで支払いができるのはクレジットカードの限度額までです。

クレジットカードを利用して、取引先への支払いをおこなうサービスですので、当然ながら限度額の範囲内までしか支払いはできません。

企業間取引の中には数百万円単位の高額な支払いが発生することがありますが、基本的にはそのような高額の支払いを請求書カード払いでおこなうことは不可能であると理解しておきましょう。

請求書カード払いで支払えるのは数十万円程度までの、比較的少額の支払いのみとなっています。

先延ばしできるのは60日が限度

請求書カード払いで先延ばしできるのは60日が限度です。

締日から支払日まで1ヶ月以上の期間が空いているクレジットカードは基本的に存在しないのですから、最大で60日先までしか支払いの先延ばしは不可能です。

ファクタリングであれば最大90日先の売掛債権の早期資金化ができますし、融資であれば数年かけて返済をおこなうことが可能です。

請求書カード払いの場合には、先延ばしできる日数が他の資金調達方法と比較して短いので、資金繰り改善効果は限定的だと言えます。

手数料がかかる

請求書カード払いの利用には手数料がかかります。

請求書カード払いの手数料は、3%程度とファクタリングと比較すると手数料は低いですが、年利に換算すると18%〜36%程度の高額になります。

銀行融資の場合は年利2%〜3%程度ですので、請求書カード払いは融資の10倍以上のコストになることも珍しくありません。

毎月のように利用すると、収益も資金繰りも大きく圧迫されてしまうので、利用するタイミングは本当に支払いに困った時に限定するようにしてください。

利用できる国際ブランドが限られる

請求書カード払いでは業者によって利用できる国際ブランドが異なります。

ほとんどの業者でVISAやMasterCardなどは利用できますが、アメックスやダイナースなどのステータスの高いブランドが利用できる請求書カード払いは限られています。

アメックスやダイナースなどは一律の限度額がないか限度額が大きいので、高額の支払いにも対応できます。

しかし、利用できる請求書カード払いサービスは異なるので、アメックスやダイナースを利用したい方は慎重に業者を選ぶようにしてください。

初めての利用にも安心のおすすめ請求書カード払い業者10選

請求書カード払いを取り扱っている業者は数多くありますが、その中でも次の業者は運営業者の安全性や手数料の低さなどの点で優れています。

  • INVOYカード払い
  • 支払い.com
  • Money Foward請求書カード払い
  • Fintoカード後払い
  • DGFT請求書カード払い
  • 請求書カード払い JCB×Digital Garage
  • Biz Forward請求書カード払い
  • 請求書カード払い by GMO
  • NP掛け払い 請求書カード払い
  • 請求書支払い代行サービス

それぞれのサービスの特徴とスペックについて詳しく解説していきます。

INVOYカード払い

INVOYカード払い

運営会社 FINUX株式会社
契約方法 オンライン
先延ばしできる最長期間 60日
対応国際ブランド VISA、Mastercard、JCB
請求書の支払いスピード 最短即日〜最長30日後
利用者 法人・個人事業主
審査の有無 無し
必要書類 無し
手数料 3%

INVOYカード払いは最短即日で支払いができる請求書カード払いサービスです。

数ある請求書カード払いサービスの中でも、最短即日支払いに対応している業者はINVOYカード払いとわずかしかないので、急いで支払いをしたい方に最適です。

登録者数10万ユーザー以上、累計取扱高100億円以上と、非常に多くの人が利用しているサービスですので、初めて請求書カード払いを利用する方も安心して利用できます。

最短当日〜30日後まで振り込み日を指定できるので急いでいるときだけでなく「前もって支払いを指定しておきたい」という方は30日先まで支払日を指定でき、支払いを忘れることはありません。

さらに1つの請求書に対して複数のクレジットカードで支払うことができるので、高額な請求があったときにもしっかりと対応可能です。

即日支払いで、高額の支払いに対応した優良業者だといえます。

支払い.com

支払い.com

運営会社 株式会社クレディセゾン
株式会社UPSIDER
契約方法 オンライン
先延ばしできる最長期間 60日
対応国際ブランド VISA、Mastercard、セゾンカード
請求書の支払いスピード 最短1営業日
利用者 法人、個人事業主
審査の有無 無し
必要書類 不要
手数料 4%

支払い.comは大手信販会社のクレディセゾンと、大手事業用決済サービスのUPSIDERという大手企業2社が運営する請求書カード払いサービスです。

セゾンカードの支払いに対応しているので、セゾン発行のアメックスカードも支払い.comであれば請求書カード払いサービスに活用できます。

また、取引先への支払いまで最短1営業日ですので、急いで支払いが必要になるタイミングでも利用できます。

すでに利用企業60,000社を突破しているので安心です。

申込は最短60秒で完結できるほど、簡素化されており、手続きに時間はかかりません。

手数料は4%とやや高めですが、安心できる業者でスムーズにカード払いをしたいという方におすすめです。

Money Foward請求書カード払い

マネーフォワード請求書カード払い

運営会社 マネーフォワードケッサイ株式会社
契約方法 オンライン
先延ばしできる最長期間 60日
対応国際ブランド VISA、Mastercard、JCB
請求書の支払いスピード 最短2営業日
利用者 法人・個人事業主
審査の有無 無し
必要書類 不要
手数料 2.7%

Money Foward請求書カード払いは大手会計システムのマネーフォワードの関連会社であるマネーフォワードケッサイが運営する請求書カード払いサービスです。

手数料が低い点が特徴で、2.7%と相場よりも低い手数料で利用できます。

支払いまでは最短2営業日ですが、支払日が5日/10日/15日/20日/25日/末日のいずれかに決まっています。

そのため、申込日によっては支払いまでに5営業日かかる点に注意しましょう。

また、Money Foward請求書カード払いオリエントコーポレーションとのお取組みにより3Dセキュア(本人認証サービス)を導入しています。

ネット上でクレジットカードの情報を入力しても安心して利用できます。

Fintoカード後払い

Fintoカード後払い

運営会社 トラボックス株式会社
契約方法 オンライン
先延ばしできる最長期間 60日
対応国際ブランド VISA、Mastercard、セゾンカード
請求書の支払いスピード 最短1営業日
利用者 法人・個人事業主
審査の有無 無し
必要書類 無し
手数料 2.55%
月額費用:498円
※5万円未満の決済は、一律1400円

FINTOを運営するTRABOXは運送会社をはじめ、物流産業の生産性向上を支えて物流のDX(デジタルトランスフォーメーション)を実現する「物流DXプラットフォーム」を運営する業者です。

東証プライム上場 ビジョナルグループ会社ですので、業者の安全性は非常に高くなっています。

手数料は2.55%と相場よりもかなり低いのが特徴ですが、初回登録から2ヶ月間は手数料2.2%で利用できるのでさらにコストを抑えられます。

還元率1%のクレジットカードを利用すれば、実質的には1.2%で利用できるので数ある請求書カード払いサービスの中でも最も低コストで利用できる業者です。

取引先への支払いまでには最短1営業日と早めなので急いで支払いをおこないたい方にもおすすめです。

 

DGFT請求書カード払い

DGFT請求書カード払い

運営会社 株式会社デジタルガレージ
契約方法 オンライン
先延ばしできる最長期間 60日
対応国際ブランド VISA、Mastercard、JCB、セゾンカード、ダイナース
請求書の支払いスピード 最短3営業日
利用者 法人・個人事業主
審査の有無 無し
必要書類 無し
手数料 3%

DGFT請求書カード払いは法人向けの決済サービスを提供している株式会社デジタルガレージが運営して売る請求書カード払いサービスです。

株式会社デジタルガレージは大手信販会社のJCBなどとも提携して請求書カード払いサービスを提供している業者ですので、非常に信頼度の高い業者だといえます。

最大の特徴はダイナースカードにも対応しているという点です。

数ある請求書カード払い業者の中でも、ダイナースカードに対応しているのはDGFT請求書カード払いだけです。

入金までは最短3営業日とやや長めなので、計画的に申し込みをおこないましょう。

請求書カード払い JCB×Digital Garage

JCB請求書カード払い

運営会社 株式会社ジェーシービー
契約方法 オンライン
先延ばしできる最長期間 40日
対応国際ブランド JCB
請求書の支払いスピード 最短3営業日
利用者 法人・個人事業主
審査の有無 無し
必要書類 無し
手数料 2.98%

大手信販会社のJCBと法人決済サービスを運営する上場企業のデジタルガレージが運営する請求書カード払いサービスです。

手数料は2.98%と若干低めです。

ただし、先延ばしできる日数は40日とやや短めになっているので、他社のサービスよりも資金繰り改善効果が限定的だといえます。

また、支払いができるのは最短3営業日後となっているので、計画的に利用しましょう。

請求書カード払い JCB×Digital Garageで利用できるクレジットカードは、JCB発行のオリジナルカードだけです。

他の国際ブランドはもちろん、加盟店発行のJCBカードも利用できないので、普段からJCBオリジナルカードを利用している人は利用を検討するとよいでしょう。

Biz Forward請求書カード払い

Biz Forward請求書カード払い

運営会社 株式会社Biz Forward
契約方法 オンライン
先延ばしできる最長期間 60日
対応国際ブランド VISA、Mastercard、JCB
請求書の支払いスピード 最短2営業日
利用者 法人・個人事業主
審査の有無 無し
必要書類 無し
手数料 2.8%

株式会社Biz Forwardはマネーフォワード、三菱UFJ銀行、三菱UFJファクターが共同で出資しているジョイントベンチャーです。

請求書カード払いサービスのほか、ファクタリング、請求書作成サービスなどを運営しています。

大手企業3社が共同で運営しているサービスですので、安心して利用できる点が大きな特徴です。

また、手数料が2.8%と相場よりも低いので、手数料を抑えて請求書カード払いサービスを利用したい方にも向いています。

入金までは最短2営業日ですが、支払日は5日/10日/15日/20日/25日/末日のいずれかなので、タイミングによっては支払いが5営業日先になってしまう点に注意してください。

請求書カード払い by GMO

請求書カード払い by GMO

運営会社 GMOペイメントゲートウェイ株式会社
契約方法 オンライン
先延ばしできる最長期間 60日
対応国際ブランド Visa、MasterCard、アメックスのビジネス・カード
請求書の支払いスピード 最短即日
利用者 法人・個人事業主
審査の有無 無し
必要書類 無し
手数料 3.0%
最低手数料として1,500円

大手インターネット企業のGMO傘下の上場企業であるGMOペイメントゲートウェイが運営する請求書カード払いサービスです。

最短即日支払いに対応しているので「今日支払いをしたい」という状況でも、支払いが間に合う可能性があります。

また、アメックスのビジネスカードが利用できる数少ない請求書カード払いサービスです。

アメックスビジネスカードは付帯サービスが非常に充実しているので事業の決済用カードとして利用している方も多いですが、請求書カード払いには利用できないサービスがほとんどです。

請求書カード払い by GMOであれば、アメックスビジネスカードにも利用できるので、普段からアメックスビジネスカードを利用している方は、請求書カード払い by GMOの利用を検討しましょう。

NP掛け払い 請求書カード払い

NP掛け払い 請求書カード払い

運営会社 株式会社ネットプロテクションズ
契約方法 オンライン
先延ばしできる最長期間 60日
対応国際ブランド VISA、MasterCard、JCB
請求書の支払いスピード 最短3営業日後
利用者 法人・個人事業主
審査の有無 無し
必要書類 無し
手数料 3%

NP掛け払い 請求書カード払いは、NP掛け払いを展開する、株式会社ねットプロテクションズが運営する請求書カード払いサービスです。

NP掛け払い 請求書カード払いも大手法人向け決済サービス業者の株式会社デジタルガレージと運営しているのでセキュリティ等のシステムの安心感があります。

日本国内の法人が発行する請求書であれば、どんな支払いにも対応できるので、仕入れが外注費だけでなく、さまざまな支払いに対応可能です。

手数料は3%と平均的です。入金までには最短3営業日と、やや時間がかかるので、時間に余裕をもって計画的に利用するようにしてください。

請求書支払い代行サービス

請求書支払い代行サービス

運営会社 三井住友カード株式会社
契約方法 オンライン
先延ばしできる最長期間 40日
対応国際ブランド VISA、Mastercard
請求書の支払いスピード 最短5営業日
利用者 法人・個人事業主
審査の有無 無し
必要書類 無し
手数料 3%

大手カード会社の三井住友カードが運営する請求書カード払いサービスです。

大手カード会社が直接運営しているサービスですので、他社よりも安心感があります。

利用できるクレジットカードは三井住友カード発行のものだけでなく、国内発行のVisa、Mastercardブランドのクレジットカード、デビットカード、プリペイドカードであれば全て利用できます。

クレジットカードだけでなくデビットカードやプリペイドカードまで利用できる点は大きな特徴です。

手数料も3%と平均的ですので、コストを抑えて請求書カード払いを利用できます。

ただし、先延ばしできるのは最大で40日と短めで、申込から支払いまでに最短5営業日も必要です。

取引先への支払いに時間がかかるので、時間的な余裕をもって計画的に利用するようにしてください。

請求書カード払いサービスの選び方

請求書カード払いサービスは次のような視点で自社にあった業者を選択するとよいでしょう?

  • 取引先への支払期日に間に合うか
  • 利用しているカードは使えるか
  • 個人事業主やフリーランスも利用できる
  • 手数料が相場の範囲内か
  • 申込手続きは簡単か

サービスによって支払期日や使えるカードの種類が異なるので注意が必要です。

請求書カード払いサービスの選び方について詳しく解説していきます。

取引先への支払期日に間に合うか

請求書カード払い業者を選ぶ際に最も重要なことの1つが、取引先への支払期日に間に合うかどうかという点です。

請求書カード払いを利用する人の多くが、取引先へ期日通りに支払うお金がないのですから、取引先への支払いに間に合うかどうかは非常に重要です。

そして、請求書カード払い業者は業者によって取引先への支払期日が異なります。

例えば、「支払期日が明日」というケースでは、最短即日支払いに対応している業者であれば期日には間に合います。しかし最短3営業日支払いの業者では支払期日に間に合いません。

業者によって支払期日と支払日は異なるので、請求書カード払いサービスを選ぶ際には、「支払日に間に合う業者か」という視点で選択しましょう

利用しているカードは使えるか

利用しているクレジットカードが使えるかどうかについても請求書カード払いサービスを選択する際には非常に重要です。

請求書カード払いサービスによって利用できるクレジットカードの国際ブランドは異なります。特にアメックスやダイナースなどの国際ブランドを利用できる請求書カード払いはそれほど多くありません。

利用を検討している請求書カード払いサービスで、自社が利用したいクレジットカードが使えるかどうかも必ず確認してください。

個人事業主やフリーランスも利用できる

個人事業主やフリーランスの方は、個人事業主やフリーランスも利用できる請求書カード払いサービスを利用しましょう。

請求書カード払いサービスの中には法人しか利用できないものがあります。

このようなサービスに個人事業主やフリーランスが申し込んでも利用できないので、個人事業主やフリーランスの方は、まずはご自身が利用できるサービスかどうかを確認するようにしてください。

手数料が相場の範囲内か

請求書カード払いの手数料が相場の範囲内であることも確認しましょう。

請求書カード払いサービスの手数料は3%前後が相場です。

5%を超えるような手数料を設定する業者は悪徳業者の可能性が高いでしょう。

そもそも請求書カード払いには審査がないので、クレジットカードの限度額に空きさえあれば、ほぼ必ず利用できます。

わざわざ手数料の高い業者と取引するメリットは何もないので、手数料が相場の範囲内であることを確認したうえで申し込みをおこなってください。

申込手続きは簡単か

請求書カード払いサービスの申込手続が簡単で必要書類が少ないことも確認しましょう。

多くの業者が簡単な情報を入力するだけで、提出書類なしで請求書カード払いの利用ができます。

業者によっては提出書類がいくつかあるところもあるので、簡素に契約したい方は、できる限り書類の提出がなく簡単に申し込める業者を選択するようにしましょう。

請求書カード払いサービスの利用が向いている場面

請求書カード払いサービスは、適切なタイミングで利用することによって資金繰りを安定させ、取引先にも期日に遅れることなく支払いがでいます。

請求書カード払いサービスは次のような場面で活用できます。

  • 手元にお金がないが取引先への支払いがある
  • 銀行融資の審査に落ちた
  • 支払サイトを延長して資金繰り改善したい
  • 支払いはクレジットカードにまとめたい
  • 直近で大きな資金の流出がある

支払いができないときだけでなく、資金繰りを改善したいときにも請求書カード払いサービスは活用できます。

どんな場面で活用できるのか、詳しく見ていきましょう。

手元にお金がないが取引先への支払いがある

手元にお金がないタイミングで、取引先へ支払いをしなければならないときには請求書カード払いが向いています。

請求書カード払いであればクレジットカードに空き枠さえあれば、カードの枠を利用して取引先への支払いができます。

手元にお金がないからと言って取引先への支払いを怠ってしまったら、取引先からの信用を失い取引継続が困難になる可能性があるでしょう。

手元にお金がないときでも、期日通りに支払いをおこなうことによって、取引先との関係を壊すことなく取引ができる点が、請求書カード払いのメリットです。

銀行融資の審査に落ちた

銀行融資の審査に落ちてしまった方も請求書カード払いの利用に向いています。

請求書カード払いはクレジットカードに空き枠さえあれば、審査なしで利用できます

銀行融資の審査に落ちて、取引先へ支払うお金がないという方も、請求書カード払いを利用すれば審査なしで取引先への支払いが可能です。

審査に通過できない方も、請求書カード払いであれば支払いはできるので、資金繰り改善に寄与します。

支払サイトを延長して資金繰り改善したい

支払サイトが早い取引先に対する支払いだけを請求書カード払いで支払うことで、支払サイトの延長が可能です。

「毎月、この取引先だけは支払いのタイミングが早くてきつい」という支払いがあるのであれば、当該取引先に対する支払いのみを請求書カード払いへ切り替えれば資金繰りは改善します。

取引先に対して支払サイトの延長を交渉することは簡単ではありませんが、請求書カード払いを利用すれば簡単に支払サイトの延長が可能です。

支払いはクレジットカードにまとめたい

会社のさまざまな支払いをクレジットカードにまとめたい場合も請求書カード払いは有効です。

クレジットカードで支払いをおこなうことによって、会計システムと連携し、自動で仕訳がおこなわれるなどのさまざまなメリットがあります。

経理の事務効率化のために、会社の支払いをクレジットカードにまとめている会社は少なくありません。

請求書カード払いを利用すれば、取引先への支払いもクレジットカードにまとめられるメリットがあります。

会社の支払いをできる限りクレジットカードに集約させたいと考える方にも、請求書カード払いはおすすめです。

直近で大きな資金の流出がある

直近に大口の資金が流出する可能性がある事業者の方にも請求書カード払いが向いています。

請求書カード払いを利用することで、預金や現金の流出を先延ばしにできるので、手元現金が減少しません。

直近に大口の支払いが待っており、できる限り現金を使いたくないという方には、請求書カード払いを利用することで、現金を流出させることなく、支払いができます。

直近で大きな資金の流出の予定がある方にも請求書カード払いがおすすめです。

請求書カード払いについてよくある質問

請求書カード払いについてよくある質問は以下のとおりです。

  • 取引先がクレジットカード払いに対応していても請求書カード払いは活用できますか?
  • 請求書カード払いで支払うと領収書はもらえますか?
  • オリコの請求書カード払いサービスはありますか?
  • 請求書カード払いの審査がないのはなぜでしょうか?
  • 請求書カード払いでポイントはたまりますか?

取引先がクレジットカード払いに対応していても請求書カード払いは活用できますか?

取引先がクレジットカード払いに対応していても、請求書カード払いの利用はできます。

しかし、わざわざ3%程度の手数料を支払って請求書カード払いを利用する意味はどこにもないでしょう。

取引先がBtoBクレジットカード払いに対応しているのであれば、BtoBクレジットカード払いを利用すれば手数料が発生しないためです。

そもそも取引先がクレジットカード払いに対応しているのであれば、クレジットカードを利用して直接支払ってしまった方がよいでしょう。

請求書カード払いで支払うと領収書はもらえますか?

領収書はもらえません。

そもそもクレジットカードで料金を支払うと金銭の授受が伴わないので領収書の発行はおこなわれないのが原則です。

会計の際にはクレジットカードの利用明細で証明書類になりますし、どうしても領収書が欲しい場合には取引先に言って発行してもらうことも可能です。

オリコの請求書カード払いサービスはありますか?

オリコも請求書カード払いサービスを取り扱っています。

オリコのサービスは手数料3%、最短5営業日入金などの特徴があります。また、手数料無料キャンペーンを実施していることもあるので、このようなタイミングを活用することで非常にお得に請求書カード払いを利用できます。

請求書カード払いの審査がないのはなぜでしょうか?

利用時にクレジットカードで代金を決済すれば、請求書カード払い業者はクレジットカード会社から確実に料金を受け取れるためです。

つまり、リスクを負うのはクレジットカード会社で、請求書カード払い業者にはリスクはありません

クレジットカードで代金決済ができれば、クレジットカード会社にはリスクがないので、請求書カード払いサービスは審査なしで利用できます。

請求書カード払いでポイントはたまりますか?

利用代金×クレジットカードのポイント還元率で計算された数のポイントが貯まります。

還元率の高いクレジットカードを利用すれば、その分実質的な請求書カード払いの手数料負担を軽減できます。

せっかく請求書カード払いを利用するのであれば、還元率の高いクレジットカードを使用し、多くのポイントを受け取りましょう。

まとめ

請求書カード払いとは、業者を介してクレジットカードで取引先への代金を支払える方法です。

最大60日間支払期日の延長ができ、手元に資金がなくても取引先への支払いを期日通りにおこなえる点が大きな特徴です。

ただし、業者によって取引先までの支払日数や、対応しているクレジットカードが異なります。

自社にとって最適なサービスを選択し、適切に活用することで、企業の資金繰り円滑化が期待できます。

緊急時に備えて請求書カード払いという支払方法があることを頭に入れておきましょう。

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