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誰でも通るファクタリングが存在しない理由とは?審査通過率の高いおすすめファクター13選

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この記事は約28分で読めます。

ファクタリングへ申し込む事業者の中には「銀行の融資審査に落ちてしまった」という方も多いのではないでしょうか?

ファクタリングの中にはこのような人に向けて「誰でも通る」と広告しているものも多いですが、このようなファクタリングへ申し込むことは危険です。

結論的に言えば、真っ当なファクタリングで誰でも通る商品など存在しないためです。

誰でも通ると謳っているファクタリングは、実際には違法業者である可能性も高いので十分注意しましょう。

誰でも通るファクタリングが存在しない理由と、審査通過率の高い、おすすめのファクタリング会社をご紹介していきます。

誰でも通るファクタリングは存在しない

誰でも通るファクタリングは存在しません。

資金を提供するファクタリング会社にとって「売掛債権を買い取る」という行為には一定のリスクがある以上、必ず審査が行われるためです。

誰でも通るファクタリングが存在しない理由について、まずは解説していきます。

ファクタリングでは審査が行われる

ファクタリングでは審査が必ず行われます。

売掛債権とは一定の期日に代金を受け取る権利のことです。

しかし、100%代金が支払われる保証は、どのような売掛債権でもありません。

そのため、ファクタリングでは必ず審査が行われます

審査が行われる以上は、審査に落ちる人もいるわけですので、「誰でも審査に通る」と言い切ることはできません。

売掛債権の信用がなければ審査に通らない

ファクタリングで重視されるのは、売掛債権の信用です。

ファクタリング会社とすれば、買い取った売掛債権が期日通りに支払われれば問題なく代金を回収できるので、「本当に期日通りに支払われるのか」という点が審査では重点的に確認されます。

審査で「期日通りに支払われるかどうかが不透明」とされた場合には、審査に落ちることもあります。

必ず審査に通るファクタリングはファクタリング会社のリスクが大きいため存在しません

「誰でも通る」の広告に注意

「必ず審査に通る」「誰でも通る」などの広告には十分に注意しましょう。

ファクタリングでは審査は必ず行われ、審査が行われる以上は審査落ちする事業者も存在するのであれば、誰でも審査に通ることなどあり得ません。

「誰でも通る」「必ず審査に通る」など100%審査に通ることを広告している業者は違法業者の可能性が非常に高いと言えます。

中には、貸金業者の登録もしていないのに、違法金利で実質的な融資を行う、いわゆる闇金も混じっています。

一度、そのような業者と取引をしてしまうと、督促や利息の支払いに非常に苦しむことになるので、くれぐれも違法業者と取引はしないようにしてください。

ファクタリングで審査が行われる4つの理由とは

ファクタリングでは必ず審査が行われます。

審査を行うことはファクタリング会社にとって、次の4つの理由から、非常に重要なことであるためです。

  • ファクタリングは償還請求権なしで行われるから
  • リスクに合わせた手数料を設定する必要があるから
  • ファクタリングには二重譲渡や架空債権のリスクがあるから
  • 2社間ファクタリングでは代金の流用リスクがあるから

ファクタリングでは審査が行われる4つの理由について、詳しく解説していきます。

ファクタリングは償還請求権なしで行われるから

ファクタリングは償還請求権なしで行われるのが基本です。

償還請求権とは、債権譲渡(ファクタリング)後に、売掛債権がデフォルト(回収不能)した場合に、その代金を債権を譲渡した者(申込企業)へ請求する権利です。

ファクタリングでは、高い手数料を支払う代わりに売掛債権のデフォルトリスクも一緒に売却していると解されているため、償還請求権なしで行われます。

つまり、もしもファクタリング後に売掛債権がデフォルトとしても、ファクタリング会社は代金を申込企業へ請求できません。

ファクタリング会社にとっては、売掛債権がデフォルトした場合の損失を100%負わなければならないので、ファクタリングを実施する前に「デフォルトリスクはどの程度か」という点をしっかりと審査しなければ、思わぬ損失が生じて、ファクタリング会社の経営そのものに大きな悪影響を及ぼすことになります

ファクタリング会社に大きな損失が生じないためにも、審査は必須だと言えます。

リスクに合わせた手数料を設定する必要があるから

ファクタリングは償還請求権なしで行われるため、ファクタリング会社にとってリスクのある取引です。

ファクタリング会社は売掛債権のリスクを引き受ける対価として手数料を受け取っていると言えるでしょう。

そのため、ファクタリングではリスクに合わせた手数料を設定する必要があります。

リスクの高い売掛債権には高い手数料を設定し、リスクの低い売掛債権には低い手数料を設定することで、万が一、売掛債権がデフォルトしても想定外の損失が生じないよう、リスクに備えることができます。

「売掛債権のリスクがどの程度か」を把握して、適切な手数料を設定するために、ファクタリングでは審査が必須です。

ファクタリングには二重譲渡や架空債権のリスクがあるから

ファクタリングは売掛債権という目に見えない資産を売買する取引です。

売掛債権が目に見えないからこそ、ファクタリングには次の2つのリスクがあります。

  • 二重譲渡:同じ売掛債権を複数のファクタリング会社へ売却する
  • 架空債権:そもそも存在しない架空の債権を存在するかのようにして売却する

請求書を偽造すれば、このような違法行為は比較的簡単に実行可能です。

ファクタリング会社とすれば、このような債権を買い取ってしまったら代金を回収できない可能性が非常に高いため、「申込企業に問題がないか」「本当に実在する債権か」などもしっかりと審査する必要があります。

二重譲渡や架空債権の買い取りを防ぐためにも、ファクタリングでは審査が必須になっています。

2社間ファクタリングでは代金の流用リスクがあるから

2社間ファクタリングでは、申込企業が売掛先企業から支払われた代金をファクタリング会社へ送金せずに自社で流用してしまうリスクがあります。

2社間ファクタリングは売掛債権の期日になると、通常通りに売掛先企業から申込企業へ代金が支払われ、その代金を申込企業がファクタリング会社へ送金することで、ファクタリング会社の回収が完了します。

売掛先企業に秘密で取引する2社間ファクタリングでは、代金が一度申込企業へ経由してしまうのです。

この際、申込企業の資金繰りが苦しかったり、そもそも悪意があったりする場合には、ファクタリング会社へ代金を支払わずに流用したり、持ち逃げするリスクがあります。

このような事態を防ぐため、2社間ファクタリングの審査では「申込企業が信用できる企業かどうか」も確認しなければなりません。

申込企業が抱えるリスクをチェックするためにも、ファクタリングでは審査は必ず必要です。

審査通過率が高い!審査が緩いファクタリング会社13選

必ず審査に通るファクタリングはありませんが、審査に通りやすいファクタリング会社は少なからず存在します。

安心して利用でき、審査の通過率が高いと評判のファクタリング会社は次の13社です。

  • QuQuMo
  • アクセルファクター
  • 日本中小企業金融サポート機構
  • ベストファクター
  • LINK
  • ビートレーディング
  • ZIST
  • ピーエムジー
  • OLTA
  • GMO BtoB 早払い
  • ペイトナーファクタリング
  • ラボル
  • PayToday

審査に通りやすく安全に利用できるおすすめのファクタリング会社の概要や特徴を詳しく解説していきます。

QuQuMo

取扱いサービス 2社間ファクタリング
ファクタリング手数料 1%~14.8%
入金スピード 最短2時間
買取限度額 無制限
URL https://ququmo.com/

QuQuMoはオンライン契約に特化したファクタリング会社です。

申込から資金化まで完全非対面でオンラインにて契約が完結します

また、契約手続きは弁護士ドットコムが監修しているクラウドサインにて行うので、情報流出などの心配をすることなく、安心して非対面契約が可能です。

メールフォームだけでなく、LINEでも問い合わせができるので、非対面で売掛債権を資金化したい事業者の方はまずは問い合わせてみましょう。

 

アクセルファクター

取扱いサービス 2社間ファクタリング、3社間ファクタリング
ファクタリング手数料 3社間:2%〜
2社間:5%〜
入金スピード 最短即日
買取限度額 無制限
URL https://accelfacter.co.jp/

アクセルファクターは、店舗型のファクタリング会社として、信頼が非常に厚いファクタリング会社です。

2社間ファクタリングの契約は基本は店頭契約ですが、最近ではオンライン契約に力を入れており、取り扱うファクタリングの実に半分が即日資金化に対応しています。

日本マーケティングリサーチ機構の調査で「安心して利用できるファクタリング」部門でNo.1に選ばれているので、初めてファクタリングを利用する事業者の方も安心して利用できます。

日本中小企業金融サポート機構

取扱いサービス 2社間ファクタリング、3社間ファクタリング、医療報酬債権買取
ファクタリング手数料 2%〜10%
入金スピード 最短即日
買取限度額 無制限
URL https://www.chushokigyo-support.or.jp/lp02/

日本中小企業金融サポート機構は、法人形態が株式会社ではなく一般社団法人という非常に珍しいファクタリング会社です。

一般社団法人は、株式会社のように必ずしも営利を追求するものではないため、手数料が低めに設定されており、上限10%と非常にリーズナブルなコストで資金調達できます。

また、日本中小企業金融サポート機構は、コンサル業も積極的に営んでおり、M&Aや事業承継のサポートや補助金や助成金の申請手続のサポートも行っています。

国が認定した経営革新等支援機関でもあるので、中小企業の支援のプロフェッショナルです。

ファクタリングのみならず、資金繰り全般について安心して相談できるでしょう。

ベストファクター

取扱いサービス 2社間ファクタリング、3社間ファクタリング
ファクタリング手数料 3社間:2%〜
2社間:5%〜
入金スピード 最短即日
買取限度額 無制限
URL https://bestfactor.jp/

ベストファクターは、2社間・3社間の買取ファクタリング、診療報酬ファクタリング、また関連サービスであるBEST PAYで注文書買取サービスを行っています。

対面型のファクタリング会社として非常に幅広く商品を取り扱っているのが特徴です。

また、従業員の金融に対する知識が非常に深いので、ファクタリングによる資金調達だけでなく財務や資金繰り全般についてのサポートを受けられると評判です。

契約には対面が必要になるので、即日資金化できるのはベストファクターのオフィスに当日中に訪問できる東京近郊の方だけになります。

しかし遠方の事業者に対して訪問も行っているので、対面型で安心できるファクタリング会社を希望する方はまずは相談してみましょう。

LINK

LINK|ファクタリング

取扱いサービス 2社間ファクタリング、3社間ファクタリング
ファクタリング手数料 2%~14.9%
入金スピード 最短即日
買取限度額 1億円以下
URL https://jbl-link.com/neo7.jbl-link.com/index.html

LINKは日本ビジネスリンクスという会社が運営するオンライン完結型のファクタリングサービスです。

上限手数料は14.9%とキャップがかかっているので、低めの手数料で利用できます。

それに加えLINKは乗り換えに力を入れており、他社からの乗り換えで手数料をさらに優遇すると明記しています。

現在、すでに他のファクタリング会社を利用しており「手数料が高い」と感じている方はLINKへ相談することによって手数料が下がる可能性があるでしょう。

契約は完全オンライン完結ですので、地方に所在する企業の方も相談してください。

ビートレーディング

取扱いサービス 2社間ファクタリング、3社間ファクタリング
ファクタリング手数料 3社間:2%~9%
2社間:4%~12%
入金スピード 最短即日
買取限度額 無制限
URL https://betrading.jp/

ビートレーディングは、東京・大阪・福岡・仙台の4ヶ所に拠点を構えており、買取規模、知名度などで日本有数の規模を誇るファクタリング会社です。

国内のファクタリング会社の中でも、パイオニア的な存在と言っても過言ではないほど有名で、メディアにもたびたび登場しています。

ファクタリングの専門会社として、専門性が非常に高く、2社間ファクタリング、3社間ファクタリング、注文書ファクタリングなど、請求書や注文書を資金化できるものについてはほぼ全て対応していると言っても過言ではありません。

専門会社として、担当者の知識レベルも高く、対応も良好で、初めてファクタリングを利用する人も非常に安心して取引可能です。

手数料についても2社間で上限が12%程度と店舗型のファクタリング会社としてはかなり低くなっています。

オンライン契約にも対応しているため、当日中にビートレーディングのオフィスへ訪問できない人でも、最短即日で資金調達できます。

ZIST

取扱いサービス 2社間ファクタリング、3社間ファクタリング
ファクタリング手数料 3社間:2%〜5%
2社間:3%〜10%
入金スピード 最短即日
買取限度額 30万円〜5,000万円
URL https://zist.co.jp/

ZISTは、事業資金調達・経営改善サポートなどの企業経営アドバイザー業務を専門に行う会社です。

主には経営分析・経営計画策定・社員教育などを行っており、その一環としてファクタリング業務も行っています。

本業がファクタリングではないので、手数料が非常に低く設定されており、2社間でも上限は10%と、クラウドファクタリング並みの低さで資金調達できます。

店舗型のファクタリング会社に分類されますが、リモート面談にも対応しているので最短即日で入金できます。

ピーエムジー

取扱いサービス 2社間ファクタリング、3社間ファクタリング
ファクタリング手数料 3%〜8%
入金スピード 最短即日
買取限度額 〜2億円
URL https://p-m-g.tokyo/

PMG(ピーエムジー)は、ファクタリングとコンサルを行う会社として、業界内で最も歴史が長い会社の1つで平成27年に創業しています。

創業2〜3年という会社が多い中、10年近い業歴があるのは安心できる証拠です。

PMGは大阪と福岡に支社を構え、営業所は全国に7箇所も構えている全国規模の大きな会社です。

ファクタリングだけでなく、コンサル事業も行っており企業に対して資金繰りのサポートから資金提供までトータルの支援を行っています。

そのため、手数料が非常に低いのが特徴で、上限手数料は業界最低水準の8%です。

コンサル会社として担当者の知識レベルも非常に高いため「安心できるファクタリング会社と取引したい」という方にはPMGがおすすめです。

OLTA

取扱いサービス 2社間ファクタリング
ファクタリング手数料 2〜9%
入金スピード 最短即日
買取限度額 無制限
URL https://www.olta.co.jp/

OLTAはオンライン完結型の「クラウドファクタリング」の草分け的な存在で、今やファクタリング会社として国内最大レベルの規模を誇る企業です。

民間の銀行とも数多く提携している会社ですので「ファクタリングは怖い」と考えている方も、銀行が提携するほどの安心企業であるOLTAであれば、安心して取引できるでしょう。

請求書や本人確認書類をアップロードするだけで申込が完了し、1営業日以内には審査の回答があります。

誰にも会わずに低い手数料で安心してファクタリングを利用したい方は、オンライン完結型のパイオニアであるOLTAへ相談してみましょう。

GMO BtoB 早払い

取扱いサービス 2社間ファクタリング・3社間ファクタリング
ファクタリング手数料 1〜10%
入金スピード 最短2営業日
買取限度額 100万円〜1億円
URL https://www.gmo-pg.com/lpc/hayabarai/

GMO B to B 早払いは、大手IT企業であるGMOグループが提供するファクタリングサービスです。

2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの取り扱いがあり、契約する企業には専任の担当者が1人配属されます。

担当者と資金繰りや財務状況などを相談した上で、最適なファクタリングを利用できます。

審査は非常に丁寧に行うので最短2営業日の時間がかかり、契約にも面談が必須ですが「担当者とじっくり相談をしながら安心できるファクタリングを利用したい」という方にはGMO B to B早払いが向いています。

ペイトナーファクタリング

取扱いサービス 2社間ファクタリング
ファクタリング手数料 10%
入金スピード 最短10分
買取限度額 1万円〜上限なし
URL https://paytner.co.jp/factoring

ペイトナーファクタリングは少額とオンライン契約に特化したファクタリングサービスです。

請求書や通帳の写しなどの必要書類をWEB上にアップロードするだけで、なんと最短10分で審査回答が通知され、即振り込みを受けられます

急いで資金が必要な方には最も適したファクタリングサービスだと言えるでしょう。

また、1万円からの少額買取に対応しているので、事業規模の小さな個人事業主やフリーランスでも審査に通る可能性の高いファクタリングです。

「数万円程度の資金が不足しているからすぐに資金調達したい」というスモールビジネス事業者の方にペイトナーファクタリングは向いています。

ラボル

取扱いサービス 2社間ファクタリング
ファクタリング手数料 10%
入金スピード 最短即日
買取限度額 1万円〜上限なし
URL https://labol.co.jp/

ラボルは東証プライム上場企業であるセレスが運営するオンライン完結型のファクタリングサービスです。

「ファクタリング会社は怖い」「闇金とどう違うの?」などと不安を感じている人も多いですが、東証プライム上場企業が運営しているサービスであれば安心して利用できます。

審査回答は最短30分で、1万円から資金化できるため、急いで資金が必要な小規模の事業者に向いているサービスです。

安心できる企業からファクタリングで資金調達したいと考えるスモールビジネス事業者の方にラボルはおすすめです。

PayToday

取扱いサービス 2社間ファクタリング
ファクタリング手数料 1%~9.5
入金スピード 最短30分
買取限度額 上限なし
URL https://paytoday.jp/

PAYTODAYはAIが審査を行うことで有名なファクタリングサービスで「AIファクタリング」を自称しています。

AIが審査を行うので非常に審査時間が早く、最短30分で完了します。

さらに、AIが審査を行うため人件費にかかるコストを節約できるので、上限手数料は9.5%と低いのが大きな特徴です。

入金までは最短30分ですので、急いで資金が必要な事業者に向いていますし、買取上限額も設定されていないので、規模の大きな企業でも短時間で資金調達できる可能性もあります。

累計買取金額は100億円を超えているので、多くの企業が利用する安心できるファクタリングサービスだと言えるでしょう。

審査が緩いファクタリング会社の選び方

審査に通りやすいファクタリング会社にはいくつか特徴があり、特徴を押さえているファクタリング会社を選択することで、より確実に資金調達ができるでしょう。

審査が緩いファクタリング会社の特徴は次の5点です。

  • 必要書類が少ないファクタリング会社
  • 申込から入金までオンライン完結
  • 手数料の上限が高い会社
  • 買取上限額が少ない会社
  • 個人事業主やフリーランスも利用できるファクタリング会社

特徴をしっかりと押さえて、確実に審査に通過できるようにしましょう。

必要書類が少ないファクタリング会社

提出する必要書類が少ないファクタリング会社は審査が緩い傾向があると言われています。

  • 請求書
  • 本人確認書類
  • 通帳のコピー

提出する書類がこれら3点のファクタリングサービスは、売掛債権の実在性を通帳で確認し、売掛債権が期日通りに支払われるかを通帳のコピーから簡単に確認しているだけだからです。

反対に、決算書や売掛先企業との基本契約書の提出までも求めるファクタリングは審査が厳しいと言えます。

申込企業の業況についてもしっかりと審査し、売掛先企業との取引年数なども確認しているためです。

必要書類ができる限り少ないファクタリング会社を選択すれば、自社の業況が悪いような企業でもファクタリング審査に通過できる可能性があるでしょう。

申込から入金までオンライン完結

申込から入金までオンライン完結のファクタリング会社も審査がそれほど厳しくないと言われています。

オンライン完結のファクタリング会社では、必要書類も少なく、「審査時間は最短30分」などと審査時間の短さを売りにしている傾向があるためです。

このようなオンライン完結型ファクタリング会社では、そこまで厳格には審査を行っていない可能性があります。

審査に自信がないのであれば、申込から入金までオンラインで完結するファクタリングサービスを契約しましょう。

手数料の上限が高い会社

手数料の上限が高いファクタリング会社も審査はそれほど厳しくないと言われています。

手数料はファクタリング会社にとってリスクヘッジですので、高い手数料を設定すれば、それだけ高いリスクを取ることができます

つまり、上限手数料が高いファクタリング会社は、手数料の低いファクタリング会社では審査に通過できない売掛債権も売却できます。

ファクタリング審査に落ちたら、より手数料の高いファクタリング会社へ申し込みをすることで審査に追加できる可能性があります。

買取上限額が少ない会社

買取上限額が少ないファクタリング会社も審査はそれほど厳しくありません。

少額の売掛債権を買い取っているということは規模の小さな事業者も顧客にしているということですので、業況が安定している大手企業だけを相手にするわけではありません。

一般的に売上規模の小さな業者の方が、経営状況は不安定ですので、買取上限額が少ないファクタリング会社の方が、審査に通過しやすい傾向にあります。

ファクタリング会社によっては「100万円以上」などと高額な買取上限額が設定されていることもあれば「1万円以上」と低めに設定されていることもあります。

審査が緩いファクタリングサービスを利用したいのであれば、買取上限額が低いファクタリング会社へ相談しましょう。

個人事業主やフリーランスも利用できるファクタリング会社

個人事業主やフリーランスでも利用できるファクタリング会社の方が審査が緩い傾向があります。

ファクタリング会社の中には法人のみしか取り扱いのない会社もありますが、このようなファクタリング会社はある程度規模が大きく安定している企業のみを顧客としている可能性があるので、業況が不安定で小さな企業は審査に通過することが難しくなります。

また、法人のみの取り扱いとしている企業は債権譲渡登記の設定をファクタリング実施の条件としていることが珍しくありません。

債権譲渡登記は法人のみしか設定できないので、個人事業主やフリーランスに対する取り扱いをしていないのです。

個人事業主やフリーランスへの取り扱いを行っているファクタリング会社は、債権譲渡登記なしでファクタリングを実施することを前提としているため、比較的審査が緩い傾向にあります。

審査が緩いファクタリングサービスを利用したいのであれば、債権譲渡登記なしで利用できるファクタリングサービスを探しましょう。

ファクタリング審査に通過するポイント

ファクタリング審査に通過したいのであれば、ファクタリング会社選びだけでなく、あらかじめポイントを押さえて準備をしておくことが重要です。

ファクタリング審査に通過するポイントは次の4点です。

  • 優良企業の売掛債権をファクタリングする
  • 3社間ファクタリング利用する
  • 期間が短い売掛債権をファクタリングする
  • 身の丈にあった金額を希望する

ファクタリング審査に通過するために押さえておきたい4つのポイントを詳しく解説していきます。

優良企業の売掛債権をファクタリングする

複数の売掛債権を手元に持っているのであれば、できる限り優良企業の売掛債権をファクタリングしましょう。

ファクタリング審査で最も重視されるのは売掛債権の信用です。

売掛債権の回収に「問題がない」と判断されれば審査に通過できますし、デフォルトリスクが極めて低いと判断される売掛債権であれば低い手数料が適用されます

業況がよい企業、大手企業、上場企業、官公庁などに対する売掛債権は、一般的に考えて「デフォルトリスクが極めて低い」と判断されます。

審査にスムーズに通過して、低い手数料でファクタリングを利用したいのであれば、優良企業の売掛債権をファクタリングしましょう。

3社間ファクタリング利用する

自社の業況に自信がないのであれば、3社間ファクタリングを利用しましょう。

3社間ファクタリングは、申込企業、売掛先企業、ファクタリング会社の3社で契約を行い、売掛債権の期日になると売掛先企業がファクタリング会社に対して直接代金を支払います。

2社間ファクタリングのように代金が申込企業を経由しないので、ファクタリング会社にとっては代金流用のリスクがなくなります。

また、あらかじめ売掛先企業の同意を得て契約するため、二重譲渡や架空債権のリスクも大きく軽減されます。

売掛先企業の中にファクタリングに同意をしてくれる企業があるのであれば、3社間ファクタリングを利用した方が審査通過の可能性が高いでしょう。

期間が短い売掛債権をファクタリングする

入金期日までの期間が短い売掛債権をファクタリングしましょう。

一般的に期日までに時間がある方が、未入金のリスクは高まります。

売掛債権の支払期日までに経営状況が悪化して、売掛債権が支払われない可能性があるためです。

そのため、期間までの時間が短い売掛債権の方がファクタリング会社にとってのリスクは軽減され、審査に通過できる可能性は高くなり、低い手数料が適用されるでしょう。

短期的に資金が必要なだけであれば、できる限り期間が短い売掛債権をファクタリングしましょう。

身の丈にあった金額を希望する

高額な金額を希望すると、審査が厳しく行われる可能性があります。

そのため、調達希望金額は必要最小限として、身の丈にあった金額を希望した方がよいでしょう。

金額の異なる複数の売掛債権を保有しているのであれば、その中で最も金額が低い売掛債権をファクタリングすることで審査に通過できる可能性は高くなります。

申し込む金額は必要最小限の身の丈にあった金額とすることで審査通過の可能性は高くなるでしょう。

ファクタリングの審査に落ちる3つの理由

次のいずれかに該当してしまうとファクタリングの審査に落ちてしまう可能性が高まるため注意が必要です。

  • 売掛先企業に信用がない
  • 売掛先企業との取引履歴が浅い
  • 売掛債権の支払いサイトが長い

審査落ちを避けるため、どんな企業や売掛債権は審査に落ちる可能性が高いのか、詳しく見ていきましょう。

売掛先企業に信用がない

売掛先の企業に信用がないケースでは審査に落ちる可能性が非常に高いと言えます。

ファクタリングは売掛債権を売却して資金調達する方法で、売掛先企業からファクタリング会社は資金を回収します。

そのため、売掛先企業が「期日通りに代金を支払うかどうか分からない」としか判断できないような信用のない企業であれば、審査に通過できない可能性が非常に高いでしょう。

赤字、債務超過など、業況が悪い企業の場合は、売掛先企業に信用がないので審査に通過できない可能性があります。

売掛先企業との取引履歴が浅い

ファクタリングで売却する予定の売掛先企業との取引履歴が浅い場合は、審査で不利になります。

申込企業と売掛先企業の取引履歴が浅い場合には、売掛先企業が期日通りに代金を支払うかどうかが不透明だからです。

ファクタリングの審査では通帳の写しを提出する場合が多いですが、通帳の写しはこれまでの入金が期日通りに行われているかを確認しています。

取引履歴が浅いと、通帳の履歴から取引履歴を確認できないため、売掛先企業が信用できるかどうか不透明です。

そのため、場合によっては取引履歴の浅い企業の売掛先企業に対する売掛債権では審査に通過できない可能性があります。

売掛債権の支払いサイトが長い

売掛債権の支払いサイトが長い場合も、ファクタリング審査では不利になります。

支払期日までの時間が長いと、期日までに売掛先企業の業況が悪化してしまう可能性があるので注意が必要です。

そのため多くのファクタリング会社では「期日3ヶ月以内」などと決められています。

期日の長い売掛債権はファクタリング会社にとってのリスクが高いので、ファクタリングの審査に落ちる可能性があるでしょう。

まとめ

必ず審査に通るファクタリングは存在しません。

審査はファクタリング会社にとっても損失を免れて、適切な手数料を設定するために必要なものだからです。

そのため、違法業者ではないファクタリング会社は必ず審査を行います。

「必ず審査を通る」と謳っている業者は違法業者の可能性が非常に高いと判断し、取引をしないようにしてください。

必ず審査に通るファクタリング会社は存在しませんが、審査に通過しやすいファクタリング会社は存在します。

  • 必要書類が少ないファクタリング会社
  • 申込から入金までオンライン完結
  • 手数料の上限が高い会社
  • 買取上限額が少ない会社
  • 個人事業主やフリーランスも利用できるファクタリング会社

これらの特徴を押さえているファクタリング会社は、比較的審査に通過しやすいと言えるでしょう。

審査に通りやすいファクタリング会社は数多くあるので、特徴を押さえて自社のニーズに合ったファクタリング会社へ申込をしてください。

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