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title: でんさいとは？メリット・デメリットをわかりやすく簡単に解説
date: 2022-11-15T11:40:58Z
modified: 2026-10-09T23:46:17Z
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  - ファクタリングの仕組み
author: 高橋 聡
timestamp: 2026-10-09T23:46:17Z
tags:
  - ファクタリングの仕組み
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取引先から「支払いをでんさいに切り替えたい」と言われた。あるいは、紙の手形が使えなくなると聞いて代わりを探している。そうした流れででんさいを調べ始めた方が多いと思います。

でんさいは、手形の役割をそのままオンラインに移した決済手段です。印紙税がかからず、分割して譲渡でき、紛失の心配もありません。ただし自社と取引先の双方が利用登録していないと使えません。

でんさいの仕組み、手形との違い、メリットとデメリット、導入の手順、そして紙の手形がいつ使えなくなるのかが分かります。

でんさいをあつかう記事の役割



| 記事 | わかること |
| --- | --- |
| この記事でんさいとは | でんさいそのものの仕組み。手形との違い、メリットとデメリット、導入手続き、取引の流れ |
| [でんさいと](https://best-pay.jp/wp-content/uploads/wp-mfa-exports/post/densai-factoring-difference.md)[ファクタリング](javascript:void(0))の違い | 資金化したいときの比較。償還請求権の所在、でんさい割引との使い分け、資金化のタイミング別の選び方 |
| [一括ファクタリングとは](https://best-pay.jp/wp-content/uploads/wp-mfa-exports/post/post-bulk-factoring.md) | 支払企業が導入する一括決済方式の仕組みと、でんさいとの関係 |

受け取ったでんさいを期日前に現金化したい場合は、2番目の記事に判断の手順があります。



## でんさい（電子記録債権）とは｜手形をオンラインに置き換えた決済手段

でんさいは「電子記録債権」の通称で、株式会社全銀電子債権ネットワーク（でんさいネット）が取り扱う金銭債権です。手形と同じように支払いに使えて、譲渡も割引もできます。違うのは、現物が存在しないことです。

全国銀行協会は2013年にでんさいネットを稼働させました。利用は年々広がっており、**利用者登録数は569,854社**、**発生記録請求額は年間50兆915億円**に達しています。

出典：[でんさいネット公式サイト](https://www.densai.net/)（利用者登録数は2025年度末時点、発生記録請求金額は2025年度実績。2026年10月9日確認）

でんさいでできること

でんさいには4つの使い方があります。支払いのために**発生**させる。受け取ったでんさいを別の支払いに**譲渡**する。必要な金額だけ**分割して譲渡**する。期日前に銀行で**割引**して現金化する。手形でできたことは、ほぼそのままできます。



## 紙の手形は2027年3月末で使えなくなる

でんさいを検討する理由として、いま最も大きいのが手形の廃止です。

金融庁の資料によると、**2026年度末までに電子交換所における手形・小切手の交換枚数をゼロにする**ことが最終目標とされ、**2027年度初から電子交換所での手形・小切手の交換が廃止**されます。銀行界は「手形・小切手機能の全面的な電子化に向けた自主行動計画」を策定して対応を進めています。



| 時期 | 起きること |
| --- | --- |
| 2026年1月1日 | 中小受託取引適正化法が施行。手形による支払いが禁止され、支払期日は受領日から60日以内と定められた |
| 2026年9月30日 | 多くの銀行がこの日を手形用紙の最終的な交付・振出の期限に設定した |
| 2026年度末 （2027年3月） | 電子交換所における手形・小切手の交換枚数をゼロにすることが目標 |
| 2027年度初 | 電子交換所での手形・小切手の交換が廃止される |



出典：[金融庁｜手形・小切手の電子化](https://www.fsa.go.jp/policy/tegatakogitte/tegatakogitte.html)（2026年10月9日確認）。最終振出期限は金融機関ごとに異なります。

手元に手形が残っている場合

交換が廃止されるのは2027年度初です。それまでに取り立てまたは割引を済ませる必要があります。期日が2027年3月を越える手形を受け取っている場合は、取引銀行に取り扱いを確認しておく時期です。**支払う側としては、多くの銀行で2026年9月30日を最終振出期限としているため、新たに振り出すことはすでにできなくなっています。**



## でんさいと手形の違い

でんさいは手形の問題点を解消する形で設計されています。できることはほぼ同じで、違うのは現物があるかどうかと、それに伴う手間とコストです。



| 項目 | でんさい | 紙の手形 |
| --- | --- | --- |
| 形 | 電子的な記録のみ | 現物が発行される |
| 印紙税 | かからない | 金額に応じてかかる |
| 分割 | 必要な金額だけ分割して譲渡・割引できる | 分割できない |
| 紛失・盗難 | 起きない | 発行や搬送の過程で起こりうる |
| 取り立て | 期日に自動で入金される | 銀行へ取り立てを依頼する |
| 保管・搬送 | 不要 | 保管費用と郵送費がかかる |
| 二重譲渡 | 記録で管理されるため起きない | 起こりうる |
| 利用の前提 | 自社と取引先の双方が利用登録していること | 当座預金口座があること |
| 今後 | 継続して利用できる | 2027年度初に交換が廃止される |



支払いが滞ったときの扱いも手形に似せてあります。**6か月以内に2回の支払不能を起こすと取引停止処分**となり、2年間はでんさいネットを債務者として利用できず、参加金融機関からの借入もできなくなります。手形の不渡り処分と同じ考え方です。

## でんさいを使うメリット

### 印紙税がかからない

手形には金額に応じた印紙税がかかります。でんさいにはかかりません。1枚あたりの金額は大きくなくても、毎月何十枚も発行していれば年間で相当な額になります。発行手数料は金融機関ごとにかかるため、そこは比較が必要です。

### 必要な分だけ分割して使える

手形は額面のまま譲渡するか割り引くかの二択でした。でんさいは**分割して譲渡・割引ができます**。500万円のでんさいを受け取って、200万円だけ外注先への支払いに回し、残りは期日まで持つ、といった使い方ができます。資金繰りの調整幅が広がります。

### 事務の手間が減る

手形は発行、押印、封入、郵送、保管という工程が必要でした。でんさいは支払情報を入力して承認すれば、期日に自動で引き落とされます。受け取る側も、通知を確認して内容を承認すれば、期日に自動で入金されます。取り立ての依頼は不要です。

### 紛失も盗難も起きない

記録として存在するだけなので、現物をなくす心配がありません。災害で滅失することもありません。

### 個人事業主でも利用できる

手形は当座預金口座が必要でしたが、でんさいは金融機関の審査を通れば個人事業主でも利用できます。利用の条件は次のとおりです。



| 条件 | 内容 |
| --- | --- |
| 居住 | 日本に居住していること |
| 口座 | 窓口金融機関に決済用の預金口座を持っていること |
| 反社会的勢力でないこと | 暴力団員等に該当しないこと |
| 行為能力 | 行為能力の制限を受けていないこと |
| 支払能力 | 債務者として利用する場合は、支払能力があること |



ただし開業届を出していない個人は利用できません。法人か個人事業主であることが前提です。

## でんさいを使ううえで不利になること

### 取引先も利用登録していないと使えない

これが最大の制約です。でんさいは自社だけで始められません。**支払う側と受け取る側の双方が利用登録している必要があります**。取引先に導入してもらう交渉が必要になる場面があります。

取引先がでんさいを使っているかどうかは、でんさいネットの「お取引先でんさい利用状況検索サービス」で調べられます。

### 事前の申し込みと審査がいる

窓口となる金融機関に利用を申し込み、審査を受けて契約する手順が必要です。すぐに使い始められるものではないため、手形の期限に合わせるなら早めに動くことになります。

### 手数料はかかる

印紙税は不要でも、発生記録や譲渡記録の手数料は金融機関ごとにかかります。金額は金融機関によって差があるため、取引銀行の料金表で確認する項目です。

### 小規模な事業ではコスト削減の効果が出にくい

でんさいの利点は、印紙税と事務負担の削減に集中しています。もともと手形の発行枚数が少ない事業では、削減できる額も小さくなります。**手形をほとんど使っていなかった事業者にとっては、振込で足りる場合もあります**。

### 会計処理の手順が変わる

受取手形・支払手形として処理していたものを、電子記録債権・電子記録債務として扱うことになります。勘定科目の設定と仕訳の変更が必要です。会計ソフトの対応状況も確認する項目です。

## でんさいの導入手続き



| 順 | やること | 内容 |
| --- | --- | --- |
| 1 | 窓口金融機関に申し込む | 自社が口座を持つ金融機関に、でんさいの取り扱いを確認して申し込む。利用申込書、印鑑証明書、登記事項証明書（個人事業主は住民票）などが必要 |
| 2 | 審査を受ける | 審査基準は金融機関ごとに異なり、公開されていない。所要期間も金融機関によって差がある |
| 3 | 利用契約を結ぶ | 利用者・窓口金融機関・でんさいネットの3者で契約する。留意事項の説明を受ける |



でんさいネットには金融機関を通じて間接的にアクセスします。いま取引している銀行がそのまま窓口になるため、新たに口座を作る必要はありません。都市銀行、地方銀行、信用金庫、信用組合、JA、商工中金などが参加しています。

少額・小規模向けの「でんさいライト」

でんさいネットは、従来のでんさいより導入の負担を抑えた「でんさいライト」も提供しています。手形の廃止に合わせて移行先を探している小規模な事業者は、窓口金融機関に取り扱いの有無を確認できます。



## でんさいを使った取引の流れ



| 段階 | 支払う側 | 受け取る側 |
| --- | --- | --- |
| 発生 | 支払情報を入力し、内容を承認する | 通知を受け取り、内容を確認して承認する |
| 譲渡（任意） | — | 受け取ったでんさいを、必要な金額だけ分割して外注先などへ譲渡できる |
| 割引（任意） | — | 期日前に現金化したい場合、銀行に割引を依頼する |
| 支払期日 | 口座から自動的に引き落とされる | 自動的に入金される。譲渡していれば、残額と譲渡先にそれぞれ振り分けられる |



譲渡するときに注意したい点があります。**でんさいを譲渡した場合、譲渡した側は原則として保証人になります**。支払企業が期日に払わなければ、譲渡した側が支払義務を負います。手形の裏書と同じ扱いです。

この保証の有無が、ファクタリングとの決定的な違いになります。比較の詳細は[でんさいとファクタリングの違い](https://best-pay.jp/wp-content/uploads/wp-mfa-exports/post/densai-factoring-difference.md)にまとめています。

## でんさいを期日前に現金化する方法

受け取ったでんさいを期日より前に現金化したい場合、方法は2つあります。



| 項目 | でんさい割引 | ファクタリング |
| --- | --- | --- |
| 対象 | 受け取ったでんさい | でんさいになる前の売掛債権や注文書 |
| 窓口 | 銀行などの金融機関 | ファクタリング会社 |
| コスト | 割引料（低い） | 手数料（高い） |
| 支払企業が払えないとき | 自社が買い戻す（保証人になる） | 原則として自社の負担はない |
| 審査で見られる先 | 主に自社の決算内容 | 主に売掛先の支払能力 |
| 借入枠 | 銀行の割引枠を使う | 借入枠に影響しない |



コストだけを見ればでんさい割引のほうが有利です。ただし**自社の決算内容が審査され、支払企業が倒れたときの責任も残ります**。赤字や債務超過で割引枠が取れない場合や、回収リスクを手元に残したくない場合は、ファクタリングが選択肢になります。

どちらを選ぶかの判断手順は[でんさいとファクタリングの違い](https://best-pay.jp/wp-content/uploads/wp-mfa-exports/post/densai-factoring-difference.md)で整理しています。

 [でんさいになる前の注文書で資金化できるか確認するBESTPAY｜受注段階の注文書・発注書に対応・最短翌日](https://best-pay.jp/wp-content/uploads/wp-mfa-exports/page/procurement-form.md)電話での相談は [0120-927-565](tel:0120927565)（平日10時〜19時）



## でんさいについてよくある質問

### 取引先がでんさいを使っているか調べられますか

調べられます。でんさいネットが「お取引先でんさい利用状況検索サービス」を提供しており、取引先がでんさいを利用しているかを確認できます。導入を打診する前に調べておくと、話が早く進みます。

### でんさいは分割して使えますか

使えます。受け取ったでんさいを必要な金額だけ分割して、別の支払いに充てたり割り引いたりできます。手形にはなかった機能です。

### でんさいを譲渡したら、自社の責任はなくなりますか

なくなりません。でんさいを譲渡すると、譲渡した側は原則として保証人になります。支払企業が期日に払わなければ、譲渡した側に支払義務が生じます。責任を手元に残したくない場合は、ファクタリングとの比較が必要です。

### 個人事業主でも利用できますか

利用できます。金融機関の審査を通ることが条件です。ただし開業届を出していない個人は対象外です。

### 手形からでんさいに切り替えると会計処理はどう変わりますか

受取手形は電子記録債権、支払手形は電子記録債務として処理します。勘定科目の設定と仕訳の変更が必要になるため、顧問税理士と会計ソフトの対応状況を確認する項目です。

### 支払いが遅れるとどうなりますか

手形の不渡りと同じ扱いになります。6か月以内に2回の支払不能を起こすと取引停止処分となり、2年間はでんさいネットを債務者として利用できず、参加金融機関からの借入もできなくなります。

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| [でんさいとファクタリングの違い](https://best-pay.jp/wp-content/uploads/wp-mfa-exports/post/densai-factoring-difference.md) | 償還請求権の所在、でんさい割引との使い分け、資金化のタイミング別の選び方 |
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| [一括ファクタリングとは](https://best-pay.jp/wp-content/uploads/wp-mfa-exports/post/post-bulk-factoring.md) | 支払企業が導入する一括決済方式の仕組みと、でんさいとの関係 |
| [ファクタリングとは](https://best-pay.jp/wp-content/uploads/wp-mfa-exports/post/what-is-factoring.md) | 売掛債権を売って資金化する仕組みの全体像 |
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## まとめ：手形の期限が決まっている以上、切り替えの検討は早いほうがいい

でんさいは手形の役割をオンラインに移した決済手段です。印紙税がかからず、分割して使え、紛失の心配もありません。期日には自動で決済されるため、取り立ての手間もなくなります。

制約は、自社と取引先の双方が利用登録していないと使えないことです。導入には金融機関への申し込みと審査が必要で、すぐに使い始められるものではありません。

紙の手形は2027年度初に電子交換所での交換が廃止されます。多くの銀行では2026年9月30日が最終的な振出期限に設定されました。**支払手段として手形を使ってきた事業者は、すでに切り替えが必要な段階に入っています**。

受け取ったでんさいを期日前に現金化したい場合は、でんさい割引とファクタリングの比較になります。コストは割引が有利ですが、支払企業が払えなかったときの責任が自社に残る点が違います。

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## Topics

**カテゴリー:** [ファクタリングの仕組み](https://best-pay.jp/wp-content/uploads/wp-mfa-exports/taxonomy/category/factoring.md)